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Yamareco

記録ID: 6047629
全員に公開
沢登り
甲信越

【越後駒】北ノ又川滝ハナ沢右俣

2023年10月13日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
11:23
距離
17.9km
登り
1,430m
下り
1,435m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:49
休憩
0:34
合計
11:23
距離 17.9km 登り 1,436m 下り 1,446m
5:47
47
スタート地点
6:34
6:46
476
14:42
14:51
12
15:03
15:06
14
15:20
15:21
14
15:35
15:36
20
15:56
15:59
25
16:24
16:29
41
17:10
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
銀山平森林公園の最奥に駐車。駐車場はないが車輛通行はほぼないため、路肩に駐車。
(tamoshima記)
コース状況/
危険箇所等
・坪倉沢沿いの林道の入口付近から坪倉沢出合にかけて、踏み分け道がある。(往路は気づかず、復路に利用)
・雪渓は2か所あったが、いずれも崩壊が進んだ後に雨が降って固まっており、上を歩くことができた。
・メインロープは右俣の3段20m滝(右IV+)のみで使用、お助け紐は右俣右沢の8m滝(左V-)で使用。
(tamoshima記)
その他周辺情報 【他の記録】
・右俣の記録は非常に多い
・左俣の記録は未確認:滝ハナ沢は、記録の多い沢であり全記録は確認できていないが、意外に見当たらない。
・3週前の記録:https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5979724.html
綺麗な遡行図あり。登れる滝も結構巻かれている。この記録で万年雪だろうとしていた雪渓はかなり崩壊が進んでいた。
(tamoshima記)
(写真のコメントはyamakurumi記)
陽が登る前に北ノ又川本流に入渓。寒い寒いとしきりにこぼしながら遡行(tamoshimaさんは「長い」もセット)。前日までの雨で増水気味。
2023年10月13日 06:20撮影 by  DSC-RX0, SONY
1
10/13 6:20
(写真のコメントはyamakurumi記)
陽が登る前に北ノ又川本流に入渓。寒い寒いとしきりにこぼしながら遡行(tamoshimaさんは「長い」もセット)。前日までの雨で増水気味。
箱淵。当然のように巻き。北ノ又川流域の遡行者が皆通るこんな箇所すら巻き道が超明瞭でないあたり、北ノ又は擦れて無くて良いなと思う(tamoshimaさんは、刈払してほしいと真逆の意見。笑)。
2023年10月13日 06:35撮影 by  DSC-RX0, SONY
10/13 6:35
箱淵。当然のように巻き。北ノ又川流域の遡行者が皆通るこんな箇所すら巻き道が超明瞭でないあたり、北ノ又は擦れて無くて良いなと思う(tamoshimaさんは、刈払してほしいと真逆の意見。笑)。
可能な限り浸かりたくないという強い意志で進む。
2023年10月13日 07:04撮影 by  SO-02J, Sony
10/13 7:04
可能な限り浸かりたくないという強い意志で進む。
滝ハナ出合。水量が減るのが嬉しすぎる。
2023年10月13日 07:17撮影 by  SO-02J, Sony
10/13 7:17
滝ハナ出合。水量が減るのが嬉しすぎる。
滝ハナに入ってすぐの5m滝。泳いで取りつけば突破の可能性があるかもしれないが、即刻左岸巻きを決断。
2023年10月13日 07:46撮影 by  DSC-RX0, SONY
10/13 7:46
滝ハナに入ってすぐの5m滝。泳いで取りつけば突破の可能性があるかもしれないが、即刻左岸巻きを決断。
待ってたよ太陽。ガスも取れてきた。
2023年10月13日 07:58撮影 by  DSC-RX0, SONY
10/13 7:58
待ってたよ太陽。ガスも取れてきた。
7mCS滝。水流右脇が可能性あると思うが、右岸から即刻巻きにかかる。誰よりも直登にこだわるtamoshimaさんの攻め気が本日は微塵も感じられない。笑
2023年10月13日 08:01撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 8:01
7mCS滝。水流右脇が可能性あると思うが、右岸から即刻巻きにかかる。誰よりも直登にこだわるtamoshimaさんの攻め気が本日は微塵も感じられない。笑
ミニゴル帯1。
2023年10月13日 08:14撮影 by  DSC-RX0, SONY
10/13 8:14
ミニゴル帯1。
ミニゴル帯2。ここで全身ずぶ濡れに。
2023年10月13日 08:47撮影 by  SO-02J, Sony
10/13 8:47
ミニゴル帯2。ここで全身ずぶ濡れに。
しかし、我々には太陽が味方に付いている。日差しがとても暖かい。この辺りが広河原。
2023年10月13日 09:02撮影 by  DSC-RX0, SONY
10/13 9:02
しかし、我々には太陽が味方に付いている。日差しがとても暖かい。この辺りが広河原。
この屈曲の先には…
2023年10月13日 09:06撮影 by  SO-02J, Sony
10/13 9:06
この屈曲の先には…
これぞ滝ハナという美しい景色が。奥には落差30m超のスラブ滝。
2023年10月13日 09:10撮影 by  SO-02J, Sony
10/13 9:10
