白馬鑓温泉キャンプで白馬鑓ヶ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,940m
- 下り
- 1,930m
コースタイム
天候 | 8月12日(土) 晴れ後曇り、無風・微風 8月13日(日) 晴れ後曇り、無風・微風 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
・八方から猿倉まではタクシー利用。人数が集まればバス料金とほぼ変わらないか安くなることも。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道明瞭で危険箇所などは特になし。 |
写真
感想
8月12日(土)
八方の第5駐車場には4:41に到着。割と広い駐車場だが既にほぼ満車状態。辛うじて駐車スペースを確保して朝食と準備をする。外で支度をしていると例によってタクシー相乗りのお誘いが。有り難く同乗させてもらいバスの定刻よりはだいぶ早い5:30頃に猿倉到着。GPSの電源を入れて5:35に行動開始。初めは例によって前後左右人だらけ。しかし鑓温泉の分岐を過ぎると誰もいなくなった。やはり大雪渓を登る人が多いらしく落差が激しい。無人だがよく手入れのされた登山道を進む。樹林帯歩きで展望がなく、無風なので暑くてたまらない。汗だくになって歩くので1時間に1回きっちり水分休憩を取る。小日向のコル手前付近まで上がってくると白馬三山の展望が得られるが、ガスが湧くのが早い。今日も気温が高い証拠だ。コルを過ぎると目指す鑓温泉小屋が見えるが、ここは見えてからが遠い。8時を過ぎると既に周囲はガス。午前中くらいは天気がもって欲しいが周囲が白くなる時間は早い。それでも日射がないので涼しい中で行動できるのは助かる。沢を渡る橋は3箇所あり、いずれも橋を渡る時だけは涼しく天然のクーラーだった。3つ目の橋を渡れば小屋までもう少し。小屋の下にはまだお花畑が見られた。Zさんはここで釘付けになってしまう。自分はザックが重いので、何度も止まったり動いたりしたくないので先に進ませてもらう。鑓温泉小屋のテント場には9:20に到着。ザックを置いて受付に行く。戻ってくるとZさんも到着済。周囲はガス。雨が降る雰囲気でもなかったが手早くテント設営。この日到着のテント組では一番乗りだったかもしれない。人通りが少なくて寝心地の良さそうなところを選んだが、この場所は後で知ったのがトイレの下だったこと。展望もあったし良い場所だと思ったのだが、風向きに寄ってはトイレのかなりきつい臭いが流れてきて、あまり良い場所ではなかった。初めて利用するテント場なので選定の失敗も致し方ない。
テント設置を終えサブザックに必要な物を詰め、10:20に行動再開。目指すのは一応白馬鑓ヶ岳。小屋を過ぎると鎖場が連続するがどれもそれほど厳しくはない。ただし足下は滑り易いのでその点は要注意だった。鎖場が終わるとお花畑が現れるが、既にきれいな時期は終わっていたと言ってもいいと思う。チングルマは綿毛になっていた。その他クルマユリなども咲いていた。Zさんは前日の睡眠時間が少なくて大変そう。座ってしっかり休憩して回復するかとも思ったが、安全に下ることを考えて下山することに。テントまでなら安全に戻れそうだったので、自分は単独で行けるところまで。サブザックの重量は3kg程度しかないため、身軽に動ける。お花畑をいくつか通過し稜線に近付くとコマクサが現れた。今年は当たり年なのか、コマクサをよく見掛ける。稜線にある分岐まで上がると反対側もガスで真っ白。それでも白馬鑓ヶ岳は山頂方向が見えたので向かうことに。ガラガラで歩きづらい登山道をこなして12:34に山頂に無事到着。携帯の電波は不安定だったが何とかZさんに登頂連絡。山頂付近で座って休憩したら下山開始。下りも落石に注意して進む。ザックが軽いので身も軽い。下りもコマクサを見つつ大出原を下る。さすがにこの時間だと登りの登山者はほぼいなかった。ザックの大きな下りの登山者を抜きつつ13:55にテント場到着。下山は1時間程度しかかからなかった。Zさんは既に一風呂浴びてきたとのことだったので、こちらも片付けもそこそこに温泉へ。湯温が高くて長湯は無理だったが、汗を流せてさっぱりした。
午後はテント場付近でのんびり。食事したら再度入浴。カンカン照りの状態だと暑くて仕方ないと思うが、この日はガスが出ていてちょうど良く、かと言ってダウンが必要なほど寒くもなかった。夕食後に再度入浴して18時には一旦就寝。その後目が覚めて夜空を見ると星空に天の川。午前中からガスが多かったものの雨に当たることはなく、夜は星が大変きれいだった。感激して二度目の就寝。
8月13日(日)
3:30にスマホの目覚ましで起床。夏用の薄いシュラフでも寒さを感じなかった。片付けをしつつ朝食の準備。起き抜けに飲んだ暖かい甘酒が最高だった。テントはびっしり結露していた。防水袋に入れてパッキング。5:05にテント場発。露天風呂はご来光を待つ人で溢れていた。下り始めて数分で日の出の時間。鑓温泉小屋は東面に開けているので朝天気が良いと眺望も良い。しばし止まってモルゲンロートの時間を楽しむ。日の出の時間を過ぎると暑さとの戦いが始まる。日向は既に暑くて仕方ない。樹林歩きがないとやってられないくらいに暑い。帰りも橋を3回渡って小日向のコルは登り返しになる。コルの手前で小屋は見納めになるが、コルを過ぎると白馬三山の展望が得られた。ここでも止まって写真撮影などするが、みるみるうちに雲が湧いてきた。まだ7時前の時間だが、ガスが湧く時はこの時間から湧くらしい。ガスが出ると日差しがなくなり涼しい中で下山ができる。標高が下がると花もなくなり、地味な登山道をひたすら歩くだけになる。林道に出る手前はぶなが多くて、何度も来ている白馬だがこれまであまり気付くことはなかった。8時過ぎに林道と交差。ほぼ下界に到着。少し歩き8:10に猿倉到着。9:10のバスに乗るため早めに小屋を出てきたが早過ぎた。バスまで1時間もあるが、帰りも例によってタクシーの利用ができた。往復共に余計に待つことなく先に進めた。八方の駐車場は、前日の朝は満車状態だったが日曜日の10時前はかなり空きが目立った。
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