朝日連峰〜稜線美が半端ない！〜

2023年08月29日(火) ~ 2023年08月30日(水)

• GPS: 19:21
• 距離: 41.6km
• 登り: 3,518m
• 下り: 3,503m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:35
• 休憩: 1:19
• 合計: 9:54

5:16 日暮沢小屋
5:51 5:51 竜門滝
7:03 7:03 ハナヌキ峰
7:07 7:11 ハナヌキ峰分岐
7:45 7:54 三沢清水
8:10 8:10 古寺山
8:32 8:35 小朝日岳巻道分岐（北側）
8:43 8:54 小朝日岳
9:10 9:10 小朝日岳巻道分岐（南側）
9:45 9:53 銀玉水
10:19 10:22 大朝日岳山頂避難小屋
10:33 10:46 大朝日岳
10:53 10:58 大朝日岳山頂避難小屋
11:08 11:08 金玉水
11:19 11:19 中岳
12:06 12:17 西朝日岳
12:56 12:56 竜門山
13:09 13:12 竜門山避難小屋
14:06 14:06 南寒江山
14:20 14:29 寒江山
14:50 14:50 北寒江山
15:01 15:01 三方境
15:10 狐穴小屋

2日目

• 山行: 7:43
• 休憩: 1:43
• 合計: 9:26

4:06 狐穴小屋
4:41 4:41 中先峰
5:58 6:14 以東岳
7:09 7:09 中先峰
7:38 8:18 狐穴小屋
8:29 8:29 三方境
8:41 8:41 北寒江山
9:05 9:17 寒江山
9:23 9:24 南寒江山
10:07 10:29 竜門山避難小屋
11:14 11:14 ユーフン山
11:35 11:46 清太岩山
12:27 12:28 ゴロビツ沢源頭水場
13:31 13:31 日暮沢小屋
13:32 ゴール地点

天候

8/29　晴れ
8/30　晴れのちガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

日暮沢避難小屋駐車場（小屋内水洗トイレあり、紙あり、人感センサーで電気点灯）
午前4時45分頃到着で先着2台のみ

その他周辺情報

8/28　寒河江市内前泊「ホテルシンフォニー」
温泉は午後3時から翌午前9時まで入り放題　午前2時に起床して温泉浸かってから山へ出発　なんて贅沢！
8/30　下山後日帰り入浴「大井沢温泉湯ったり館」
350円　広くはないがとても綺麗で十分汗を流せる　お湯もいいお湯

