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Yamareco

記録ID: 6064030
全員に公開
沢登り
日高山脈

日高大山・パンベツ山(上アブカサンベ沢)

2023年10月14日(土) ~ 2023年10月16日(月)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
45.1km
登り
2,818m
下り
2,818m

コースタイム

1日目
山行
11:09
休憩
0:19
合計
11:28
4:32
51
町道通行止め地点
5:23
0:00
168
・292林道分岐
8:11
8:22
245
里半沢出合
12:27
12:35
205
大山
16:00
里半沢出合
2日目
山行
9:40
休憩
0:30
合計
10:10
5:30
315
里半沢出合
10:45
11:15
265
パンベツ山
15:40
里半沢出合
3日目
山行
3:31
休憩
0:00
合計
3:31
6:12
168
里半沢出合
9:00
0:00
43
・292林道分岐
9:43
町道通行止め地点
天候 10/14 晴れ
10/15 晴れ
10/16 雨→曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
シュンベツ川沿いの町道春別農屋線は道道111号との分岐から約13km先に仮設のゲートがあり、その先で崩落箇所の復旧工事をしていた。
徒歩で通ることは物理的には可能だが、工事の邪魔になってしまうので、早朝か夕方以降の工事をしていない時間帯に通過した方が良さそう。

ゲートから・292の林道分岐まで6kmは自転車使用
1日目。
夜明け前に自転車で出発。朝の気温は7℃でも、激しいアップダウンで既に暑い。
2
1日目。
夜明け前に自転車で出発。朝の気温は7℃でも、激しいアップダウンで既に暑い。
通行止め地点から6km先の分岐で自転車をデポ。上アブカサンベ川出合に繋がる林道を下る。
通行止め地点から6km先の分岐で自転車をデポ。上アブカサンベ川出合に繋がる林道を下る。
シュンベツ川を渡渉して上アブカサンベ川沿いの林道へ。
ここには橋が架かっていたようだが、跡形もない。
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シュンベツ川を渡渉して上アブカサンベ川沿いの林道へ。
ここには橋が架かっていたようだが、跡形もない。
・・・と思いきや、川に埋もれかけた橋の残骸を発見。(帰りに気付いた)
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・・・と思いきや、川に埋もれかけた橋の残骸を発見。(帰りに気付いた)
林道は水路橋の所までは綺麗な路面で、その先は藪と崩落の多い荒れた路面になった。
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林道は水路橋の所までは綺麗な路面で、その先は藪と崩落の多い荒れた路面になった。
荒れた林道をしばらく歩く。秋なのにやたらダニが多かった。
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荒れた林道をしばらく歩く。秋なのにやたらダニが多かった。
・444の北西のあたりで鹿道を使って林道から沢に下る。
河原歩きと膝くらいの深さの渡渉の繰り返しで、たまに河畔林が使える所もあった。
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・444の北西のあたりで鹿道を使って林道から沢に下る。
河原歩きと膝くらいの深さの渡渉の繰り返しで、たまに河畔林が使える所もあった。
里半沢出合の手前のゴルジュ。中を行っても水深は膝上〜腰下くらいだった。巻くこともできるらしい?
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里半沢出合の手前のゴルジュ。中を行っても水深は膝上〜腰下くらいだった。巻くこともできるらしい?
里半沢出合に到着。左岸の平場に泊まり道具をデポして、まずは大山へ。
里半沢出合に到着。左岸の平場に泊まり道具をデポして、まずは大山へ。
里半沢に入ってしばらくは傾斜の緩いゴーロと小滝が続く。
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里半沢に入ってしばらくは傾斜の緩いゴーロと小滝が続く。
650m二股を右へ。
650m二股(この先に右にも分かれるので三股?)の奥には大滝があるらしい。
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650m二股(この先に右にも分かれるので三股?)の奥には大滝があるらしい。
左手の細い枯れ沢を登り、大きく高巻いていく。
左手の細い枯れ沢を登り、大きく高巻いていく。
高巻きの途中、紅葉の向こうに大滝が見えた。
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高巻きの途中、紅葉の向こうに大滝が見えた。
枯れ沢を登り詰め、ザレた急斜面を慎重にトラバース。
この先ですぐに沢に戻れた。
