仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳

2023年09月17日(日) ~ 2023年09月19日(火)

• GPS: 19:20
• 距離: 19.1km
• 登り: 2,410m
• 下り: 2,387m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:00
• 休憩: 0:29
• 合計: 5:29

距離 5.0km 登り 1,053m 下り 214m

8:15 北沢峠
8:50 8:57 北沢峠・長衛小屋分岐
10:11 10:17 薮沢大滝ノ頭
11:45 11:56 小仙丈ヶ岳
12:52 12:53 仙丈小屋分岐
13:24 13:27 仙丈ヶ岳
13:38 13:40 地蔵尾根合流
13:44 仙丈小屋

2日目

• 山行: 3:36
• 休憩: 0:50
• 合計: 4:26

距離 5.0km 登り 220m 下り 1,061m

13:44 仙丈小屋
6:55 7:03 地蔵尾根合流
7:18 7:42 仙丈ヶ岳
8:05 8:05 仙丈小屋分岐
8:41 9:00 小仙丈ヶ岳
9:49 9:50 薮沢大滝ノ頭
10:46 10:47 北沢峠・長衛小屋分岐
11:13 北沢峠

3日目

• 山行: 7:59
• 休憩: 1:21
• 合計: 9:20

距離 9.1km 登り 1,138m 下り 1,136m

11:13 北沢峠
4:19 4:20 北沢峠 こもれび山荘
4:25 4:25 仙丈ヶ岳二合目登山口
4:31 4:31 長衛小屋
5:12 5:12 仙水小屋
5:40 5:41 ガレ場
5:50 5:58 仙水峠
7:48 7:58 駒津峰
8:27 8:41 六方石
9:28 9:28 駒ヶ岳神社本宮
9:35 10:05 甲斐駒ヶ岳
10:10 10:10 駒ヶ岳神社本宮
10:56 10:56 六方石
11:29 11:38 駒津峰
12:14 12:15 双児山のルックアウト
12:21 12:25 双児山
12:30 12:35 双児山南峰
13:40 北沢峠 こもれび山荘

天候

9/17(日)晴れのち曇りのち晴れ
9/18(月)晴れのち曇り
9/19(火)晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

諏訪南IC近くのホテルに前泊し、5：30頃出発。

南アルプス林道バス利用。
仙流荘→北沢峠
（所要約50分、往復2740円手荷物込み）
※8：05発に乗るつもりだったが、7:10頃、臨時バスに乗車できた。乗車券売り場も並び列無し、２８人乗りのマイクロバスは１２人ほど。
※連休なか日のためか、駐車場は夜中のうちに満車となり、1.5kmほど離れた臨時駐車場に停めた。無料。
帰り、バスで臨時駐車場まで送ってくれた。

コース状況／危険箇所等

良好。

その他周辺情報

仙流荘にて日帰り入浴あり。ただし、定休日あるので事前確認要。

写真

9/17 6:40

連休なか日。仙流荘8:05発の2便目狙いで行くと、係員さんからは、満車なので2km歩きますが…とかなり手前の臨時駐車場に。

9/17 6:48

臨時駐車場はこんな感じで、川沿いにずらーっと。

9/17 6:58

バス乗り場に近づくとバスが待っていて何人か乗車中。券売機の並び列もなく…まずはトイレで用を足していると、トイレに係員が「北沢峠行きのバス乗りますか？」と大声で聞き、もちろん、「乗ります！！」と返答。

