岡山県真庭市 大久留見山〜三谷山 展望&サル他動植物
- GPS
- 03:07
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 367m
- 下り
- 379m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大ぐるみ展望展示館<写真08>近く(バンベールの丘)のトイレの向かいは2,3台なら駐車しても邪魔にはなりません。なお、トイレの水は出ないのでご注意を。また、そこから舗装道路を北上した第1駐車場(案内図<写真38>参照)には、紙があり水も出るトイレと1台ならなんとかなりそうなスペースがあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大久留見山(おおぐるみやま)頂上三角点「大久留見」<写真17>を見に行かなければ、危険箇所やヤブコギはありません。どの道も草やササは生えていますが体に当たることはなく、気持ちよく歩けました。雨上がりだったので、下りは少し滑りやすそうな箇所がありましたが、大丈夫でした。これなら、雨の日に傘を差しても歩けるかもしれません。 大久留見山(おおぐるみやま)頂上三角点「大久留見」<写真17>は、ササヤブに入らなければ見えません。今回もうっかり通り過ぎて引き返し、東側から適当にササヤブに入って木の幹に巻かれたビニールテープを探しました。復路は、側に見えているピンクテープの方へと進んだら、三角点の北わずかに西寄りですぐに道に出られました。このピンクテープは、道からは少し見えにくいです。 |
その他周辺情報 | 国道181号から313号に入り南下すると、真庭あぐりガーデン<写真47〜53>があります。水曜定休で営業時間は10〜18時です。施設内の「十字屋商店」では、ランチやカフェメニューが楽しめます。ランチ<写真49〜51>の注文可能時間は11〜14時で時間制限はなく、閉店の17時半まで滞在可能です。また、「ふれあいガーデン」では14時半から15時の間だけ料金を払って囲いの中に入り、カピバラ<写真52>と触れ合えます。野菜やヘルシードリンク、変わったスパイスなどの売店「旬の蔵dezi-na」もあります。 さらに少し南下すると、「日本一たい焼岡山真庭ロマンチック街道店」<写真54,55>があります。定休日は月曜(祝日の場合は翌日)で、不定休もあります。営業時間は10〜17時(売り切れ御免)です。メニューは小豆あん、白あん、カスタードの3種類でどれも240円です。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
手袋(防水加工)
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子(フード付き)
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー(防水用)
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
タオルハンカチ
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(地図アプリ使用)
eTrex22x(GPSナビゲーター)
虫よけスプレー
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感想
【星山の西にある静かで自然豊かなおおぐるみ山森林公園へ】
真庭(まにわ)市の山といえば、蒜山(ひるぜん)、三平山(みひらやま)、櫃ヶ山(ひつがせん)、そして星山(ほしがせん)が、人気がある山として知られています。今回訪れた山は大久留見山(おおぐるみやま)と三谷山です。星山の西方面に位置する「おおぐるみ山森林公園」(案内図<写真38>)の一角にあり、昨年の8月7日にもこの山域を訪問しました。
2022年8月7日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4563437.html
森林公園という名前がついてはいるものの、多くは手つかずの自然がそのまま残っている自然散策コースです。また、アプローチもわかりにくいせいか、休日であっても訪れる方があまりおられません。実際、前回も今回も誰一人お会いすることはありませんでした。そのため、ゆっくりと気兼ねなく、山行を楽しむことができました。
【まさかの10月の県北のアサギマダラ】
出発して程なく、舗装道路で一頭の蝶がヒラヒラと舞う姿が目に飛び込んできました。その優雅な飛び方と色彩ですぐにアサギマダラ<写真07>だと気がつきました。10月に県北で目撃したのは初めてでした。
アサギマダラは春から夏にかけては本州などの標高1,000〜2,000mの涼しい高原地帯を繁殖地とし、秋になると気温の低下と共に適温の生活地を求めて南方へ移動を開始、海を渡って1,000勸幣紊梁膂榮亜陛呂蝓砲鬚訓鵑南西諸島や台湾にまで到達します。したがって、この時期は県南に移動しているものと思っていました。今年は暑さが続きこの日までほとんど真夏日だったので、移動が遅れただけだったのかもしれません。その優雅な舞にはまったく焦っている様子がありませんでした。移動が遅れ、この地でフリーズしてしまわないことを願うばかりです。
【大久留見山〜三谷山はきのこの山】
おおぐるみ山森林公園案内図<写真38>の側から低い草の生えた道に入りました。花が予想以上にたくさん見られ、お花見登山になるのではという予感がしました。
ところが、次第に多種多様なキノコも見られるようになりました。サンゴのようなホウキタケの仲間や卵から生まれたようなタマゴタケなど、そのユニークな形状や色彩は我々の目を楽しませてくれました。特にホコリタケの仲間<写真16>はその名のとおり、押したり突いたりすると、ホコリのような胞子を飛ばします。もう穴が開いているホコリタケをつついて実演してみました。その様子を動画でも紹介しています。
