名古屋から電車で行く北横岳テン泊登山。


- GPS
- 27:47
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 874m
- 下り
- 1,604m
コースタイム
- 山行
- 3:37
- 休憩
- 2:12
- 合計
- 5:49
- 山行
- 7:37
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 9:04
天候 | 1日目 晴れのち曇り(夜はやや強風) 2日目 晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
JR:千種7:06-しなの1号-8:57塩尻9:00-鈍行-9:21茅野 アルピコ交通バス:茅野10:25-11:28北八ヶ岳ロープウェイ http://www.alpico.co.jp/access/suwa/ ロープウェイ:10分おき運転 http://www.kitayatu.jp/ 帰り アルピコバス:小三室16:25-17:10茅野 JR:茅野18:41-19:10塩尻19:19-しなの24号-21:12千種 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山道 ・縞枯山付近 雨池までトレースがあったようだ。 ピークへの夏道は雪により這って進まないといけない場所があり。 テン泊装備だとザックを下ろさないと進めない。ここで相当タイムロスした。 トレースは多数あるが樹林が濃く進めなくなる。夏道を進むしかなさそう。 ・茶臼付近 初日午後でトレース麦草峠まであり。登山ルートはたいていトレースがあった。 茶臼から山頂駅までのルートは夏道を外すと踏み抜きが多く苦労した。 茶臼をトラバースの麦草方面(299号)へ向かう道もスキートレースがあった。 ・雨池山方面 縞枯からはトレースが見えたが翌日北横岳登山中に聞いたところでは、 ヒュッテ側からのトレースはなしとのこと。 ・北横岳から亀甲池/大岳 歩く人は少なく、ともにトレースなし。亀甲池へのルートは傾斜厳しく登りは相当きつそう。 トラバースなど、スノシュー(ライトニングアッセント)大活躍。 ワカンだと膝くらい埋まりそうでラッセルも大変だろう。 下りで楽ではあったが、雪でリボンもたまにしか見つからず、ルートファインドに苦労した。 遠回りになるが大岳のが楽だったかも。稜線ルートだし(岩稜なのでアイゼン歩行になるが)。 ・亀甲池〜双子池周辺 一応一人分のトレースがあり。蓼科〜大岳とまわってきた人たちと合流した。 北横岳上からは大河原〜竜源橋までのトレースも見えた。 竜源橋まで地味に長く、たまに踏み抜きがある。ワカンくらいないとつらいだろう。 ■小屋 縞枯山荘・北横岳山荘ともに営業中。(平日は休みあり) http://kitayoko.fine.to/ http://www.lcv.ne.jp/~simagare/ 北横は寄っていませんが縞枯山荘はうどん800円・ビール350が500円でした。 |
写真
装備
個人装備 |
プロモンテ VL-23(冬張)
NANGA AURORA 750(シェラフ)
U.L.コンフォートシステム エアパッド150+ピロー(シェラフマット)
銀マット
ツェルト
スキー服上下(雨具防寒兼用)
mont-bell ULダウン ジャケット(防寒具)
フリース(NORTH FACE)
Snow Peak GigaPower ギガパワーマイクロマックス(×2個)
プリムス クッカー コッヘル
BlackDiamond ReVolt(ヘッデン)
予備電池
食事3食分
行動食2食
非常食1食分
水1L
ゼリー飲料×2
ビール500ml×1
防寒用品(予備含む)
PENTAX K-5(一眼)
Lightning Ascent(スノシュー)
kajitax 12本爪アイゼン
ピッケル
無名ストック
無名三脚
象印500MLテルモス
総重量21-22kg
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感想
冬山の場合、自車がFRスポーツカーでスタッドもなく、レンタカーばかり借りてました。
しかし殆ど単独行のため、最近中央道の運転に飽きてきて、電車で登山に行ってみました。
前に一度北ア・南アで二回に行ったことはあり、今回は3回目。
名古屋は長野方面の深夜バスはなく(スキーバスはあるけど)、朝一の「しなの」乗車。
自分で運転しないのはなんと気楽なのか!車の運転は嫌いではないのだけど新鮮だ。
金額もレンタカーを借りることを考えるとそう変わらない。
ただ駅から登山口への移動を考えると厳しく、朝一から山で動けないのはダメリットだ。
縦走したいときは良いと思うが‥。名古屋はこの辺中途半端で不便だなぁと思う。
今回は前日日本酒を飲みまくったので二日酔い。
うとうとしていると塩尻、乗り換えて鈍行で茅野駅着。
バスの待ち時間にうどん食べたり駅のコンビニで行動食を購入。
バス停は関東方面からの人だろう、大混雑だった。バスに揺られお昼前にロープウェイ着。
スキー(ボードが多い)客と一緒に山頂駅へ。やっと静かになる‥
と思いきやさすが北横岳、ツアー客も多く、人だらけ。さっさと縞枯山荘へ向かう。
山荘に近づき、やっと静かになった。山荘でビールを買い足し、縞枯山へ。
北横岳は一度来たことあるがその際は時間切れで登れなかったので念願である。
しかし‥すぐに遭遇したトンネルに閉口。テントを背負っている自分には苦行である。
結局下ろすしかなく、先に潜ってからポールをひっかけてザックを引っ張った。
この作業で20分はロスしたと思う。おまけに踏み後だらけで行きどまりに二回突き当たる。
どんだけ二択誤ってんの‥(ちなみに翌日も誤りまくった)
縞枯山頂ですっかりヘロヘロになったが今日は茶臼付近でテントを張るつもりだったのでOK。
展望台でまったりして茶臼の鞍部へ。サクッとテントを張り、茶臼へ‥
のはずが、一度掘った場所がイマイチでテン場を二回掘る羽目に。
やっと設営。麦草まで往復できるだろうと早々に茶臼へ行く。
あまり時計を見ずに麦草へ。えらい今日は早くから焼けるな?
