大キレット@風邪引いたっぽい💦

2023年09月03日(日) ~ 2023年09月04日(月)

• GPS: 22:22
• 距離: 27.2km
• 登り: 2,701m
• 下り: 2,683m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:28
• 休憩: 2:03
• 合計: 11:31

距離 12.2km 登り 2,364m 下り 315m

0:12 新穂高温泉無料駐車場
0:24 0:24 新穂高温泉バス停
0:29 0:29 新穂高温泉駅
0:45 0:45 小鍋谷ゲート
1:23 1:26 穂高平小屋
2:03 2:04 白出沢出合
3:22 3:29 重太郎橋
3:47 3:58 白出大滝
4:24 4:35 荷継小屋跡
7:28 8:22 穂高岳山荘
8:54 9:14 涸沢岳
11:07 11:15 ドームの頭
11:28 11:39 北穂高岳南峰
11:46 11:46 北穂高岳
11:47 北穂高小屋

2日目

• 山行: 9:39
• 休憩: 1:06
• 合計: 10:45

距離 15.0km 登り 340m 下り 2,390m

11:47 北穂高小屋
5:16 5:23 北穂高岳
5:23 5:31 北穂高小屋
7:23 7:35 長谷川ピーク
8:56 9:05 南岳小屋
10:08 10:17 南岳新道 救急箱
12:18 12:39 槍平小屋
13:28 13:28 藤木レリーフ
13:33 13:33 滝谷避難小屋
14:35 14:35 白出沢出合
15:08 15:08 穂高平小屋
15:36 15:36 小鍋谷ゲート
15:49 新穂高温泉駅
15:53 15:54 新穂高温泉バス停
16:01 16:01 新穂高温泉無料駐車場
16:02 ゴール地点

天候

7/3[日]→晴れ。夕陽も綺麗でした。

7/4[月]→降ったり止んだり。朝5時段階、標高3100mで気温は8℃。風速は予報では7mとか出てたけど、10m以上15m未満って感じでした。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新穂高ロープウェイ駅近くの登山者駐車場に駐車。7/3(日)0:00段階で8割がた埋まってる感じでした。

コース状況／危険箇所等

⚫︎白出沢(登り)→後述しますが、1箇所、みんなの足跡で不自然に膨らんでる所があり、そこは暗い中での登りだと間違いやすい。というか、私も間違えましたw初見だと夜間に登るのはけっこう危ない道です。穂高岳山荘手前の標高差500mくらいの浮石地獄は下りだとマークが見えずにルートを外しやすく浮石祭りにハマったけど、登る分にはちゃんとマークも見えるし比較的登りやすかったです。

⚫︎涸沢岳〜北穂岳岳→破線ルート。ジャンダルム行った時のロバの耳近辺ら辺と似てるなーと思いながら通過。３点支持しながら、足元を覗き込んだりしながら足場を確認するような場面多数。

⚫︎北穂高岳〜大キレット→落ちたら普通に死にそうだし普通に危ないのだけども、整備されまくってる。ここ行くの！？とか、⚪︎印あるけど足場どこだよ！？みたいなのは無い。濡れてると結構怖い。

⚫︎南岳新道(下り)→山小屋が登り専用ルートだと宣う悪名高い道。難易度としては、北穂高岳から飛騨泣きに向かう下りと同程度だから大キレット抜けれる人なら普通に降りられるけど、難しいというよりはいやらしい。そして、長い。。。登る分には良いのだろうが、下りで雨が降ってると滑らないようにとにかく気を使う。難所の下りのように「やってやったぜ！」とはならず、「やっと終わった…。」という感じ。とはいえ、白出沢の下りよりは大分マシ。

