三基山-矢筈山-篠原岳-燧岳-黒森山[下北半島]


- GPS
- 17:51
- 距離
- 21.1km
- 登り
- 1,288m
- 下り
- 1,315m
コースタイム
- 山行
- 3:06
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 3:20
- 山行
- 8:52
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 9:09
- 山行
- 4:56
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 5:22
12:40 桑畑バス停 - 13:45 三基山のコル 13:46 - 13:54 三基山 - 14:00三基山のコル 14:02 - 14:23 林道下って水汲み 14:32 - 15:00 三基山コル 15:02 - 16:00 宿泊地
2日目 09月22日(金) 曇りのち晴れ
06:46 宿泊地 - 06:52 林道の当たる - 07:22 矢筈山登山口 07:28 - 07:52 神社 - 08:10 矢筈山 - 08:49 送電線鉄塔 - 10:19 篠原岳 - 12:10 登山道に合流 - 12:22 燧岳 12:33 - 14:31 P646 - 15:55 △642.3
3日目 09月23日(土) 晴れのち雨
06:16 △642.3 - 08:10 P545 - 09:09 送電線鉄塔 09:20 - 10:10 黒森山 10:25 - 11:38 木野部バス停
天候 | 9/21:雨 9/22 曇りのち晴れ 9/23 晴れのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
18:05 自宅 徒歩 往路 20950円+5980円(宿) 18:10 かわせみ会館前 18:30 神奈川中央交通バス 町田バスセンター行 240円 大幅に遅れ 19:00 町田 19:05 小田急小田原線 新宿行 390円 19:38 新宿 19:55 埼京線 川越行 20:25 大宮 20:41 JR東北新幹線 はやぶさ45号 新青森行 11700円+6590円 23:07 八戸 ホテル東横INN 5980円 事前にネット決済 09月21日(木) 05:30 八戸 05:43 青い森鉄道 青森行 06:30 野辺地 06:34 JR大湊線 大湊行 07:28 下北 07:35 下北交通バス むつ行 350円 07:45 むつ 11:30 08:00発、佐井車庫行のバスに乗り遅れ 1680円? 12:40 桑畑 復路 09月23日(土) 復路 19990円 11:38 木野部 12:30 下北交通バス 下北駅行 1070円 13:45 下北 14:17 JR大湊線 野辺地行 11700円 15:14 野辺地 15:22 青い森鉄道 八戸行 16:08 八戸 16:16 JR新幹線はやぶさ34号 東京行 盛岡で連結の秋田新幹線が遅れたため数分遅れ 6590円 18:45 大宮 18:59 JR湘南新宿ライン 快速平塚行 19:30 新宿 19:41 小田急小田原線 快速急行 小田原行 390円 20:11 町田 20:15 神奈川中央交通 つくし野行 240円 20:35 南中学校前 20:35 20:45 自宅 使用地図:1/5万 『大畑』の該当部分を印刷 |
コース状況/ 危険箇所等 |
矢筈山は北側の林道から稜線沿いに登山道があり、直下の神社まではハッキリしているが、三角点まではやや不明瞭。 矢筈山から篠原岳は登山道なし 篠原岳から燧岳まで山頂直下まで登山道なし 燧岳の直下で西側の林道からと思われる登山道と合流 燧岳~P646~△642.3~黒森山まで登山道なし(途中に古い林道の痕跡のような平坦部分あるも、倒木多く、草木も繁殖して藪化している) 黒森山から大沢目沢林道まで登山道あるも、棘のある雑草多く歩きずらい さらに大沢目沢の林道も数か所で崩落、土砂が流れ込んでいる箇所あり |
その他周辺情報 | 下北交通バスの時刻表から尻屋崎線が消えてしまった http://www.0175.co.jp/s/s-bus/ |
写真
感想
今年の夏休みは、7〜8月に取れなかったので、今回の休みが夏休み山行となった。ちょうど暑すぎる気温も少しずつ下がってきて、青森では雨が降ると寒いくらいの温度となり、藪歩きにはちょうどいいかも。
前回の登山(鬼ヶ岳-黒岳)で長時間歩いたためか腰に違和感があり、重量を背負うのにはものすごい不安が付きまとった。しかし一度尾根に上がれば水を得られないので三日分の水を背負うしかない。実際には燧岳の山頂付近に小さな沢があったがそれは偶然発見したもので、最初から分かっているわけではない。さらに、自宅近くからのバスがなかなか来ないので、渋滞していたようなのだが、15分位は遅れて来たのではないか?ちょっと新幹線時間まで余裕を持っているが、さすがに間に合うのかどうか心配になりながら、大宮まで電車もそわそわしながら向かう。