先日のニュースでタマゴテングタケなどの猛毒キノコ御三家が発見され、東京で12年ぶりに食中毒者が出たことが話題となっていました。今年は異常な暑さの影響などで、例年とは違う生え方をしており、専門家でも見分けが難しいそうなので、天然のキノコを採取して食べている方は要注意です。
【展望地となった三谷山頂上】
前回は大久留見山(おおぐるみやま)、三谷山ともに展望は効きませんでした。また、案内図<写真38>に載っている展望の丘からは何も見えず、展望台周辺から下蒜山(しもひるぜん)が見えるくらいでした。
ところが、今回は三谷山頂上の北側が伐採され、蒜山三座や鏡野町の富栄山(ふえいざん)などを望むことができました。大山(だいせん)が雲に隠れていたのが残念ですが、楽しみが増えました😊
【星山南斜面の舗装道路を闊歩する“勝山(神庭)サル軍団”】
山行を終えると、食事をするため真庭あぐりガーデンの十字屋商店<写真47>に向かいました。カーナビが出発早々に想定外のルートを指示したので、無視して星山(ほしがせん)の南斜面の舗装道路を通ることにしました。おおぐるみ山森林公園へは、このルートのほうが道が広くおすすめです。
星山(ほしがせん)西登山口を過ぎ、閉鎖された「勝山美しい森」に近づくと、道の真ん中で何匹かのニホンザルが毛繕いをするなど、くつろいでいるシーンが目に飛びこんできました。彼らは一般的には神庭(かんば)のサルと呼ばれていますが、大阪大学の研究では、勝山ニホンザル集団と名付けられています。1958年、大阪大学文学部心理学研究室が勝山町(現真庭市)と協力し、日本の滝百選に選ばれている神庭の滝周辺に生息する野生ニホンザルを餌付けし、すべての個体を識別し個体間の相互作用や社会関係などの研究を開始し現在に至ります。
おとなしくみんな仲良しの小豆島(しょうどしま)や淡路島などの群れと比較され、それにひきかえ神庭(かんば)のサルは群れ内部でケンカが多いと言われますが、それほど凶暴ではないようで人間が襲われたという話は聞きません。もっとも、20年以上前に土産物屋の店先の串団子をかっぱらうのは目撃しましたが😅
我々が出会ったサル軍団は車内に人間がいることに気がついてはいるものの、逃げていく気配がまったくなく、ずっと道を占拠したまま、くつろいだり、ゆっくりと移動したりを繰り返していました。その様子は動画で紹介しています。
通せんぼを食らった我々はしばらく車を停めて立ち去ってくれるのを待っていましたが、願いもむなしく、道の右から次々に登場してきます。どんだけおんねーん😅
ランチタイムのラストオーダーまであと1時間少々しかないという状況に陥っていた我々は少し焦り出し、右から数匹ずつ湧いてくるサル軍団を恨めしく眺めていました。「さる(去る)もの追わず」ということわざがありますが、全員出てきたのを確認し「さる(サル)もの追う!」という行動に出ました。ところが、自動車を発進させると、サル軍団はゆっくりとした歩調で舗装道路をそのまま進行方向に歩き出しました。左右にハケてくれという我々の願いもむなしく、結局、超ノロノロ運転で「勝山美しい森」分岐近くまでおつき合いすることになりました。助手席の連れが撮った動画では、カーナビの音声がむなしく響いています😓
これまで出会ったサルには警戒され逃げられましたが、今回ののんきなサル軍団は世間の評判とは正反対でかなり笑撃的でした。先頭が見えないこともあり、ボスが特定できませんでしたが、「勝山(神庭)サル軍団」は強烈な印象を残してくれました。再会が楽しみです🙈🙉🙊
【真庭市のグルメスポットで〆のランチ&デザート】
ランチのラストオーダーまであと30分程というタイミングで、ようやく、食堂のある施設・真庭あぐりガーデンに到着しました。
「Natural Buffetうさ八」が「十字屋商店」と改称し、リニューアルオープンしていました。メニュー<写真47,48>を見ると、おばんざい系、和食系、洋食系がサラダビュッフェ<写真49>付きで1,000〜2,000円台で提供されていました。お初なので奮発し、循米(めぐりまい)御膳(税込み1,980円)<写真50>と蒜山ジャージー牛ステーキランチ(税込み2,860円)<写真51>を注文しました。感想は写真欄にまとめています。
以前(うさ八の時)は、メインディッシュ以外の料理も充実していましたが、改装後の店の料理はコストパフォーマンスの面でも少し物足りなさを感じました。しかし、店内はラストオーダー近くになっても、たくさんの方が食事を楽しんでおられました。14時になるとランチメニューの注文やサラダビュッフェの利用はできなくなりますが、閉店の17時半まで滞在可能です。接客やサービス面は以前より向上しているようでした。
真庭あぐりガーデンを出た後、食後のデザートを求めて近くにある「日本一たい焼岡山真庭ロマンチック街道店」<写真54>に入りました。
福岡市に本社があるたい焼専門店です。“日本一たい焼”の名前は、創業者が最初に食べたとき、「このたい焼きの味は日本一たい!」と博多弁で言ったことに由来します。10年前の2013年10月13日に、大阪の千日前道具屋筋商店街で世界最大のたい焼きを作るという挑戦が行われ、一般的なサイズの約100倍にあたる、重さ11.58圓里燭ぞ討が完成し、ギネス世界記録に認定されたことで、“世界一たい焼”が話題となりました。
岡山県には現在、4店舗ありますが、岡山市北区建部(たけべ)、赤磐市周匝(あかいわし すさい)、さらには今年3月にできた高梁市成羽(たかはしし なりわ)と、どちらかというと人が少ない地域に展開しています。それでも、客が行列をなしているシーンをしばしば目撃します。
メニューは県内では小豆(あずき)あん、白あん、カスタードの3種類のみですが、地域によっては、八女(やめ)茶あんや安納(あんのう)芋あんも販売されています。この日は小豆あんとカスタード<写真55>を購入し、アツアツを車内で食べました。
真庭(まにわ)ツアーの最後の〆は結局、「花より団子(たい焼)」となってしまいました。
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