第31回ハセツネCUP -5回目の完走 自己ベスト更新-


- GPS
- 15:20
- 距離
- 64.2km
- 登り
- 5,475m
- 下り
- 5,461m
コースタイム
- 山行
- 10:07
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 10:59
- 山行
- 3:48
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 4:08
天候 | 曇り→雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
今年からこの区間は歩行区間で走れませんが、エリート選手ではないので、それほどタイムには影響しないのかなという印象です。鞘口峠までの下りは、岩場などがあり下りづらいので、リカバリーにはいいのかも。
ただ、鞘口峠への下りでふくらはぎに疲労が出て、疲れてきました。
装備
MYアイテム |
重量:-kg
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感想
第31回日本山岳耐久レース(ハセツネCUP) 備忘録
スタート方法の変更
今回から、スタートは大会が指定するブロック毎に整列し、ITRA パフォーマンスインデックスが上位の者からスタートライン側から出走することとなりました。
エリート:イエロー、第1: ブルー、第2:ピンク、第3:グリーン、第4:パープル、第5:オレンジ、第6:ホワイト
僕は第3ブロックからスタート。
昨年は、スタート前は、くまさんのお友達とみんなでワイワイする時間が長かった気がしますが、今回は気がついたら、スタートまで1時間を切っていて少し焦りました。
テンシさん登場
くまさんも第3ブロックだったけど、もっと後ろの方に並ぶみたいで、そこでお別れ。第3ブロックで一人になり、少し心細く感じました。
そうすると後方から、福岡から来たテンシさんが登場。わざわざ僕の帽子を目印に探してくれていたとのこと。とても嬉しかったです。おかげで、スタートまで話をして、リラックスしてスタートすることができました。テンシさん、ありがとう。
序盤の走り -市道山分岐(11km地点)まで-
ここ最近、8月、9月は山には行っていましたが、トレイルランニングっぽいことはあまりしていなかったので、走れるかどうかドキドキでしたが、順調にスタートできて安心しました。
いつもの廣徳寺付近のトレイルのところで少し渋滞がありましたが、歩みが止まるということはなかったです。
今熊神社の登り口に着く頃には、そこそこバテていて、ここでテンシさんとはお別れしました。
今熊山のトイレで一息ついて、気分を一新してスタートしました。
市道山まではアップダウンが続くものの、ところどころ走れるので、ペースを上げず、前の人の靴やウェアを見ながら、淡々と進みました(靴は圧倒的にHokaを履いている人が多かった。)。
醍醐丸の大応援団(15km地点)
醍醐丸の登りでは、いつも疲れている印象がありますが、ここも比較的楽に登れました。山頂から応援の声が遠くから聞こえ、それが励みになりました。
山頂に着くと、知り合いの大応援団もいて、大きな声援でもうノリノリ、それに自分も後押しされ、走る速度も自然に速くなりました。エイドも何もないハセツネで、これは大きな力になります。応援してくれた皆さん、ほんとにありがとうございました。
ハセツネの核心部 浅間峠までのピーク
個人的に、浅間峠までがハセツネの核心部だと思っていて、いつもはとてもしんどい区間、連行峰、生藤山、軍茶利山、熊倉山と小ピークが連続します。ただ今回は上をあまり見ず、足元を見て自分のペースで淡々と進むと比較的楽に進めました。そういえば、誰かが言っていたな、ハセツネの登りは10分程度我慢すれば終わると。ここも渋滞もなくスムーズに進めました。
