槍ヶ岳 5年越し念願の登頂

2023年09月23日(土) ~ 2023年09月26日(火)

• GPS: 28:35
• 距離: 46.1km
• 登り: 2,198m
• 下り: 2,195m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:12
• 休憩: 1:07
• 合計: 5:19

8:39 上高地バスターミナル
9:30 9:40 明神館
10:34 10:34 徳澤園
10:47 10:47 新村橋
11:28 12:21 横尾
13:00 13:00 槍見河原
13:13 13:16 一ノ俣
13:23 13:24 二ノ俣
13:58 槍沢ロッヂ

2日目

• 山行: 6:26
• 休憩: 1:00
• 合計: 7:26

6:06 槍沢ロッヂ
6:37 6:37 ババ平
7:10 7:19 槍沢大曲り
8:07 8:13 槍沢・天狗原分岐
9:26 10:11 天狗池
12:53 12:53 天狗原分岐
13:24 13:24 南岳
13:32 南岳小屋

3日目

• 山行: 7:50
• 休憩: 2:37
• 合計: 10:27

5:09 南岳小屋
5:18 5:41 南岳
6:01 6:01 天狗原分岐
7:17 7:37 中岳
8:23 8:42 大喰岳
8:58 9:08 飛騨乗越
9:26 10:02 槍ヶ岳山荘
10:41 11:00 槍ヶ岳
11:37 11:52 槍ヶ岳山荘
12:46 12:54 播隆窟
13:01 13:02 坊主岩屋下
14:01 14:02 槍沢・天狗原分岐
14:36 14:41 槍沢大曲り
15:08 15:08 ババ平
15:36 槍沢ロッヂ

4日目

• 山行: 4:04
• 休憩: 0:45
• 合計: 4:49

6:06 槍沢ロッヂ
6:44 6:45 二ノ俣
6:52 6:54 一ノ俣
7:03 7:03 槍見河原
7:52 8:08 横尾
8:51 8:52 新村橋
9:04 9:24 徳澤園
10:02 10:03 徳本口
10:08 10:12 明神館
10:55 上高地バスターミナル