写真

8/28 14:12

前日、寒河江市入り。楯山公園から最上川を見下ろしました。朝日連峰は雲の中。

8/29 5:20

日暮沢小屋到着。広くて立派な駐車場です。水もジャンジャン出てました。

8/29 5:21

初めは林道歩きです。

8/29 5:33

林道が終わるとこんな感じ。

8/29 5:40

沢を渡ります。

8/29 5:46

沢沿いのトラバース道。だんだん道幅が狭くなり、草に覆われて道が見えない場所も。

8/29 5:49

竜門滝手前は、沢から逸れて山側に作られた道を通ります。かなりの斜度があります。

8/29 5:57

トラバース道に戻ってくるとほどなくして滝。これが竜門滝？

8/29 6:00

トラバース道を終了し、急登が始まります。

8/29 6:05

なかなか急ですよ。

8/29 6:21

太陽が見えてきましたが、樹林に入るので直射日光は避けれます。

8/29 6:25

開けたところで、月山が見えました。

8/29 6:28

原生林が綺麗。

8/29 6:35

どんどん登り詰めます。

8/29 6:39

ツイン。。

8/29 6:54

8/29 7:05

北側の登山道になると、私の背丈ほどの笹が。。でも足元はきっちり見えるので大丈夫。

8/29 7:06

ハナヌキ峰の手前は開けて北側の展望が望めます。

8/29 7:13

一旦下ると、、

8/29 7:15

分岐に到着。

8/29 7:28

ここからはとても整備された、さらに歩きやすい登山道となります。

8/29 7:45

三沢清水到着。ありがたい水。しばし休憩。

8/29 7:58

古寺山前は大きな岩がゴロゴロ。

8/29 8:06

古寺山山頂へ続く道。

8/29 8:08

振り返るとさらに月山が良く見えました。その奥には鳥海山。初めての景色です。

8/29 8:14

わお！！

8/29 8:16

これから歩く山並みが一望です。こんなに素敵な景色なんて！感動。

8/29 8:19

小朝日目指します。

8/29 8:33

8/29 8:46

振り返るともうガスが。

8/29 8:46

以東岳まで見えてきました。続く山並み。あそこまで歩けることにワクワクが増殖！

8/29 8:49

小朝日岳到着。

8/29 8:49

西朝日岳までくっきり。

8/29 9:04

大朝日岳へ向けて。

8/29 9:09

小朝日岳からは急坂。

8/29 9:30

暑くて暑くて、この辺りが最高にきつかった。

8/29 9:58

ここで助けられたのが銀玉水。

8/29 9:53

冷たくて美味しい水。
今日の行程で重要な水場。ここで元気をもらいました。

8/29 10:09

銀玉水からは大変整備されています。歩いてきた尾根を振り返って。

8/29 10:16

小屋が近づいていきました。

8/29 10:18

小屋の手前に朝日岳神社奥宮。

8/29 10:17

お詣りをして、安全祈願と家族の健康を祈る。

8/29 10:24

大朝日岳避難小屋到着。

8/29 10:28

これから歩く山並みを目にしながら、

8/29 10:30

大朝日岳山頂を目指します。

8/29 10:31

8/29 10:39

大朝日岳山頂到着。

8/29 10:40

歩いてきた稜線はガスの中。

8/29 10:40

遠くに飯豊連峰。大きい。

8/29 10:40

新潟の山々。

8/29 10:41

日本海ははっきり分かりません。

8/29 10:42

ここでホイップ入りあんぱんで元気注入。

8/29 10:43

また来ますね。

8/29 10:59

西朝日岳は遠い。

8/29 11:22

8/29 11:24

中岳トラバース道から大朝日岳を振り返って。かっこいい。

8/29 11:26

8/29 11:28

なかなか下って西朝日岳を目指します。
それにしても綺麗な稜線だ。

8/29 11:32

8/29 11:44

8/29 11:44

終盤とは言え、お花に導かれんばかりの登山道が綺麗です。

8/29 11:54

西朝日岳に登り詰めます。

8/29 11:57

8/29 12:01

急なんです。

8/29 12:12

西朝日岳山頂到着。

8/29 12:20

歩いてきた稜線に、大朝日と小朝日。

8/29 12:20

大朝日岳から延びる稜線。

8/29 12:20

そして、祝瓶山の向こうに大きな飯豊。

8/29 12:29

竜門岳へ続く稜線。この稜線歩きがとても綺麗でした。

8/29 12:33

8/29 12:40

見てのとおり小さなアップダウンが続きますが、目まぐるしく変わる稜線美に感嘆しきり。

8/29 12:41

振り返って、お花と大朝日岳。

8/29 13:10

以東岳まで綺麗に見える。あそこまで歩けることに気持ちが満たされる。

8/29 13:15

竜門避難小屋到着。水は枯れてます。

8/29 13:21

小屋前のベンチで休憩。狐穴までひと踏ん張り。

8/29 13:22

8/29 13:34

疲れが溜まった体に、あの先の先の寒江山までが辛かった。
稜線美は相変わらず素晴らしいのですが。自分を鼓舞して前に進みます。
ちなみに、この写真の手前は、斜めのザレたトラバース道。気を付けて進みます。

