乗鞍・四ッ岳山スキー -天気と雪質、ラッセル仲間にも恵まれた-
- GPS
- 07:50
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,549m
- 下り
- 1,531m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
森林限界以下はスキーで踝程度のラッセル、最上部稜線は氷化 |
写真
感想
先週激ラッセルだった平湯から乗鞍四ッ岳のリベンジ。この冬最高級の温暖弱風の晴れの日で最高の一日となった。
星が輝く夜明け前に平湯キャンプ場を出発、既にスキーとスノーシューのトレースがついている。1504mの標高点の辺りでスプリットボードとスノーシューの二人組と出合い、大滝川渡渉点でソロのスキーヤーに追いついた。以後しばらく自分含めたスキーヤー2人とスプリットボードの計3人でラッセルを回す。ラッセル先行しても深さは踝程度で重くない。
という具合で快調この上なく、先週激ラッセルで6時間かかった1841m標高点までが2時間、出発4時間後の午前9時には、森林限界近くなって、見通しが良くなった標高2400mまで上がって来た。ここまでスプリットボードの人は力強かったんだが、遅れた相棒を待つため後退、スキーヤー二人の先行となりカール状地形に上がって来た。背後には槍穂高、笠ヶ岳方面の景色が見事。
標高2600m辺りから硬い雪面が現れ、クトーを着けてしばらく進んだが、クトーが刺さっても後ろにずり落ちる状況になり、スキーとザックをデポして、残りはアイゼンで登って行く。一方もう一人のスキーヤーはスキーを着けたザックを背負ってアイゼン登り、身軽な僕が先行させてもらい、一番の高みの四ッ岳に到着。乗鞍本峰の絶景が待っていた。背後の槍穂も含め360度の大展望だ。
続けて到着したスキーヤーと登頂の喜びを分かち合った。豊橋の人だった。日差しも周囲の山々も眩しく、風も弱く暖かい。ここでこんなに穏やかな冬の日は珍しいのだろう。2人ともしばし歩き回って展望を堪能し、さて下山開始。デポしたザックとスキーが上からは見えず、一旦下り過ぎてしまったがなんとか戻ってそこで補給休憩。後続の人達が何人も登ってきている。
さて滑降。デポ地付近のクラストガリガリ雪を慎重にこなした後は、快適パウダー滑降が延々と続く。渡渉点に下りるまでの標高差1000mがほぼ下り一辺倒だ。渡渉点登り返しを一頑張り、最後の下りは気温も上がって少し重めの雪になったが、最後の緩斜面も走ってキャンプ場に到着。大満足で終わった。
コメント
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Nishidenさん、
やっぱり羨ましいレコになりましたね。
この日は自分を含め、全国の登山者が一斉に歓声をあげていたに違いありません。
ぜひまた今度ご一緒してください!
Sanchan,
その通りです。ここは何度でもまた行きたいと思います。
言うまでもなく、スキー得意なsanchanには絶対お勧めです。次の機会には是非。
Yamachan,
スノーシューで登ってた人はボーダーさんで下りは僕よりも速く滑って行っちゃいました。
条件に恵まれれば下りもスノーシューでも十分行けるし楽しめもするとは思いますが、やはりここは滑りに行くところだと思うなぁ。
穂高なんかに比べたら滑落の危険などは殆どなく、準3000mの雪山を少しは気軽に楽しみに行けるところではありますね。
この日の余韻ですね(^.^)
あらためてスキーの機動性はすごい。下山は上りの半分以下ですもんね。
日曜はゆっくりスノーシューにお付き合いありがとうございました。
平湯からこんな素晴らしいルートがあるんですね。
スノーシューの方もいらっしゃるようで、是非一度トライしてみたいと思いました。
およそ13キロの雪道、果たして完登できるかいささか不安ではありますが・・・(^_^;)
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