ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 6911925
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

岡山県真庭市 雨上がりの大久留見山〜三谷山 展望&動植物

2024年06月10日(月) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他2人
体力度
1
日帰りが可能
GPS
02:48
距離
5.5km
登り
309m
下り
310m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:26
休憩
0:22
合計
2:48
距離 5.5km 登り 309m 下り 310m
9:31
25
バンベールの丘トイレの向かいスペース
9:56
36
10:32
10:48
28
11:16
32
憩の森
11:48
23
舗装道路出合
12:11
12:17
2
バンベールの丘
12:19
バンベールの丘トイレの向かいスペース
展望や旬の動植物観察を楽しむコース
歩行距離5.5km、歩行時間2時間30分、歩行数?歩、消費カロリー700Kcal
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 南からのアプローチの場合は、閉鎖された勝山美しい森(星山東登山口方面)からの道が広くわかりやすいです。国道181号線を北上し首切峠の北で右折し北から回り込むと、車1台分の幅しかない細道で植物が車にバンバン当たることがあります。
 大ぐるみ展望展示館<写真30>近く(バンベールの丘)のトイレの向かいに自動車を停めました。2,3台なら駐車しても邪魔にはならないと思います。
コース状況/
危険箇所等
 危険箇所やヤブコギはありません。草やササが脚などに微妙に当たりますが、かき分けずに歩け足元も見えます。おおぐるみ山森林公園内ですが、整備されずヤブ化している道や道標のない林道との分岐もあるので、下調べしておいて万が一ヤブになったら引き返したほうがいいでしょう。
 大久留見山(おおぐるみやま)頂上三角点「大久留見」<写真08>はササヤブの中ですが、北西のピンクテープからうっすらとした踏み跡を辿るとすぐに見つかりました。
 三谷山西の舗装道路へと向かう道は、距離は短いですが道全体が微妙な水たまりになりかけている箇所がありました。今回はそれを避けようと分岐からいったん東に向かいましたが、前方に倒木が見えヤブのようだったので、無理をせず引き返しました。
 
 出発点から三谷山頂上<写真13〜16>までは、草やササが脚などに微妙に当たりますが、かき分けずに歩け足元も見えます。
 大ぐるみ展望展示館<写真30>向かいにある「おおぐるみ山森林公園案内図」の大きな看板の左が登山口ですが、今回は草が茂って見えにくくなっていました。入ると、すぐに草は低くなりました。微妙に脚に当たりますが、かき分けずに歩け足元も見える道が三谷山頂上<写真13〜16>まで続きます。
 大久留見山(おおぐるみやま)の頂上三角点<写真08>はササヤブの中にあります。北西のピンクテープからうっすらとした踏み跡を辿るとすぐに見つかりました。
 ヤマボウシ<写真09>撮影地点を過ぎ、すぐ東にある地形図の破線の道の分岐は、左側の道は少しヤブ化しているようでした。オヘビイチゴ<写真11>撮影地点の分岐は左側の道も歩けそうでした。

 三谷山頂上<写真13〜16>から舗装道路出合いまでは、一部、道全体が微妙な水たまりになりかけている箇所がありました。また、ヤブになりそうだったので引き返した箇所があります。
 三谷山頂上<写真13〜16>と憩の森<写真19>との分岐から憩の森<写真19>方面へ向かう道は草が高く、腕まで当たることがありましたが、かき分けずに歩け足元も見えました。憩の森<写真19>からは植林帯で、草は低くまばらになりました。
 標高700mの分岐には西の桜ヶ丘方面への道があり入口はきれいでしたが、前々回の2022年8月7日には途中から植物が茂って舗装道路に下りる直前で少し迷ったので、今回はそちらへは行きませんでした。途中から草が脚に当たるようにはなりましたが、やはりかき分けずに歩け足元も見えました。