第1関門 浅間峠(22km地点 到着時刻17:34(タイム4時間34分))
第1関門 浅間峠には、過去最速4時間34分(自己ベストタイム:5時間(2017年))で着きました。これはスタートの位置で、渋滞が少なかったので、それだけ恩恵があったというべきか、体力的に余力を持って浅間峠にたどり着けて、これは大収穫でした。
ここで立ち止まり、モンスターエナジーとクリームパン(2個)を補給。
トイレ(小)は、昨年は配付されたビニール袋にするスタイルでしたが、今年は従来のテント内にトイレが設置されたものと思われ、入るには長蛇の列だったので、ここは先を急ぎました。
ここでは、大杉さんと出会い、元気をもらいました。
苦手区間の克服方法 -浅間峠から土俵岳(22km〜25km地点)-
浅間峠からはストックを使えるので、気を取り直し、淡々と進みます。ここもいつもしんどい区間。まだ大ボスの三頭山の登りも控えており、体力も温存しつつ、進みたいので、15人程度の集団に入り、黙々と進みました。しかし、しばらくすると自分のペースと合わず、飽きてきたので、追い抜いて進むことにしました。
ここの区間は、ハセツネ安全走行講習会(安走会)のマーシャル※の人の後について、ペースコントロールしました。お友達のヨッシーさんが、安走会メンバーとして今回出走しているので、なんか親近感が湧きました。
※日本山岳耐久レース全コースを、迷わず、安全に完走できる知識と技術等を習得する講習会。マーシャルとして、レースナンバーをつけて出走します。途中、怪我人等がいた場合には、レースを放棄して救助にあたります。完走の場合には、タイムが記録されます。
笹尾根の巻道は走れ
醍醐丸から先の尾根は笹尾根というのだけれども、この尾根は東京都と山梨県の境界であり、多くの読みづらい名前の峠(小棡峠(こゆずりとうげ)、笛吹峠(うずしきとうげ)?)が存在します。峠の近くになると、巻道が多くなり、比較的フラットなので、ここでは積極的に走るようにしました。昨年は、雨でぬかるんで走れなかったので、完走タイムを短縮するには大きな差になったと思います。
テンシさん再登場
この付近でテンシさんに追いつく。テンシさんは過去に12時間台で走ったすごい選手。僕にはとても想像できないタイムです。そこで走っている最中、アドバイスをもらいました。ハセツネは三頭山までのタイムの倍が完走タイムの目安なので、この時点で6時間半は経過していたので、三頭山に8時間前にはつけるかなという感じ。テンシさんに「自分は完走タイム16時間台くらいかなと思っている。」と話をしたら、「頑張れば15時間台は行けるよ。」と言われ、背中を押され、別れました。
ハセツネの大ボス 三頭山(35km地点 到着時刻20:51(タイム7時間51分))
西原峠に着くと、いよいよ大ボス三頭山(標高1531m)への本格的な登りが始まります。三頭山の手前には偽ピークの大沢山があるのは、過去の経験から知っているので、まだ着かないのかなぁという精神的な疲れはなかったけど、岩場の急登のため、ここが一番疲れました。
これ以前17時過ぎには小雨が降っていたと思いますが、行動中は暑いのでレインジャケット(ハイパーエアーGTXフーディ(The North Face))はこれまで着ていませんでしたが、さすがに標高が1400mを超えるこの付近では、さすがに寒さを感じレインジャケットを羽織りました。
今年は去年より、降雨の時間も短く、雨量も少なかったので、レインジェケットを着て寒さを感じることはありませんでした(去年は登りで、活動量を上げないとレインジャケットを着ていても寒かった。)。
三頭山には、ダブルさんがボランティアでいるので、それを励みに登りました。山頂では、ダブルさんは、あいにく休憩中のところ申し訳なかったけど、あいさつだけして先に進みました。
三頭山はハセツネコースの最深部、ボランティアの皆さんも大変だったと思います。長時間お疲れ様でした。
三頭山付近の歩行区間