これぞ滝ハナという美しい景色が。奥には落差30m超のスラブ滝。
これほど美しいスラブ滝はなかなか無い。天気が良すぎて写真がうまく撮れないという贅沢な悩みが発生。
2023年10月13日 09:13撮影 by  DSC-RX0, SONY
10/13 9:13
これほど美しいスラブ滝はなかなか無い。天気が良すぎて写真がうまく撮れないという贅沢な悩みが発生。
スラブ滝は左岸を快適に登る。
2023年10月13日 09:16撮影 by  DSC-RX0, SONY
10/13 9:16
スラブ滝は左岸を快適に登る。
スラブ滝を見下ろす。
2023年10月13日 09:20撮影 by  DSC-RX0, SONY
10/13 9:20
スラブ滝を見下ろす。
美しい大釜。
2023年10月13日 09:22撮影 by  DSC-RX0, SONY
10/13 9:22
美しい大釜。
ここまでの渓相で既に大満足の私。
2023年10月13日 09:26撮影 by  DSC-RX0, SONY
10/13 9:26
ここまでの渓相で既に大満足の私。
左岸から本流と同じくらいの水量の支沢が二条の滝で流入。集水域からは想像しにくい水量。
2023年10月13日 09:29撮影 by  DSC-RX0, SONY
10/13 9:29
左岸から本流と同じくらいの水量の支沢が二条の滝で流入。集水域からは想像しにくい水量。
手前にゴルジュを持つ6m滝。即刻巻き。
2023年10月13日 09:34撮影 by  DSC-RX0, SONY
10/13 9:34
手前にゴルジュを持つ6m滝。即刻巻き。
離陸が難しいかもしれないが、水線左を直登可能と思われる。
2023年10月13日 09:39撮影 by  DSC-RX0, SONY
10/13 9:39
離陸が難しいかもしれないが、水線左を直登可能と思われる。
いよいよ雪渓のお出まし。
2023年10月13日 09:41撮影 by  DSC-RX0, SONY
10/13 9:41
いよいよ雪渓のお出まし。
過去の記録は全て大高巻きだと思うが、状態が良く雪渓脇を通過できた。雪渓脇は20mはある雪の壁。ちっぽけなtamoshimaさん。
2023年10月13日 09:48撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 9:48
過去の記録は全て大高巻きだと思うが、状態が良く雪渓脇を通過できた。雪渓脇は20mはある雪の壁。ちっぽけなtamoshimaさん。
ちっぽけなyamakurumi。
2023年10月13日 09:49撮影 by  SO-02J, Sony
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10/13 9:49
ちっぽけなyamakurumi。
蟻になった気分。
2023年10月13日 09:51撮影 by  SO-02J, Sony
10/13 9:51
蟻になった気分。
色がほぼ氷河。この雪はどれくらいの歴史があるのだろう。
2023年10月13日 09:52撮影 by  DSC-RX0, SONY
10/13 9:52
色がほぼ氷河。この雪はどれくらいの歴史があるのだろう。
スノーブリッジと、右端にyamakurumi。
2023年10月13日 09:55撮影 by  SO-02J, Sony
10/13 9:55
スノーブリッジと、右端にyamakurumi。
雪渓の端っこで遡行図の記入に勤しむtamoshimaさん。
2023年10月13日 10:00撮影 by  DSC-RX0, SONY
10/13 10:00
雪渓の端っこで遡行図の記入に勤しむtamoshimaさん。
あまり褒められた行為では無いが、雪渓下に潜って内部を覗かずにはいられなかった。
2023年10月13日 10:03撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 10:03
あまり褒められた行為では無いが、雪渓下に潜って内部を覗かずにはいられなかった。
18mと16mのスラブ滝。特異な景観。
2023年10月13日 10:06撮影 by  SO-02J, Sony
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10/13 10:06
18mと16mのスラブ滝。特異な景観。
16m滝は右岸を登った。難しくはないが、ルーファイをミスるとやばそう。
2023年10月13日 10:10撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 10:10
16m滝は右岸を登った。難しくはないが、ルーファイをミスるとやばそう。
16m滝上より。
2023年10月13日 10:19撮影 by  SO-02J, Sony
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10/13 10:19
16m滝上より。
まだまだ続くよ。
2023年10月13日 10:22撮影 by  DSC-RX0, SONY
10/13 10:22
まだまだ続くよ。
二俣手前の雪渓。こちらもまた万年雪。崩壊して間もないようで、雪が谷を埋め尽くして安定していたので、上部を歩けた。この雪渓が崩壊したのは初めてではないだろうか。
2023年10月13日 10:31撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 10:31
二俣手前の雪渓。こちらもまた万年雪。崩壊して間もないようで、雪が谷を埋め尽くして安定していたので、上部を歩けた。この雪渓が崩壊したのは初めてではないだろうか。
雪渓は泥が乗って黒々としているものだが、ここは泥が乗っておらず真っ白。
