記録ID: 5961244
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
早川尾根の百高山@北沢峠から広河原までついでに甲斐駒ヶ岳も(早川尾根小屋テント泊)
2023年09月16日(土) ~
2023年09月18日(月)
体力度
7
1~2泊以上が適当
- GPS
- 45:34
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 2,495m
- 下り
- 3,010m
コースタイム
2日目
- 山行
- 9:34
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 10:42
距離 11.4km
登り 1,915m
下り 1,461m
14:36
天候 | 晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新宿8:00→10:06茅野(あずさ5号,3410+特2240円) 茅野10:40→仙流荘11:45(南アルプスジオライナー,1780円) 仙流荘12:10→13:05北沢峠(南アルプス林道バス(1150+220円) 長栄小屋テント場泊(予約不要,1000円) 9/17(SUN) 早川尾根小屋泊(予約不要,1000円) 【帰路】9/18(MON) 広河原12:00→13:55甲府駅(山梨交通バス1990円+300円) 甲府駅14:30→16:40新宿BT(富士急行バス2300円) ※中央道大渋滞で実際の到着は19:50でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
連休だからか早川尾根も沢山の人が歩いていました。眺望も良く,トレイルも多種多様で飽きさせません。森林限界を超える箇所が大半で水場が無いので暑さ対策はしっかりと。 【北沢峠→駒津峰→甲斐駒ヶ岳→摩利支天→駒津峰】駒津峰(こまつみね)まではつづら折れで緩やかに標高を上げていきます。その先はガレや鎖場も現れ,六方石の先で直登ルートと迂回ルートに別れます。甲斐駒ヶ岳直登ルートは三点支持による岩登りが必要で,長い急登なので体力は必要です。花崗岩でグリップが良くマーキングに従えばさほど問題ありません。ただ,中盤でマーキングが消えかけている部分があり,悩みつつ解決する場面も複数ありましたので,奈落に向かわないように違和感センサーは強めでどうぞ。摩利支天へは迂回ルートでしかいけません。分岐より見た目は遠いですが,公称通り往復20分で行けます。迂回ルートは花崗岩の崩れた急なザレで特に下りは転けると花崗岩のヤスリが怖い。 【駒津峰→仙水峠→栗沢山→アサヨ峰→早川尾根小屋】仙水峠まで一気に標高を下げ,栗沢山まで一気に標高を上げます。どちらもかなりの急坂です。仙水峠から先,アサヨ峰まではゴーロ状のガレ場が多くで歩きにくいところ多数。ほぼ森林限界上なので暑さ対策も必要。マーキングもあったりなかったりなのでこちらも違和感センサーを強めに。アサヨ峰から早川尾根小屋もアップダウンを繰り返して標高を下げて行くので踏ん張りどころ。 【早川尾根小屋→広河原峠→白鳳峠←→高嶺】広河原峠までは歩きやすいトレイル,その後,白鳳峠までの間のピーク(赤薙沢丿頭)まではハイマツや石南花が迫り出していて煩い。その後白鳳峠までは平和な下りですが,白鳳峠を越えて高嶺(たかね)に向かって登り始めるとガレ場が出現し,更に先程よりも厳しいハイマツ&石南花の総攻撃に合います。高嶺の頂上付近は岩場で短いものの三点支持が必要な区間もあります。 【白鳳峠→広河原】最初は沢のゴーロ状のガレ場が続き,この区間は木がなく正面の仙丈ヶ岳の眺望が素晴らしい。暫くガレ場を下ると樹林帯に入り,普通のトレイルになります。標高2000mの手前に鉄製のハシゴが連発する区間があり,さらにその先から広河原までの下りはかなりの急坂。土のトレイルで危険はありません。 |