9/17 7:51

待ち時間も行列も無縁にバスに乗り、北沢峠到着。

9/17 7:51

バス到着の目の前にこもれび山荘。良い雰囲気❤️
翌日宿泊予定なので、こちらに翌日以降必要な物を預けます（細かいですが、着替えやお酒、ポカリ粉末など）

9/17 8:15

トイレ横が、仙丈ヶ岳登山口です。
（トイレには登山届けポストあります）

9/17 8:32

○合目、の案内があるので、目安になりますね。
1合目までは、緩やかなウォーミングアップ。

9/17 8:59

木立の中をまっすぐな道。こんな楽な道はここが最後かも！！

9/17 9:42

でも気づくと4号目。まだ視界は開けず。

9/17 10:14

馬の背方面との分岐。ここは何人も休憩してます。

9/17 10:32

お！ゴゼンタチバナの実。夏は花を見て、今シーズン初の実。秋を感じます。

9/17 10:43

6合目を過ぎたあたり。振り返ると、甲斐駒ヶ岳がドーンと！

9/17 10:44

10：30過ぎても、まだ雲が上がってきていません。甲斐駒が青い空にくっきり。

9/17 10:55

これから登る稜線が、なだらかです。

9/17 11:14

ナナカマドの実がワンサカと。葉はまだ紅葉していません。

9/17 11:32

小仙丈ヶ岳への分岐。右は小仙丈ヶ岳山頂を通らない巻道。

9/17 11:35

小仙丈ヶ岳山頂。向こうには、仙丈ヶ岳が見えます！

9/17 11:36

北岳と間ノ岳。

9/17 12:18

8合目。ここからの登山道、緩やかに見えますが、距離はありますね。やばい、雲が上がってきました。

9/17 12:52

仙丈小屋との分岐。

9/17 12:58

仙丈小屋との分岐から5分ほど。振り返ると、甲斐駒ヶ岳はもうほとんど見えません。

9/17 13:19

山頂手前に、大仙丈ヶ岳との分岐。大仙丈の先の稜線は塩見岳方面へ続く仙塩尾根。
尾根筋を見たいけど、ガスっててみえません。
3日後に、鳥倉登山口から登り始め、塩見岳からこの仙塩尾根を歩いて間ノ岳・北岳へ歩いて来る予定です。

9/17 13:20

仙丈ヶ岳山頂。一瞬の青空。でも周りはよく見えません。

9/17 13:29

山頂からくだり、仙丈小屋へ向かいます。

9/17 13:45

仙丈小屋。入り口・受付は階段上って2階です。

9/17 14:21

外にある、１階のトイレ。綺麗！！

9/17 14:30

入り口入ってすぐの売店メニュー。

9/17 14:30

小屋利用案内。消灯の20時以降は、トイレが外の２階の夜間トイレに変わります。でも、1階まで降りてから、別階段で２階へ行くので、大変。（なぜなら、寝ているのは３階なので、外階段で、３階↓１階↑２階と上り下りが💦）

9/17 14:35

３階の寝室の入り口。

9/17 14:35

天井が高い！！圧迫感がないのがいいです！
一人づつ仕切りがあります。頭の上に棚があり、ザックや、小物など置けて、便利でした。

9/17 15:31

小屋前のテラス。
テーブルはありますが椅子はありません。伊那市方面の町が、少し見えます。

9/17 16:59

揚げたてエビフライ➕タルタルソース👍
豚の角煮もガッツリと3切れ。疲れた体にいいですね。

9/17 17:22

夕食後、雲がなくなってきて、甲斐駒ヶ岳が見えてきます。ベンチからの最高の眺め。でも、結構寒くなってきた。

9/17 17:31

どんどんくっきりと見えてきた。

9/17 18:01

空の色がキレイ。雰囲気がずいぶん変わります。

9/18 4:55

翌朝の甲斐駒ヶ岳。朝焼けの空が写ってますが、実際の目ではガスも多く小雨降ってます。日出時刻まであと25分。登るか迷っていると
…

9/18 4:55

いきなりガスが抜けて、甲斐駒ヶ岳がくっきり。
半ば諦めていたけど、「よし行くぞー」と。
小屋番さんから、山頂にこだわらなければ、、稜線に出てすぐの所に良い日出展望所があると聞き、そちらへ猛スピードで向かいました。

9/18 5:13

稜線展望所からの富士山。
日の出前。朝焼け空の富士山❣️クッキリに感動です。

9/18 5:25

この、赤い濃い所から日の出。

9/18 5:27

雲海からの日の出🌅

9/18 5:32

明るくなった空に浮かぶ富士山。淡い空の色にシルエットがいい。

9/18 5:34

日の出をひとしきり堪能して小屋に戻ります。小屋方面の向こうには中央アルプスです。

9/18 6:02

朝食は5:30〜6:30、いつでもよく、日の出を見て戻ってからでも十分間に合います。ありがたい配慮です。

9/18 7:29

昨日の山頂はガスっていたので、朝食食べて、支度してから、もう一度山頂に来ました！青い空！！

9/18 7:32

これがみたかったーー！
富士山、北岳、間ノ岳！
（間ノ岳の右後ろに農鳥岳もあります）

9/18 7:47

このNo.1.2.3を見ながら歩く。最高でした！
この日は北沢峠に下りて、こもれび山荘に泊まるだけなので、とにかくゆっくりと、何度も止まって絶景を眺めて過ごします！