写真

本日は大キレット！ホントは24時間以内に大キレット→槍ヶ岳と日帰りかます予定が、体調不良で1泊に急遽変更しましたorz

9/3 0:07

さて、夜勤明けすぐ寝て、4時間かけて移動。0時スタートです！月が明るい夜。

9/3 0:07

登山者駐車場はこの時間で8割がた埋まってる感じ。

9/3 1:59

まずは林道てくてく。

9/3 2:02

先月、下りに使って二度と使うかと思ってた白出沢への分岐です。

9/3 2:04

白出沢出会からは少し岩岩してきます。

9/3 2:46

深夜なので怖いし歩きにくいし。そして分岐を見逃すw

ここ、なんでこんなに足跡が膨らんでるんだろなーって思ってたけど、夜中の登りだと普通に間違えますわw要注意。下りだと間違えないと思います。

9/3 2:56

気を取り直して。もうすぐ重太郎橋。

9/3 3:20

前回は橋の手前が水没しててジャンプするハメになりましたが今日は大丈夫。

9/3 3:26

暗闇の中、崖トラバース。

9/3 3:36

ガレッガレの所でしばし月光浴。写真じゃわからないけど、非日常極まりない。

9/3 3:45

なんか妙に頭痛いし、若干気持ち悪いし、すぐに息があがる…うーむ…。

9/3 4:07

崖トラバース→鎖一本崖登りを終えたらまた森の中。

9/3 4:25

荷継沢

9/3 4:33

さて、先月下りで散々苦労した穂高岳山荘手前の浮石地獄の麓まできました。

9/3 4:52

徐々に明るく。

9/3 4:53

やっぱ0時スタートはミスったなぁ。夜間行動5時間は思った以上に消耗しました。

9/3 5:26

夜明け！笠ヶ岳が綺麗です。

9/3 5:41

真ん中の凹んだとこが穂高岳山荘です。長い…w

9/3 5:47

下りだとマーク見えなくて何度もルート外して浮石地獄にハマったけど、登りだとずいぶんやりやすいです。

9/3 6:01

ま、近づかないんだけどね！空、きれいだな、チクショー！

9/3 6:07

山荘まで残りの標高差500mくらいだけど、130分と宣う。

9/3 6:37

夜なんてまるで存在しなかったような青空と有明の月。

9/3 7:14

もーちょい！

9/3 7:30

着いたぁ…orz

9/3 7:31

奥穂高やジャンダルムが綺麗に見えてます。

9/3 7:53

とりあえず小屋でカップラ補給。お湯入れてくれて500円也。

9/3 8:36

さて…ずっと目を逸らし続けてきたけど、頭痛も吐き気も酷くなる一方。高山病？風邪？心が折れかけてきたので、さくっと日帰り諦めて北穂岳山荘に予約電話いれましたw

9/3 8:37

出前でも頼むのりで山荘に電話しますw

9/3 8:46

予約お願いできますか？いつのご予約ですか？えーと…今日なんですが…いけます？あ…大丈夫ですよーwこちらも向こうも半笑いの予約tel💦急ですいませんねww涸沢岳です。