 コウゾリナ<写真20>を撮影した道は、最初は端に水がちょろちょろ流れていましたがすぐになくなり、道全体に低い草が茂っていました。途中で前方に倒木が見えヤブのようだったので、無理をせず引き返しましたが、植林帯に上がれば道があったのかもしれません。
 分岐まで戻り舗装道路への近道に入ると、前回もそうだったのですが道全体が微妙な水たまりになりかけている箇所がありました。過ぎるとすぐに舗装道路に出合いました。
その他周辺情報  国道181号から313号に入り南下すると、真庭あぐりガーデン<写真32〜42>があります。水曜定休で営業時間は10〜17時半です。ただし、貸し切り営業になることがあるため事前にHPで確認したほうがいいでしょう。
 施設内の「十字屋商店お食事処」では、ランチやカフェメニューが楽しめます。ランチ<写真32,33>の注文可能時間は11〜14時で時間制限はなく、今回は説明はありませんでしたが閉店の17時半まで滞在可能だと思います。
 また、「動物ふれあいガーデン」では14時半から15時の間だけ100円を払って囲いの中に入り、カピバラ<写真34,39>と触れ合えます。野菜やヘルシードリンク、変わったスパイスなどの売店「旬の蔵dezi-na」もあります。
01ウツギ…萼や葉裏に毛が多いですが、肉眼ではわかりにくいこともあります。葉の鋸歯がトゲ状なのも特徴です。岡山県では中部に分布するヒメウツギは葉裏に毛がなく、マルバウツギは分布していません。この日は舗装道路沿いでよく見かけました。この西で動画を撮りました。
1
01ウツギ…萼や葉裏に毛が多いですが、肉眼ではわかりにくいこともあります。葉の鋸歯がトゲ状なのも特徴です。岡山県では中部に分布するヒメウツギは葉裏に毛がなく、マルバウツギは分布していません。この日は舗装道路沿いでよく見かけました。この西で動画を撮りました。
02ノアザミ&ヤブキリ幼虫?…岡山県内でこの時期に見られるのはノアザミだけです。総苞片は合着し、触るとベタベタします。茎に体長1cm程のキリギリスの仲間の幼虫がいました。背中全体が薄い茶色なのでヤブキリかもしれません。
02ノアザミ&ヤブキリ幼虫?…岡山県内でこの時期に見られるのはノアザミだけです。総苞片は合着し、触るとベタベタします。茎に体長1cm程のキリギリスの仲間の幼虫がいました。背中全体が薄い茶色なのでヤブキリかもしれません。
03ガマズミ…直径7mm程の花は長いおしべと丸い葯が目立ちます。コバノガマズミやミヤマガマズミとは違い、葉はかなり丸みを帯びます。動画も撮りました。
1
03ガマズミ…直径7mm程の花は長いおしべと丸い葯が目立ちます。コバノガマズミやミヤマガマズミとは違い、葉はかなり丸みを帯びます。動画も撮りました。
04シロバナノアザミ…ノアザミ<写真02>の白花種です。初めて見ました。この1株だけでしたが、白いつぼみも多く、しばらく楽しめそうです。真上から撮ったら何の花かわかりにくいと後で連れにダメ出しを食らいました。
3
04シロバナノアザミ…ノアザミ<写真02>の白花種です。初めて見ました。この1株だけでしたが、白いつぼみも多く、しばらく楽しめそうです。真上から撮ったら何の花かわかりにくいと後で連れにダメ出しを食らいました。
05アサヒナカワトンボ透明翅型♀…ニホンカワトンボにとてもよく似ています。どちらも通常、翅の縁紋がメスは白、オス<写真24>は赤です。この縁紋にかかる横脈の数は、メスの場合は5以上ならニホン、3以下ならアサヒナでほぼ間違いないそうです。彼女は3でした。
2
05アサヒナカワトンボ透明翅型♀…ニホンカワトンボにとてもよく似ています。どちらも通常、翅の縁紋がメスは白、オス<写真24>は赤です。この縁紋にかかる横脈の数は、メスの場合は5以上ならニホン、3以下ならアサヒナでほぼ間違いないそうです。彼女は3でした。
06コジャノメ…ヒメジャノメに似ている地味な蝶です。翅裏の白っぽい筋模様は微妙に湾曲し、前翅と後翅の最大の蛇の目模様の大きさの差がかなりあります。
06コジャノメ…ヒメジャノメに似ている地味な蝶です。翅裏の白っぽい筋模様は微妙に湾曲し、前翅と後翅の最大の蛇の目模様の大きさの差がかなりあります。
07コガクウツギ…ガクウツギよりも小さな葉の長さは5cm以下です。岡山県にはガクウツギは分布していません。この日は登山道でも舗装道路でも飽きるほど見ました。登山道に入ってすぐのところで動画だけ撮りました。