と思ったら一時間時計見間違えてた!慌てて山頂へ戻るがアーベン終わってた(泣)
翌朝に期待してテントへ戻る。日が沈むと鞍部も意外に風が吹き始めた。
ビールはシャーベットになっていて、バーナーで溶かして飲んだ。
風の音はけっこう大きいが雪壁のおかげでテントはほとんど煽られず、静かだった。
朝目覚め、ごはん食べて外に出るとなんとガスっている!
泣きそうになりながら一応山頂に登ると綺麗なモルゲンを見ることができた。
間近にないと色は映えないが最近こういった景色はご無沙汰だったので大満足。
茶臼付近は風が強く三脚を忘れたため写真を撮るのに難儀した。
下山して、テント撤収。ポールを山頂に忘れて取りに戻る。
テントを担いで出発。 ‥またポールを忘れてテン場に戻る。ほんと何やってんの。
朝一のロープウェイより先に北横岳へ向かうつもりだったが、もう無理。
しかもロープウェイまでの縞枯の巻き道で3回ほど穴に落ちた。
テントを背負っているとマジで出れない‥ザック下ろしてステップきって‥
蓼科へ縦走予定だったが、最早絶望的。だらだら歩くことにしたら気が楽になった。
やっと坪庭に戻り、軽荷の人が多い中、北横岳へ登る。人がワラワラ出てくる。
北横岳山頂は混み込みしていたので大岳と迷ったが、時間も押してきたので亀甲池へ。
この山行で初のノートレースである。やっぱり雪山はこうでなくちゃ。
地図や時折現れるリボンを見ながら標高を下げる。ときどき穴に落ちる。
‥案の定、途中から思ったように進んでおらず大きくルートを外していた。
iphoneのGPSで見るとかなりずれていた。
樹林帯だしこのまま下っても良いが、縞枯山の例もあり、夏道を探さざるおえない。
ルート補正でまた苦労したが、なんとか夏道に出た。ここからものすごい下り勾配だった。
雪崩がおきそうである。樹林を慎重につなぎ、やっと池に降り立つことができた。
池に立つとトレースが見えてほっとした。少しすると4人組が歩く姿も見えた。
無雪期には枯れていなければ立つことができない池の上で休憩。
あとは楽勝だろう、と蓼科方面へ向かうと、トレースは一人分のみだった。
4人組の人は後から聞いたところ前日蓼科山荘から歩いてきたそうだ。
ここから下山までほとんどこの4人パーティと同じペースで歩いていた。
スノシューなのでときどきトレースを外して夏道を辿ったりしてやっと天祥原。
登山はじめたばかりの頃、蓼科の下山で使って迷いかけた場所である。なんだか懐かしい。
どうやらサングラスを落としていたようで4人組の方が拾ってくださった。ありがたや。
あとはとにかくダラダラと進み、やっと道路が見えたときは達成感に満たされた。
蓼科山に登れなかったのは残念だったが‥蓼科は3回も登っているので十分だ。
ということでここから車道歩き。
追いついた4人組はタクシーを呼んでいた、スキー場に車があるそうだ。
バス停まで先は長い‥終バスの前に乗れるかと思ったが乗れず!温泉は諦める。
バス停に着くがロープウェイの下は車通りが多く、落ち着かないのでもう少し歩くことにした。
除雪された雪でバス停が埋まっていたのか、2-3つ、余分にバス停を歩いてしまった。
まだ進んでも良かったが電車に乗ることも考え身なりを整えてバスを待つ。
やっと来たバスに乗り、茅野へ。前日と違い客は少なく、席には余裕があった。
しかし茅野での乗継が厳しいとわかっていたので一番前で。
降りてすぐ切符を買いに行ったが並んでいて切符が変えず!
あずさは行ってしまった‥。次の鈍行を待ち、まったりと帰る。
塩尻でビールと駅弁を買い、まったりと名古屋へ帰ったのでした。
行くたびに思うのですが、電車登山はホントに良いものですね。
また機会があれば行きたいものです。昔のように寝台特急とか夜行復活しないかなぁ〜
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