霧の剱岳(別山尾根)
- GPS
- 17:00
- 距離
- 19.6km
- 登り
- 1,956m
- 下り
- 1,951m
コースタイム
- 山行
- 3:09
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 3:54
- 山行
- 5:27
- 休憩
- 2:54
- 合計
- 8:21
天候 | ■9/15(金) 早朝は雨。登山中は曇り。 (テン場ではテントがひしゃげる強い風が時折吹いた) ■9/16(土) 早朝〜霧、14時半頃〜19時頃まで、強い雨が降ったり止んだり。一時雷。 ■9/17(日) 晴れ。 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
金曜日の朝9時過ぎに到着、かなり停まっていたけど数台空きあり。何箇所かに分かれて駐車場があるので遠い駐車場には空きありの状態だった。 ■ケーブルカー&バス 立山駅→美女平→扇沢 (大人片道) 4090円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
霧で濡れた岩場はスリップ注意 高度感ある鎖の連続 要体力技術 【以下、あくまでも自身の感覚という事と濡れた岩場という状況に於いての感想】 ◇鎖場の中で、使わない方が歩きやすい箇所や、使わなくても容易に通過出来る箇所もある。 ◇おチビにはスタンスが大きくて少し苦労する箇所もある。 ◇平蔵の頭の7番鎖場は、濡れてると恐怖感マシマシ。 ◇カニのたてばいは、出だしの所が少し怖かった。 ◇カニのよこばいは、高身長の夫にとっては鎖の位置が低すぎて恐怖感があったとか。 ◇カニのよこばいの後の梯子がツルツルで恐怖感アーップ。 ◇前剱から一服剱まで、ガレガレの長い下りは丁寧に。 |
その他周辺情報 | ■グリーンビュー立山 「千寿の湯」 日帰り入浴 大人1000円 https://www.greenview-t.com/hotspring/ ぬるぬるのお湯 立山駅駐車場から3分程 近くてgood! |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
今年の山行リストの1つ「剱岳」
登山を始めていつかは登りたいと憧れていた頂きに立つことが出来てよかった。
〜〜〜〜〜*
秋の三連休は混むに決まっている。
金曜日に有休をとり、金曜日〜日曜日を予定していたが、天気をみると日曜日が晴れという事はアタック日はこの日の方が良い。
でも混雑のストレスを考えると気が進まない。雨の予想は土曜日の午後と月曜日の午後。剱岳アタックは早朝出るから、お昼には剣山荘まで下りてこられるので、混雑を避けて、予定通り金曜日に出発した。
今回は扇沢ではなく立山駅から入る事にしたので、長時間運転してくれた夫に感謝。
〜〜〜〜〜*
駐車場にはすでに沢山の車でいっぱい。空きがあってホッとした。9時過ぎに着いて、10時のケーブルカーかなと思ったら9:40の臨時便が出ていたのでそれに乗った。
室堂に着くと、カッパを着た人や傘を持ってる人が目についたが、我々が歩き出してからは雨は降らなかった。
平日だからか、雷鳥沢幕営地はまばら、剱沢キャンプ場もゆとりがある感じ。
寝不足だからテントを張ってひと眠り。
胃腸の調子があまりよろしくなくて、夕飯は豚汁しか食べられなかった。
夜は7時前には眠りについた。
〜〜〜〜〜*
2日目、アタック日。
3時前に起床。
もう出発している人もいる。
支度を整えて4時半に出発。霧が濃いめ。
途中で少しでも晴れることを願いつつ。
キャンプ場から剣山荘までの道のりは暗いとわかりづらい場所があった。
剣山荘まで来るといよいよ始まる感。緊張感が増していく。
一服剱から前剱までの間だったか、後続者から「ラーク」という声を何回も聞いた。
もうとにかく、丁寧に一歩一歩安全第一で歩くしかない。
山頂に着いても真っ白けなので、写真撮影をして少しだけ休憩して早々に下山開始。
まだまだ下山も気が抜けない。
カニのよこばいの後の梯子が濡れて滑るから怖くて脚がガクガクして笑ってしまった。高所は苦手ではないので梯子に恐怖感は抱かないタイプだけど、濡れてるだけでこんななるか??!と己にビックリした。
濡れた岩場はそれだけで怖い。
乾いていたらまた印象は違ったのかもしれないけれど、滑らないように神経使ったからとても疲れた。
剱岳は、カニのたてばいやよこばいがフューチャーされるけど、それ以外でも少しでもミスれば命取りの場所ばかり。
そして道のりも長いので、精神力と体力とどちらも必要だと感じた。
〜〜〜〜〜*
2日目の夜は、連休初日とあってテントが一気に増えた。だからか、20時過ぎても話し声が止まらなかったり、ヘッデンでウロウロしててテントを思い切り照らされて眩しくて目が覚めた。どーにかならんかね。
〜〜〜〜〜*
当初の予定は、2日目は雷鳥沢まで下りて、3日目に大日岳に登って称名滝へ下山予定だった。
でも予想に反して、剱岳の疲労感が大きかったのと、胃腸の調子が悪くてあまり食べれてなかったから称名滝まで歩ききるには不安があったので、室堂へ下りた。
途中のみくりが池で食べたソフトクリームに癒やされた。
早い時間に下山したから、立山駅の駐車場までは混んでいなくてノンストレス。
自宅までは長い道のりなので運転する夫は大変だったと思うけど、途中SAで寄り道しながらドライブを楽しんだ。
行きは、中央道経由だったから下道が長いルートだったけど、帰りは富山、新潟、群馬、埼玉を経由。遠回りだけど、下道が長いよりは高速の方が楽だったよう。
関越で渋滞に巻き込まれたけど、三連休にしてはまだマシだったかも。
〜〜〜〜〜*
10月初旬に癌の手術を予定しているので、その前に憧れの剱岳に登頂できて嬉しかった。
「山の神様ありがとうございます」
頑張れた自分を褒めてあげようと思う。
きっと手術もうまくいくはず。
病気なんてくそくらえ。
さて、復帰戦はどこの山へ登ろうかな。
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