07コガクウツギ…ガクウツギよりも小さな葉の長さは5cm以下です。岡山県にはガクウツギは分布していません。この日は登山道でも舗装道路でも飽きるほど見ました。登山道に入ってすぐのところで動画だけ撮りました。
08大久留見山頂上三角点「大久留見」…標高833.2mの三角点です。展望は効きません。北西にピンクテープがあり、うっすらとした踏み跡を辿るとすぐにありました。周辺はこのようなササヤブですが、意外にもびしょびしょにならずにすみました。
2
08大久留見山頂上三角点「大久留見」…標高833.2mの三角点です。展望は効きません。北西にピンクテープがあり、うっすらとした踏み跡を辿るとすぐにありました。周辺はこのようなササヤブですが、意外にもびしょびしょにならずにすみました。
09ヤマボウシ…ハナミズキとは違い、花弁のように見える総苞片の先端は尖ります。中心部の黄緑色の部分は、小さな花が密集したものです。登山道からは向きが悪く少し見えにくかったです。
09ヤマボウシ…ハナミズキとは違い、花弁のように見える総苞片の先端は尖ります。中心部の黄緑色の部分は、小さな花が密集したものです。登山道からは向きが悪く少し見えにくかったです。
10タツナミソウの仲間…花の長さは3cm程と、今まで見たことがない特大サイズでした。葉はシソバタツナミに似た形ですが、やはり大きく長さ5cm程でした。「兵庫県立人と自然の博物館」の調査で、ハナタツナミソウに似ている新種”kibiensis”が岡山県内で発見されたとの報告があり、特徴からそれの可能性があります。この辺りからしばらく登山道沿いに見られました。
1
10タツナミソウの仲間…花の長さは3cm程と、今まで見たことがない特大サイズでした。葉はシソバタツナミに似た形ですが、やはり大きく長さ5cm程でした。「兵庫県立人と自然の博物館」の調査で、ハナタツナミソウに似ている新種”kibiensis”が岡山県内で発見されたとの報告があり、特徴からそれの可能性があります。この辺りからしばらく登山道沿いに見られました。
11オヘビイチゴ…直径2cm程の花です。ヘビイチゴ、ヤブヘビイチゴ、キジムシロ、ミツバツチグリと似た花がたくさんありますが、葉が5枚セットなのでわかりやすいです。ここは分岐で、前回歩いた左側の道も歩けそうでした。
11オヘビイチゴ…直径2cm程の花です。ヘビイチゴ、ヤブヘビイチゴ、キジムシロ、ミツバツチグリと似た花がたくさんありますが、葉が5枚セットなのでわかりやすいです。ここは分岐で、前回歩いた左側の道も歩けそうでした。
12ミヤコイバラ…ノイバラに似ていますが、花の直径は2〜3cmと大きめで、托葉に腺毛が多いです。雨上がりなので、白い花弁が濡れて一部透明になっていました。
12ミヤコイバラ…ノイバラに似ていますが、花の直径は2〜3cmと大きめで、托葉に腺毛が多いです。雨上がりなので、白い花弁が濡れて一部透明になっていました。
13三谷山頂上より蒜山三座…標高846mの頂上手前から歩きながら動画を撮りました。東方面が伐採された頂上より北北東方面をズームしてみました。左から上蒜山(かみひるぜん)、中蒜山、下蒜山です。動画も撮りました。
1
13三谷山頂上より蒜山三座…標高846mの頂上手前から歩きながら動画を撮りました。東方面が伐採された頂上より北北東方面をズームしてみました。左から上蒜山(かみひるぜん)、中蒜山、下蒜山です。動画も撮りました。
14三谷山頂上より柴谷山&大ナメラ&皆ヶ山&アゼチ…北北西方面です。左手前は柴谷山、その奧が大ナメラ、中央は皆ヶ山(みながせん)、右奥がアゼチです。このさらに左に見えるはずの大山(だいせん)山系は今回も雲がかかって見えませんでした。
1
14三谷山頂上より柴谷山&大ナメラ&皆ヶ山&アゼチ…北北西方面です。左手前は柴谷山、その奧が大ナメラ、中央は皆ヶ山(みながせん)、右奥がアゼチです。このさらに左に見えるはずの大山(だいせん)山系は今回も雲がかかって見えませんでした。
15神様降臨…東方面の910m峰はガスって神々しく見えました。動画を撮りしばらくすると、ここもすっきり晴れてよく見えるようになりました。
15神様降臨…東方面の910m峰はガスって神々しく見えました。動画を撮りしばらくすると、ここもすっきり晴れてよく見えるようになりました。
