【北穂高岳東稜】ゴジラの背

2023年08月26日(土) ~ 2023年08月27日(日)

• GPS: 24:33
• 距離: 40.2km
• 登り: 2,403m
• 下り: 2,369m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:59
• 休憩: 2:58
• 合計: 9:57

距離 19.5km 登り 1,328m 下り 543m

5:35 上高地バスターミナル
5:39 河童橋公衆トイレ
5:48 小梨平
6:20 6:26 明神館
6:30 徳本口
7:06 徳沢公衆トイレ
7:20 7:21 徳澤園
7:32 新村橋
8:15 8:34 横尾
8:51 横尾岩小屋跡
9:30 9:49 本谷橋
10:41 大崩落地
10:59 Sガレ
11:44 13:44 涸沢ヒュッテ
13:49 14:02 涸沢
14:06 涸沢小屋
15:32 涸沢小屋
15:30 涸沢

2日目

• 山行: 10:24
• 休憩: 2:08
• 合計: 12:32

距離 20.8km 登り 1,075m 下り 1,862m

4:09 涸沢
4:13 4:14 涸沢小屋
7:53 8:16 北穂高小屋
8:18 8:30 北穂高岳
8:34 8:35 北穂高岳南峰
8:40 8:46 北穂高岳・天場
10:10 10:31 涸沢小屋
10:34 11:16 涸沢
11:43 Sガレ
11:58 大崩落地
12:48 12:49 本谷橋
13:25 横尾岩小屋跡
13:49 13:54 横尾
14:33 新村橋
14:47 15:01 徳澤園
15:03 15:04 徳沢公衆トイレ
15:46 徳本口
15:58 明神館
16:29 小梨平
16:35 16:36 河童橋
16:40 上高地バスターミナル
16:41 ゴール地点

天候

8/26:晴れ時々曇り、夕方にわか雨
8/27:晴れ時々曇り、下山後小雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

さわんど第2駐車場（700円/日）に集合。
上高地へはタクシー利用（4,600円/片道）

コース状況／危険箇所等

【上高地〜涸沢】なだらかな林道歩きから徐々に勾配がきつくなり、ラスト1時間は心が折れそうになる。長い・・・、長すぎる(;'∀')

【涸沢〜東稜稜線】南稜の一般道を登り、ガレ場の途中からトラバース開始（ケルンが目印にありました）、岩は天狗沢を思えばかなり安定していて歩きやすいと感じるが、目標取り付き地点までは方向を間違えないように歩きましょう。稜線へはメンバーの安全を考え草付きルンゼを上がりましたが、夜露で濡れて滑りやすかった。

【東稜稜線〜北穂】始めはガレ場の稜線を楽しく歩く、核心部が現れ念のためロープで確保して安全に通過。クライミングする人にはあまり高度感を感じないと思うが、同行者のスキルに合わせ積極的にロープ活用を推奨。
懸垂下降の支点は、良く見る支点の他にもう1ヶ所新しいのがあり、こちらのほうが壁が立っていて降りやすいと感じました。
その後北穂までは景色を眺めなら楽しい稜線歩き、小屋が目の前に現れて驚きました。小屋のすぐ裏が山頂。

【北穂〜涸沢】一般ルートで下山。途中に梯子や鎖場がありました。

【涸沢〜上高地】割愛。

※今回の山行にあたり、フォローさせていただいているMURO777さんの記録を参考にし助言もいただきました、ありがとうございます。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5776213.html

その他周辺情報

下山後は「竜島温泉せせらぎの湯」で二日分の汗を流しました。
https://ryushima-onsen.jp/

写真

8/26 5:18

b)おはようございます、1年ぶりの上高地。
g)ここはいつも期待と緊張の入り混じった特別な場所です。

8/26 5:40

b)河童橋。

8/26 6:15

b)明神岳、いつか師匠と登りたい山。

8/26 7:07

b)爽やかな朝のテント場。

8/26 7:47

b)青空〜(#^.^#)