八戸で前泊して翌朝、青い森鉄道で野辺地。大湊線で下北駅。ここからむつ行バスでむつへ。ここで8時の佐井行のバスに乗るはずだったのだが、待っているバス停というか、新たに待合室が出来ていたのでその中で待っていたら、道路の反対側を通過して行ってしまったのだった。その後大畑行のバスが来たのでこれかな?と思って運転手に尋ねると、佐井行はもう行っちゃったよ、次は11時半までないよと言われ、失敗したことを悟るが、どうしようもないので、3時間待つ。
ところで、松木屋のビルの下に入っている『さとちょう』は今、民事再生手続きに入ったというラジオのニュースをこの夜だったか?聞いた。
11時半の佐井行のバスに乗り、登山口?近くの桑畑で降りたのは12時40分。もう3時間ほどしか歩けない。林道を数十分歩いたところで、視界が開けた伐採地に着く。重機が数台止まっているが今日は作業をしてないようだ。平日だが雨だからか?作業していたら通れなかったかもしれない。正面に三基山らしき三角形が見える。林道をさらに進んで、三基山の鞍部に当たる部分まで行ってそこにザックを置いてピストンする。藪に入って行くとなんとなく踏み跡が付いているようだ。境界見出し標の尾根らしい。数分で山頂らしき場所に着く。三角点はないので大体この辺だろうという所で写真を撮って戻ってくる。鞍部に戻り今度はそこから林道を下って水を汲みに行くことにする。林道はすでに倒木や灌木が生い茂って車は通れない状態だが、何とか歩ける感じ。何度かカーブを曲がると沢の音が聞こえてきた。沢の方を覗くとまだ高さがあって降りられそうもないのでもう少し先へ行ってみることにしたのだが、さらに先へ行っても堰堤があったりで降りられそうもなく、林道も先へ行けなくなったので先ほど覗いた周辺で降りられそうなところを探すことにした。2.5Lのプラ〇ィパスを3本分水を汲んで先ほどの鞍部へ戻る。そこから尾根を登って行く。尾根から先ほどの伐採地が良く見える。水汲んだ所から1時間半位登った所で一度下った所が古い林道のような平坦地だったので今日の宿とする。雨の中歩いたので、全身びしょ濡れで、着替えたがまだ、寒い温度計を見ると18度位だった。夏用の軽量シュラフだったので一晩中寒かった。それとヘッドランプを持ってくるのを忘れたのに気が付き、暗がりの作業は出来ないことが判明、明日の朝も明るくなってからの行動とする。
翌朝、雨は止んでいたがまだガスがかかっていて遠くの景色は見えない。少し進んで行くと目指す林道に当たる。この林道を東側に進んで矢筈山を目指す。尾根の上に送電線鉄塔が見える。矢筈山の北尾根と思われる所に達すると、林道の分岐かと思われる部分が現れるが、よく見ると地面に倒れていた板に矢筈山と書かれている標識を見つけた。あれ?登山道あったのか!と驚く。入口こそ細い林道のような幅があったがすぐに細くなり、草も被ってくるような道になる。それも途中にあった小さな神社の祠のようなものの所までで、その後は踏み跡不明瞭な道が三角点の所まで続く。まだ、ガスが取れてないので景色は何も見えない。篠原岳方面に向かう為さらに進むが道は全くない。少し進んだ所から送電線鉄塔が見えてくる。鉄塔に着くと、北には大間崎、東に大畑、尻屋崎が見える。送電線巡視路があったので進んでみると少し下って下の林道に出た。これを進んでもしょうがないので、少し戻って藪の中に再び入って篠原岳方向に進む。 割と低めの笹原の緩め登り、ブナの林の中をゆっくりと歩く。徐々に斜度が少なくなると林道かと思ったほど長めの湿地帯が横たわっていた。もう少し進んだ辺りが山頂か?数十メートル四方、高いところがない。 たぶんこの辺が山頂だろうというところの立ち木にテープが巻かれていた。ここから燧岳までだいぶ近くなっているはずなのだが、林が密生していて、標高差もあまりなく(60m位)どちらを見ても山頂らしき影は見当たらない。この辺りから、太陽の日差しが差すようになってきた。燧岳まではコンパスを頼りに下って行く。尾根がはっきりしていないのと幅が広いので正しいルートなのか確信が持てないまま進む。平坦部分を歩いて登り基調になってくると燧岳の登りになったようだ。 思ったより藪は酷くない、むしろ歩きやすい緩やかな登りだ。山頂方向が何処なのか全くわからない、傾斜のある方向にただ登って行く感じ。緩やかな登りの中を小さな沢が流れているのを見つける。かなり山頂に近いと思われるところなので、びっくりだ。水はまだ十分あるので、飲んだり汲んだりはしなかった。そこからさらに少し登った所に横切る感じの踏み跡が出てきた。登山道との合流であった。そこからは登山道方向へ東に向かって歩く。少し下ったかと思うと再び登り、南方向に進む。やや草が被った感じの所を抜けると山頂に着いた。
