岡山県真庭市 雨上がりの大久留見山〜三谷山 展望&動植物
- GPS
- 02:48
- 距離
- 5.5km
- 登り
- 309m
- 下り
- 310m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大ぐるみ展望展示館<写真30>近く(バンベールの丘)のトイレの向かいに自動車を停めました。2,3台なら駐車しても邪魔にはならないと思います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所やヤブコギはありません。草やササが脚などに微妙に当たりますが、かき分けずに歩け足元も見えます。おおぐるみ山森林公園内ですが、整備されずヤブ化している道や道標のない林道との分岐もあるので、下調べしておいて万が一ヤブになったら引き返したほうがいいでしょう。 大久留見山(おおぐるみやま)頂上三角点「大久留見」<写真08>はササヤブの中ですが、北西のピンクテープからうっすらとした踏み跡を辿るとすぐに見つかりました。 三谷山西の舗装道路へと向かう道は、距離は短いですが道全体が微妙な水たまりになりかけている箇所がありました。今回はそれを避けようと分岐からいったん東に向かいましたが、前方に倒木が見えヤブのようだったので、無理をせず引き返しました。 出発点から三谷山頂上<写真13〜16>までは、草やササが脚などに微妙に当たりますが、かき分けずに歩け足元も見えます。 大ぐるみ展望展示館<写真30>向かいにある「おおぐるみ山森林公園案内図」の大きな看板の左が登山口ですが、今回は草が茂って見えにくくなっていました。入ると、すぐに草は低くなりました。微妙に脚に当たりますが、かき分けずに歩け足元も見える道が三谷山頂上<写真13〜16>まで続きます。 大久留見山(おおぐるみやま)の頂上三角点<写真08>はササヤブの中にあります。北西のピンクテープからうっすらとした踏み跡を辿るとすぐに見つかりました。 ヤマボウシ<写真09>撮影地点を過ぎ、すぐ東にある地形図の破線の道の分岐は、左側の道は少しヤブ化しているようでした。オヘビイチゴ<写真11>撮影地点の分岐は左側の道も歩けそうでした。 三谷山頂上<写真13〜16>から舗装道路出合いまでは、一部、道全体が微妙な水たまりになりかけている箇所がありました。また、ヤブになりそうだったので引き返した箇所があります。 三谷山頂上<写真13〜16>と憩の森<写真19>との分岐から憩の森<写真19>方面へ向かう道は草が高く、腕まで当たることがありましたが、かき分けずに歩け足元も見えました。憩の森<写真19>からは植林帯で、草は低くまばらになりました。 標高700mの分岐には西の桜ヶ丘方面への道があり入口はきれいでしたが、前々回の2022年8月7日には途中から植物が茂って舗装道路に下りる直前で少し迷ったので、今回はそちらへは行きませんでした。途中から草が脚に当たるようにはなりましたが、やはりかき分けずに歩け足元も見えました。 コウゾリナ<写真20>を撮影した道は、最初は端に水がちょろちょろ流れていましたがすぐになくなり、道全体に低い草が茂っていました。途中で前方に倒木が見えヤブのようだったので、無理をせず引き返しましたが、植林帯に上がれば道があったのかもしれません。 分岐まで戻り舗装道路への近道に入ると、前回もそうだったのですが道全体が微妙な水たまりになりかけている箇所がありました。過ぎるとすぐに舗装道路に出合いました。 |
その他周辺情報 | 国道181号から313号に入り南下すると、真庭あぐりガーデン<写真32〜42>があります。水曜定休で営業時間は10〜17時半です。ただし、貸し切り営業になることがあるため事前にHPで確認したほうがいいでしょう。 施設内の「十字屋商店お食事処」では、ランチやカフェメニューが楽しめます。ランチ<写真32,33>の注文可能時間は11〜14時で時間制限はなく、今回は説明はありませんでしたが閉店の17時半まで滞在可能だと思います。 また、「動物ふれあいガーデン」では14時半から15時の間だけ100円を払って囲いの中に入り、カピバラ<写真34,39>と触れ合えます。野菜やヘルシードリンク、変わったスパイスなどの売店「旬の蔵dezi-na」もあります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子(フード付き)
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
ザックカバー(防水用)
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
タオルハンカチ