9/18 8:32

南側の三山だけでなく、下りながら正面には明日登る甲斐駒ヶ岳です。

9/18 11:14

北沢峠へ下りてきました。

9/18 11:40

こもれび山荘１階の、2段目23と、24が今日の寝場所。一人づつカーテンもあるので、閉めると着替えなどできます。しかも、一人づつに枕元にライトがあります！！

9/18 11:40

１階の端、白い扉が、トイレ＆洗面所。その横に自由に使えるサンダル。階段の横には靴置き場。
私たちの場所は階段のすぐ横で、トイレも近く便利。

9/18 11:42

こもれびラーメン。醤油？豚骨だし？でしょうか。
ラーメンには詳しくないのですが、くど過ぎないのにガツンとくる、疲れた体が欲する味。かなりスープを飲んでしまいましたが、おかげで水分・塩分不足解消！

9/18 13:08

お腹も満たしたので、明日早朝歩く長衛小屋方面を下見しに行きます。

9/18 13:15

この「仙水峠」の看板を左に行く。ここを見落とさなければ登山口に行けるはず！
ビール飲んでいたので、もう体がしんどくなりここで引き返します（なぜなら、ここまでは緩い下り。上り坂が、きつそうなので）

9/18 13:37

私たちの24辺りからの眺め。梯子降りるとテーブルが有り、ここも食堂スペースになる。

9/18 16:58

夕食。生姜焼きに生野菜たくさん。これだけでも十分なのに、メインはこのスープですね。トマトベースでしょうか？具沢山で、スパイス効いてて、美味しく飲み干します。

9/19 3:56

朝食。チェックイン時に、4時〜、4:30〜、5時〜、と選べますが、ほとんど全員4時でした。
甲斐駒ヶ岳ピストンには、早出したいので、朝食時間が早いのはありがたいです。
ご飯、味噌汁をセルフで好きによそり、おかずをもらいます。

9/19 4:20

4時少し前に食べ始め、重たい荷物は荷物置き場に預けて、4時18分に小屋出発。（食べるの早すぎる💦）

9/19 4:30

前日に下見した分岐を間違えずに左方向へ。
長衛小屋入り口の向かいに、登山口案内。

9/19 4:30

長衛小屋前の橋を渡ります。

9/19 5:03

沢沿いを歩くと、また橋を渡る。少しづつ細い橋になる。写真では明るいけど、実際はまだヘッドランプの灯り頼りです。

9/19 5:08

仙水小屋に到着しました。
トイレは、緊急時以外、立ち寄り客の使用はご遠慮下さい、と書いてありました。ロープが張ってあり、入れません。

9/19 5:22

小屋を過ぎて15分ほど。空が明るくなってきました。

9/19 5:31

不思議なコケの一種？？

9/19 5:36

このゴロゴロのところが、宇多田ヒカルさんがコマーシャルで歩いた場所だとか。

9/19 5:51

仙水峠から、摩利支天が。

9/19 5:51

仙水峠から。鳳凰三山の地蔵岳、オベリスクが見えます。

9/19 5:52

仙水峠。分岐の道標文字が裏側でした💦

9/19 6:06

駒津峰までの登りが、急登で有名。

9/19 6:53

急登だけど、振り返ると鳳凰三山がくっきりとみえます。近い。

9/19 7:06

コゴメクサがまだ咲いてる。

9/19 7:19

ついさっきも見たような景色。変わらず急登。

9/19 7:25

視界も開けてる場所が多くなった。

9/19 7:35

わーー、甲斐駒ヶ岳が大迫力。

9/19 7:48

駒津峰に到着！
ここが6合目だそう。でもまだまだ山頂が遠いけど？！

9/19 8:00

駒津峰から急な下りあり、登り返しあり。
でもコケモモの実かな。癒される。

9/19 8:09

岩ゴツゴツが凄い。

9/19 8:28

六方石の横をおりる。

9/19 8:31

六方石。大きいー。横を通った後、思わずこのすぐ先で休憩。

9/19 8:37

直登ルートと、巻道ルートの分岐。摩利支天に行くには巻道ルートへ。

9/19 8:53

花崗岩で、白い岩と砂の道。これぞ甲斐駒ヶ岳！

9/19 9:11

斜面を巻いているけど、この先がまだまだキツい。

9/19 9:30

ようやく山頂まで5分。

9/19 9:36

山頂！ガスが多くて、北岳や仙丈ヶ岳などは見えず。北側が時折ガスがとれて、街はみえた。

9/19 9:43

青空が見えた瞬間。

9/19 11:37

駒津峰まで下りてきました。帰りは、双子山ルートで下山。ここを右方向へ。

9/19 11:37

これが多分、双子山かな？

9/19 12:18

双子山。特に眺望もなく、道標に書いてあるので、ここがそうなんだ、と。

9/19 15:46

北沢峠に下山し、バスで仙流荘へ。
臨時駐車場に停めた私達を、バスで送ってくれました。臨時駐車場は無料なのに、送ってくれるなんてありがたい。
私達が最後の１台でした。

