甲武信ヶ岳 膝痛発症!苦悶の下山路 [百名山79] (雁坂峠周回)
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- GPS
- 07:34
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 1,968m
- 下り
- 1,961m
コースタイム
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 7:35
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
道の駅の隣にかなり広い砂利の駐車場がある 紅葉最盛期と思われる時期の日曜朝7時前でも空きは十分 この様子なら普段から余裕で停められる気がする |
コース状況/ 危険箇所等 |
【徳ちゃん新道】(登山口〜徳ちゃん新道分岐〜戸渡尾根分岐) 一般的な登山道 若干木の根っこが多めではあるが歩行には支障なし、下りは躓かないよう注意 傾斜が急な斜面が何箇所かあるが、1箇所あたりの長さはさほどではない 急傾斜、緩傾斜、平坦が適度にミックスされており登りが苦手な方には歩きやすいかも 一方でリズムが一定ではないのでその辺は好き不好き 【甲武信ヶ岳周辺】 木賊山から甲武信小屋に至る途中の展望地の斜面が非常に滑りやすいザレ場 他に危険個所は特にない 【奥秩父主稜線】(甲武信ヶ岳〜破風山〜雁坂嶺〜雁坂峠) 甲武信小屋から木賊山を巻くルートは緩やかで歩きやすい道 木賊山のピークからの道と合流し、少し歩くと一気に下り基調になる 岩と土のミックスだが、岩自体はグリップが利くので歩きやすい 途中から花崗岩に変わり、岩の上にザレという非常に滑りやすい組成になるので注意 破風山周辺から歩きづらい岩ゴロ場が出現する 岩の形が平らではなく、足の置き方を間違えるとバランスを崩しやすいので注意 雁坂嶺を越えるまでは形の悪い岩の足場がちょいちょい出現するので注意されたし なお、この区間は地味にアップダウンがきつい上に風が非常に強い 一度入ればエスケープルートもないので悪天候時は撤退も視野に入れて判断する事 【雁坂峠下り】(雁坂峠〜井戸ノ沢出会〜沓切沢出合〜林道終点) 雁坂峠から一気に下る。傾斜強め 沢が見え始めると傾斜が緩くなり、沢伝いのトラバース路に変わる 井戸ノ沢出会からは右岸のトラバース路 途中対岸に渡渉し沓切沢出合までは左岸のトラバース路となる なお途中細かい沢を含めると3〜4回ほど渡渉がある 危険はないが増水時はその限りではないので、雨天や雨後にはルート変更推奨 沓切沢出合で橋を渡れば舗装路の林道歩きとなる 【道の駅周辺】(林道終点〜道の駅みとみ) 林道終点からは舗装路を歩くが、途中道の駅方面へ登山道を歩く必要がある そのまま道路を歩いて行くと道の駅とは反対方向へかなり歩かされることになる 案内看板があるので見落とさないように |
その他周辺情報 | 日帰り温泉『ほったらかし温泉』 http://www.hottarakashi-onsen.com/ 入浴料大人900円 最近ゆるキャンの影響か、以前に比べて土日は激混みするようになった 非常に夜景がきれいなロケーションなので、夜の入浴もオススメ ちなみに日の出入浴もやってます |
写真
紅葉最盛期ですが普通に停められました。
当初の予定よりおよそ2時間遅れでスタート。
最近ブラックスタートが多かったので新鮮な感じ、だって熊怖いじゃんw
何でこんなとこに避難小屋が?と思ったけど、この稜線風が強くて、おそらく悪天候時はかなり荒れることが予想され、逃げ場もないことから避難小屋が建ってるんだろうと予想。
感想
◆登山の背景
久しぶりに日帰りロングで足を鍛えたいな…そう思っていた週末。
候補は絞ってあったので、あとは決断して行動するだけだったのですが…
奇しくも巷では日本全国で絶賛クマさん大暴れ中w
今回候補としていた山域でもちょいちょい熊の目撃情報があり
何もわざわざ熊のリスクが高い時期に行くことはねぇべ、ということで予定変更。
今登山者が多いであろう山域を選び、紅葉の甲武信ヶ岳へ行くことにしました。
しかし、ただ行くだけではつまらない。
ということで、今回は『常時CT0.4を目指す』という課題を設定して行ってきました。
結論から申し上げますと、久しぶりに苦行と言える山行になりましたw
◆登山の詳細
熊との遭遇を恐れた結果、日の出を迎えてから歩き始めることに。
出発時間6時43分、久しぶりに明るい時間からのスタートです。
道の駅から車道、林道と歩き、適度に体が暖まってきた頃登山道に入ります。
ちょうど我々に先行してトレランの方が4名入山していきましたので
『彼らに追いつく』をひとつの目安として徳ちゃん新道を登り上げていきました。
しかし、トレランの先行者に追いつく=トレランより速く登る必要があるわけですから
冷静に考えればそれがいかに体に負担を強いるか、火を見るより明らかなんですが…
そんなことはお構いなしにかなりハイペースで登っていくことになります。
結果的に山頂までに彼らに追いつくことはできませんでした(当たり前である)