山頂の三角点と,山名標識が幾つか、一つは立ち木に縛り付けてあり、そのほかは足元に散乱していた。それとベンチのような木工工作物が置いてあった。周りを取り囲む木々によって展望は全く得られないが、昔来た時に雪の上から写真を撮っているので、どのように見えるかは想像できるので、良しとする。40年ぶりの山頂であるが感慨深いとかはない、ここから藪に向かって突っ込むのだから。山頂周辺の木は、風の為か雪の為か背が低く這松のように横に広がっているものがある。そのような木をよけて下らなければならない。 横に広がった木をいくつか除けつつも稜線を外さないようにしながら方角を確認して下る。予想通り少し下ると普通の藪になる。稜線が広く平らなので、正しく下っているのか不安になりながらも進んでいくと、爆裂火口と思われる赤い崖がちらっと林の隙間から見え隠れしてきた。 それが見えたことで現在位置と歩行ルートがあっていることが確信出来て安堵した。その爆裂火口の縁近くを歩いていると、その周囲に柵を作ったような跡の鉄製の支柱らしきものが、次のピーク(△642.3)に向かう途中までに数本確認できた。誰が何のために設置したのだろうか疑問だ。 爆裂火口のピークP646の山頂で、火口側を覗こうとして木に登ってみたのだが、藪が深くて崖がオーバーハングになっていると思われ、肉迫することは出来なかった。ここから次の三角点△642.3に向かう。それほど酷い藪ではなかったが、1時間20分ほどかかってしまった。もうすぐにテントを設営しなければ暗くなってしまうと、ヘッドランプを忘れたので困る。笹藪の中のやや薄いところに強引に設営。中に入ると安心する。
夜中に小用で起きてみると林の隙間から満天の星が煌めいている。 翌朝もまだ天気がいい。背丈ほどの笹薮を南東へ進む。200m位から北東へ転進して尾根を下る。いくらか下ったところで送電線鉄塔が見えた。 あれが次のピークP545と思われる。目標が見えたことで、安心するのも束の間、登り返しが始まると、ヒバの倒木と幼木の入り混じった斜面になり困難を極める。時々先の方が見渡せる所ではまだ、高い木が上の方に見えてまだ山頂に届かない。ようやく藪のないヒバの林が疎になっている所で休んで、用を足す。そろそろ山頂かと思ったらまだ、高い部分があったのでさらに進む。送電線鉄塔の電線が一部見えてすぐ近くを通っているのがわかる。送電線は山頂の北側を通っているので、山頂らしきところの倒木の上で一休みしてから方向を東に変えて下る。少し下るとさらに先の送電線鉄塔がちらりと見えたので方向は間違いないようだ。途中から古い林道跡の平坦部分が藪の中に続いている。これを辿ってかなり送電線鉄塔の近くまで来た。直前で林道跡を見失ったが、すぐに鉄塔の敷地に出てきた。鉄塔の台座のコンクリートにザックを置いて少し休む。ここから林の向こうに黒森山らしい頂上が見えた。コンパスを確認して、藪に突っ込む。少し下ると、稜線に古い林道の跡の平坦路が見えてきた。しかし藪や倒木で車が通れるわけもない。その痕跡は最低鞍部まで認められた。そこからの登り返しは、ほぼ藪はないものの、やや急な斜面になっていたので、回り込むように登って行く。やや斜面が緩くなってきたかと思う頃、上を見ると、木製の手すりのようなものが見えた、頂上の展望台とまではいかないが、展望所として柵を作ったようだ。頂上に着いたのだ。そしてやはり登山道があったのだ。安堵する。頂上には神社のようなものや、石仏、石碑などがあった。ベンチもあってザックを置いて休んだ。林の隙間から釜臥山方面、大尽山などが見える。下りは明るくなっている方向へ登山道を下る。何度かジグザグについている道を進む。棘のある草が繁殖していて、足が痛い。方向を変えて急な下りになると林道のような道になった。荒れた林道のような道の所で滑ってバランスを崩して顔面をこすってしまった。上からザックがずり落ちてダメ押しされる。油断したか、足にきているようだ。沢の音が近づいて、沢沿いを進むようになる。いくつか林道が通れない箇所がある。沢の方をチラチラ見ながら行くと、一度魚の影が見えた。ヤマメだろうか?
道がアスファルト舗装になるとすぐに、バスの通る国道に出た。近くにすぐバス停があった。木野部だ。待合小屋がある。雨が本格的に降って来た。次のバスまで数十分、服の中にやザックの隙間に入った草や木の枝とか、葉っぱを取り除いてきれいにする。バスの待合所の床が枯れ枝や葉っぱで散らかったので、備え付けの箒で掃いておいた。元の状態より奇麗になったのではないか。下北駅のそばの土産屋で、関乃井とかを買って帰る。
関乃井酒造
http://sekinoi.co.jp/flash/
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