裏越後三山
- GPS
- 26:02
- 距離
- 32.0km
- 登り
- 3,148m
- 下り
- 3,119m
コースタイム
- 山行
- 8:31
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 9:06
- 山行
- 10:06
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 10:53
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
9/14 登山口到着。車は一台もない。身支度を整えて出発。一般的なルートではないよ、と警告の看板。伸び切った蕨が傍に生えている。早速急登が始まる。今日も気温が高い。汗が止まらない。前山を過ぎ、前グラの前まで来た。多分ここからクサリとハシゴの連続。覚悟して進む。慎重に三点確保で登る。きつかったが、集中していたせいか、特に危ない目にも遭わず前グラへ。しかし、所々下を見ると肛門から前立腺の辺りがモゾモゾした。少々バテ気味で、荒沢岳へ。予定より1時間以上遅れている。クサリ場でだいぶ時間を使った。とにかく日が暮れる前までにテン場へ。時々来た道を振り返ると笹藪の隙間から荒沢岳の荒々しい姿が見えた。それにしても、陽の水はちゃんと出ているだろうか。今年の猛暑は異常だ。水がなかったら。。。中ノ岳まで頑張るか、いや無理だ。池塘の水を沸かして飲むしかないな。など思いながら歩く。テン場到着。何はともあれ水場へ。沢まで降りる。あれ、水流れてない。いや違う。この下だ。沢を5分ほど下ったところに水が沸いてた。助かった。テン場に戻りテントを設営し晩飯。ビールとウイスキー水割り3杯ほどですぐ眠たくなった。寝ようと思ったら、雨が降り出した。大降りではない。明日は天気が悪い。早めに回復してくれる事を願う。
9/15 4時前に起床。まだ小雨が降っている。朝飯を食べようと思うが、昨日の疲労なのかあまり食欲がない。パンを齧り、コーヒーで済ませる。もう一度水を汲み、小雨の中テントを畳んで出発。源蔵山のあたりに少し晴れ間。兎岳までは快調。ウサちゃんもちゃんと待っててくれた。中ノ岳を目指す。小兎岳当たりから雨が強くなる。仮払いはあまりしていないようだ。鞍部からの登りでまたバテバテ。中ノ岳に到着したが、景色はない。避難小屋で大休止。中はとても綺麗だった。このまま泊まりたい気もしたが、明日のことを考えるとそうも行かない。先を目指す。避難小屋から下は割と仮払いされていたが、その先は笹藪で足元が見えない。時々スベくる。檜ノ廊下の手前暗部でルートを誤る。恐らく、笹藪で覆われていたのだと思うが、草もみじの開けた方を下ってしまったようだ。直登して復帰しようとしたが、岩で足を滑らせ10mほど滑落。カッパのズボンが擦り切れた。藪を漕いでなんとか夏道に復帰。素直に戻れば良かったのかも。ここでも大分タイムロス。檜ノ廊下まで来る。経験上、檜と付く道は歩き辛い。登山道にでた根を乗り越えながら慎重に進む。危険箇所もなんとか通過。薮も狩っていなが、ピンクテープももう少し付けたほうが良くね?など、段々腹立たしくなったりもしたが、登山道を整備するのは本当に大変な事である。高齢化で消滅する山岳会も増えるし、この先廃道になってしまう道も増えるのかも。ラスボス駒ヶ岳にも無事登頂。魚沼丘陵の辺りがかろうじて見えるが、すぐ手前の八海山すら見えない。大分遅れた。駒ノ小屋に向かう。ガスの向こうに人の声が聞こえる。何十時間ぶりかに人の声を聞いた。もうテントを張るきもないので、小屋泊まりで受付。他7人くらいか?。談笑している声が聞こえたのだ。宿泊者の中に男女の修験者の方。白装束に三度笠。登山靴ではなく、ポリプレンのロープを編んだ草鞋を履いてきたのだそうだ。明日は中ノ岳から十文字狭に抜けるとのこと。びっくり!!。また、寝床が隣の方は、明日丹後山に泊まって、荒沢を下とのこと。仮払いもイマイチだし、前グラの下は気をつけてください。10時頃トイレに起きると、空は満天の星空だった。これまで景色はなかったが、この星空を見ただけでもきて良かったのかもしれない。
9/16 4時半ごろ、白装束を纏った修験者の方々が出発。女性の方が何か祝詞のようなものを唱えた後、男性の方が法螺貝を吹いた。ブオーブオー。オクターブ上げてぷお〜。何か神聖なものを見させて頂いた。水を汲み6時前に出発。最初、岩場で滑りやすいが、所々木道で大変綺麗に整備されており、歩きやすい。昨日の道とは大違いだ。これが百名山と二百名山の差なのだろうか。道行山から降りようと思ったが、昨日隣だった方が、銀の道のほうが歩きやすい、とのことだったので歩いてみる。かつて銀山平で取れた銀を人足が運んだのだろうか。とても歩きやすい。銀の道が終わると北ノ又川にでた。このまま川沿いを歩くべきところ、間違えて車道に出てしまった。面倒なのでそのまま石抱橋まで歩いた。川には魚影が見えた。少年がいたので何の魚か尋ねてみたが「魚です!!」とのこと。。。すると飼い犬に吠えられたので、足早に登山口に戻った。
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ありがとうございます。おかげさまで軽症で済みました。なかなかの山旅でした。
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