2023年10月13日 10:40撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 10:40
雪渓は泥が乗って黒々としているものだが、ここは泥が乗っておらず真っ白。
右俣出合の滝。
2023年10月13日 10:44撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 10:44
右俣出合の滝。
左俣の段瀑の大滝。tamoshimaさん計測で落差90m。こちらは記録が見当たらず、先が大変気になる。
2023年10月13日 10:46撮影 by  DSC-RX0, SONY
10/13 10:46
左俣の段瀑の大滝。tamoshimaさん計測で落差90m。こちらは記録が見当たらず、先が大変気になる。
右俣出合の滝を登るtamoshimaさん。何か悪そう。落ちると雪渓の下に吸い込まれそうで怖いので、自分は少し巻き気味に登ることにした。
2023年10月13日 10:49撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 10:49
右俣出合の滝を登るtamoshimaさん。何か悪そう。落ちると雪渓の下に吸い込まれそうで怖いので、自分は少し巻き気味に登ることにした。
右俣出合の滝上より。見るからに雪が残りそうな擂鉢状の地形。
2023年10月13日 10:52撮影 by  SO-02J, Sony
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10/13 10:52
右俣出合の滝上より。見るからに雪が残りそうな擂鉢状の地形。
右俣に入ってすぐの12m滝。見た目悪そうな側壁を登るtamoshimaさん。漸くらしくなってきた。
2023年10月13日 11:13撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 11:13
右俣に入ってすぐの12m滝。見た目悪そうな側壁を登るtamoshimaさん。漸くらしくなってきた。
背後の壁のスケールが大きい。
2023年10月13日 11:17撮影 by  SO-02J, Sony
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10/13 11:17
背後の壁のスケールが大きい。
水晶があった!
2023年10月13日 11:22撮影 by  SO-02J, Sony
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10/13 11:22
水晶があった!
ゴルジュ状の100m連瀑(とされる連瀑)。
2023年10月13日 11:27撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 11:27
ゴルジュ状の100m連瀑(とされる連瀑)。
左岸を快適に登る。
2023年10月13日 11:31撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 11:31
左岸を快適に登る。
小悪いCS滝。tamoshimaさんは細かいトラバースで突破。
2023年10月13日 11:38撮影 by  SO-02J, Sony
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10/13 11:38
小悪いCS滝。tamoshimaさんは細かいトラバースで突破。
yamakurumiはカチを頑張って拾って突破。
2023年10月13日 11:42撮影 by  SO-02J, Sony
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10/13 11:42
yamakurumiはカチを頑張って拾って突破。
ロープを出した3段20m滝。ムーブはそれほどだが、とにかくヌメる。
2023年10月13日 11:47撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 11:47
ロープを出した3段20m滝。ムーブはそれほどだが、とにかくヌメる。
リード中のtamoshimaさん。
2023年10月13日 11:59撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 11:59
リード中のtamoshimaさん。
4m滝。最初巻こうとしてたtamoshimaさんに後ろから煽られながら、右壁を悪いへつりで。
2023年10月13日 12:22撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 12:22
4m滝。最初巻こうとしてたtamoshimaさんに後ろから煽られながら、右壁を悪いへつりで。
続く9m滝も右壁のへつりで。
2023年10月13日 12:29撮影 by  SO-02J, Sony
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10/13 12:29
続く9m滝も右壁のへつりで。
ゴルジュの連瀑、最後は大西さんの著書で黒滝と書かれている滝。
2023年10月13日 12:35撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 12:35
ゴルジュの連瀑、最後は大西さんの著書で黒滝と書かれている滝。
黒滝は水線左を爽快に登る。
2023年10月13日 12:49撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 12:49
黒滝は水線左を爽快に登る。