今年から、三頭山の付近は、登山道の環境負荷の関係で歩行区間が設定され走れませんが(エリートの部の選手は走行可)、我々一般ランナーにとっては、それほどタイムには影響しないのかなという印象でした。鞘口峠までの下りは、岩場などがあり下りづらいので、リカバリーにはいいのかも。
鞘口峠(38km地点)でエネルギー切れ
鞘口峠へ下りを歩いて下っていると、ふくらはぎに疲労が出てきました。三頭山の登り、ダブルストックで手が塞がっていて、補給食を摂る量が少なくなったせいか、エネルギー切れを起こしたようです。
これはいかんと思い、鞘口峠に到着し、集団が続々と次の尾根に登っていくのを尻目に、ザックを下ろし、コーラ、キットカット(1個)、クリームパン(2個)、ANDO(有塩 1本)を摂取。あと大会会場で買った高価なベスパ・ハイパー(648円)を投入します。その後、20分くらいしたら、効果が出てきたようで復活しました。さすが高いだけはあるベスパ・ハイパーすごいぞ。
ここでは、レインジャケットからシェル(パタゴニア フーディニジャケット)に着替え、ザックの後ろの取り出しやすいネットに入れられるよう、レインジャケットはメインの荷室にしまいました。
風張峠への登りも、最初は大変かなとも思うけど、登り切ってしまえば、下り貴重で走れるのを知っているので、精神的な余裕がありました。何気に、この付近にオールスポーツの撮影ポイントがあると思い出し、しっかりとゼッケンが見えるように直しました。
復調
鞘口峠で、大人数に抜かれたけれども、ここら辺からトレイルの脇に佇むランナーがぼちぼち出てきました。下り貴重なので、先ほど抜かれた分、一人ずつ抜いていきます。
月夜見駐車場近く、道路に出たところで、ルートがわからない人が数人いたので、教えてあげつつ、先を急ぎます。ここら辺はこの先のルートを知っているので、経験者が有利。多少の登りも走り、ここで数人抜きました。だんだん月夜見駐車場が近づいてくるのがわかり、気持ち的にテンションが上がってきました。
月夜見第2駐車場(42km地点 到着時刻22:22(タイム9時間22分))
トレイルから道路に出ると、遠くに工事用のバルーンライトが煌々と光っていて、月夜見駐車場が見えてきます。人がたくさんいて元気が出てきます。エイドの少ないハセツネ、ここで貴重な1.5リットルの水又はポカリスエットの補給が受けられます。去年からペットボトルによる配給になって補給しやすくなりました。トイレも空いていたので、ここでトイレにも行きました。
この時点で行動中暑かったので、シェルは抜いていましたが、停滞していたら、寒くなりブルブル身体が震えてきました。多分、気温は8度くらいだったのではないでしょうか。
雨天のウェア対策
これから深夜の時間帯に入り、気温が下がってくるので、ザックのメイン荷室に入れたレインジャケットをまた出し、シェル類(フーディニジャケット、フーディニパンツ(ともにパタゴニア))はメイン荷室にしまいます。手袋も指ぬき手袋からレイングローブ(ハイベントレイングローブ(ザノースフェイス)とインナーグローブ(パワーメッシュインナーグローブ(ファイントラック)にしました。
でも、これは失敗で、グローブを替えたため、補給食を開けづらくなり、すぐに指ぬき手袋に替えました。結局、レインジャケットも途中で脱ぎましたが、以降、レインジャケットは着ずに行動。なかなか、ウェアの選択は、天候の状況もあるので難しいところです。
最後まで、指ぬき手袋で行ったので、レース後は指が乾燥してささくれができました。
またまたテンシさん登場
月夜見駐車場を出ようとすると、またまたテンシさん登場。「もう随分前に行っているかと思ったよー(笑)」と言われ、僕は三頭山の下りでエネルギー切れを起こし、補給食をたくさん食べて復調した旨を話し、別れました。
月夜見駐車場先のトレイルの状況
月夜見駐車場を出てすぐに粘土質の滑りやすいトレイルがあり、昨年は雨でぬかるんで下るのが大変でしたが、今年はそれほどぬかるんでおらず、僕が通った時間帯は大丈夫でした。