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(地図アプリ使用)
eTrex22x(GPSナビゲーター)
虫よけスプレー
|
---|
感想
【大久留見山〜三谷山で初のシロバナノアザミ&新種のハナタツナミソウ?】
週末の土曜日の夕方から雨が降り始め、日曜日は一日降ったりやんだりでした。そこで、雨上がりでも安全で比較的早く終われるコースを選びました。
月曜日のこの日は早朝から晴れの予報だったのですが、いざ起床すると岡山県北西部はまだ雨雲が残っていました。そのうちに晴れてくると信じて現地に向かうと、どうやらこの辺りだけ本当に雨が上がった直後のようでした。
この山域は3回目ですが、6月中旬に訪れたのは初めてです。
2022年8月7日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4563437.html
2023年10月1日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6003077.html
おおぐるみ山森林公園内ですが、整備されずヤブ化している道や道標のない林道との分岐もあるので、下調べしておいて万が一ヤブになったら引き返したほうがいいでしょう。
大ぐるみ展望展示館<写真30>向かいにある「おおぐるみ山森林公園案内図」の大きな看板の左が登山口ですが、今回は草が茂って見えにくくなっていました。雨上がりなので少し心配しながら入ると、すぐに草は低くなりました。微妙に脚に当たりますが、かき分けずに歩け足元も見えます。
この日の主役はウツギやコガクウツギなどの白い花でした。舗装道路ではウツギ、登山道ではあっちこっちでコガクウツギが観賞できました。
驚いたのは、通常のピンク色のノアザミに交じってシロバナノアザミ<写真04>が咲いていたことです。ノアザミの白花種は初めて見ました。1株だけでしたが、白いつぼみも多く、しばらく楽しめそうです。これだけで来た甲斐がありました😊
大久留見山(おおぐるみやま)の頂上三角点<写真08>はササヤブの中にあります。今回は北西のピンクテープを見落とさず、うっすらとした踏み跡を辿るとすぐに見つかりました。ズボンはびしょ濡れにならずにすみほっとしましたが、気づけばササで白い筋状の汚れがついていました😅
ヤマボウシ<写真09>撮影地点を過ぎ、すぐ東にある地形図の破線の道の分岐は、左側の道は少しヤブ化しているようだったので、予定通り直進しました。しばらくすると、青紫色のタツナミソウの仲間<写真10>が現れました。花の長さは3cm程と、今まで見たことがない特大サイズ、葉はシソバタツナミに似た形ですが、やはり大きく長さ5cm程でした。これも初めて見ましたが、ここでは珍しくないのか、しばらく道沿いに並んでいました。
帰宅後、連れが岡山県内で見られるタツナミソウの仲間を片っ端から調べ、花の大きさからするとハナタツナミソウですが、葉がそれほど細長くないと悩んでいました。さらにネット検索、「兵庫県立人と自然の博物館」の調査で、ハナタツナミソウに似ている新種”kibiensis”が岡山県内で発見されたとの報告を見つけたと喜んでいました。葉の形の特徴も一致するのですが、この報告は昨年発表されたようです。素人なので間違っているかもしれませんが、これが新種”kibiensis”だとうれしいです😊
オヘビイチゴ<写真11>撮影地点の分岐は左側の道も歩けそうでしたが今回はスルー、憩の森<写真19>との分岐を直進し、三谷山に向かいました。
【蒜山ビューが魅力的な三谷山頂上からの展望】
大久留見山(おおぐるみやま)<写真08>は展望が効きませんでしたが、三谷山頂上からは、東から北方面の山々を望むことができました。残念ながら楽しみにしていた大山(だいせん)は上部が雲に覆われて全容が見えませんでしたが、真庭の象徴・蒜山(ひるぜん)三座<写真13>はよく見え、圧倒的な存在感がありました。また、三谷山の東にある標高910mの無名峰がガスに覆われるシーン<写真15>は神々しく感じられ、まるでパワースポットにいるような気分に浸りました。東方面もすぐに晴れてきたので、しばらく待ってみましたが、やはり大山(だいせん)周辺は雲がかかったままでした。
諦めて引き返し、分岐で今度は憩の森<写真19>へ、780m峰ですが、通過点のようにしか思えず展望は効きません。標高700mの分岐には西の桜ヶ丘方面への道があり入口はきれいでしたが、前々回の2022年8月7日には途中から植物が茂って舗装道路に下りる直前で少し迷ったので、今回はそちらへは行きませんでした。
コウゾリナ<写真20>を撮影した道は、最初は端に水がちょろちょろ流れていましたがすぐになくなり、道全体に低い草が茂っていました。次第に道は広くなり安心していると、前方に倒木が😅ヤブのようだったので今回は無理をせず引き返しましたが、植林帯に上がれば道があったのかもしれません。
