【北アルプス】乗鞍岳 畳平〜剣ヶ峰〜富士見岳
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- GPS
- 03:27
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 462m
- 下り
- 461m
コースタイム
- 山行
- 2:39
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 3:28
天候 | はれ時々くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
剣ヶ峰や富士見岳のガレ場は歩行注意 |
写真
感想
(※)前日までの様子は【北アルプス】上高地 池めぐり 明神池〜田代池〜大正池
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5877935.html を参照。
【中平バス停の宿〜番所大滝〜乗鞍観光センター】
2泊3日の旅もいよいよ最終日です。持参したインスタントパスタ、コーンスープ、みそ汁、宿のコーヒーで手早く朝食を済ませ、朝5時に宿を発ちました。乗鞍岳に行くには7時に乗鞍観光センターを出るシャトルバスに間に合えば良いのですが、早めに忘れ物の受け取りを済ませたかったので、バスが走り出すよりも早く出発することにしたのでした。登り一辺倒の道なので、バスなら十数分のところ1時間以上かかります。早朝で日差しが届かない時間帯で助かりました。
途中、休憩がてら番所大滝に寄り道。公衆トイレの前にザックをデポし、身軽になって断崖絶壁に付けられた急階段を下っていくと、見事が滝がお出迎えしてくれました。飾り気はないですが、それだけ滝の流れの激しさが直球で伝わってきます。その後、6時過ぎには観光センターに到着。チケット売り場で無事にフリーパスを回収しました。
【乗鞍バスターミナル〜畳平〜肩ノ小屋】
シャトルバスに揺られること1時間。標高2700mの乗鞍バス停に到着です。バスターミナルのコインロッカーに不要な荷物を押し込み、身軽になって出発します。畳平へと階段道を下っていくと、いきなり雄大な景色がお出ましです。前日は興奮からかあまり眠れなかったので、高山病対策も兼ねて路傍の高山植物を愛でつつゆっくりと歩みを進めました。登り返して車道に出ると、気象観測所のある摩利支天岳が視界に入ってきます。山の手前には不消ヶ池と呼ばれる池沼も見えます。摩利支天岳を回り込むように水平の車道を進むと、正面に剣ヶ峰に至る乗鞍岳本峰が姿を現し、鞍部にある肩ノ小屋を抜けると、いよいよ山頂への本格的な登りがはじまります。
【蚕玉岳〜剣ヶ峰〜頂上小屋】
歩きにくいガレ場の斜面を登っていき、朝日岳の山頂を巻くように蚕玉岳の方に進んでいくと、右手に見事な姿の権現池が姿を現します。左手には乗鞍高原の伸びやかな風景が拡がり、左右の見事な眺望を楽しみながら鳥居の表示に従って分岐を右に進むと、いよいよ山頂への最後の登りとなります。鳥居をくぐると、乗鞍岳の最高峰、剣ヶ峰(3025m)に到着です。立山に続いて、自分が二ヶ所目に踏んだ3000m峰の山頂となりました。
記念撮影を済ませ、山頂直下の小さな広場で昼食を取っていくことにします。宿で用意してもらったおにぎり弁当とインスタントみそ汁をいただきました。一口サイズの山菜おにぎりと信州牛そぼろおにぎりが計6個、とても美味しかった。雄大な景色を楽しみつつ、たっぷり45分間の休憩を取ったところで下山開始です。売店営業のみの頂上小屋の脇を通り抜け、天空の稜線を足元に注意しながら下っていきます。
【富士見岳〜県境広場〜鶴ヶ池〜乗鞍バスターミナル】
少し時間に余裕があるので、帰路には富士見岳に寄っていきます。見た目は立派ですが、見た目ほどには時間はかかりません。ザレ場とハイマツ帯の斜面を詰めれば、あっという間に山頂に到着です。そのまま前進し県境広場に向かって下っていくと、ところどころにコマクサの花が咲いていました。時期的に咲き終わりに近いようでしたが、山岳植物の女王を目にすることができて良かった。さらにその先には、ご来光登山の山としても有名な大黒岳があるのですが、乗りたいバスの時間的にギリギリになってしまいそうだったので、今回は登頂を見送りました。県境広場から鶴ヶ池の畔を歩いていけば、すぐにバスターミナルに到着です。
その後、乗鞍観光センター行きのバスに乗車。同バス停で1時間強の乗り換え待ちがあったので、乗鞍高原 湯けむり館にて立ち寄り入浴(730円のところ観光センターの割引券で630円)をし、近くの土産物屋でお土産を購入したりしました。新島々から電車に乗り換え、松本駅へ。松本からは特急で長野駅まで出て、後は新幹線で宇都宮までラクラクの帰着です。トラブルもありつつ夢のよう時間を過すことができましたが、途中、乗り換えで下りた大宮駅のホームでモワッとした空気に触れたときは、一気に現実に引き戻されたような気分になりました。
木曽駒にはじまり上高地・乗鞍に終わった8月。山の上では最高の夏を過ごすことができましたが、下界のこの暑さはいつまで続くんですかねぇ。
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