大岳山―サルギ尾根から大展望の上高岩山展望台とセンブリ咲く白倉への道
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- GPS
- 05:20
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 1,035m
- 下り
- 1,070m
コースタイム
天候 | 曇のち晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
八王子07:36(JR八高線) 拝島07:53/07:55(JR五日市線) 武蔵五日市08:13 武蔵五日市駅🚌08:22(西東京バス) 大岳鍾乳洞入口🚌08:49 復路: 白倉🚌14:21(西東京バス) 武蔵五日市駅🚌14:50 武蔵五日市15:02(JR五日市線) 拝島15:19/15:32(JR八高線) 八王子15:47 |
写真
感想
今週末は平標山を予定していたが、冬型の気圧配置になり天気が悪そうだし下手をしたら雪が降りそうなため中止。
その代わりに近場の山を歩くことになり、5月に行こうと思ったが行けなかった大岳山のサルギ尾根にすることにした。
近場の山になったためにメンバーも増えたので却ってよかったかもしれない。
大岳山に登ったことのないコースから登ろうと2年前の秋に大岳沢から登った時↓に知ったサルギ尾根。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3585537.html
その時は登山口となる大岳鍾乳洞入口バス停で沢山の人が降りたのに大岳沢コースには誰も来ず不思議だったが、どうやら養沢神社から尾根を登っていったようなのだ。
そのコースを調べてみるとそれがサルギ尾根だった。
途中の上高岩山に展望台があり、それが人気の理由のようだ。
今回はその上高岩山の展望台がほぼ目的地といってもいい。
そして下りは歩いたことのない白倉バス停へ向かうコースにすることにした。
今日は高尾駅の線路切替工事の関係で、日中から中央線のダイヤも少し乱れるかもしれないとのことだったので、中央線を通らずに八高線で拝島駅へ行き五日市線に乗換えることにした。
他のメンバーも南武線&青梅線で拝島駅で五日市線乗換えだったので大丈夫だったようだ。
今日はこの中央線の工事の関係で中央線沿線の山に向かう人は少なく、奥多摩方面は混むのかなと思ったが、五日市線は空いていた。
武蔵五日市駅から上養沢へ向かうバスは道幅の関係で小さなバスなので臨時便が出るだろうと出発8分前着の電車で着き、結局臨時便が出て2台体制になったのだが、それでも座れない人が出るほどの混雑だった。
途中の秋川国際マス釣場の駐車場辺りで大量に人が降りたが何かイベントがあるのだろうか。
帰ってから調べたところ天王岩というクライミングに人気の岩山があるようなのでそこに行く人たちだったのだろうか。
そこで降りる人たちがいても、まだ座れない人がいるくらいだ。
いずれにしてもこれだけ人が乗る路線なら廃線の心配はない。
サルギ尾根は大岳鍾乳洞入口バス停を降りた目の前にある養澤神社の境内から始まり、登り始めから一気に高度を稼いでいく。
この急登がいかにも奥多摩らしいなと思う。
スギの植林地から広葉樹に変わってくると尾根はもう近く、樹々の間から東に東京都心方面や、北側にはすぐ隣に御岳山、遠く日光連山まで見えている。
最初のピークである大名子ノ頭には10人くらいの学生の団体さんがいた。
装備から見て登山を始めたばかりだろうが、このサルギ尾根を選ぶなんて渋いなと思う。
上高岩山の展望台がSNSかなんかで人気なのだろうか。
次のピークは高岩山でこのあたりは、より岩がちな尾根道で少し奥秩父的で楽しい。
この標高では紅葉なんてまだまだと思っていたが、ときおり真っ赤に色付いたモミジがあったりする。
高岩山から一度下り上高岩山に向かってまた急激に登り返す。
高岩山あたりから上高岩山展望台の建物が見えていて、あんなに遠いのかと思ったが、この急登で一気に標高を稼ぐので思いのほか早く上高岩山の展望台に到着した。
展望台は北側から東側に開けていて思ったとおりの大展望。
見える景色は日の出山と変わらないのだが、展望台が清水の舞台のように立ち上がっているので、座りながら大展望を楽しむことができる。
遠くは日光連山から筑波山、房総半島まで見渡すことができる。
東京湾北部の方ですごい煙が上がっていて船橋あたりかなと話していたのだが、後で調べてみたところ白井市で廃材置場の大きな火事があったらしい。
少し時間は早いがここがほぼ目的地だったので、ゆっくりと昼食を摂ることにした。
上高岩山展望台から少し進むと上高岩山の山頂があり、ここは展望はない。
そして御岳山方面からの道と合流するとすごく広い歩きやすい登山道となる。
大岳山に登る人はほとんど御岳山方面から来たり向かったりしているようで、人もどんどん増えてくる。
そして大岳山山頂への最後の登りでいよいよ渋滞となってしまった。
今日はまだ完全な冬型ではないのか雲も多く、山頂からは残念ながら富士山も見えなかった。
混み合う山頂は早々に辞し下ることにする。
下りに白倉バス停方面を選んだのは大正解で、そちら方面に下り始めた途端に誰もいなくなり、最後まで誰にもすれ違わずに下ることができた。
そしてこの白倉への下りで大正解だった理由はもうひとつあった。
友人のひとりが小さな花が咲いていると教えてくれ、見てみるとそれは前から見たかったアケボノソウ⁉と思ったのだが、草丈が5僂らいと小さかったのでセンブリだった。
それでもセンブリをこんなにたくさん見られたのは初めてだった。
白倉バス停は北秋川方面の藤倉から武蔵五日市駅を結ぶ路線の途中にあり、南秋川方面の都民の森からの路線ではないので、バスは空いていた。
道路の反対側の藤倉方面に向かう白倉バス停に外国人観光客がいたが、これからどこへ向かうのだろうか。
そういえば大岳山山頂でも外国人観光客の姿が多かった。
インバウンドの波は高尾山や御岳山だけではなく大岳山山頂まで届いているのだ。
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