8/26 8:12

b)横尾山荘で休憩。

8/26 8:34

b)ここまで観光に来ても良さそう。

8/26 8:35

b)行くぜ！

8/26 8:54

b)圧巻の岩壁。

8/26 8:56

b)岩小屋跡。岩の隙間がありました。
g)ウエストンさんなどの日記に出てくる歴史の舞台ですね

8/26 9:09

b)歩いても歩いても標高が稼げない。

8/26 9:21

b)写真だとスケール感が判らない。

8/26 9:24

b)屏風岩に見送ってもらいます。

8/26 9:31

b)本谷橋。休憩適地で大勢休んでいます。

8/26 9:50

b)いよいよ登りが急になり始めます。

8/26 10:40

b)落石注意、立ち止まらずに通過しましょう！

8/26 10:41

b)日差しが痛い！

8/26 10:41

b)大キレット？

8/26 11:47

b)あと少しで・・・・。

8/26 11:50

b)涸沢ヒュッテ到着＼(^o^)／
g)この階段で足が攣りました。

8/26 12:00

b)テント受付は13時半からということなので、それまで腹ごしらえ。ラーメンは時間が掛かると言われたのでカレーにしました。

8/26 12:32

b)テント場、みんなあちこちに張り始めています。

8/26 14:00

b)豪邸完成(;^ω^)

8/26 14:08

b)翌日に備え偵察に出発！涸沢小屋はまたあとで(^^)v

8/26 14:08

b)振り返ってテント場、まだ空いてます。

8/26 14:21

b)南稜一般ルートから上がります。

8/26 14:30

b)岩々・・・。

8/26 14:36

b)クロユリスラブ、翌日朝は渋滞でした。

8/26 14:46

b)ここから右へコースを外れます、東稜が良く見えます。

8/26 14:48

b)少しトラバースして近づきます。

8/26 14:49

b)取り付き地点観察、岩稜からだと後続への落石が心配。迷惑をかけないよう、写真右下の草付きルンゼの縁から上がることにして引き返します。

8/26 14:49

b)ゴジラの背、かなり距離が短い印象。

8/26 15:56

b)偵察終えて、翌日に向けて前祝い(^_-)-☆

8/26 17:05

b)ディナータイム。

8/27 4:46

b)アタック当日、晴れてます。

8/27 5:23

b)前日に偵察した通り、写真右端まで行ってから取り付きます。

8/27 5:27

b)あともう少し。

8/27 5:27

b)振り返ったら綺麗な風景が見られました。

8/27 5:40

g)取りつき点　uさんのビレイでbさんがリードでロープを張ってくれています。

8/27 5:51

b)2ピッチ目。

8/27 5:48

b)稜線に上がり、テント場を見下ろします。

8/27 5:49

b)これから歩く稜線と、優雅に休憩するジュリアさん。
g)優雅に見えるだけで、内心ビビってます。

8/27 5:55

g)前穂をバックに朝日に映えるuさんbさん
b)緊張感のまったく無い二人。

8/27 6:02

b)稜線沿いに歩くのはもちろんですが、基部を巻いていく踏み跡もあり、導かれるまま歩いてみたら核心部の下まで行ってしまい、少し戻り直登して稜線復帰という失態。

8/27 6:21

g)稜線に復帰中

8/27 6:15

b)稜線上は安定していてあまり裏切られない、慎重に歩けば問題なし。

8/27 6:18

b)核心部が見えてきました。

8/27 6:19

b)この岩、あと何年自立していられるでしょう？？

8/27 6:21

b)もうちょっと怖そうに歩いて欲しいな(^^;)

