チブリ尾根〜別山〜三ノ峰
- GPS
- 14:21
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 1,889m
- 下り
- 1,968m
コースタイム
- 山行
- 8:13
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 9:21
天候 | 25日、晴れ 26日、曇り時々雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 永井旅館ヒノキ風呂 |
写真
装備
個人装備 |
雨具
帽子
レーション
飲料
水筒
地図(地形図)
ルート図
コンパス
笛
熊鈴
計画書
ヘッドランプ
ライター
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯(GPS)
時計
タオル
紙タオル
ロールペイパー
ガスコンロ
テルモス
ガスボンベ(小)
コッヘル(小)
ストック
ツェルト
マット
シュラフ
着替え
携帯トイレ
ラジオ
|
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感想
7年前に同じルートを歩いた。この時は腰痛が出て、周りの景色を楽しむ余裕がなかった。今夏から一人旅で山を楽しむことをテーマにテント山行を始めたが、この時の経験が宿題のように記憶に残っていた。
前回、標識のある最後の水場を地図上の最初の水場と思い込み、かなり上部まで登ってしまい、あわてて引き返す。今回は最後の水場(上段床)で炊事用の水2.5ℓを補給。行動用の水1ℓ、テルモスのお湯500㎖にツエルトが加わり、テント山行より重いザックになってしまった。杉峠まで水場がないので、三ノ峰避難小屋泊を予定するなら水の補給は不可欠だ。元気な人なら軽荷で日帰りを選択するのも良くわかる。
登りでチブリ尾根を下って来る登山者3〜4名に出会っただけで、登ってくる人はいなかった。紅葉には程遠く夏山の名残があるものの、道端のリンドウや飛び交うアキアカネに秋を感じる。稜線に出ると別山が近くに迫り、御舎利山の頂上が分からない。別山に続くのどかな道を行き、祠の上の三角点がある広場でくつろぐ。白山にはガスがかかっているが、360度絶景で山座同定は素人だが、穂高連峰らしきも見える。今回の山旅のハイライトかもしれない。
三ノ峰に続く登山道は広大な草原の中を走るドライブウエイのようで快適そのもの。苦しみぬいた山行の追憶のせいか、こんなに素晴らしかったのか!避難小屋手前で倒れツエルトをかぶりビバーク。この経験があってかより感激する。
三ノ峰避難小屋は誰もいなかった。完全個室独占状態で遠慮なく身体をふき着替えをする。フライパンに油をひき大豆肉と乾燥野菜をたっぷり入れ焼きビーフを作る。これでビールがあれば最高だが・・・。ふとビールワンケースを涸沢まで運んだ記憶が脳裏をよぎる。年寄りは追憶との闘いだ。集中力を欠けば、どんな山でも危険が一杯だ。
翌朝、日の出を仰ぎ、ゆっくり支度をする。きれいな小屋に感謝し出発。六本檜までは随所に笹が生い茂り歩きにくい箇所がある。のどかな土の道もあるので景色を楽しみながら歩く。前回1時間の行程に4時間もかかり、杉峠から三ッ谷の下りで暗くなるのは必至でビバークを考えたが、この時の相棒が絶対帰るというので暗闇の中を歩く。今回、道をしっかり確認しながら歩く。トラバースぎみに付けられた道は、谷足側は一歩踏み外せば転落という箇所がいくつかあって、こんなところをあの体でよく歩いたものだとあきれる。いまでもビバークが正解だと思っている。いったい何時間歩いたのだろう?林道に出てからも少し歩けば倒れこむ状態で一ノ瀬にたどり着く。
今回、道沿いのリンドウやハハコグサに慰められながら楽しい山旅ができた。回想の山旅でもあった。
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