枯れ沢を登り詰め、ザレた急斜面を慎重にトラバース。
この先ですぐに沢に戻れた。
740m二股を左へ。右には垂直な大滝が架かっている。
740m二股を左へ。右には垂直な大滝が架かっている。
数mくらいの小滝が続いて標高を上げて行く。
数mくらいの小滝が続いて標高を上げて行く。
840m二股も左へ。
5mくらいの滝。滝はほとんど巻いて登れるので、あまり濡れなくて助かった。
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5mくらいの滝。滝はほとんど巻いて登れるので、あまり濡れなくて助かった。
950m二股は細くて急な左に入り、急斜面をよじ登って尾根に取り付く。
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950m二股は細くて急な左に入り、急斜面をよじ登って尾根に取り付く。
尾根に上がると、1100mあたりでようやく目指す大山(右寄り)が視界に入ってきた。
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尾根に上がると、1100mあたりでようやく目指す大山(右寄り)が視界に入ってきた。
尾根上は膝〜腰丈の笹藪の中にうっすらと鹿道がついている所が多く、順調に進めた。
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尾根上は膝〜腰丈の笹藪の中にうっすらと鹿道がついている所が多く、順調に進めた。
大山(1361m)到着!
カムエク周辺の主稜線が目の前に広がった。
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大山(1361m)到着!
カムエク周辺の主稜線が目の前に広がった。
三等三角点「尖山」
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三等三角点「尖山」
長い頂稜のイドンナップ岳。
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長い頂稜のイドンナップ岳。
カムエクをアップで
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カムエクをアップで
ナメワッカ岳。
中央に見えるのが大山とパンベツ山の中間にある無名峰の・1432で、パンベツ山はその右奥のなだらかなピークだと思われる。
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中央に見えるのが大山とパンベツ山の中間にある無名峰の・1432で、パンベツ山はその右奥のなだらかなピークだと思われる。
陽も短いこの時期、昼過ぎの登頂だったのであまり余裕はない。
紅葉の沢を楽しみつつ、そそくさと下った。
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陽も短いこの時期、昼過ぎの登頂だったのであまり余裕はない。
紅葉の沢を楽しみつつ、そそくさと下った。
里半沢出合に戻ってテン泊。
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里半沢出合に戻ってテン泊。
2日目。
薄暗いうちから上アブカサンベ沢を歩き出し、パンベツ山へ。
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2日目。
薄暗いうちから上アブカサンベ沢を歩き出し、パンベツ山へ。
この沢は鹿の骨がいたるところに転がっていた。鹿の墓場なのか?
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この沢は鹿の骨がいたるところに転がっていた。鹿の墓場なのか?
410m二股の先の沢がくねくねと屈曲する辺りまでは、ゴルジュっぽい所や段差程度の小滝が出てくる。
410m二股の先の沢がくねくねと屈曲する辺りまでは、ゴルジュっぽい所や段差程度の小滝が出てくる。
巨岩が沢に立ちふさがる。
巨岩が沢に立ちふさがる。
510m二股の周辺は広い河原と河畔林を少しだけ使って進めた。
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510m二股の周辺は広い河原と河畔林を少しだけ使って進めた。
大きな滝はあまり出てこない。
大きな滝はあまり出てこない。
670m二股まで3時間弱。ここまででもかなり長かった。
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670m二股まで3時間弱。ここまででもかなり長かった。
670m二股を右に進むと倒木が増えて荒れた渓相になるが、傾斜もついてきてパンベツ山に近づいてきたのを実感。
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670m二股を右に進むと倒木が増えて荒れた渓相になるが、傾斜もついてきてパンベツ山に近づいてきたのを実感。
青空と紅葉の山は綺麗でも、沢の中は日が当たらず肌寒い。
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青空と紅葉の山は綺麗でも、沢の中は日が当たらず肌寒い。
