穂高 北穂・東稜/滝谷
コースタイム
8月11日 4:00出発→4:30取り付き下降点→見通し悪し少し待機→5:00下降→6:00中央稜取り付き→6:30登攀開始→10:50登攀終了→11:50北穂幕営地→昼寝→14:00北穂小屋→17:00北穂幕営地
8月12日 5:00出発→5:30取り付きにて天候判断→準備開始→6:00登攀開始→6:10東稜下部→6:40東稜尾根→7:00核心部通過→8:20北穂北峰→9:10取り付き点装備回収→10:00涸沢→大休憩→10:50出発→11:40横尾本谷→12:20横尾→休憩→12:50出発→15:10上高地→15:50沢渡
天候 | 8月10日 晴れのち曇り 8月11日 曇り 8月12日 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
タクシー¥4000 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<滝谷ドーム中央稜> 北穂南峰から奥穂方面へ進み、初めての鎖場を下りきった所から、一般道を離れて下降を開始。 真ん中のルンゼを下ると浮石だらけの為、谷に向かってやや左側をへつり20m程行ったルンゼの対岸(北穂方面)に踏み後がある。 踏み後を辿りながら下降を続ける。途中に2〜3級程度のクライムダウンを行う。 更に北穂側に巻く様な踏み後を辿ると、懸垂下降点が有る(T1)。 20〜30m懸垂で下降した先がT2。更に北穂方面へ踏み後が有り、20m程登り岩を回り込んだ先が取り付き。 <北穂東稜>(参考に成らず) 北穂の一般道で、初めて出て来る鎖場からゴルジュ帯を通過。 東稜基部の二股ルンゼを少し詰めて左側のルンゼに入る。 真ん中の尾根筋の登り易そうな所から取り付くが、案外悪く、浮石が多く神経を使う。2級程度のフリーソロ。 恐らくもう少し右にトラバースし、もっと下部から稜上に入るのだろう。 稜線に入ると下部から明瞭な踏み後が続いていた。 |
ファイル |
非公開
5896.xls
計画書
(更新時刻:2012/07/31 13:59) |
写真
感想
<感想>
今回、結構自分達で行ける精一杯のルートをチョイスした。
が、気に成るのは、稜線から下降して更に懸垂で下るので、万が一抜け切れない場合、無事に戻れるのかが不安だった。
今までの大半のルートが、道から登って懸垂で同ルート下降出来たりするルートが大半だったので、
下ってしまったら戻れない、若しくは戻るのが困難では?とも思っていた。
が、必要最低限成りにも、アブミと少し多めにカムを持って行く事にし、
最悪、人工でも登れるようにしたのと自分達のクライミング能力を上げる事にも専念した。
お陰でアブミまで使わなくとも抜ける事は出来たが、チムニーの登り方やルート取りの甘さから、
時間も掛かり後続パーティーに抜かれた(抜いて貰った)。
課題も多く、もっと安定して登る為にも、また挑戦したいと思う。
<各ピッチ毎のメモ>
1p目 元蕁,海p
・クラックからチームニーへ入るが、入り過ぎて抜け無くなる。
分かってはいたが、1ピッチ目の焦りから入ってしまった。
上に少し出ると広く成り、チョックストーンを一気に乗り越えた。
2p目 控蕁‘p
・易しいリッジで簡単に登るが、上部に核心部が有りやや難儀した。
ココが5級?
3p目 亀
・本来は、左側に一度出て右に回りこむべきだったが、横着をして左側でビレイ点を設ける。
4p目 元蕁,海p→徳p
・左のフレーク部分から右側に回れると思ったら、見事に嵌り、
ザイルがついて来ず下に垂れたまま、支点も作れない状態。
色々試行錯誤するが、ハーケンが入るリスも無く、上に登れてもザイルが伸びて来ないので、止むを得ずココで一旦切る。
本来は、凹角の真下からビレーを行う。
徳pに登って着て貰い、ソコから再開しようとするが、既に後続パーティーが登り始めてるので、ココで待つ事にした。
徳pが凹角から、上部のチムニーへ抜けてビレイ。
核心部は、上部に有る下側に向いたフレークを持ちながら、チムニーまで行かないも乗り越して行く。
5p目 控蕁,海p
・3級程度の凹角を登り、上部のちょいハングに出る。
ココが5級の核心と思い、クラックを使いながら左から抜ける。案外易しい。
<反省点>
・3p目のいい加減な取り付き方は今後止める。
・万が一嵌った場合、思考錯誤も大概にし、早めに切り直す算段を考える。
・チムニーを強化する。
天気予報を裏切るすばらしい好天に恵まれました!
晴れ男こやp、ありがとう!
滝谷ドーム中央稜、また来たいルートが見つかった。
北穂東稜も、次は雪がついているときに来てみたい。
【反省点】
・涸沢から北穂への登りをなめていた。ばてばてで大ブレーキをかけてしまった。
トレーニングが十分でないのと、下山の時に小屋でおでんを食ったら調子が回復したので、行動食が足りていなかったのかもしれない。山でダイエットしようと思ってはいけない。
・滝谷ドーム中央稜2p目、右から行くか左のスラブから行くか迷ってしまい、右から左へトラバースする時に真ん中にランナーを取ってしまった。結局左のスラブに行ったが後続がランナーの回収に苦労するなと思い、一度クライムダウンしてランナーを回収した。ルートの判断があいまいなので無駄な労力と時間を使ってしまった。2p目のスラブは数日前の小川山のスラブトレにより楽に感じたが、スラブからビレイ点への乗り越しが難しく、A0してホールドを探ってしまった・・。ハング気味のところで見えにくい上の手を探るときに躊躇してしまう癖がある。
・滝谷ドーム中央稜4p目、ルートの判断を誤る。Webで見た情報を読み違えていたが、ハーケンがあるからという理由でそのまま正しいルートと思ってしまった。別のルートも見たうえでもっと慎重にルート判断をすべきだった。結果としてガイドパーティーに抜かれてしまった。
とても羨ましく感じるレポ!
私も来年か再来年行きたくなりました〜!!
mjunさん。マジでこのルートお勧めです!
って、そこまで行ってないのですがw (^^;
でも、お金が有るなら北穂小屋泊がベストかも〜。
自分達は残ったけど、その日の内に上高地まで帰れますよ〜。
ゴジラは、うーん流石に物足りない感じです。
やはり、自分達の旬のルートって有るんですね。
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