＜復路＞
11：25　上高地バスターミナル　バス（2000円）
12：30　新島々着　波田で食事　三郷で諸用
15：00　自宅着

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

＜往路＞
　5：40　安曇野穂高発　
　6：30　新島々 知人駐車場
　7：10　新島々発　バス（2000円）
　8：20　上高地バスターミナル　

コース状況／危険箇所等

問題ない　危険箇所は多数

その他周辺情報

白骨温泉　乗鞍温泉　沢渡温泉など

写真

9/23 8:43

河童橋より雲かかる穂高方面

9/23 8:45

焼岳

9/23 11:29

賑わう横尾
槍沢方面へ

9/23 14:01

槍沢ロッジ

9/23 17:03

槍沢ロッジ
夕飯
3日目も同じだった

9/24 6:03

2日目
槍沢ロッジ出発

9/24 6:38

ババ平
テン場

9/24 8:43

天狗池方面へ
紅葉始まる

9/24 9:06

天狗池への道より

9/24 9:27

天狗池
逆さ槍

9/24 10:20

南岳へ

9/24 11:08

南岳急登より
前穂・北穂

9/24 11:27

南岳急登より
蝶ヶ岳・屏風岩

9/24 11:30

大天井・横通岳・常念岳

9/24 11:50

南岳急登より
槍ヶ岳

9/24 11:55

常念岳
立派だ！

9/24 12:09

南岳急登梯子
常念岳

9/24 12:12

鎖と槍

9/24 12:31

3000m稜線へ
中岳・大喰岳・槍

9/24 12:31

笠ヶ岳
白山が遠くに

9/24 12:33

後立山五竜・白馬など
手前針ノ木岳・唐沢岳・燕岳

9/24 13:13

南岳3033m山頂
常念岳

9/24 13:25

穂高岳
南岳小屋
本日宿泊

9/24 17:37

南岳小屋と南岳
槍の頭

9/24 17:39

北穂高岳・奥穂・ジャンダルム
大キレットに岐阜県側から雲が湧く

9/24 17:49

笠ヶ岳に日が沈む

9/24 17:55

夕焼け
南岳テン場から笠ヶ岳

9/25 5:20

朝焼け
前日は雲の中だった
八ヶ岳

9/25 5:21

前穂・北穂・奥穂

9/25 5:21

朝の南岳

9/25 5:22

燕岳の後に
雨飾・焼山・火打・妙高・黒姫山

9/25 5:26

常念岳・浅間山

9/25 5:26

朝の富士山・南アルプス

9/25 5:26

オレンジの光
燕岳・常念岳

9/25 5:30

紫色の雲が槍方面に

9/25 5:32

南岳山頂で

9/25 5:32

常念岳横に御来光

9/25 5:34

富士山・南アルプス

9/25 5:36

槍が少し赤みかかったか

9/25 5:37

穂高方面明るくなる

9/25 5:49

3000m稜線を槍ヶ岳へ

9/25 5:52

笠ヶ岳山頂にスッポトライト

9/25 5:54

南岳
迫力満点

9/25 6:32

中岳・大喰岳・槍ヶ岳

9/25 6:32

歩いてきた稜線
奥穂の先に御嶽山・乗鞍岳・焼岳

9/25 6:34

こんなに厳しい稜線だったかな！
若かりし時はもっと楽だった記憶

9/25 6:38

どんどん迫る槍ヶ岳
大喰岳

9/25 7:08

北穂・奥穂・ジャンダルム・西穂

9/25 7:34

中岳3084m山頂より

9/25 8:29

大喰岳で一休み

9/25 8:32

槍肩の小屋

9/25 8:32

右に傾く

9/25 9:23

肩の小屋から

9/25 9:26

南岳小屋の弁当を食べエネルギー補給

9/25 9:55

3本の梯子が輝く

9/25 10:03

山頂にVの字
山頂目指して出発

9/25 10:12

登り始める

9/25 10:12

厳しい登りだ

9/25 10:22

さて？
次はどこに足を置こうか

9/25 10:29

山頂から
裏銀座
薬師岳・立山

9/25 10:30

山頂から肩の小屋
笠ヶ岳

9/25 10:30

槍ヶ岳3180m山頂

9/25 10:31

立山・頸城の山々・後立山など展望

9/25 10:32

常念岳・蝶ヶ岳
浅間山・八ヶ岳

9/25 10:33

穂高上空をヘリが飛ぶ

9/25 10:42

穂高連峰
歩いてきた3000m稜線

9/25 10:43

下りの方が厳しい

9/25 11:42

下り終え
見上げる槍

9/25 11:47

下山開始

9/25 11:54

ちょっとだけ赤みが

9/25 12:09

うろこ雲

9/25 12:13

手前殺生ヒュッテ
奥に大槍ヒュッテ

9/25 12:20

殺生分岐から

9/25 12:53

播�老�
槍もそろそろ見納め

9/25 13:48

紅葉が始まる

9/26 10:17

4日目下山途中
明神岳

9/26 10:50

雨が降り出した河童橋

撮影機器：

iPhone X 64GB SIMフリー Apple

感想

furuhiro

2023年（令和5年）9月23日（土）から26日（火）

槍ヶ岳　5年越し念願の登頂（4回目）

槍ヶ岳にどうしても登頂したいK氏。
もちろん他のメンバーも槍ヶ岳に登りたい気持ちは最大級。
地元4人と愛知県の2人の6名でここ数年好機を狙っていた。
ところがメンバーが都合の良い日程を組むが、台風、雪、そして地震と行く手を阻まれてしまった。
せっかく登るのに天候が良くなければとの強い思いがあった。