道迷いには注意
月見駐車場を出発し、前に2人女性(多分、双方知り合い同士)の人がいて、しばらくその後をついていきました。すると、尾根の巻道に差し掛かったところで、前の女性が振り返り、「道迷いしていませんかね?」と聞かれ、しばらく立ち止まる場面がありましたが、後ろからきた集団の方やG P Sウォッチのルート案内を見て、間違っていないことを確認し、ことなきを得ました。
あとで聞いたところによると、今大会女子優勝者の高村貴子選手も、月夜見駐車場手前で、道間違いをしてしまったようで、20分ほどタイムロスしてしまったとのこと。油断は禁物ですね。
ここで、御前山の登りに差し掛かったので、止まってまたレインジャケット、手袋を替える。その間また選手の集団に抜かれる。立ち止まり進もうと先を見ると選手たちのライトの光は遥か先を移動していて、闇夜に自分が一人取り残されたことを実感しました。
ただ御前山の登りは、ダラダラ長いのは知っているので、一人で黙々と登りました。それでも一人二人は抜けるもので、精神的には終盤に向け密かにいい感じにテンションが上がってきました。
御前山手前でクマ出没か⁉︎
御前山の手前の偽ピーク(惣岳山(そうがくさん))を過ぎ、中ボスの御前山を攻略しようと意気込んだそのとき、闇夜から鳴き声のようなものが連続して聞こえてきました。咄嗟に以前動画で見たクマの鳴き声と思い、「ヤー、ヤー、ヤー」と声を出し、ストックを叩き合わせて、音を出しました。しばらくドキドキしながら進んだけど、無事に御前山まで辿り着けました。
その後、冷静になり、思い直してみたら、単なる人が嘔吐している音、要はゲロを吐く声だったのだと思い、真面目に対処している自分がおかしくなりました。
中ボス 御前山(標高1405m 46km地点)
御前山に到着。これで中ボス撃破、精神的にだいぶ楽になりました。
ここで、立ち止まり、ご褒美でコーラとポテトチップスを食べました。ジェルなど甘いものばかり食べてきたので、塩気と硬さがちょうどいい感じでした。補給食はそれ以外だと、行動中、市販のグミを食べて咀嚼(そしゃく)することも、眠気や気を紛らわすのにいいのかなと思いました。
御前山の下りは、昔は登山道がえぐれて、下りづらかったけど、木のステップが設置されているため、だいぶ下りやすくなりました。
大ダワまでは、多少の登りはあるものの下り貴重なので、順調に進めました。
鋸山、大岳山、三岳山、日の出山区間は走る
大ダワ(50km地点)に到着。エイドではないのだけれども、エイドのような雰囲気が好きで、「救護所に入ったらリタイアです。」というリタイア者救護所のテントを見て、残りあと20km、あとは下り貴重と、しみじみとしてしまいました。
ここで、ヘッドライトの電池を交換しようとしたら、すぐに電池が見つからず、結局交換できず、進みました(帰宅したらザックの底にありました。)。腰ライトのレッドレンザー H8RとヘッドライトのマイルストーンMS-i1は最後まで電池の持ち、とてもよかったです。
ここから先は走れる区間、ジェルなどをとって気持ち新たにし大ダワを出発しました。
鋸山、大岳山、三岳山、日の出山区間は、下り貴重で走れるトレイルが続きます。途中に大岳山がありますが、岩場の登りも木のステップが設置され、個人的にそれほど厳しくない印象でした。
山頂直下までは、比較的走れるので、鋸山-大岳山区間はとにかく走らないと損だと思って、走りました。下り貴重の後半で走れないとつまらないので、ここで走れるよう、いつもレースプランを立てています。ここまで温存してきたので、とにかく気持ちを解放して走りました。フラットな場所で歩いている人を見つけては、一人、二人と抜いていきます。終盤にペースを上げ抜いていけるのは、マラソンと同様やはり楽しかったです。
岩場は慎重に