9/3 8:47

槍まで全部見えてる！この先は破線ルートです。

9/3 9:00

いや、もう体調不良を意識したら、体が重いのなんの。もうのんびり行きます。

9/3 9:03

例の如く、鎖の先は…

9/3 9:04

まっ、下にいきますよね！

9/3 9:06

予定の立て方とか色々反省しつつぼちぼちと。

9/3 9:17

ま、いーや！山荘ついたら慰めのビール飲もう！

9/3 9:20

それなりの難度だけど、あんま破線ルートっぽくありません。

9/3 9:23

槍と鎖と。

9/3 9:38

写真じゃ高度感は伝わりませんが、ぼちぼち高度感あります。

9/3 9:50

ジャンダルムのロバの耳あたりを思い出した道。

9/3 10:01

来た道を振り返る。

9/3 10:01

行く先を見る。

9/3 10:19

頭痛いので、いまいち足場探しが捗らないw

9/3 10:26

真ん中らへんに⚪︎印

9/3 11:11

奥に槍が見えるし、進んだ道だと思われ。

9/3 11:11

南陵分岐までもーちょい。

9/3 11:12

槍を撮ってる時は大体現実逃避してる時。

9/3 11:27

鉄壁のガードを思わせるマーキング祭り。

9/3 11:29

キリストさん、こんなとこまで布教活動でしょうか。お疲れ様です。

9/3 11:34

やっと分岐！もー頭痛いし、すぐ息あがるし、すごい時間かかりましたw

9/3 11:34

あとはまったり。気持ちの良すぎる稜線歩き。

9/3 11:45

北穂高岳と槍ヶ岳と、とんでもない場所に建ってる北穂岳山荘。山頂から徒歩3分。

9/3 11:46

標高が高い方が空気での減衰が少ない分、発電効率が良かったりするのかなー？とか思いつつ撮ったような。

9/3 11:47

ここまでで獲得標高2400m！疲れたー！景色最高だぜっ！

9/3 11:50

この山小屋、何がやばいって…

9/3 12:12

標高3100mなのに、ビールがジョッキで飲めますwww1000円也。カレーも美味し。

9/3 15:49

そして、今日は空いてるから、ということで2人分のスペースを1人で使えました。最高✨

9/3 16:57

先月、穂高岳山荘に泊まったけど、晩御飯は圧倒的にこっちのが美味しかったです。

9/3 18:01

さて、日没まであと15分。期待感しかない空模様。

9/3 18:02

雲海がやばい。

9/3 18:03

さぁ、夕焼けのお時間です！

9/3 18:10

予定外の宿泊だったけど、日帰り専としては夕焼けをまったり眺める事自体がレアだからすごく良かったなぁ。

9/3 18:12

山頂まで徒歩3分なので、皆、山小屋のサンダルで山頂待機です。

9/3 18:13

月と夕陽。

9/3 18:19

15分だけのとびっきりのショータイム、満喫しました✨

9/4 4:57

さて、おはようございます。朝です。気温8℃。風速は体感で10m前後でしょうか。寒いですw

9/4 4:57

うーむ…朝焼けは期待できそうにないなぁ。

9/4 5:22

朝日を拝むのは諦めて大キレットに向けて出発。吐き気は治ったけど、頭痛が取れません。のんびり行こう。

9/4 5:22

なんとか大キレット抜けるまでは天気が保って欲しいところ。

9/4 5:44

雲がなかなかの勢いで流れていきます。カッコええ。

9/4 5:50

槍の穂先もチラ見え。

9/4 5:55

まずは飛騨泣き目指します。

9/4 6:00

大キレットの全貌が見えました。やっぱ北アルプスはカッコいい！

9/4 6:09

とりあえず下る下る。体調も頭痛も色々怪しいので、必要ないところもクライムダウンで慎重に。

9/4 6:13

鎖も随所にあるけど、変なつき方してたり、鎖を固定してあるロープが足に引っかかりそうだったり、邪魔な場面もちらほら

9/4 6:24

鉄のステップ。

9/4 6:26

ルートをミスる心配はないくらい親切マーキング

9/4 6:27

謎の台湾人？香港人とすれ違い。

9/4 6:48

こっちはのんびりなので、go ahead(お先にどうぞ)と譲ります。1単語、2単語くらいの文節喋れれば普通に登山の意思疎通はできるのでちょいちょい外人さんとは登山中お喋りします。