8/29 13:43

寒行山が近づいてきました。

8/29 14:04

振り返って大朝日岳。

8/29 14:04

南寒江山への登りが疲れた体に堪えます。

8/29 14:13

南寒江山山頂到着。

8/29 14:13

寒江山はもうすぐ。そして、

8/29 14:32

寒江山山頂到着。以東岳が近づいてきた！

8/29 14:32

振り返ると絶景！！歩いてきた小朝日、大朝日、西朝日そして竜門。一望です。

8/29 14:32

きっと日本海が見えてる。

8/29 14:46

北寒江山への登り。

8/29 14:53

振り返ると、雨飾山の乙女の横顔のようです。

8/29 14:57

以東岳への分岐に到着。

8/29 15:06

三方境。狐穴小屋はもうすぐのはず。

8/29 15:07

やっと捉えた。狐穴小屋。冷たい水が飲めるんだと言い聞かせながら疲れた体を前に進めます。

8/29 15:54

狐穴小屋到着。先着2名。本日は私はを含め3名の宿泊。

8/29 15:54

冷たくて美味しい水がジャンジャン。感謝しかない。

8/29 16:21

着替えて、晩酌。冷たい水場の水たまりでビール（持参）もよく冷えました。

8/29 16:25

寒河江市方面はゴロゴロ⚡雨が降ったようで、虹が掛かりました。

8/29 16:25

晩酌地からの以東岳の眺め。明日は何時に出発しようか。。。

8/30 4:12

なかなかのアップダウンを目視したので、当初より早めの行動開始。

8/30 4:33

白々と夜が明けるなか、笹の葉を照らしながら前に進みます。

8/30 4:47

中先峰到着。
朝露対策のため、ゲーターを装着していたのですが、ゴアテックス効果皆無の私の登山靴の中はぐっじょぐじょ。

8/30 4:50

月山も姿を現す。

8/30 4:51

池塘がありました。夜明け前の空が池塘に映り込む。

8/30 4:58

グングン近づいていきます。

8/30 5:18

ふっと、振り返ると日の出が出てました（苦笑）。

8/30 5:27

8/30 5:38

松虫岩。ここで以東岳小屋の管理人さんとすれ違う。登山道の状況を確認に行くそうです。整備いただいていることに感謝の気持ちを伝えました。

8/30 5:40

以東小屋も見えてきました。絵になる・・・
山頂はもうすぐそこ！

8/30 5:41

以東岳山頂までは気持ちのいい砂礫帯の登り。

8/30 5:55

イワイワを登り切れば、、、

8/30 5:57

以東岳山頂到着！！！

8/30 5:58

さらに山頂標識。

8/30 5:59

大鳥池。あそこを始点または終点とする縦走、ほんとはやりたかった。またいつかのお楽しみに。

8/30 5:59

オツボ峰から北に続く山並み。月山までつながる。

8/30 6:16

朝日連峰、稜線！
ずっと奥に昨日登った大朝日岳のスクっとした頂上が見えます。槍ヶ岳にも似たような象徴的な存在。

8/30 6:17

飯豊方面方面も捉えて。
ガスが神秘的な稜線に。

8/30 6:18

南方面の新潟の山々。

8/30 6:33

小屋に向けて帰ります。
下山時には東からすでに雲が沸き上がってきました。

8/30 6:35

大朝日岳に向かって進みます。今日はこれを楽しみにしてました。ガスって残念ですが。。。

8/30 6:48

素晴らしい。

8/30 6:49

8/30 6:52

最高ですね。

8/30 7:06

時折、背丈程の笹道になりますが、足元は刈られて明瞭。

8/30 7:11

刈っていただいていることにほんと感謝です。

8/30 7:21

振り返って以東岳。ありがとう。

8/30 7:35

岩々の道や砂礫の道、笹道など、変化に富んでます。

8/30 7:42

やっと狐穴小屋に到着。長かった。

8/30 8:05

もうお腹が空いたのでエネルギーチャージ。そして水を十分に補充します。

8/30 8:34

お世話になった狐穴小屋を振り返る。以東岳はすでに雲の中。

8/30 8:34

再びの寒江山を目指します。

8/30 8:59

夏空っぽい。

8/30 9:02

8/30 9:12

寒江山山頂到着。

8/30 9:18

大朝日岳は辛うじて見えるf。

