念願の西穂高岳の山頂に立つ
- GPS
- 12:18
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,358m
- 下り
- 1,343m
コースタイム
- 山行
- 4:31
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 6:27
- 山行
- 5:10
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 6:48
天候 | 9/16 晴れのち雨、9/17 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西穂高口駅〜西穂高山荘 最初は樹林帯の中の木道歩き、一旦下ってから長い登りとなる。登山道はよく整備されている。 西穂高山荘〜独標 最初は巨岩の間を登り稜線に出ると、ハイマツ帯のなだらかな歩きのあと、丸山の先からグリ石が敷き詰められた登山道の上りとなり、独標まで急勾配の単調な登りが続く。独標直下は、本格的な岩登りとなる。 独標〜西穂高岳 いきなり急斜面の下りから本格的な岩登りが始まり、危険度が高い岩場のトラバースや岩峰のアップダウンが連続するため、基本的な岩登りの経験者でないと、この区間に踏み込んではいけない。 |
その他周辺情報 | 西穂高山荘: テント場使用料 2000円/人、テント場は先着順 西穂高ロープウェイ: 白樺平〜西穂高口往復 2800円 JAF割引100円 荷物料金6kg以上 片道400円 往復800円 鍋平高原登山者用駐車場: 300円/日 日帰り湯: 奥飛騨の湯 900円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
|
---|
感想
9/16の4時に自宅を出発し、中央高速経由で新穂高温泉の鍋平高原登山者用駐車場に着いた。8:30の白樺平からの始発のロープーウェイで西穂高口駅に移動し、丸ポスト前で写真を撮った後、17kgのザックを背負って西穂山荘に移動した。始発で移動したが、到着時点で既に7割方テン場が埋まっており、びっくりしたが、幸いなことに奥のテント場の木のデッキの上にテントを設営できた。
テント設営後、西穂山荘名物のラーメンを頂き腹ごしらえをして、独標までの偵察にでかけた。初日の天気は、曇り空で2000m以上には雲が張り付いており、眺望はほとんど得られなかった。
独標への偵察時、当初は独標までの予定だったが、独標からの下りが一番の難関だと思っていたことと、時間があったため、8峰のピラミッドピークまで足を伸ばした。
14時に西穂山荘まで下山できたので、テント場でビールを飲みながら、早めの夕食の支度にとりかかった。Aさんが本格的な麻婆茄子を作ってくれ、漬物と味噌汁と白米で大満足の夕食となった。夕食を食べ終わり、後片付けをしていたら、パラパラと雨が落ちてきた。夕方西穂山荘の気象予報士さんが、明日の天気予報を解説してくれ、明日はこの数日間で最も条件が良い好天に恵まれると聞き、明日への期待が高まった。
夕方から真夜中にかけてまとまった雨が降ったが、2時すぎには、オリオン座が東の空に現れ、満天の星空が広がり天の川もみられ、予報が的中した。
9/17は快晴の天気に恵まれ、両隣のテントの方は、2時からテントを畳み、出かけて行った。西穂高岳山頂でのご来光狙いか、奥穂高岳への縦走の方かもしれないと思った。テント場のアチラコチラで準備が始まったため、4時過ぎに起床し、おにぎりで朝食を済ませ、テントを畳んで5:20に西穂高岳を目指して出発した。
稜線に出てみると、上高地には雲海が広がっていた。更に、丸山まで登ると、360度の眺望が広がっていた。昨日は、曇でほとんど眺望が効かなかったが、この日は、富士山、南アルプス、中央アルプス、八ヶ岳、笠ヶ岳、白山、黒部源流域等の山々がくっきり見え、素晴らしい眺望に心が踊った。
前日の視察で第8峰までは、登山路の様子が頭に入っていたため、順調に登ることが出来、6:26に独標に到達した。ここで、ゆっくり休憩を摂った、第8峰のピラミッドピークまで登ると、南アルプスや中央アルプスや御嶽山が更に大きく見え、山座同定が楽しかった。
第4峰のピラミッドピークは、山頂直下をトラバースする形になっており、主峰の西穂高岳がいよいよ大きく見えて来て感激した。ここから先の登山路は、尾根筋の西側をトラバースする形になっており、前日の雨で西側の斜面の岩はぬれていたため、注意して登った。
西穂高岳山頂直下の逆スラブの区間も難所だったが、ホールドがしっかりしており、順調にクリアでき、西穂高岳の山頂に到達したときは、念願の西穂高岳の山頂に立つことが出来、感無量だった。山頂からは、先月末に登った槍ヶ岳~南岳や黒部源流域の山々が見渡せ、新たな感慨を覚えた。
また、西穂高岳~天狗岩~ジャンダルム~ロバの耳~奥穂高岳に至る稜線は、初級&中級レベルの登山者を寄せ付けない荒々しさを見せており、間近で見るその厳しさを改めて実感した。
いつまでも、この雄大な眺望を楽しんでいたかったが、きりがないので、8:33に下山の途についた。登りより下りのほうが、事故が起きやすいため、慎重にくだった。この時間帯になると、7時の臨時便で登ってきたという登山者が列をなして登ってき始めたため、スライドに時間がかかった。
9:53に独標につき、10:43に西穂山荘に下山した。
朝方にテントを畳んで置いたため、パッキングは楽だったが、雨を含んだテントが結構重くなっており、ロープウェイまでの区間が長く感じた。
これまで、西穂高岳は何回も計画を立てていたが、天候不良や諸々の事情で計画中止が繰り返されていたため、今回9月の連休で好天に恵まれた中で西穂高岳の山頂に立つことができ、感慨無量だった。
今回の西穂高岳登山の計画を立案し、車を出してもらい、食事等も手配してもらい、一緒に登ってくれた山仲間のAさんに感謝!感謝!したい。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する