雲取山_東京都最高峰の百名山で山荘泊
- GPS
- 09:20
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 1,670m
- 下り
- 1,643m
コースタイム
- 山行
- 4:45
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 6:55
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース全般を通じて整備が行き届いていて、一般的な集中力があれば危険な箇所はありませんでした。 |
その他周辺情報 | ■日帰り温泉:奥多摩温泉 もえぎの湯 ※950円/大人 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
|
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感想
東京都で一番高い「雲取山」に登ってきましたので感想を含めコースの様子をご紹介します。
直前まで天気予報が二転三転するなか前日に天候が安定する見通しとなり、たまたま山小屋の予約もできたので登ってみることにしました。
雲取山には東京側から登る「鴨沢」ルートと埼玉県側から登る「三峰神社」ルートが一般的です。あとは山梨県側から登る「三条の湯」ルートがあります。
今回私は東京側から登る「鴨沢」からの一泊二日のピストン登山を選択しました。
□一日目
■7時12分「行動開始」 標高745m
前日に「丹波山村 村営駐車場」にて車中泊して、ここから出発しました。
ここの駐車場は無料ですが夜でもトイレが利用できます。感謝の気持ちを持ってきれいに使いましょう。
■7時16分「小袖登山口」
駐車場から道路を数分あがると左手に斜めに上がるコンクリートの沿道あります。
ここが鴨沢ルートの登山口となります。標識があるので直ぐに分かると思います。
■8時45分「風呂岩」
一時間半ほど緩めの山道を進んで到着。平将門がここで湯を沸かして風呂に入ったと言われる岩があります。
少し広い場所なので一息つく場所としてお勧めです。
■9時27分「七ッ石小屋下分岐」
「七ッ石山頂」と「七ッ石小屋」を巻けるルート分岐。実は七ッ石小屋の直後にももう一つ巻き道があります。七ッ石小屋はこのルート唯一の有人小屋なので補給をしたい場合やトイレを利用したい場合は巻き道を進まないほうが賢明です。
■9時39分「七ッ石小屋」
休憩。朝食の残りと水分を補給。
小屋の敷地を奥に進むと小さなテン場があり、ベンチが幾つか設置されています。
小屋では飲み物、軽食、お土産を購入することができました。無償で水の補給を受けることも出来ました。※感謝
お手洗いはチップ制ですので快く協力しましょう。
■10時38分「七ツ石山」山頂 ※1757m
登頂開始から4時間ほどで到着。なんだかんだで1000m登ってきました。
直前まで青空が覗いていたのに山頂はガス。。三角点にタッチしてから出発。
高めの樹木が立ならんでいるので眺望はいまひとつ。帰りは巻き道を利用しよう決めました。
■11時26分「奥多摩小屋跡」
お腹が減ってしまったのでここで昼食。
「七ッ石山」から100m程下り、緩い稜線をひたすら進むとあります。
直前にヘリポートがあるのが目印。
奥多摩小屋は昨年春に閉店したそうですが、跡形もなく更地なっていました。
東京都の予算が潤沢なのだろうか。
■12時30分 再出発
直ぐに出てくる「ヨモギの頭」には登らず巻き道で雲取山を目指す。
■13時09分「雲取山」山頂 ※2017m
山梨県側の山頂標識と東京都側の山頂標識が其々ありますのでご注意を。
ちなみに東京都側の山頂標識の横には140年前に設置された「原三角点」があります。現存するのは3ヶ所のみの激レア三角点なのでお見逃しなく。
肝心の景色ですが空は晴れていましたが雲が多くなってしまい、遠目の景色は残念ながら今一つでした。明朝の登り返しに期待。
■14時08分「雲取山荘」
山頂から120mほど下ると茂みの中にありました。
想像していたよりも大きい山小屋で昔はもっと大きかったそう。
なお天皇陛下も3回お越しなられたことがある由緒ある山小屋でした。
しっかりした夕食と朝食を出して頂いて大満足の山小屋でした。
□二日目
■4時15分「起床」
東の空はすでに白んできてる。ガスなし。天気は良さそうです。
5時からの朝食を摂ったあとに日の出を堪能しました。
■6時00分「出発」
まだ少し空気がひんやりしていたけど、朝一は山頂までの登り返しなので半袖半ズボンで出発。そしてすぐに汗だく。
■6時25分 再び「雲取山」山頂
昨日とは違って空には雲一つない。富士山も良く見えました。
満足するまで景色を眺めてから下山開始。
■4時34分「九合目」迎久須志神社
東の空が赤く染まってきました。
この辺りにくると登山客も増え渋滞気味。山頂までは間に合いそうにありません。
■5時00分「御来光!」
山頂手前にある鳥居の下50mぐらいのところで御来光を迎えました。
水平線から太陽が顔を出すと山の斜面がサーとオレンジ色に染まり、太陽熱を感じまました。
■5時12分「吉田口山頂」
改めて御来光を浴びながら残りの朝食を補給。
お鉢巡りに備えてここでゲイターを装着。
■6時00分「お鉢巡り」開始
伝統的な習わしに沿って時計回りで富士山最高地点「剣が峰」をめざします。
CTは一周90分。
■6時40分「剣ヶ峰」3776m
剣ヶ峰の記念碑は記念撮影の行列ができており、列に並び始めて順番が来るまで40分掛かりました。
実はその奥に誰も並んでいない基準点が厳密には最高地点らしいので、時間が限られている方は並ばずにそちらに立ち寄るのが効率的かとおもいます。
■8時19分「下山開始」
再び「吉田口山頂」まで戻ってきたので下山を開始。
■7時40分「七ツ石山・巻き道」分岐
予定通り帰りは登らず巻き道を選択。
■8時42分「堂所」
標高は約1250m。だいぶ降りてきた。
■9時40分「小袖登山口」
無事に下山完了!往復22kmのロングコースでした。
★★登ってみた感想
東京都の最高峰が雲取山であると初めて知ったとき、高尾山のように観光化された山なのかと思ったのですが、どのルートでも往復20km強のコースでなかなか奥深いところにある山だなと思いました。
実際に登ってみると事前の情報通り、命の危険を感じるような難しい箇所は特になくて整備されたコースが延々と続いているという感じです。全般的には緩い傾斜が多くてピーク付近で一部急登がある程度ですので、初級者でも山との向き合い方ができている方でしたら充分楽しめる山だと思います。
ただし水平距離が片道10kmを超えますし、累積標高が1600m以上となることを考えると足に自信のある方以外は基本的には一泊二日の山行のほうが安全に楽しめると思います。特に水分補給やエネルギー補給の正しい摂り方に慣れていない方は熱中症やハンガーノックのリスクがありますのでソロは極力避けましょう。
以上東京都最高峰「雲取山」鴨沢ルートの感想でした。
山登りは準備が八割。
十分な下調べと十二分の装備、そして必ず登山届を提出して山登りをお楽しみください。
もし参考になりましたら評価やコメントを頂けると嬉しいです。
ありがとうございました。
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