雪原のニ王子岳（日本二百名山）

2015年02月21日(土) [日帰り]

• GPS: 06:20
• 距離: 15.8km
• 登り: 1,386m
• 下り: 1,389m

コースタイム

駐車場（南俣集落）8:39⇒ニ王子神社9:14⇒定高山10:48⇒山頂12:03
［標準CT　4:00（70％）］※ニ王子神社⇒山頂

山頂12:43⇒定高山13:33⇒ニ王子神社14:19⇒駐車場14:53
［標準CT　2:40（60％）］※山頂⇒ニ王子神社

※本日のペース：標準ガイドタイムの60〜70％程度です。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

冬期間は、ニ王子神社まで除雪されていないので、新発田市の南俣集落にある冬期の登山用駐車スペースを利用しました。
新発田市観光振興課の案内標識に従い、車道の片側に縦列駐車します。
駐車スペースは20台程度です。

コース状況／危険箇所等

★登山道整備度：-（良5・4・3・2・1悪）階段や木道、鎖等の整備度
★体力難易度　：3.5（難5・4・3・2・1易）歩行距離、累積標高差、急登等
★技術難易度　：1（難5・4・3・2・1易）アイゼン、ピッケル、藪等の頻度
★登山道の眺望：4（良5・4・3・2・1悪）
★山頂の眺望　：4.5（良5・4・3・2・1悪）


【すれ違った登山者の数：約10人】


◆出発時間が少し遅いことも有り、駐車場は、既に10台以上の車が停まっていました。先発者がいたおかげで、山頂まで踏み跡がありました。

◆標高900m付近で、先発者の皆さんの踏み跡が、ツボ足からワカンやスノーシューに変わったので、我々もワカンに装着しました。下りは、標高800m以下で、雪が緩み、重いうえにズボズボ埋まる状態だったので、ニ王子神社までワカンを履きました。また、他の皆さんの装備は、スノーシュー8割、ワカン2割といった感じで着用していました。

◆雪道は、特に危険性を感じる箇所はありませんでした。しかし、標高1100m以上から視界が開け、雪原を進む際、悪天候や視界不良の場合は、迷いやすいと思いますので、十分に注意が必要でしょう。

◆山頂の避難小屋は、入口のドアが2段階式になっています。最初のドアは、積雪の状態によっては、開けにくいかもしれません。

◆天候が良ければ、飯豊連峰、朝日連峰、新潟平野を一望でき、最高のロケーションを楽しむことができます。冬期間は、歩行距離が、やや長いので、余裕をもったスケジュールが必要でしょう。

