日光白根山
- GPS
- 05:59
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,458m
- 下り
- 1,439m
コースタイム
天候 | 曇り&晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【湯元温泉バス停〜前白根山】 ・ゲレンデ上部(白根沢沿い)から外山鞍部まで急登+420m。 ・外山鞍部まで木の根多い、段差大きい。手を使う必要あり。 ・外山鞍部から前白根山までは快適。 【前白根山〜奥白根山】 ・前白根山の降りはザレ。 ・避難小屋先から奥白根山山頂までは岩ゴロ。高度感あり。 【奥白根山〜五色山】 ・弥陀ヶ池までは岩ゴロ降り。難しくはない。 【五色山〜湯元温泉バス停】 ・五色山から先は笹ヤブ優勢。ルートは明瞭だが足元は要確認。 ・粘土質で滑りやすい。 ・雨で登山道が抉れて段差が滅茶苦茶大きい。手を使う必要あり。 |
写真
感想
高校時代の仲間に会いに茨城の取手まで行く事に。遠回りになるが日光白根山でハイキングをしてから行こうと計画した。
4時過ぎ駐車場に到着し準備を済ませ、4時40分頃元気よくスタート。
車道を歩いて行き、湯元温泉登山口から先はスキー場ゲレンデを歩く。白根沢に突き当たり暫くすると斜度が増し、外山鞍部まで+420mの急登となる。
ルート前半での急登は嫌いではないが、今回はなかなかのものだった。木の根が剝き出しで張り出し、登山道は削られ段差が大きく所々で木の枝や根を掴み攀じ登る事になった。
樹林帯の中は景色も乏しく、汗だくになりながら足を動かし高度を稼いでいく。
鞍部に出たら右に進むとダケカンバが多くなり植生が変わり、雰囲気も明るくなってくる。
前白根山の手前辺りで振り返ると男体山やMt.Fujiが見えた。
前白根山登頂〜。
正面には奥白根山、眼下には五色沼が見える。ターコイズブルーの水面は陽が当たれば更に輝いて見えるのだろう。
やや風があり寒いのでカッパを着てから避難小屋へ降る。小屋まで降りたら辺りはハンゴンソウが群生していて黄色のお花畑だ。奥白根山の山体に取付くと今度はマルバタケブキの群生に変わる。E2350mを過ぎると森林限界となり岩ゴロとなる。難しくはないが振り返り見下ろすと結構な高度感だ。
陽が出てきて風がやんだのでカッパを脱ぐ。山頂直下では今年初のトウヤクリンドウに出会った。
奥白根山登頂〜。
皇海、赤城、浅間、武尊、男体はよく見える。Mt.Fuji、筑波、八ヶ岳連峰、前穂、奥穂も薄っすらだが見える。尾瀬、上越国境方面は残念ながらガスで見えない。
眼下の湖沼を抱く山体は雄大だ。その景色を見ながら朝ごパンでエネ補給。
景色も堪能したので帰りの周回へと向かう。先ずは弥陀ヶ池まで降る。池の手前左側は植生保護をしている。中にはシラネアオイの葉もあった。
五色山に向かい登って行くと奥白根山の東面にきれいなY字のシュートが現れた。あれが東面ルンゼか?山頂から少し南に落としノッチを超えてから左俣なら滑れるか。。。考えるとワクワクする。
五色山から中ツ曽根方面ルートで降る。出だしからヤブくストックで掻き分け足元を確認しながら進む。石も多くあるので下手に踏んで捻挫などしたくない。
国境平を過ぎるとヤブはマシになるが、雨等で登山道が侵食され段差が大きく、手を使いながら降りる。しかも足元は粘土質で滑るのでスピードは出せない。一歩一歩確実に降って行く。
E1850m辺りでサル軍団に出会う。
サル語の会話が飛び交い、周囲にはサルが沢山いる。自分には分からない言葉で襲撃計画でもしているのではないかと不安になる。
サル包囲網を突破し、急斜面を下降したら緩斜面の癒しの森となる。森を抜けると中ツ曽根登山口から林道へ出る。駐車場までテクテクしたら無事下山。
山行中、ほぼ陽は差さず太陽に体力を削られる事はなかった。
今回はルート策定以外の事前情報はほぼ無しで臨んだ。日光という場所柄から楽なハイキングと決め込んでいたが歩いて納得。決してお気軽なハイキングコースではないです。
出だしの急登、岩ゴロの登下降、ヤブヤブ等々。。。
しかし登れば山頂からは碧い水面の湖沼の数々、360°山々のパノラマとご褒美はある。
お疲れ様でした。
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