振り返ると荒沢岳が格好良い。
2023年10月13日 12:50撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 12:50
振り返ると荒沢岳が格好良い。
5m滝。巻きたがるtamoshimaさんをけしかけてへつりで越える。
2023年10月13日 12:52撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 12:52
5m滝。巻きたがるtamoshimaさんをけしかけてへつりで越える。
間もなく奥の二俣。
2023年10月13日 12:55撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 12:55
間もなく奥の二俣。
奥の二俣も右俣へ。ここで休憩中、「滝ハナも思ったより手応えが無かったなあ」とtamoshimaさん。嫌なフラグ立てないでおくれ!(という会話を実際にしてた。)
2023年10月13日 12:57撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 12:57
奥の二俣も右俣へ。ここで休憩中、「滝ハナも思ったより手応えが無かったなあ」とtamoshimaさん。嫌なフラグ立てないでおくれ!(という会話を実際にしてた。)
tamoshimaさんがフラグを立てたせいか、案の定悪い滝が登場。(※tamoshimaさんのフラグは驚異の回収率を誇る。)まあ巻けるのだけど、「悪そー」と言いながらも、それぞれ異なるラインで直登を試みる二人。自分はV級の際どい登りでどうにか突破。怖かった…。
2023年10月13日 13:20撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 13:20
tamoshimaさんがフラグを立てたせいか、案の定悪い滝が登場。(※tamoshimaさんのフラグは驚異の回収率を誇る。)まあ巻けるのだけど、「悪そー」と言いながらも、それぞれ異なるラインで直登を試みる二人。自分はV級の際どい登りでどうにか突破。怖かった…。
抜け口でラインが被るのでtamoshimaさんには待ってもらっていた。tamoshimaさんのラインも1ポイント悪いようで、念のためお助けを出した。
2023年10月13日 13:38撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 13:38
抜け口でラインが被るのでtamoshimaさんには待ってもらっていた。tamoshimaさんのラインも1ポイント悪いようで、念のためお助けを出した。
32m滝を快適に越えると、いよいよ源頭の様相となる。
2023年10月13日 13:45撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 13:45
32m滝を快適に越えると、いよいよ源頭の様相となる。
源頭近くはガレ沢に。
2023年10月13日 14:03撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 14:03
源頭近くはガレ沢に。
水枯れ。藪を避けて草原を詰める。
2023年10月13日 14:28撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 14:28
水枯れ。藪を避けて草原を詰める。
稜線上より。草黄葉が美しい。越後駒ヶ岳山頂で休憩後、下山にかかる。
2023年10月13日 15:01撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 15:01
稜線上より。草黄葉が美しい。越後駒ヶ岳山頂で休憩後、下山にかかる。
日没前に下山すべく急ぎ足で下山。百草の池周辺の紅葉が綺麗。
2023年10月13日 15:23撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 15:23
日没前に下山すべく急ぎ足で下山。百草の池周辺の紅葉が綺麗。
深い切れ込みを持つ滝ハナ沢左俣が気になって仕方が無い。tamoshimaさんの見解では大滝上は平凡そうとのことだが、このゴルジュは探索に行かないと気が済まない。
2023年10月13日 15:21撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 15:21
深い切れ込みを持つ滝ハナ沢左俣が気になって仕方が無い。tamoshimaさんの見解では大滝上は平凡そうとのことだが、このゴルジュは探索に行かないと気が済まない。
荒沢岳北面の沢も今年行きたかったなあ。
2023年10月13日 16:38撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 16:38
荒沢岳北面の沢も今年行きたかったなあ。
最後は北ノ又川を突っ切って駐車地点まで。下山後は白銀の湯で温まった。雰囲気といい、受付のおじいさんのお人柄といい、とても好きな温泉。
2023年10月13日 17:09撮影 by  DSC-RX0, SONY
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10/13 17:09
最後は北ノ又川を突っ切って駐車地点まで。下山後は白銀の湯で温まった。雰囲気といい、受付のおじいさんのお人柄といい、とても好きな温泉。
遡行図(主な滝の落差は実測)
2023年10月17日 18:31撮影
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10/17 18:31
遡行図(主な滝の落差は実測)
撮影機器:

装備

備考 ・ラバーソール適

感想

【計画の経緯】
 今季は雪渓が少なく、9月の頭でも芝沢右岐沢の雪渓が殆どないという記録を見ていたため、北ノ又川流域でも最も雪渓の多い滝ハナ沢も、狙い目だろうと思っていた。9月24日にも雪渓の少ない記録が出されたが、さらなる雪渓の融解を待ち、10月中旬の好天日に決行。

【感想・総評】
 下部は予想よりもゴーロが長く、寒さもあってモチベーションが上がらなかったが、中盤からは広大なスラブに美しい滝が次々かかり、登攀も快適とあって、噂通りに素晴らしい沢だった。狙い通り、今回の雪渓は過去のどの記録よりも少なく、一度も大高巻をせずに、登りやすい滝は全て登り、納得のいくライン取りで登れたので満足である。
 今後も地球温暖化が進み、いつの日かこの沢の雪渓が完全に消えることもあるだろう。今回もいくつかの滝は雪渓の下にあり、完全に解明することはできなかった。記録の見当たらない左俣と共に、今後の完全解明を待ちたい。
 個人的には間断なく滝が現れるオツルミズ沢の方が好きではあるが、核心部のスラブの雄大さでは滝ハナ沢に軍配が上がり、越後三山、ひいては日本を代表する1本であることは間違いない。オツルミズ沢も最近は日帰りで遡行されているが、登れる滝を全て登るとなると、日帰りは厳しくなる。滝ハナ沢は泳がずに登れる全滝を登っても日帰り可能なので、日帰りで遡行すべき沢としては、至上の1本と言えよう。

沢は最も自由な山行形態と思う。
登るか巻くか、どのラインを攻めるか、懸垂するかクライムダウンするか、雪渓をくぐるか巻くか等、その場で判断を求められ、その分選択の自由度も高い。冒険的とも言える。
自由度の高さは沢の選定段階から言えることでもある。沢は無数に存在し、極端なことを言えばどの沢も遡下降の対象とできる。
それが沢の魅力と考えているが、沢をやっていながらこの自由を享受しようとしない人が多い気がしている。
情報がはびこる昨今。ネットやガイドブックで紹介された沢を、過去の記録に従って遡行する。アプローチや下降路も過去の記録通り。折角沢が与えてくれる自由を放棄していないだろうか。
人気の沢はSNS等に情報が溢れ、更に人気を集める。中でも、オツルミズ、ザクロ、大畠谷、不動川、一ノ倉沢本谷など難渓とされてきた沢は、沢屋としてのステータス的な側面を持ち、自己顕示の目的もあってか、より活発に情報が発信される。結果、人が人を呼ぶ。
これらの沢は当然良い沢だから人気があるのだと思うし、自分も遡行したい。ただ、沢そのものへの興味ではなく、「人気であること」が入渓の理由となっているなら、その人気は沢の魅力を貶める要素であると感じる。

滝ハナはとても良かった。これほど美しい沢はあまり無い。
それなりに人気の沢ではある。しかしながら雪渓(というより氷河?)の下に未知が眠っており、また雪渓の状態次第でルート取りを思考することが遡行者に求められ、不確実性が高い。オツルミズもかつてはそうであったのだろうけれど。
オツルミズは消費コンテンツ化されていると以下の記録にあったが、滝ハナはまだそうなっていない。今後もSNSで消費される沢とならないことを願う。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6031360.html
(この記録、中澤さんとポムチムの感想にとても共感できるところがあって好きです。)

上記を読んで、気を悪くする方も居られるかもしれません。
偉そうに宣いましたが、自分にもまんま当てはまるなと思って書きました。 リスクを低減するためや、「記録が無いこと、少ないこと」を確認するために、自分も事前にそこそこ情報収集は行います。あと山行記録の98%は自己顕示のために作成しています。
自分のことを棚上げして恥ずかしい奴だと読み流していただけると幸いです。

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