8/27 6:31

g)bさんが小ギャップの乗り越えをロープを張ってくれています。
b)スタンスもホールドもタップリあり、足元は切れ落ちてますが安心して登れます。

8/27 6:32

g)左の壁を登って、ナイフリッジを超えて右側に移ります。途中に2か所古いアンカーが有りました。

8/27 6:26

b)核心部。
g)ぶこうざんさんにロープを張っていただいたおかげで安心して小ギャプを超えられました。

8/27 6:35

b)ジュリアさん、アッセンダー使用で通過中。

8/27 6:39

b)uchiaさんは、フォローで通過。

8/27 6:45

b)ガスが吹き上げるから、せっかくの高度感が薄らいでもったいない。

8/27 6:51

g)ナイフリッジはちょうどガスに巻かれてこの景色
b)ここだけは下りだから、歩く順番が逆でしたね。

8/27 6:51

g）uさんは余裕で越えてきます

8/27 6:55

b)懸垂下降ポイントは2ヶ所あったが、一般的な方をチョイス。
g)ここは緩いので下で絡まったロープを解きながら1番で降りました。

8/27 7:02

b)勾配が緩すぎてもう1ヶ所の方が降りやすい、クライムダウン可能というのも納得の壁でした。

8/27 7:10

b)uさんは空中懸垂も経験済みなので安心。

8/27 7:03

b)ではラストにbが下ります。

8/27 7:11

b)ラストは慎重に！

8/27 7:06

b)核心部を終え、グータッチで喜びを共感しました。

8/27 7:25

b)後続パーティーが懸垂ポイントまできました。

8/27 7:27

b)北穂への急登。

8/27 7:32

b)晴れているのに、すぐにガスが吹きあがる。

8/27 7:39

b)景色を堪能しているジュリアさん。
g)写真を撮る振りをしながら休んでいます。あっという間に差が開いていく

8/27 7:40

b)空が近い。

8/27 7:43

b)大キレットを横目に登ると・・・。

8/27 7:45

b)突然小屋が現れビックリ！

8/27 7:55

b)大キレット、お二人はとっくに踏破済！

8/27 7:56

b)笠ヶ岳が良く見えます、向こうからyちゃんが手を振ってくれたらしいのだが、残念ながら目視は不可能でした(;^ω^)

8/27 8:00

b)注文してから淹れてくれる売店のホットコーヒー、冷えた身体に染み渡ります。

8/27 8:08

b)すっごい岩壁。
g)滝谷ドームは私は絶対無理です。

8/27 8:18

b)北穂山頂、45年ぶりだと記憶が蘇りませんでした。
g)gは北穂は特別お気に入りな訳ではありませんが3年連続登ってます。

8/27 8:19

b)登頂記念写真、連れてきてくれてありがとうございました。
g)bさんuさん　連れて来ていただいてありがとうございます。

8/27 8:35

b)南稜一般ルートで下山開始。

8/27 8:44

b)雷鳥が親子で現れ、憩いのひと時。

8/27 8:49

b)標高3000m地点。

8/27 8:50

b)ゴジラの背。

8/27 8:57

b)涸沢カールを見下ろしながら。

8/27 9:23

b)梯子もありました。

8/27 9:28

b)鎖場もありました。
g)ここの鎖場は渋滞していましたね。bさんは鎖のすぐ左横を立って前を向いてスタスタ降りていきました。gは後ろ向きでオロオロクライムダウン

8/27 9:33

b)分岐のケルンまで戻ってきて、周回完了です。

8/27 9:52

b)腹減った〜・・。

8/27 10:10

b)涸沢小屋へ寄りましょう！

8/27 10:15

b)美味しくいただきます、小屋の女性がとても気さくで親切な方でした。

8/27 11:18

g)涸沢に戻って思い出の大岩の上で「ハイ　ポーズ」
b)45年前の夏山合宿で思い出の岩、当時の記憶がが蘇ります。

8/27 11:21

b)テントを撤収して下山開始、見納めに振り返ってみました。

8/27 12:36

b)本谷橋。

8/27 14:48

b)徳澤園でお決まりのコーヒーソフト、これは美味い！
g)勿論これも絶品ですが、私は幻の手作りプリンに4年間振られっぱなし

8/27 16:35

b)上高地は雨模様。

8/27 16:41

b)お二人に支えていただき無事下山、ありがとうございました。
g)お二人に連れて行って貰って登らせていただき感謝しかないです。

撮影機器：

VH210 OLYMPUS IMAGING CORP.