大岳山は岩場が続くので、特に下りを慎重にかつ速やかに下りました。岩場を下り切った大岳神社の前で、前の選手がよろけて転倒、大事に至らず、ストックが曲がるだけで済みましたが(ストックの素材はアルミのようで、自力で戻していました。)、自分も気をつけなきゃなと肝に銘じました。
御岳山-日の出山間の競走
御岳山や第3関門の長尾平が近づき、走れる道路・林道が続きます。ここも下りやフラットなところはひたすら走りました。長尾平への最後の道は走れなくもない傾斜ですが、さすがにここは歩きました。でも、ここを走らなかったのは、今となっては少し後悔しています。
ここから日の出山までの区間は、自分の周りに数人走っている選手がおり、抜きつ、抜かれつという感じでした。このため、選手を追って、長尾平では立ち止まりもせず、そのまま通過しました。
長尾平 58km地点 到着時刻2:16(タイム13時間16分)
御岳山の参道商店街のオールスポーツの写真撮影を終え、日の出山へ林道がさらに続きます。走れる区間なので、終盤に向け追い込みをかける選手が後ろから次々と走ってきます。その都度、先に行かせ、マイペースで進みました。日の出山に近づくと、登山道は登り貴重になるので、ここでも黙々と歩きました。でも、日の出山山頂までは、それほど長く感じませんでした。
金比羅尾根 -あとは下るだけ-
日の出山に到着。あとは武蔵五日市までほんとに下るだけです。でも山頂に着いた時は、脚は疲弊し、金比羅尾根を終始走り続けるパワーが明らかに不足していました。これまで要所要所で、Mag‐onのボディローション※を足塗り、リカバリーに努めてきましたが、そろそろその効能も見込めない感じです。
※マグネシウムと芍薬甘草配合のボディローションを肌に塗布しマッサージすることで、筋肉を弛緩させパフォーマンスを向上、運動後には凝り固まった筋肉のケアができる。
仕方がないので、最後に残った2RUN(メイタン)、ダルマ(ゼンニュートリション)、ANDOを摂りますが、それでもすぐには回復ない感じがしたので、安全に巡航速度で進むこととしました。怪我なく下山するのも大事なことです。幸い、足の右親指の爪をぶつけた痛みがあるくらいで、足裏などに痛みはありませんでした。
熊鈴をつけたランナー
ここまで、御岳山あたりから終始、熊鈴をつけたランナーと、抜きつ、抜かれつで進んできていました。個人的には後ろから熊鈴をつけた人が来ると何か落ち着きません。なので、距離を空けたいので、頑張って走りますが、フラットなところで抜かれ、また下りで抜き返し、またフラットなところで抜かれるということを繰り返していました。しかし、最後には抜かれて、また一人ぼっちになりました。
てくてくと進み、尾根の中盤あたり、残り5キロほどのところで、5mほど先を行く選手が見えてきました。決して早くないけど、いいペースなので付かず離れずで、ついて行きました。
淡々と進み、やっと見覚えのある橋が見えてきました。ここがゴールまで残り2キロの目印です。しばらく行くと「ゴールまで残り1.8kmです。」と誘導の方がおしえてくれました。
このとき、すでに15時間は過ぎていましたが、自己ベストを1秒でも更新したいと思ったので、ここからは、今までで一番速いペースで走りました。最後はアスファルトの急な林道を下ります。あまりにも急なせいかで意外と前の選手はゆっくり走っています。ここで7人くらいは抜いたと思います。その中に先ほど抜かれた熊鈴をつけた選手もおり、抜き返して正直やったと思いました。
長い林道を抜け、街に降りてきたときは、ホッとしました。
無我夢中で住宅街を駆け抜けて、吸い込まれようにゴール。タイム15時間16分19秒、めでたく自己ベストを更新。5回目のハセツネを無事に完走することができました。
欲を言うと、最後の金比羅尾根をもっと爆走したかったけど、来年の改善点として、また一年頑張りたいと思います。
大会運営及びボランティアの方々、途中応援してくれた方々、本当にありがとうございました。
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