とはいえかなり良いペースを刻んでいたため、脚は結構疲労してたんだろうなぁ
体調は悪くなかったので当初の予定通り雁坂峠を目指し、主稜線へ歩を進めたのですが…
身体に異変が現れたのは破風山に至る頃。
主稜線を歩き始めた頃から足の疲労感は感じてはいたのですが
それに加えて左膝に違和感が出始めました。
いつもならば膝サポーターを常備しているのですが、間の悪い事に今日に限って無い。
そして最悪なことに破風山はコースのまさにど真ん中。
行こうが引こうが、どちらを選んでも同じ距離、同じ時間を歩かねばならない位置でした。
『完全にやらかした』
そう思った矢先、破風山の稜線にて恐れていた膝痛を見事に発症してしまいました。
さぁ、逃れることのできない地獄のロードの開幕です。
駐車場までは10辧そしてその大半は膝の痛みが最も牙を剥く下り。
左膝は殆ど曲げることができませんから、ほぼ右足一本で下りきらねばなりません。
危険ですがやむを得ずストックに全体重を乗せます。
でないと左足を地面に置くことが出来ません、膝が痛すぎて。
いや〜本当にしんどい下りでした…たかだか10劼里泙…垢せ…。
ちなみに、妻も妻で途中で完全に足を使い切ってしまい
最後の方はケガ人の私よりもペースが落ちるという状況になっていました。
それぞれに課題を残した山行だったと言えますね。
◆登山の感想ほか
気の緩みがあったと言わざるを得ない、何なら侮っていたのでしょう。
序盤から緩めることなくハイペースだった
気温が低く、脚が冷えやすい環境だった
膝痛を発症した破風山周辺は岩ゴロの不安定な悪路だった
今日に限って膝サポーターを持参しなかった
工程が短いからと侮った
これらの要因が複雑に絡まって今回の結果を生んだのだと思います。
私にせよ妻にせよフィジカル強化(特に脚)の必要性が身に染みてわかりました。
とまぁ、何しに行ったんだかよくわからない山行になりましたが…
そもそもの目的は百名山更新でしたねw
百名山79座目、甲武信ヶ岳、無事?完登です。
膝、大丈夫ですか?
サポーターってことは以前から膝に不安があったってこと?
紅葉が素晴らしいですねえ
甲武信ヶ岳で79座ですか
2〜3年でクリアできそうな勢い
ゆっきーさんの帽子が気になって仕方ありません
動物の毛皮っぽくて
膝、ちゃんと直して下さいよ〜
でないと、今後のハイペース登山が厳しくなってしまうんで
コメントありがとうございます(*'▽')
ご心配いただきありがとうございます。
実は私の膝痛は十年来のお付き合いでして、2010年に初めて発症して以降、定期的に私を悩ませてくれる厄介な隣人なのですw
例えば昨年ですと、1年の山行の実に3分の1で膝痛を発症してます。
昨年買ったサポーターと、足回りを鍛えた事で発症割合はかなり激減してたんですが、久しぶりに直球ど真ん中に食らっちゃった感じです(;´Д`)
筋力強化と柔軟体操頑張ります…
モフモフ帽子、可愛いでしょ?
去年買ったんですが、一回も使ってなくて今年ようやくデビューさせましたw
滅茶苦茶暖かかった(むしろ暑かった)ようです。
ちなみに百名山は北海道と屋久島で10座、残りは北関東のいくつかと、鹿島槍、飯豊、朝日です、結構な厄介どころばかりなのでまだ5年くらいかかるんじゃないかな。
長期休みとお金があれば多分あっという間に終わるんでしょうけど…
登山で膝痛はいやですよね
僕も先週黒戸尾根で下り急ぎすぎて 膝やられてしまい多分半月板の中身が漏れてきてます
なのでビビって長い山行は控えている次第です💦
ちなみに今までは多少無理しても、寝る前にハチミツ(純粋ハチミツ)とセイロン産のシナモンをぬるま湯に溶かして飲んでいれば、翌日には治ってましたので、ある程度はオススメできますよ
どうぞご自愛ください
コメントありがとうございます(*'▽')
レコ拝見しましたよ〜、摩利支天まで行ってましたよね…そりゃハードだわ(;´Д`)
私の場合腸脛靭帯炎なので、厳密に言うと膝とはまたちょっと違うのですが、まぁこれ慣れっこっちゃ慣れっこで、翌日にはケロッと痛くなくなるんですよね…不思議。
てか蜂蜜そんなに効くんですか!?うちに国産蜂蜜あるので飲んでみようかな(*^^*)
ご心配いただきありがとうございます♪
痛くなくなったら筋トレして、周辺の筋肉鍛えたいと思います。
もちろんちゃんと覚えてますよ♪大丈夫です(*^^*)
てかもう一ヶ月近く前なんですね…時間経つの早。
膝周りは違和感ですら怖いです。破風山からなんてだいぶ遠いというか、雁坂峠からの激下り辛かったでしょうによくぞ無事に帰ってこられました。お疲れ様でした!
コメントありがとうございます(*'▽')
『木賊』って日常生活では絶対に使わないであろう単語ですからねw
初見だと『もくぞく』って読む方が大半なのではと思います。
ありがとうございます(*^^*)
いつもなら違和感出た時点でサポーター装着して対処するんですが、この時はいくら探してもサポーターが見つからず『まぁ平気だろう』って感じで臨んだ山行だったので、完全な油断でしたね。反省です…
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