分岐まで戻り舗装道路への近道に入ると、前回もそうだったのですが道全体が微妙な水たまりになりかけている箇所がありました。今回は雨上がりだったため、気づけば登山靴の中がびしょ濡れに😅なぜか連れは大丈夫でした。
すぐに舗装道路に出合い、そこからはのんびり花や虫を観察しながら歩きました。ゴール直前に大ぐるみ山展望展示館<写真30>横のベンチから真庭市(旧美甘村)の町並みや新庄村の山々の展望を楽しみました。
今回は雨上がりでヤマツツジなど土で汚れている花もありましたが、天気の回復が早く、諦めていた展望も楽しめたのでよかったです。予想外の花にも出会え、短時間の軽い山行でしたが十分満足できました😊
【真庭あぐりガーデン「十字屋商店お食事処」でヘルシーランチを堪能】
山行を終えると、同じ真庭市にある「真庭あぐりガーデン」で食事をとることにしました。“日本一お節介な食の施設”を目指して、真庭の自然、人、想いをつなぐというコンセプトを柱に、2023年4月29日にリニューアルオープンした施設で、地元の農家から規格外の野菜を買い取って調理したり、地域の生ゴミからつくられたバイオ液肥を無料配布したりと、SDGsを実践しています。
この敷地内に「十字屋商店お食事処」というレストランがあります。13時過ぎに入店すると、食事メニューのラストオーダーは14時ですが、テーブルはまだ半分ほど埋まっていました。
今回はメニュー選択の余地があまりなく、魚介系は入荷しなかったため無理、親子丼定食などは売り切れで無理とのことでした😅そこで、「国産わか鶏のからあげ定食」1,380円(税込み)<写真32>と「三元豚ロースとんかつ定食」1,480円(税込み)<写真33>を注文しました。定食には、明治21年創業時から変わらぬ糀蓋(こうじぶた)製法で作る味噌を使ったお節介野菜のみそ汁(洋食ランチには季節のスープ)、お漬物、お代わり自由のご飯、新鮮で旬の野菜がたくさん摂れるサラダビュッフェ、3種類から1品選べる小鉢が付いてきます。
みそ汁はキャベツ、玉ねぎ、ニンジン、ジャガイモ、青ネギと具沢山でかなり薄味、ほのかにカツオ風味?がします。漬物もかなり薄味の浅漬け、バイオ液肥で育てた真庭の循米(めぐりまい)を羽釜で炊き上げたご飯は、噛むと少し甘みもありますがあっさり系で、モチモチ感はありません。小鉢はこれまた薄味の「小松菜のお浸し」と、酸味はなくかすかに甘みがある「キュウリの酢の物姫えび入り」(大根入りで姫えびはなし)にしました。
サラダビュッフェはルッコラやスイスチャート、イタリアンパセリなどちょっと変わったものや、ブロッコリー、トマト、カボチャ、キャベツ、タマネギ、サニーレタスがあり、どれも新鮮でした。ドレッシングはニンジンや塩麹など4種類で、少し酸味があります。13時50分頃にサラダのおかわりに行ったら、品数が半減していました。食事メニューのラストオーダーは14時ですが、サラダビュッフェは13時半頃までにはすませたほうがよさそうです。
メインディッシュの唐揚げは米粉使用だそうですが、薄くて違いがよくわかりませんでした。ほのかにガーリック風味がして揚げたてなので、ごまダレなしでもおいしかったです。トンカツは地元真庭市北房町の三元豚で肉の味は弱かったのですが、脂はあまり多くなかったようで、脂身が苦手な連れも気にならず食べられました。塩麹、梅肉、ゆず味噌の3種類の薬味があり、味変して楽しめます。
全体的に薄味で、連れがおいしいと言うくらいなので、薄味好みが多い岡山県民でも物足りなく感じるかもしれませんが、食材の味がわかるのでこのくらいがちょうどいいと思います。前回は高価ですが量が物足りない定食を選びましたが、今回はこの価格でサラダビュッフェがついてくるならお得かなと思いました。もうないかなと思っていたレストランでしたが、行ってよかったです。
食後は、リニューアル前からいるカピバラを見た後、初めてらせん階段で2階に上がってみました。予想以上に揺れる吊り橋を渡ると、小さな畑があり、半分に大豆とニンニクが植えられていました。数が少ないので、地域の子供たちの体験用かもしれません。側のビオトープにはアメンボの仲間が1匹いるだけでした。周辺はシロツメクサだけが元気に茂っており、植栽かもしれません。下りるときに歩いたスロープの端にはちょろちょろと水が流れ、草が植えてあるようでした。緑化の効果は期待できそうにない量ですが、ほっとする空間でした。
日向なのでこの日は暑くてすぐに帰りましたが、人が少ないのでのんびりするにはいいところです。また機会があれば行ってみたいと思いました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する