8/30 9:18

相模山と大上戸山の山並みが圧巻です。

8/30 9:31

そして以東岳を振り返って。
何度だって見ます。
これで見納めになりました。

8/30 9:36

竜門小屋まで北東面を歩くことが多く、直射日光が激しく当たり、風もなく、非常に厳しかった。

8/30 10:39

竜門小屋でもエネルギーチャージと休憩。
出発時には以東岳方面はガスの中。
あまりにも日光が強くて、むしろガスって欲しいと願う。

8/30 10:48

日暮沢に下ります。

8/30 10:59

ひとしきり下るとなだらかになります。

8/30 11:03

その後は小さなアップダウンを何度も繰り返します。

8/30 11:13

8/30 11:15

8/30 11:20

ガッスガスのユーフン山。
眺望は全くありません。が、厳しすぎる暑さより、ガスでいい（苦笑）

8/30 11:22

8/30 11:30

笹で酷い道なのでしょう。刈っていただいてほんと感謝。
刈払い後の笹の量が凄いです。笹の下が分からないので注意しながら歩きます。

8/30 11:38

8/30 11:40

清太岩山への登り。相当急でかつ歩きにくい。

8/30 11:44

清太岩山山頂到着。もうヘロヘロです。

8/30 12:13

ガスから抜けました。ということは、暑くなるということ。

8/30 12:17

精神的にも疲れが酷くて、こういった道のりが苦痛になってきます。

8/30 12:20

じっと我慢して歩を前に進めるしかありません。

8/30 12:33

あと1時間ちょい。水は十分に背負ってますので、この水場はスルー。

8/30 12:43

原生林帯になってきました。

8/30 13:00

下って下って。

8/30 13:20

急な下りも多い。。。

8/30 13:34

ん。なんだか駐車場が近い気がする。
最後の急坂。

8/30 13:37

日暮沢小屋の駐車場に戻ってきました。
う〜！！！着いた（感動）

8/30 15:17

湯ったり館で十分に汗を流し、コーラではなく、山形名物パインサイダーでお疲れさ〜ん。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

感想

あんＰ

私が持っている朝日連峰の地図は2017年のもの。朝日連峰縦走。朝日鉱泉から大鳥登山口に縦走したい。しかし、当時は実行できず。そして、ついに行ってきました！理想の縦走をするにはもっと有給休暇を取得しないとだけど、そんな余裕はないので、致し方なく日暮沢を起点・終点にして縦走することに。
1日目は相当苦しい山行になるだろうと予想し、車中泊は回避。山形も熱帯夜が続いているとのことで、もしか暑くて寝れないなんてことは避けたく。宿の寒河江温泉を満喫し、十分な睡眠を取り、日が明ける前に駐車場に向かい、日暮沢小屋から出発です。
所謂、逆ルートを選んだのは、2日目の疲れた体で竜門滝付近の沢沿いの草で覆われた細いトラバース道をあることが不安（草ボウボウの細いトラバース道から沢に滑落したことがあって、今でもトラウマ。）というのと、晴れてる以東岳を目指すには2日目の朝にアタックしたかったということ。すると、今の自分の体力で考えると逆ルートということになった。
両日、概ね晴れの天気で雨や雷に遭うことなく、むしろガスってくれて日が陰ってくれて、冷たい風が吹いてくれたりもして助かったりもした。また、時折ガスが取れて眺望もあり、素晴らしい景色に元気を貰った。しかし、ま〜・・・想像以上にアップダウンが多く、両日ともに最後は体力的にも精神的にもヘロヘロ。暑いということが一番の原因だが、体力消耗が激しかった。今までになく休憩時間を費やした。休憩時間ごとに食べ物も口にして栄養補給にも努めた。そうでもしないと、やばい感じだった。今の私には難しい行程だったかな。。。。
とにもかくにも、写真の通り、素晴らしい稜線美を堪能した。稜線が谷川や飯豊に似ているが、なんと言っても朝日連峰のシンボル、すっとした大朝日岳の佇まいがめちゃくちゃかっこ良かった。登山客も少なく、静かに山と向き合えたことも良かった。

無事に山行を終えた。山を維持していただいている山形の方々に感謝。私を取り巻くすべてに感謝。ありがとう。
そして、何度も言いたい。ほんとに素晴らしかった。朝日連峰！