16コナスビ…直径1cm少々の小さな花です。丸い実はナスではなくミニトマトに似ています。周辺に倒木があり、座って休憩できるのは数人でしょうか。
16コナスビ…直径1cm少々の小さな花です。丸い実はナスではなくミニトマトに似ています。周辺に倒木があり、座って休憩できるのは数人でしょうか。
17ガマズミ&キンモンガ…開張3〜4cmです。昼間に花の蜜を吸うのでチョウと間違えられることもあります。ガマズミの蜜に夢中な様子を動画にも撮りました。
17ガマズミ&キンモンガ…開張3〜4cmです。昼間に花の蜜を吸うのでチョウと間違えられることもあります。ガマズミの蜜に夢中な様子を動画にも撮りました。
18エゴノキ…花はハクウンボクに似ていますが、花柄はより長く、葉はよりスマートです。花期はほぼ終わりのようで、地面に落ちた花ばかりでした。咲いているのを見たのはこの木だけです。
1
18エゴノキ…花はハクウンボクに似ていますが、花柄はより長く、葉はよりスマートです。花期はほぼ終わりのようで、地面に落ちた花ばかりでした。咲いているのを見たのはこの木だけです。
19憩の森…780m峰ですが、通過点のようにしか思えず展望は効きません。この北は植林帯です。ここから草は低くまばらになりました。
19憩の森…780m峰ですが、通過点のようにしか思えず展望は効きません。この北は植林帯です。ここから草は低くまばらになりました。
20コウゾリナ…直径2cm程の花です。総苞片に毛が生えており、黒っぽい緑色に見えます。また、茎も毛深いです。株数は少ないのですが、よく咲いていました。
2
20コウゾリナ…直径2cm程の花です。総苞片に毛が生えており、黒っぽい緑色に見えます。また、茎も毛深いです。株数は少ないのですが、よく咲いていました。
21ニガナ…直径1.5cm程の花は花弁のように見える舌状花がハナニガナよりも少なく、5〜7あります。2株だけでした。しばらく進むと前方に倒木が見え、ヤブのようだったので今回は無理をせず引き返しました。
21ニガナ…直径1.5cm程の花は花弁のように見える舌状花がハナニガナよりも少なく、5〜7あります。2株だけでした。しばらく進むと前方に倒木が見え、ヤブのようだったので今回は無理をせず引き返しました。
22ムラサキサギゴケ…トキワハゼによく似ています。花は大きめで長さ2cm近くあり、上唇の切れ込みがより深いです。匍匐茎を出しますが、よく見えないことが多いです。花数はこれから増えてくるでしょう。周辺はオヘビイチゴ<写真11>が多かったです。
22ムラサキサギゴケ…トキワハゼによく似ています。花は大きめで長さ2cm近くあり、上唇の切れ込みがより深いです。匍匐茎を出しますが、よく見えないことが多いです。花数はこれから増えてくるでしょう。周辺はオヘビイチゴ<写真11>が多かったです。
23マタタビ…舗装道路に出たところから前方をズームしてみました。開花時期になると、枝先の葉の表が白くなります。
23マタタビ…舗装道路に出たところから前方をズームしてみました。開花時期になると、枝先の葉の表が白くなります。
24アサヒナカワトンボ橙色翅型♂…通常、翅の縁紋がメス<写真05>は白、オスは赤です。この縁紋にかかる横脈の数は、オスの場合は6以上ならニホン、4以下ならアサヒナでほぼ間違いないそうです。彼は4でした。
3
24アサヒナカワトンボ橙色翅型♂…通常、翅の縁紋がメス<写真05>は白、オスは赤です。この縁紋にかかる横脈の数は、オスの場合は6以上ならニホン、4以下ならアサヒナでほぼ間違いないそうです。彼は4でした。
25ハルジオン…ヒメジョオンに似ていますが、花期は早くそろそろ終わりのはずです。花弁のように見える舌状花が糸状でより多く、葉の基部は微妙に茎を抱きます。日本に渡来したときはピンクが多かったそうですが、近年は白に近い色が増えています。ここのははっきりしたピンク色でした。白っぽく見えるのは光の加減です。
25ハルジオン…ヒメジョオンに似ていますが、花期は早くそろそろ終わりのはずです。花弁のように見える舌状花が糸状でより多く、葉の基部は微妙に茎を抱きます。日本に渡来したときはピンクが多かったそうですが、近年は白に近い色が増えています。ここのははっきりしたピンク色でした。白っぽく見えるのは光の加減です。
26ヒメキマダラヒカゲ…マタタビ<写真23>の葉に止まっていました。山地性の蝶で、県北では比較的よく見られます。