撮影機器：

iPhone 12 Apple

感想

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初の南アルプス登山です！
この日から7日間、毎日歩きます。
計画では、
1、北沢峠↑仙丈ヶ岳（仙丈小屋泊）
2、仙丈小屋↓北沢峠（こもれび山荘泊）
3、北沢峠↑甲斐駒ヶ岳↓北沢峠→→仙流荘→→
　　→（山塩温泉泊）
4、山塩温泉→→鳥倉駐車場↑塩見小屋（泊）
5、塩見小屋↑塩見岳〜仙塩尾根〜（熊の平小屋泊
6、熊の平小屋〜三峰岳〜間ノ岳〜北岳（北岳山荘泊）
7、北岳山荘↓広河原

凡例
※↑:登り　↓：下り　〜：稜線歩き　→→：車移動

初めの仙丈ヶ岳は山頂近くの仙丈小屋に泊まり、体慣らしをかねてゆっくりと。
その後もできるだけ1日の歩行時間をあまり長くせずに、計画しました。
ところが実際には、天気の影響で後半の縦走を断念したのだけど、この最初の3日間は天気もよく、最高の旅の幕開けになったのです。
　仙丈ヶ岳は、本当にたおやかな山容で、南アルプス初心者の私達を広く受け入れてくれた感じです。
山頂近くの小屋に泊まる醍醐味は、やはり夕日や朝日を見られる事ですね。
私達は小屋の方から勧められた、小屋から徒歩15分ほどの稜線上の展望所から朝日を見ることができました。日出30分前まで、雨が降りガスガスで何も見えなかったのが、さーーっと晴れ渡った。もうそこに運を全て使ってしまったみたい😆
仙丈ヶ岳からの下山は、甲斐駒ヶ岳と、富士山・北岳・間ノ岳を見ながらゆーっくり、のんびり歩きました。もちろん、塩見岳も見えて心ワクワクしました。
甲斐駒ヶ岳登山は、日帰りピストンなので、私たちにとってやはりハードでした。残念ながら、雲の湧き上がるのが思いの外早くて、9:40山頂でも、ガスの中、昨日見た他の山々は雲の中。
ルートに関して。こもれび山荘の方は仙水峠経由のルートを勧めてくださいました。沢沿いの道や、岩ゴロゴロの独特の風景など変化があって面白いと。双子山経由は同じ樹林の中で少し退屈と。
私達は行きは仙水峠経由、帰りは双子山経由としました。というのも、前日の仙丈小屋で出会った方、北沢峠で話をした方、お二人ともが、駒津峰から仙水峠への下りはキツく、膝が痛くなるから下りには勧めない、と話していたから。
双子山経由の下りは登り返しがあるのですが、そんなに大変ではありませんでした。よほど、駒津峰へ下る時の登り返しの鎖場の方がキツかったので😓
退屈な樹林帯といっても、体に負担なく下りられたのでよかったです。
小屋に関して。
仙丈小屋もこもれび山荘も甲乙つけ難くどちらも良い小屋でした。仙丈小屋はトイレの登り下りが難点ですが、それでもあの立地・絶景ですし、食事も美味しく、登山者目線の工夫が随所に感じられました。雨が少なく水不足で、私達が泊まった2日後からは食事の提供を停止するとの事。それでも宿泊者が必要とする水は馬の瀬ヒュッテから運んでいて、必要な分は購入させていただきました。
こもれび山荘は、軽食営業もしていて、アルコールも豊富。長い時間滞在しても快適に過ごせます。トイレや水の心配なく、翌日の登山に備えて体力回復できました。

山小屋の方々、快適な時間をありがとうございました。そして登山中に出会い言葉を交わした方々、貴重な生の声、良いアドバイスとなりました。また楽しい時間を一時、一緒に過ごせて良い思い出になりました。