その他周辺情報 | 【北沢峠長栄小屋テント場】南アルプス登山バス北沢峠バス停から下り坂で約10分。1人1000円。連休初日だけに予想はしてましたが満員御礼の鮨詰め状態でした。13時到着でも穴場を探す目利きが必要な状態。そこさえクリア出来れば,小屋では生ビールにおでん,もつ煮,ソーセージなどが購入出来て宴会出来ます。水場も近くトイレも綺麗で数も多く誰でも楽しめるポテンシャル。 【早川尾根小屋テント場】 テン場は公称15張り。1000円。小屋の目の前で水場もトイレも目の前でとても便利。水も良く出ていて南アルプスの天然水を名乗って良い美味さ。小屋番のお兄さんも超親切です。ここは情報がネットにも少ないので,予め電話で水場やテント場の状況,小屋での物販などについて聞いてみたら,応対頂いた小屋の女将さんは,テント場はいつも余裕ですよ〜,菓子パン類はありますよ〜とのお返事。でも,行ってみれば,テン場は連休のご多分に漏れず満員御礼,カップラーメンはあるものの菓子パン類は普段も置いていないとのこと。でも,親切な小屋番のお兄さんがテント場も何とかしてくれ,更に菓子パンの代わりに特製ジャムサンドを格安で作ってくれました。ということで,北沢峠のような誰でも来れる宴会場にはなり得ませんが,アットホームな素晴らしい小屋です。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
ファイル |
【後日参考用】初日の天気予報
(更新時刻:2023/09/22 19:11)
【後日参考用】二日目の天気予報
(更新時刻:2023/09/22 19:12) |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
半袖シャツ
アームカバー
フリース(薄)
レインウェア(上下)
タイツ
ズボン(薄)
靴下
指だしグローブ
アウター手袋(夏用防水)
夏帽子
靴
ザック
朝昼夜ご飯
行動食
非常食
飲料(ポカリと水で計2.3L)
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
時計
サングラス
タオル
テント装備一式
マット(薄)
シュラフ(#3)
身体ふき
燃料
コンロ
調理一式
ナイフ
ロールペーパー
ストック
カメラ
スマホ
ラジオ
虫除け
マキロン
着替え(下着&半ズボン&歯ブラシ)
|
---|
感想
この連休は天気予報が定まらず,一喜一憂で天気予報を眺めていましたが,3日前にこれは行けると確信し,予約不要なテント泊で南アルプス早川尾根を無事歩くことが出来ました。
当初予定では北沢峠から百高山だけ拾うつもりでしたが,駒津峰から見た晴天バックの白い甲斐駒ヶ岳が余りに凛々しく,行っても往復2時間ぐらいの追加だしとつい登ってしまいました(お陰で後半,水不足,食料不足に苦しみましたが)。興味があった直登コースを登り山頂に着いてみれば,遠くには大キレットまで見えるスーパービューに山頂に着いた皆さんも交互に歓声を上げていました。
早川尾根は,百高山稜線らしく殆どが森林限界の上で昼はまだ元気いっぱいな太陽に晒されるのに途中に水場がありません。今回予定外に甲斐駒登頂を足したことで,稜線を歩く時間が想定より遅くなり暑い上に水も足りなくなり,節水を長時間強いられて熱中症になるかと思いました。この時期は思いつきで計画を変えるのは危険ですね。お陰で最終日は青木鉱泉まで歩く予定でしたが,百高山の高嶺だけ拾ってさっさと広河原に下りました。赤線をオベリスクと繋ぐのはまたいつか。
さて,これで百高山98座。あとの2座は一回で拾えるので実質リーチです。今年中に行けるかな?急ぐ必要はありませんけどね〜
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:502人
あと2座♪♪
見たら稜線上に並んでるんですね。最後はココと決めてたんですか?
お天気・体調バッチリなときにぜひ挑んでもらいたいです。
レコを楽しみにしてます**
いえいえ,狙っていたどころか,最後にずいぶんマニアックなとこが残ったなぁという感じです。
地味な百高山達成になりそうで私にぴったり
おっしゃるとおり,地味なだけに最後は意地でも青空でのcompleteを目指します。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する