2
26ヒメキマダラヒカゲ…マタタビ<写真23>の葉に止まっていました。山地性の蝶で、県北では比較的よく見られます。
27コミスジ…ミスジチョウやホシミスジなどに似ています。前翅表側の一番前の白い筋模様が大小2つに分かれてまっすぐに見えます。翅をパタパタさせていたので動画も撮りました。
27コミスジ…ミスジチョウやホシミスジなどに似ています。前翅表側の一番前の白い筋模様が大小2つに分かれてまっすぐに見えます。翅をパタパタさせていたので動画も撮りました。
28ヒメフウロ…直径2cm足らずの花にはピンク色の筋模様があります。ヤサカフウロによく似ていますが、葉の裂け方が違い、茎に近いほうは対生に見えます。おしべの葯は赤といわれますが、遅咲きはヤサカフウロと同じく黄色です。ここからしばらく花が並んでいました。
1
28ヒメフウロ…直径2cm足らずの花にはピンク色の筋模様があります。ヤサカフウロによく似ていますが、葉の裂け方が違い、茎に近いほうは対生に見えます。おしべの葯は赤といわれますが、遅咲きはヤサカフウロと同じく黄色です。ここからしばらく花が並んでいました。
29バンベールの丘より美甘宿&西毛無山&毛無山&笠杖山…大ぐるみ山展望展示館<写真30>横のベンチより北西方面を望みました。中央手前の集落が美甘(みかも)宿、中央最奥は西毛無山(にしけなしやま)、その右が毛無山(けなしがせん)、すぐ右手前が笠杖山(かさつえせん)、右の木の奥に頂上だけ見えているのは金ヶ谷山(かながやせん)です。動画も撮りました。
29バンベールの丘より美甘宿&西毛無山&毛無山&笠杖山…大ぐるみ山展望展示館<写真30>横のベンチより北西方面を望みました。中央手前の集落が美甘(みかも)宿、中央最奥は西毛無山(にしけなしやま)、その右が毛無山(けなしがせん)、すぐ右手前が笠杖山(かさつえせん)、右の木の奥に頂上だけ見えているのは金ヶ谷山(かながやせん)です。動画も撮りました。
30大ぐるみ山展望展示館内部…自然エネルギー発電所の風力発電機は取り外されています。残念ながら中に入ることはできませんが、まだきれいで休憩所として利用できそうでした。
30大ぐるみ山展望展示館内部…自然エネルギー発電所の風力発電機は取り外されています。残念ながら中に入ることはできませんが、まだきれいで休憩所として利用できそうでした。
31スイカズラ…咲き始めは白く、次第に黄色になります。この周辺だけでつぼみがたくさんありました。
31スイカズラ…咲き始めは白く、次第に黄色になります。この周辺だけでつぼみがたくさんありました。
32真庭あぐりガーデン「十字屋商店お食事処」国産わか鶏のからあげ定食…13時過ぎに入店しました。食事メニューのラストオーダーは14時ですが、テーブルは半分ほど埋まっていました。定食はご飯とサラダはお代わり自由で、小鉢は3種類から1つ選べます。揚げたての唐揚げは米粉使用だそうですが、薄くて違いがよくわかりませんでした。全体的にかなり薄味でヘルシーです。
32真庭あぐりガーデン「十字屋商店お食事処」国産わか鶏のからあげ定食…13時過ぎに入店しました。食事メニューのラストオーダーは14時ですが、テーブルは半分ほど埋まっていました。定食はご飯とサラダはお代わり自由で、小鉢は3種類から1つ選べます。揚げたての唐揚げは米粉使用だそうですが、薄くて違いがよくわかりませんでした。全体的にかなり薄味でヘルシーです。
33真庭あぐりガーデン「十字屋商店お食事処」三元豚ロースとんかつ定食…豚肉の味は弱かったのですが、脂はあまり多くなかったようで、脂身が苦手な連れも気にならず食べられました。トンカツについている薬味は塩麹、梅肉、ゆず味噌でした。
33真庭あぐりガーデン「十字屋商店お食事処」三元豚ロースとんかつ定食…豚肉の味は弱かったのですが、脂はあまり多くなかったようで、脂身が苦手な連れも気にならず食べられました。トンカツについている薬味は塩麹、梅肉、ゆず味噌でした。
34真庭あぐりガーデン「動物ふれあいガーデン」お行儀のいいカピバラ…グラスハウス(「十字屋商店スイーツパーラー」)の横のデッキにいます。14時半から15時の間だけ100円払って囲いの中に入れます。
1