飛騨泣きさん。

9/4 7:02

A沢のコル。一気の下りは終わったのでここから登りです。

9/4 7:02

雨がパラパラ。風速は10m前後。

9/4 7:03

りっぱな木の橋。

9/4 7:04

登りやすい鎖

9/4 7:08

あかん、やっぱ体調回復してないわ…息苦しい…といいつつタバコ休憩←

9/4 7:19

さて、次は長谷川ピークへ。

9/4 7:22

まぁまぁ高度感あります。

9/4 7:24

馬の背を何度か跨いだりしーの

9/4 7:25

ハセピー着！

9/4 7:43

路面もぼちぼち濡れてるけど、土砂降りとかにならなくて良かった。

9/4 7:45

さて、しばらくは平和な時間です。

9/4 8:01

気持ちのいい稜線歩き。少しでも展望あったらなぁ。

9/4 8:16

ゴツゴツ。

9/4 8:22

謎のジョンレノン似の外人に道案内。レインウェアじゃなくサラリーマンの着そうなレインコート着てて色々謎だったwよくその格好で岩場登ってきたな！

9/4 8:26

梯子の上部に手摺がついてて、なかなか親切です。ジョンレノンは無事だろうか。

9/4 8:54

槍ヶ岳も行くつもりだったけど、どうにも調子が良く無いのでもう南岳新道から降ります。

9/4 8:56

南岳小屋！

9/4 9:05

さて、登り専用道だと山小屋も宣う悪名高い南岳新道の始まり。最初はまったり。

9/4 9:20

濡れてるとちと怖い丸太の橋

9/4 9:39

天気良かったら、清々しい道だと思います。

9/4 9:45

私の靴、キャラバンのC1-02S、濡れた木とか大の苦手なので、この木道がとにかく怖かった…orz

9/4 9:54

遠くに槍平小屋。

9/4 10:13

たしかに歩きにくい。特に濡れてると確実に滑らない足場を探すにも一苦労。

9/4 10:52

やりがいがある、じゃなくて、いやらしい道。見た目よりすごく歩きにくい。たしかに下りには向かないですねwそして、槍平小屋の屋根はなかなか近づかずw

9/4 12:59

やっと南沢を横切る所まで来ました。緊急時のエスケープルートとしてはありだけど、積極的に採用したい道じゃないなぁ。南岳新道の下り。

9/4 13:29

滝谷の渡渉も問題なし。

9/4 14:09

7月の土砂降りで枯れ沢が増えたらしい。

9/4 14:09

こんな感じ。

9/4 14:09

途中から上を眺める。これ、土砂崩れで出来たのか…すごいなぁ。

9/4 14:31

もーちょい！

9/4 16:00

色々予定外あったものの、なかなか充実感のある山行でした✨無事下山！

撮影機器：

iPhone 12 Apple

感想

tak_t

先月はジャンダルム日帰り達成したし、次は大キレット日帰りや！！と意気込んでスタートしてみたものの、やたらと調子が悪く、途中で小屋泊に切り替えました、大キレットですw

むぅ…やはり翌日は出社で何がなんでも下山しないと！と逃げ道を絶っておかなかったのがいけなかったか…風邪くらいでヘバるとか意味がわからんw

六連休中だしまぁ泊まろうかなとか舐めた思考をしてしまったあたり覚悟の総量が足りてませんでした^^::::

とはいえ、素晴らしい夕焼けも見れたし、天候も微妙に崩れつつも無事大キレットも踏破できたし、よしとしましょう。

色々と他の登山客さんとの楽しい交流もできたのも良かったしね。

外人さんが多くて、なんかやたらとなんちゃって英会話してました。大して喋れないんだけど、同じ登山趣味だし山で話す事なんで1単語2単語くらいで十分伝わるなぁ、と。

be careful!!(気をつけて！)とか、this way!!(こっちだよ！)とか、right side!!(右！)とか、go ahead!!(お先にどうぞ！)とか、あとはexciting!!(楽しいぜ！)とかtired!!(疲れた！)くらいで大体なんとかなる気がします。
道案内なんてヤマレコの地図見せながら、we are here.this way!って指さしたら伝わりますしね。

わざわざ日本まで来て山に登るんだもん、まぁ迷惑だなーって思う事も多々あるものの、基本的には応援したいなって思います。

そして、山小屋でお話してた同い年のおにーさん。タバコ4本に対して、ビール生ジョッキという法外なお取引？ありがとうございました。笑
こちらも楽しかったです。またいつかどこかの山で😁

一期一会っていいもんですね。
さて、まだ連休は残ってるし、近場で一泊して帰ります✨