槍ヶ岳(北鎌尾根バリエーション)
- GPS
- 29:29
- 距離
- 45.9km
- 登り
- 3,113m
- 下り
- 3,110m
コースタイム
- 山行
- 7:42
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 8:29
- 山行
- 12:27
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 13:41
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 7:09
天候 | 概ね快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
感想
Day1
夜行バスで上高地へ。ハイシーズンの3連休とあって早朝からBTは大賑わい。
初日は装備を背負って殺生ヒュッテまでと長い道のりのため足早にスタートする。
大曲を過ぎた頃から体調が優れずペースが保てなくなる。日頃の過労と睡眠不足が原因。一部メンバーに先行してテント場の確保をお願いし、私は登山道脇で30分ほど仮眠し、その後もゆっくりペースでなんとかテント場へ到着。前半がハイピッチだったので結果コースタイム内には到着できてよかった。
Day2
いよいよ本番。満天の星のもと3時過ぎに山行開始。水俣乗越でロープを跨いでバリエーションルートが始まる。1000m近い降りは急斜面かつザレザレで何度も尻餅をつきながらなんとか下り切る。徐々に日が上り、目指す槍ヶ岳のが真っ赤に染まり美しい。
北鎌沢出合から北鎌のコルは激しい直登で、沢登りのツメがどこまでいっても続く感じ。コルに到着した時には既に一山登り終えたくらいの疲労感。だがここからが本番。
時折ルートがいくつもある(一つもない)ように見える場面をリーダーが慎重にルーファイし、なんとか北鎌平へ到着。最後の槍穂先核心に向け最後の休憩を取っていると、山頂直下で激しい落石音とともに滑落者が。数十メートル下で止まったらしく、パーティーが声をかけているのが聞こえる。
自分たちがこれから登る目の前で滑落事故が発生し、思考停止。身体が固まる。
しかしエスケープルートはなく、登り切るしかない。リーダーの判断で、レスキューヘリが来て身動きが取れなくなる前に山頂を目指すことに。一手、一足に緊張感をもってかつスピーディーに上へ上へ。1時間弱で山頂に到着した時には達成感と緊張からの解放と疲れで涙が出た。山頂は登山者で賑わっており一気に非日常から日常に戻ったように感じた。
殺生ヒュッテまでの下山中にレスキューヘリが到着。滑落から1.5時間が経過していた。翌日のニュースで一命は取り留められたことを知り何よりだった。
Day3
下山。5時前に出発、正午前に小梨平に到着してお風呂で汗を流し、帰路へ。
私史上一番チャレンジングな山行となった。
そして、滑落された方も一命取り留められていて安心しました。
真っ赤に染まった槍ヶ岳や10/19〜12/19の写真の緊張感と15/19から安堵が伝わってきました。
ありがとうございます!自分の体力・スキルに不安があった中での滑落事故で不安が高まりましたが、無事登頂できたことは大きな自信に繋がりました!
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