34真庭あぐりガーデン「動物ふれあいガーデン」お行儀のいいカピバラ…グラスハウス(「十字屋商店スイーツパーラー」)の横のデッキにいます。14時半から15時の間だけ100円払って囲いの中に入れます。
35真庭あぐりガーデン吊り橋越しに「十字屋商店お食事処」…らせん階段で2階に上がってみました。写真中央に見える赤いのれんの右が「十字屋商店お食事処」です。
35真庭あぐりガーデン吊り橋越しに「十字屋商店お食事処」…らせん階段で2階に上がってみました。写真中央に見える赤いのれんの右が「十字屋商店お食事処」です。
36真庭あぐりガーデン「ビオトープ」…小さな池にはアメンボの仲間が1匹いるだけでした。手前はシロツメクサで、植栽かもしれません。
36真庭あぐりガーデン「ビオトープ」…小さな池にはアメンボの仲間が1匹いるだけでした。手前はシロツメクサで、植栽かもしれません。
37真庭あぐりガーデン「ビオトープ」より金砕山南東斜面…西方面に標高546.7m頂上三角点「川南村」と山城跡のある金砕山(かなめぎやま)の南東斜面が見えました。
37真庭あぐりガーデン「ビオトープ」より金砕山南東斜面…西方面に標高546.7m頂上三角点「川南村」と山城跡のある金砕山(かなめぎやま)の南東斜面が見えました。
38真庭あぐりガーデン「ビオトープ」小屋内部…<写真36>に写っている小屋の楕円形の扉を開けてみました。
38真庭あぐりガーデン「ビオトープ」小屋内部…<写真36>に写っている小屋の楕円形の扉を開けてみました。
39上から見たカピバラ…2階から見下ろしてみました。ここからスロープを下りました。端にはちょろちょろと水が流れ、草が植えてあるようでした。
1
39上から見たカピバラ…2階から見下ろしてみました。ここからスロープを下りました。端にはちょろちょろと水が流れ、草が植えてあるようでした。
40真庭あぐりガーデン「あぐりんちょ虫」…不要になったおもちゃを持ち込んでもらい、子供たちと一緒に作り上げました。目立たない通路に移動されており、説明板もなくなっていました。
40真庭あぐりガーデン「あぐりんちょ虫」…不要になったおもちゃを持ち込んでもらい、子供たちと一緒に作り上げました。目立たない通路に移動されており、説明板もなくなっていました。
41真庭あぐりガーデン「まにわSDGsツリー2023」…舗装道路から見えます。材木加工会社などから提供された木材の切れ端で作られたようです。
41真庭あぐりガーデン「まにわSDGsツリー2023」…舗装道路から見えます。材木加工会社などから提供された木材の切れ端で作られたようです。
42ワタの実…売店「旬の蔵dezi-na」の前です。複数の実がついたドライフラワー状態で飾られていました。
42ワタの実…売店「旬の蔵dezi-na」の前です。複数の実がついたドライフラワー状態で飾られていました。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 軍手 雨具 スパッツ 日よけ帽子(フード付き) 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 ザックカバー(防水用) 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 タオルハンカチ カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(地図アプリ使用) eTrex22x(GPSナビゲーター) 虫よけスプレー

感想

【大久留見山〜三谷山で初のシロバナノアザミ&新種のハナタツナミソウ?】
 週末の土曜日の夕方から雨が降り始め、日曜日は一日降ったりやんだりでした。そこで、雨上がりでも安全で比較的早く終われるコースを選びました。
 月曜日のこの日は早朝から晴れの予報だったのですが、いざ起床すると岡山県北西部はまだ雨雲が残っていました。そのうちに晴れてくると信じて現地に向かうと、どうやらこの辺りだけ本当に雨が上がった直後のようでした。
 この山域は3回目ですが、6月中旬に訪れたのは初めてです。
2022年8月7日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4563437.html
2023年10月1日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6003077.html