写真

2/21 8:38

南俣集落の冬期間の登山用駐車場。
車道の片側に縦列駐車します。

2/21 8:39

ここからスタートです。

2/21 8:50

しばらく、車道の上を歩きます。

2/21 8:56

踏み跡が付いているので歩き易いですが、少しでも踏み跡を外すと膝まで埋まります。

2/21 8:59

一部、車道をショートカットし、スギ林を登ります。

2/21 9:06

ここからニ王子神社の参道に入ります。

2/21 9:09

参道を歩きます。
お〜、直径が2m以上の大木のスギがありました。

2/21 9:12

次は鳥居をくぐります。

2/21 9:13

駐車場から30分ちょっとでニ王子神社に到着。

2/21 9:14

ニ王子神社前。
登山の案内板やポストは埋まっています。

2/21 9:18

しばらく緩勾配の杉林の中を歩きます。

2/21 9:28

踏み跡はありますが、気温が上がり、ツボ足だと膝ぐらいに埋まる箇所もあります。

2/21 9:30

ようやく1合目に到着。

2/21 9:41

夏道では、大きな岩が点在している斜面を登ります。

2/21 9:42

先行されて登っている方が、見えてきました。

2/21 9:55

小さな尾根に取付きしばらく進みます。

2/21 10:05

標高750m程度、一王子神社近くまで来ると、眺望が良くなってきました。

2/21 10:05

2/21 10:17

2/21 10:22

今日の太陽は、2月とは思えないほど暖かく感じます。

2/21 10:29

標高900m付近。
所々で膝まで埋まるようになり、この先は、先行者の踏み跡もスノーシューやワカンになったので、私達もワカンを装着します。

2/21 10:36

ワカンを履いて、綺麗なトレースを登ります。

2/21 10:45

定高山の積雪計は、4m80cm程度を示していました。

2/21 10:50

標高1100m付近からは霧氷も見られ、日差しは暖かですが、気温は下がってきました。

2/21 10:55

この辺りから雪のニ王子岳の醍醐味が味わえます。

2/21 10:56

山頂の稜線。

2/21 10:58

太陽を目指しながら登ります。
今日は、顔が焼けそうです。

2/21 10:59

raskさんがんばれ〜。
お互い、今日は、二日酔い気味、いつもより足は重いですが、一歩一歩先へ進みます。

2/21 11:03

いや〜、青空の下の雪山は、テンションあがります。

2/21 11:05

2/21 11:08

ウインドクラストし、雪面が固くなった場所も多くなってきました。

2/21 11:09

なんとも雪面の風紋が美しいです。

2/21 11:14

2/21 11:19

お〜、まだ遠いですが、山頂の避難小屋が見えてきました。

2/21 11:23

2/21 11:26

この先は、急斜面を直登するようです。
ここからだと、かなり急に見えます。

2/21 11:29

急勾配の斜面を直登します。
足元のグリップは効くので、特に支障ありませんでした。

2/21 11:37

山頂まであと少し。
ウインドクラストした斜面を登ります。

2/21 11:45

上りは三王子神社のピークには行かず、トラバースしながら山頂を目指します。

2/21 11:46

山頂の西側斜面は緩い雪原が広がります。

2/21 11:50

雪面が固い場所は、踏み跡があまり付きません。

2/21 11:52

2/21 11:59

標柱が雪のモンスターに変身です。

2/21 12:00

お〜、やっと避難小屋（山頂）が見えてきました。

2/21 12:03

雪に埋もれたニ王子岳避難小屋。
窓が目に、扉が口で、髪がなびく雪のモンスターに見えませんか？

2/21 12:40

避難小屋の内部。

2/21 12:03

山頂に到着。
山頂標識も雪のモンスターに。

2/21 12:04

山頂から北側を眺めます。
今日は朝日連峰もはっきり見えます。

2/21 12:08

山頂から西側を眺めます。
やや雲がありますが、雲の方が、少し低い感じです。

2/21 12:14

やはり、ニ王子岳から眺める飯豊連峰はイイデすね〜。
先週の越後白山では、三脚を忘れたので、今日は記念撮影です。

2/21 12:22

飯豊連峰の右側から大日岳、北股岳、門内岳が、すぐ近くに見えて最高です。

2/21 12:21

広角の画角に入らないので、おまけに、杁差岳や地神山も撮影です。

2/21 12:46

飯豊連峰を眺めながら、簡単に昼食を摂り、下山します。

2/21 12:54

三王子神社の小ピークに、ちょこっと寄り道を。

2/21 12:56

ニ王子岳の南側にトレースが見えました。
どこに行くのだろう？？
また、南側は、粟ヶ岳や守門岳も見渡せます。

2/21 12:59

かなりの踏み跡が、南側に続いていました。
周回できるなら、私達も行きたいですが、どこに出るかも分からないので、今日は、ピストンで予定通り戻ることに。

2/21 13:00

山頂を振り返ります。

2/21 13:05

下山は、広大に広がる新潟平野を一望しながら進みます。

2/21 13:09

2/21 13:11

2/21 13:23

いや〜、ほんと、今日は風も弱く、最高の雪山でした。

2/21 13:58

標高が下がると、気温も上がり、雪はザクザク状態で重い。
下りは、足場が悪いのでニ王子神社までワカンを装着しました。

2/21 14:51

南俣集落が見えてきました。
お疲れ様でした！！

撮影機器：

Canon PowerShot S120 Canon

感想

Joker

今日は、久しぶりの雪山登山日和になりました。
先週は、天候が思わしくなかったので、本日、ようやくニ王子岳に登ることができました。
昨夜は、raskさんも含め、職場の飲み会だったので、今日は、二人とも足が重く、上りはペースが上がりませんでした。
また、積雪の状況によっては、かなり時間を要することも考えられたので、一応、ナイトハイクもできる準備をして出発です。
これ以上無いという好条件に恵まれ、雪原のニ王子岳、最高の眺望を堪能でき、満足度MAXの充実した1日になりました。

コメント

hatanoshan

最後に
車の所へもどった時に出る車のお二人でしょうかね。下山時、神社から出るのが見えたので追いかけたのですが、、、速い×２！
絶景を共有でき光栄です。また　どこかで

Joker

Re: 最後に
昨日はお疲れ様でした。
quin_hedさんのレコ拝見しました。
時間的に、私たちがニ王子神社でワカンを外しているときに、神社前におられた方が、quin_hedさんだったのですね。
神社からの下山は、足も軽くなり、少し早歩きになったかもしれません。
新潟の数少ない当り日の天候で、私も、絶景を共有できて嬉しいです。
また、新潟のどこかの山で、お会いしたいですね〜。