記録ID: 582544
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沢登り
丹沢
中川川水系大滝沢支流 コタン沢
2015年01月31日(土) [日帰り]
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- GPS
- --:--
- 距離
- 2.9km
- 登り
- 272m
- 下り
- 261m
天候 | 晴れ時々曇り(さほど寒くない) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■丹沢限定沢登り記録集 http://mt-farm.info/tanzawakiroku.html ■中川川水系大滝沢支流 コタン沢 西丹沢大滝沢水系だと「マスキ嵐沢」「鬼石沢」(大滝沢本流)がメジャーで その他「藤嵐沢」「沖箱根沢」「地獄棚沢」が登られている。 コタン沢(小谷沢か?)は大滝橋から林道を入って藤嵐沢よりも一本手前の 左岸に合わさる小沢で、下流は堰堤群、中盤から上流に5mクラスの滝が2つ ある。 出合は見落としがちだが、取水パイプもあるので、水を汚さないようにしたい。 遡行グレード:1級上 ただし640mに出てくる5m滝は直登厳しく、積雪もあったので、左岸を そのまま高巻き尾根に逃げた。 ‖臑豢兇ら大滝沢林道へ入り東海自然歩道を進んで、林道が大滝沢の右岸から 左岸へ渡る橋が峰山橋だが、橋を渡る100mほど手前の対岸から細い水量で 合わさるのがコタン沢です。 合流点下流に釜を持った2×4m滝と幅広のナメ、合流点に2m四方の サイコロ岩があります。 コタン沢出合両岸は柵で囲まれており、取水管もあることから水を汚さないよう 配慮が必要。 すぐに2段2m滝。両岸に取水管パイプあり。教蕁棔 その後ゴルジュの中に2段1.5m、CS2段1.5mと小滝が続きます。 大滝沢林道と再び合わさるまでの区間、木製の堰堤が4つほど。 3番目の堰堤直下にある2m滝は左コーナーに縄ロープが2本下がっていて これを頼りに登ります。A0、卦蕁次 4つの木製堰堤にはすべて右側に手摺りありますが、1番目堰堤の一部の手摺り が緩かったので注意。 再び出会う林道の橋下は排水口になっていて、水量も今日は少なかったので 中を潜らせていただきました。 N啼擦魏瓩ると左手に低いけれどクライミングに面白そうな壁があり またまた木製堰堤が2基連続します。 先ほどと同じように右側にある手摺りを使って越えます。 ナメを挟んで少しあけて出てくる堰堤は石積コンクリ型。 と、今度は手摺りなどなく、左コーナーの倒木沿いの壁と続くザレを クライミングチックに登って巻きます。(卦蕁次 少しで標高575m二俣。水のしょぼい左沢には8m滝が架かっていました。 本流の右沢へ進みます。 だ兩磴涼罎乏けた長さ15mほどのナメを見て、右(東南東)から涸れ支沢が 入ると、初めて大き目の滝、3段5m(2+1.5+1.5×3m)が登場します。 渓流シューズなら登れなくもなさそうですが、今日は積雪対策のトレッキング シューズでスメアリングに難があるので、高巻きを探りました。 右岸を戻るようにザレをカッティングしながら登り、落ち口方向へトラバース して巻きました。 と、落ち口に立つと流芯左にトラロープが埋もれがちに架かっていましたが 下からは確認できなかった。 ズE戮賄殘擇根を下に張り巡らした2m滝。 左コーナーを直登しましたが、根に頭を押さえられたり、そこに付いた泥に まみれたりでなかなか厄介もの。(卦蕁 続いて幅広2m滝はスラブなので、グローブを脱ぎ素手でカチを取っての ちょいクライミング。日射しが暖かかったのでよかった。(卦蕁次 左手に安定気味の崩壊地をやり過ごし、長さ5mナメ、2×4m小滝を ステミングして越えると、標高620m二俣です。 620m二俣は計画段階ではどちらにしようか現場判断予定だったのですが 左俣は地形図通り急峻な3段12m棚(水チョロチョロ程度)なので 沢床の低い本流と思われる右俣へ進みます。 右俣ももう水はチョロチョロです。 すぐの堰堤はやはり石積み型で近づいてみると手摺りも巻き径もなし・・・。 左コーナーは50度くらいの岩床状で渓流シューズならスメア利かして行けそう ですが、今日の靴では厳しいー。 右コーナーは砂岩の脆いバンドに乗れば石積みを登れそうなんだけれど 如何せん脆いうえにバンドが外傾していて無理! さぁて巻きを探ります。 結局620m二俣の左俣に少し入って、倒木沿いに右俣との界尾根に上がって 堰堤落ち口に向かい、キックステップでトラバースして巻きました。 Г佞ァ爾搬を整え上流を見ると「お、また滝が見える」。 近づくと2段5mでとても直登なんて無理なもの。 おまけに小さく巻く弱点も今日の積雪条件では・・・無いな。 唯一の巻きとしては、右のルンゼ登って落ち口にトラバースというところで あろうが、経験上たぶんかなり悪いと感じる。 他を探りながら試してみる(すべて左岸)が、浅いルンゼはザレなら登れそう なんだけれど、意外にナメ床なんだもの。今日の靴と条件では駄目。 じゃあその間の尾根は、と。これは急なうえに足場が脆くて、上の木まで うまいこと届くに至らず。 で結局左岸に落ち込む4本ある浅い急ルンゼのうちの下流から数えて2本目を キックステップで少々登って、2本目と3本目の間の急な尾根に上がって 雪山急斜面と同様にキックステップで登っていく。 この距離と方向だともう沢には戻れないけれど、あの滝から最後まで、もう 100mくらいしかないし、いいよね!。 名残りを惜しみながら沢を見ると、先ほどの2段5mの上にも3mありそうな 割と立った滝が見えた。 仮に5m滝登っても次の滝はまたまた厳しかったかもね。 尾根のキックステップはよい感じで決まる。 途中、根の張った崩れ気味の壁に突き当たる。 右の沢にトラバースしても行けそうだったが、沢床がナメだったら嫌だったので 壁の左脇を木登りで突破して越えました。 あとは蹴り込みながら問題なくコタン沢左岸尾根の平坦な箇所(710m)へ。 南方向へ下るとすぐに植林帯に入り、南西方向へ読図しながら下って大滝沢林道 へ下りました。 |
写真
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感想
ヤマレコにアップした沢登り記録としてはkamog500本目(だそうです。)
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