890m二股は左のガレ沢へ。
890m二股は左のガレ沢へ。
1050m二股はガレ沢を辿れば自然と右に入っていく。
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1050m二股はガレ沢を辿れば自然と右に入っていく。
1100mあたりでチョロチョロと水流が復活。このまま沢筋を辿りたい衝動に駆られるが、ここで1本右の沢形に乗り移る。
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1100mあたりでチョロチョロと水流が復活。このまま沢筋を辿りたい衝動に駆られるが、ここで1本右の沢形に乗り移る。
右の沢形は藪の薄い草地がしばらく続き、楽に標高を稼げた。
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右の沢形は藪の薄い草地がしばらく続き、楽に標高を稼げた。
直下の80mくらいは程々の笹藪漕ぎになったが、頂上はもう目と鼻の先だ。
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直下の80mくらいは程々の笹藪漕ぎになったが、頂上はもう目と鼻の先だ。
パンベツ山(1336m)到着。
笹藪を登り切ると一気に視界が開けた。
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パンベツ山(1336m)到着。
笹藪を登り切ると一気に視界が開けた。
二等三角点「巴武別山」(パムベツヤマ)
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二等三角点「巴武別山」(パムベツヤマ)
主稜線の方の眺望は大山よりも素晴らしい。
頂上は風も無く、暑いくらいだった。
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主稜線の方の眺望は大山よりも素晴らしい。
頂上は風も無く、暑いくらいだった。
シカシナイ山、カムエク、ピラミッド峰。
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シカシナイ山、カムエク、ピラミッド峰。
カムエク〜1839峰まで。
こんな秋晴れの日に主稜線を歩いたら気持ちよさそう。
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カムエク〜1839峰まで。
こんな秋晴れの日に主稜線を歩いたら気持ちよさそう。
西川岳〜1823峰。
1839峰〜シビチャリ山、奥にペテガリ岳。
シカシナイ山とシビチャリ山は、日高の未踏峰で最後まで残りそうな気がする・・・。
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1839峰〜シビチャリ山、奥にペテガリ岳。
シカシナイ山とシビチャリ山は、日高の未踏峰で最後まで残りそうな気がする・・・。
ピリカヌプリらしき山までうっすらと見えた。
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ピリカヌプリらしき山までうっすらと見えた。
大山を目前に沢を下り、この日も里半沢出合で1泊。
大山を目前に沢を下り、この日も里半沢出合で1泊。
3日目。
2泊お世話になった里半沢出合を撤収。
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3日目。
2泊お世話になった里半沢出合を撤収。
紅葉の上アブカサンベ沢。
3日目は下川山の予定だったが、色々と理由を付けて直帰することに・・・
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紅葉の上アブカサンベ沢。
3日目は下川山の予定だったが、色々と理由を付けて直帰することに・・・
下り基調の町道を6km走って帰還。
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下り基調の町道を6km走って帰還。

感想

日高の奥深い位置にある大山とパンベツ山へ。

この2座はシュンベツ川の支流の上アブカサンベ沢からのルートが容易?でよく使われているらしい。アプローチとなる町道春別農屋線を9月に下見したところ、途中で通行止めになっていて片道6kmのアルバイトが追加されることが判明した。まぁそれでも道道の分岐から片道19kmのうち13kmを車で入れるだけ十分だし、開通を待っているのももどかしいので今季のうちに片付けることにした。

大山とパンベツ山はどちらも沢には難しい所はあまり無く、藪漕ぎも少なめ、腰より上まで濡れる所も無かったのは助かった。沢登りするには時期が遅いかなぁと思っていたけど、10月中旬にしては暖かく、好天に恵まれて眺望も楽しめたのは幸運だった。

3日目は北面から下川山の予定だったが、天候が微妙だし、食糧が残り少ないし、妙にやりきった感があるし・・・と色々理由を付けてパスしてしまった。下川山の他にも周辺には未踏の山がいくつかあるので、機会を見つけてまたそのうち行こうと思う。

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