おおぐるみ山森林公園内ですが、整備されずヤブ化している道や道標のない林道との分岐もあるので、下調べしておいて万が一ヤブになったら引き返したほうがいいでしょう。

 大ぐるみ展望展示館<写真30>向かいにある「おおぐるみ山森林公園案内図」の大きな看板の左が登山口ですが、今回は草が茂って見えにくくなっていました。雨上がりなので少し心配しながら入ると、すぐに草は低くなりました。微妙に脚に当たりますが、かき分けずに歩け足元も見えます。
 この日の主役はウツギやコガクウツギなどの白い花でした。舗装道路ではウツギ、登山道ではあっちこっちでコガクウツギが観賞できました。
 驚いたのは、通常のピンク色のノアザミに交じってシロバナノアザミ<写真04>が咲いていたことです。ノアザミの白花種は初めて見ました。1株だけでしたが、白いつぼみも多く、しばらく楽しめそうです。これだけで来た甲斐がありました😊
 大久留見山(おおぐるみやま)の頂上三角点<写真08>はササヤブの中にあります。今回は北西のピンクテープを見落とさず、うっすらとした踏み跡を辿るとすぐに見つかりました。ズボンはびしょ濡れにならずにすみほっとしましたが、気づけばササで白い筋状の汚れがついていました😅
 ヤマボウシ<写真09>撮影地点を過ぎ、すぐ東にある地形図の破線の道の分岐は、左側の道は少しヤブ化しているようだったので、予定通り直進しました。しばらくすると、青紫色のタツナミソウの仲間<写真10>が現れました。花の長さは3cm程と、今まで見たことがない特大サイズ、葉はシソバタツナミに似た形ですが、やはり大きく長さ5cm程でした。これも初めて見ましたが、ここでは珍しくないのか、しばらく道沿いに並んでいました。
 帰宅後、連れが岡山県内で見られるタツナミソウの仲間を片っ端から調べ、花の大きさからするとハナタツナミソウですが、葉がそれほど細長くないと悩んでいました。さらにネット検索、「兵庫県立人と自然の博物館」の調査で、ハナタツナミソウに似ている新種”kibiensis”が岡山県内で発見されたとの報告を見つけたと喜んでいました。葉の形の特徴も一致するのですが、この報告は昨年発表されたようです。素人なので間違っているかもしれませんが、これが新種”kibiensis”だとうれしいです😊
 オヘビイチゴ<写真11>撮影地点の分岐は左側の道も歩けそうでしたが今回はスルー、憩の森<写真19>との分岐を直進し、三谷山に向かいました。

【蒜山ビューが魅力的な三谷山頂上からの展望】
 大久留見山(おおぐるみやま)<写真08>は展望が効きませんでしたが、三谷山頂上からは、東から北方面の山々を望むことができました。残念ながら楽しみにしていた大山(だいせん)は上部が雲に覆われて全容が見えませんでしたが、真庭の象徴・蒜山(ひるぜん)三座<写真13>はよく見え、圧倒的な存在感がありました。また、三谷山の東にある標高910mの無名峰がガスに覆われるシーン<写真15>は神々しく感じられ、まるでパワースポットにいるような気分に浸りました。東方面もすぐに晴れてきたので、しばらく待ってみましたが、やはり大山(だいせん)周辺は雲がかかったままでした。
 諦めて引き返し、分岐で今度は憩の森<写真19>へ、780m峰ですが、通過点のようにしか思えず展望は効きません。標高700mの分岐には西の桜ヶ丘方面への道があり入口はきれいでしたが、前々回の2022年8月7日には途中から植物が茂って舗装道路に下りる直前で少し迷ったので、今回はそちらへは行きませんでした。
 コウゾリナ<写真20>を撮影した道は、最初は端に水がちょろちょろ流れていましたがすぐになくなり、道全体に低い草が茂っていました。次第に道は広くなり安心していると、前方に倒木が😅ヤブのようだったので今回は無理をせず引き返しましたが、植林帯に上がれば道があったのかもしれません。
 分岐まで戻り舗装道路への近道に入ると、前回もそうだったのですが道全体が微妙な水たまりになりかけている箇所がありました。今回は雨上がりだったため、気づけば登山靴の中がびしょ濡れに😅なぜか連れは大丈夫でした。
 すぐに舗装道路に出合い、そこからはのんびり花や虫を観察しながら歩きました。ゴール直前に大ぐるみ山展望展示館<写真30>横のベンチから真庭市(旧美甘村)の町並みや新庄村の山々の展望を楽しみました。