TG-6 OLYMPUS CORPORATION

OPPO A54 5G OPPO

感想

uchia

憧れのゴジラの背を歩いて来ました（＾＾）v
本当はチーム還暦で来年行く予定でしたが、思いがけずgさんからお声掛けいただき、年齢を重ね明日のことすら儘ならないこの身、「来年のためにも」と参加させていただきました。当初5名の予定が天候不良のため女性2名がキャンセルに。私は足手纏いにならないように小屋泊で臨みました。
北穂の東稜、取り付きまでのガレ場のトラバースが大変でしたが、天候に恵まれての岩稜歩きは超楽しかったです(*ё_ё*) 北穂小屋までの登り返しもルンルン。いえ、そんな風に言えるのもbさんがロープを出してくださったからで、安心して濡れた草付き斜面や岩稜を歩くことが出来ました。核心部はガスに巻かれてしまいましたが「ここがゴジラの背か〜」と思いながら一歩一歩。最後の懸垂下降を終えるとヤッタネ!!とばかりに3人でグータッチ。あれこれ迷ったけど来て良かった〜♪
こんな素敵な機会を作ってくださったgさん、抜群のルーファイと重いロープを背負い安全に確保してくださったbさんのお陰です。お2人には感謝の気持ちでいっぱいです。本当に有難うございました>^_^<

ジュリア

ずっとやりたいと思っていた「ゴジラの背」
やっと念願が叶って登ることができました。
今まで、西上州で破岩やったりロープワークをやってきたのは
この日の為だったんだなと思えます。

今回、ぶこうざんさんとの出会いとお互いに同じ目的のコースという
チャンスに巡り合えたことで念願か叶いました。
ロープ出しやルーファイ等終始お世話になりありがとうございました。

ぶこうざん

縁あってジュリアさんグループの山行に参加させていただきました。
今回の目的は北穂東稜というバリエーションルートで、天気に恵まれ日差しが痛いくらい。
メインの東稜は、アルパインクライミングをやっている人なら難しくないですが、高度感やルーファイが苦手な初級者には危ないかも。
涸沢ヒュッテの生ビール、涸沢小屋のラーメン、徳澤園のコーヒーソフト、どれも美味しくてまた食べに行けたら良いなぁ・・・。
昔行って、遠いから二度と行くことはないだろうなと諦めていた涸沢に行けたことも、この上ない喜びでした。
連れて行ってくれたお二人にはただただ感謝しかありません、本当にありがとうございました。

コメント

MURO777

天気に恵まれて良かったです！ゴジラの背、案外楽しいですよね、北穂から、涸沢までの下山道は、暑さもあって、しんどかったです。徳沢園のコーヒーソフト、行きも帰りも食べちゃいました。美味しいですよね！

ぶこうざん

MURO777さん、おはようございます。
先日は相談にのっていただき、ありがとうございました。
おかげで必要最小限の装備を準備して、安心して核心部に臨むことができました。
やはり一緒にロープをつないだ仲間からの助言は、神の声に近いものがあります。
下山の徳澤園では年甲斐もなくコーヒーソフトを堪能し、充実感に満たされました。
コメントありがとうございます。

MURO777

ぶこうざんさん
いえいえ、いつも良くさせていただき感謝です。また、暑さが和らいできたら、岩登りに行きたいですね！

yumi421

お天気がよくで良かったですね〜
みなさんの会話が聞こえてくるようなレコ
楽しく見させていただきました♪
この日は笠新道をヒィヒィ登って稜線に出たらみなさんのいる山が目の前に！
思わず手を振ってしまいました😆
安全に楽しい山行お疲れ様でした〜

ぶこうざん

yumi421さん、笠ヶ岳お疲れ様でした。

今回仕事で初日に参加できなくて、申し訳ない気持ちでしたがまさか近くに来ていたとは驚きました。
手を振っている姿は見えなかったけど、笠ヶ岳は北穂から良くみえましたよ！
次の機会にまたご一緒しましょう、コメントありがとうございます。

katakuri0327

ぶこうざん君、お疲れ山でした。猛暑の秩父から快適な北穂をクライミングできて良かったですね。
来年の下見も兼ねての登攀ということですが、team還暦の皆さんには、楽勝のエリアではないですか。
でも、一番きつかったのは、上高地から涸沢までの道のりですよね。(笑)

ぶこうざん

katakuri0327さん、こんにちは。

kaくんと一緒に夏山合宿で登ってから、なんと4５年もの月日が流れていました。
東稜自体はなんてことないですが、テント装備にロープとガチャ類を担いで涸沢までの往復は老体にこたえます(;^ω^)
そうそう、当時N先輩と写真を撮った思い出の大岩で記念に撮っていただき、当時の写真と見比べながらニヤニヤして懐かしんでいます。
今回もメンバーに支えてもらい、老後の良い思い出作りになりました。