今回はその絶好のチャンスに恵まれた。
好天が続き、登頂そして景観を楽しむのに天候が味方してくれた。
天狗池での「逆さ槍」、南岳での夕焼けそして日の出、快適な3000m稜線歩き、そして念願の槍ヶ岳登頂となった。

天狗池「逆さ槍」
氷河公園の天狗池へゴロゴロ石の登山道を大きな壁の麓をトラバースして到着。
風は全くない、「逆さ槍」を見るに絶好の天狗池が待っていた。
鏡になった天狗池の水面に青空に聳える槍が映る。
絶妙のバランスで上下対称の槍が、個の槍以上に険しさに加えた優美さを魅せてくれた。

天狗池から急斜面の尾根を南岳へと登り上げる。
何ときつい登りか。
最後の梯子、鎖を掴む頃には息絶え絶えと身体が悲鳴を上げる。

南岳の夕焼け
南岳の美味しいカレーとビールをいただき一休み、夕暮れに外に出る。
まずは大キレット側へ。
大キレットから北穂高岳にはうっすら雲が沸き立ち迫力ある光景が。
切り立つ岩、奥穂・ジャンダルムがシルエットとなり迫る。
笠ヶ岳付近から日が沈み、ダイヤモンド富士ならぬダイヤモンド笠が見られた。

さほど寒さ、冷えを感じなかった南岳山荘の朝は早い。
朝焼けが始まる頃には小屋を出発して南岳山頂へ。
三角形の常念岳方面から日の出が始まった。
空は徐々に焼け始め、オレンジ色から紫色、コバルトブルーの美しい空が一刻一刻と変化してゆく様が素晴らしい。
モルゲンロートの槍ヶ岳を期待する。
空が紫色に染まり、若干赤みを帯びた槍が見られる。
笠ヶ岳の先にはスッポトライトのごとく太陽光が差し込んでいた。

朝焼けを楽しんだ南岳から槍ヶ岳を目指す。
稜線は3000m級の南岳、中岳そして大喰岳を踏破してゆく。
若かりし頃はなんとも思わなかった稜線が、起伏の大きさ、岩の厳しさに歳を重ねてきたことを思い知らされた。
槍を目の前に、左手には笠ヶ岳・白山、右手には昨日雲隠れしていた八ヶ岳も顔を出してくれ、南アルプス甲斐駒ヶ岳の横には富士山がくっきりと姿を現わしている。

飛騨乗越からの最後急登で槍ヶ岳山荘へと出た。
目的の槍ヶ岳登頂が目前となった。
稜線を歩き槍に近づくほどその迫力が増してきていた。
岩の塊、天を突く槍先にもうすぐ到達できるのだ。

南岳小屋の弁当でエネルギーを蓄えいざ出発。
ヘルメット装着、持った物は財布と携帯だけ。
岩を掴み、鎖に頼り、三点支持を守りながらよじ登る。

最後の梯子を登り切り山頂へ。
感激！感動！幸福！感謝！
よく分からないが感動の山頂到達となった。
景色は最高、360℃の大展望だ。
南アルプス、御嶽・乗鞍・穂高連峰、裏銀座、立山・剱岳、頸城の山々、浅間山、燕・常念・蝶ヶ岳、八ヶ岳、そして富士山と切りが無い。
思い思いに記念撮影をしてどんどん登ってくる方に山頂を譲り再び岩に取り付き慎重に下山する。
下山道の方が足が届かないところがあったりして難しく感じた。
無事念願だった槍ヶ岳登頂を果たすことができた。

個人としては若かりし頃、テントのポールが折れる、そして雪降りで断念した思い出。
再挑戦して槍の肩でのテン泊登頂、その後大キレットを北穂へと。
2回目は中学生の息子と表銀座、東鎌尾根、大槍ヒュッテに泊まり登頂。
3回目は裏銀座から高天原・雲ノ平そして双六から西鎌尾根をへて登頂している。
今回が久しぶりの4回目登頂となったが天候に恵まれ、山仲間にも恵まれ楽しい登頂となった。

ふるちゃん