 今回は雨上がりでヤマツツジなど土で汚れている花もありましたが、天気の回復が早く、諦めていた展望も楽しめたのでよかったです。予想外の花にも出会え、短時間の軽い山行でしたが十分満足できました😊

【真庭あぐりガーデン「十字屋商店お食事処」でヘルシーランチを堪能】
 山行を終えると、同じ真庭市にある「真庭あぐりガーデン」で食事をとることにしました。“日本一お節介な食の施設”を目指して、真庭の自然、人、想いをつなぐというコンセプトを柱に、2023年4月29日にリニューアルオープンした施設で、地元の農家から規格外の野菜を買い取って調理したり、地域の生ゴミからつくられたバイオ液肥を無料配布したりと、SDGsを実践しています。
 この敷地内に「十字屋商店お食事処」というレストランがあります。13時過ぎに入店すると、食事メニューのラストオーダーは14時ですが、テーブルはまだ半分ほど埋まっていました。
 今回はメニュー選択の余地があまりなく、魚介系は入荷しなかったため無理、親子丼定食などは売り切れで無理とのことでした😅そこで、「国産わか鶏のからあげ定食」1,380円(税込み)<写真32>と「三元豚ロースとんかつ定食」1,480円(税込み)<写真33>を注文しました。定食には、明治21年創業時から変わらぬ糀蓋(こうじぶた)製法で作る味噌を使ったお節介野菜のみそ汁(洋食ランチには季節のスープ)、お漬物、お代わり自由のご飯、新鮮で旬の野菜がたくさん摂れるサラダビュッフェ、3種類から1品選べる小鉢が付いてきます。
 みそ汁はキャベツ、玉ねぎ、ニンジン、ジャガイモ、青ネギと具沢山でかなり薄味、ほのかにカツオ風味?がします。漬物もかなり薄味の浅漬け、バイオ液肥で育てた真庭の循米(めぐりまい)を羽釜で炊き上げたご飯は、噛むと少し甘みもありますがあっさり系で、モチモチ感はありません。小鉢はこれまた薄味の「小松菜のお浸し」と、酸味はなくかすかに甘みがある「キュウリの酢の物姫えび入り」(大根入りで姫えびはなし)にしました。
 サラダビュッフェはルッコラやスイスチャート、イタリアンパセリなどちょっと変わったものや、ブロッコリー、トマト、カボチャ、キャベツ、タマネギ、サニーレタスがあり、どれも新鮮でした。ドレッシングはニンジンや塩麹など4種類で、少し酸味があります。13時50分頃にサラダのおかわりに行ったら、品数が半減していました。食事メニューのラストオーダーは14時ですが、サラダビュッフェは13時半頃までにはすませたほうがよさそうです。
 メインディッシュの唐揚げは米粉使用だそうですが、薄くて違いがよくわかりませんでした。ほのかにガーリック風味がして揚げたてなので、ごまダレなしでもおいしかったです。トンカツは地元真庭市北房町の三元豚で肉の味は弱かったのですが、脂はあまり多くなかったようで、脂身が苦手な連れも気にならず食べられました。塩麹、梅肉、ゆず味噌の3種類の薬味があり、味変して楽しめます。
 全体的に薄味で、連れがおいしいと言うくらいなので、薄味好みが多い岡山県民でも物足りなく感じるかもしれませんが、食材の味がわかるのでこのくらいがちょうどいいと思います。前回は高価ですが量が物足りない定食を選びましたが、今回はこの価格でサラダビュッフェがついてくるならお得かなと思いました。もうないかなと思っていたレストランでしたが、行ってよかったです。
 食後は、リニューアル前からいるカピバラを見た後、初めてらせん階段で2階に上がってみました。予想以上に揺れる吊り橋を渡ると、小さな畑があり、半分に大豆とニンニクが植えられていました。数が少ないので、地域の子供たちの体験用かもしれません。側のビオトープにはアメンボの仲間が1匹いるだけでした。周辺はシロツメクサだけが元気に茂っており、植栽かもしれません。下りるときに歩いたスロープの端にはちょろちょろと水が流れ、草が植えてあるようでした。緑化の効果は期待できそうにない量ですが、ほっとする空間でした。
 日向なのでこの日は暑くてすぐに帰りましたが、人が少ないのでのんびりするにはいいところです。また機会があれば行ってみたいと思いました。



お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:185人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら