雲取山〜鷹ノ巣山 雪の石尾根を歩く
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 28.7km
- 登り
- 2,271m
- 下り
- 2,278m
コースタイム
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 7:50
天候 | 21日 晴れ 22日 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・鴨沢〜雲取山荘の間は登山者も多く、よく踏まれたトレースがあります。特段危険な箇所はなし。登山道に入ったところからチェーンスパイクを装着しこれで通しました。 ・七ッ石山〜鷹ノ巣山は歩く人は少なかったですがトレースはついているので迷うところもありません。ここも特段危険箇所はありません |
写真
感想
〈雪山〉
「雪山は行かない」のが学生時代に所属していた団体の流儀であり、雪山とそれ以外とではエベレストより高い壁や日本海溝より深い溝があるような感覚。雪山は「山に熟達した上級者が行くもの」であり、「アイゼン」「ピッケル」は自分などの未熟者が持つものではない、と思っていた。
歳を経て山行を再開してからも昨年までは冬場は雪の無い低山を探して歩き、保険のための6本爪アイゼンを使う場面も僅かだった。
今冬、方向を180度転換。結果として雪があった、のではなく、雪があることを想定して、雪を求めて山に行くことになったのはヤマケイなど山岳誌によるあからさまな雪山への誘導に乗せられたことは否めない。
昨今の登山ブームにより愛好者が増加。以前なら見向きもされなかったかもしれない山用品は高額ながら飛ぶように売れ、著名な山には週末ともなれば長蛇の行列ができ、街を歩けば山に行くとは思えないような人の胸に「THE NORTHFACE」のロゴを見ない日は無い。最早「山をやっている」ことは特別なことではなく、「市民権」を獲得したこの業界が更なる膨張を求めれば「雪山」にも軸足を乗せるのは当然の帰結だろう。
そんな業界の思惑にまんまと乗ったわけだが、乗った先には絶景が待っていた。この雪道を歩くことのこの上ない幸福感に浸りながら、稜線歩きを満喫することができた。このレコを作成しながら次の山行計画に気持ちが湧きたっている。
〈雲取山〉
雲取山はえらい!と思う。
都心からのアクセスがよいが、登れば大展望と適度な達成感を味わえる。
初めての二千メートル峰、初めての百名山、初めてのテント泊山行、そして始めての雪山歩き・・・登山の節々の入門としても適している。その背景には雲取山荘などの山小屋の方々の尽力が大きいのではないかと痛切に感じた。初心者から熟練者まで、訪れる多くの登山客に真摯に対し、私たちがあたりまえのように使っている登山道の保全や快適なトイレの維持など、ご苦労は絶えないのではないか。感謝です。
〈今回の装備〉
あくまで参考です。気象条件などで左右されると思います。
‥仍碍ぁ冬靴を買うべきか迷い、気になっていたアゾロを検討したが、モンベルの人の助言もありスリーシーズン用(革製)で済ませました。特段不自由はなし。
▲▲ぅ璽鵝Д船А璽鵐好僖ぅで通しました。これも不自由なし。
ウェアー:登りはメリノウール製ベースレイヤー、ハーフジップのミドルレイヤー、ソフトシェルの3枚を基本にし、寒暖によってミドルレイヤーを着脱しました。稜線上はソフトシェルに代えてゴアテックス製のレインパーカーを着ました。なぜならハードシェルは持っておらず、高額すぎて買えないからです。
に校辧冬用の厚手のキャップとモンベルの耳あて。
ゼ蠡沺凍傷が怖かったので今回は3種類を用意。メリノウールの薄手、ポーラテックのやや厚手、冬山用の2枚重ねですが主にポーラテックを使用しました。
この日は2月としてはかなり暖かく軽装備でも十分に対応できましたが、気象条件によってはより厳しい環境になると思います。
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