槍ヶ岳 北鎌尾根(新穂ワンディ)
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- GPS
- 18:42
- 距離
- 34.2km
- 登り
- 3,489m
- 下り
- 3,488m
コースタイム
- 山行
- 16:43
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 17:45
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
東鎌尾根 基本的には夏道。急な岩場には階段が設置されているが、高度感あり。 水俣乗越-北鎌沢右俣 水俣乗越からの下りは、ザレた急斜面。ひとが歩いた形跡はあるので迷うことはない。 北鎌沢は水は何箇所も出ている。キレては出てを繰り返すが、最終的には北鎌コルの標高差100m下に汲める程の水の流れあり。 北鎌尾根 踏跡がほぼ明瞭なので完全なバリエーションとは言いにくい。アップダウンが多く足が削られます。 特に注意は独標と山頂直下。今回我々は独標は巻きを選択したが、踏み跡を外して際どいトラバースを強いられた。山頂直下はクライミングパートが1箇所。ガバホールドあるので難しくない。なんども北鎌尾根の経験があるのでロープは持参しませんでした。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
新穂を起点に北鎌ワンディを父とKとでやってきた。北鎌は今回で2回目、1回目は上高地が起点だった。今から15年前の大学生の時だった、時が経つのが早い。今回の新穂起点は上高地起点よりも行程が長く累積標高差も大きいのでワンランクアップしている。こんなこと最初にやろうと思いつく人はやばいです。
18時間もかかってしまった。原因は私です。飛騨乗越の登りでは寒さと睡魔に体調不良を感じ、遅れてしまった。槍山荘で自分だけ北鎌の断念を申し入れたが、受け入れられず、結局根性で歩き通しました。太陽が出れば元気出るんですね。成せばなるを痛感しました。
北鎌は足の置き所に終始、緊張の糸が張り詰めて余計に疲れました。
しばらくぶりに最高の天気で空中散歩できたことはよかった。
初めて北鎌を単独で挑戦したのは30年ほど前、GPSも携帯も、ルート記録も満足にない時代で北鎌沢の取付を間違え、引き返して次が左俣に迷い込んで稜線手前で進退極まり独標で天泊する羽目になった。しかし今は腕時計にGPSが出てルート案内してくれるすんごい時代になった。あの時の辛かった大型ザックの経験から以降北鎌はワンディしかないと上高地2回、新穂2回実践している。
新穂からの北鎌は累積標高差3500近くあり中々楽しいコースである。昨日は30分睡眠で23時に新穂をスタートした。飛騨沢は寒気が溜まってめちゃ寒くて震えながら進んだ。飛騨沢後半で兄ちゃんペースダウン、肩の小屋でもう敗退したいと半泣きであったが、行くしかないだろうと鼓舞してペースを落としてその先を進む。
東鎌尾根では雲海が広がり水俣乗越から天上沢を下った。北鎌沢を登る頃はもう暑すぎるくらい兄ちゃんも元気回復してきたのでその先を急いだ。心配した水も北鎌沢では豊富にあり最終は稜線手前2400mまで大丈夫だった。
北鎌尾根は数パーティが先行しているだけで静かであった。単独で大きなザックを担いでいる女性もおられた。勘だけでルートを伸ばしていくが入ってはいけないやばいコースにも入ってしまいかなり緊張した場面もあった。
最高の展望を楽しみながら大槍に近づいて行く北鎌はやはり素晴らしい、基本ルートは無数にあるがどこを辿るかで力量が試される。最後槍山頂に飛び出すあの爽快感はたまらんち、ピクったら休憩なしでダッシュで帰還した。
飛騨沢の紅葉はイマイチなのでダッシュで降りた。新穂に着く頃はもう夕暮れであった。自宅を出て帰還するまで24時間以上経ていた。もう全身クタクタで五度目の北鎌を終えた。
日曜兄と北鎌行くけど来るかと先生からお誘い
今週も土曜山行けないので1日のために新穂高に行くのはコスパイマイチだけど、やりたいことやって生きていきたいので行くことにした
定刻通り23時スタートで4時に槍ヶ岳山荘に着いた。せっかく3000mまで標高上げたのに1800mまで下るこのコースヤバいです。
水俣乗越までは朝露で濡れないようにカッパを着たり暑くなって脱いだりして時間がかかった
天上沢には水がないけど北鎌沢には稜線直下まで水があった、序盤で水をとったのでなんとも言えない気持ちになった
北鎌のコルから稜線歩きがスタート
独標は今回は巻いたけど巻きルートの踏み跡は無数にあるので登りやすいところで登りあげた方が安心かと思った。今回は独標のトラバースが個人的には核心だった
独標を巻き終えて稜線に上がると槍が見えてくるが中々近づかない、北鎌平まで来てやっと近づいた感じがした。
そこからは意外とすぐ山頂に上がれた、祠の写真の列の邪魔にならないようにすぐ下山
3時間ほどの消化試合を終えて今日は18時間の完全燃焼です。1ミスで死ぬっていう状況が長いのでめちゃくちゃ疲れた、でもたまにキツいことをやっておくと何か辛いことがあってもあの時よりはマシだろうと思えるのでこういうのも必要です。
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