日本百名山92座目 光岳
- GPS
- 56:53
- 距離
- 36.0km
- 登り
- 3,439m
- 下り
- 3,447m
コースタイム
- 山行
- 7:39
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 7:48
- 山行
- 5:53
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 6:36
天候 | 晴れ 雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
雨具
着替え
靴
サンダル
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
携帯トイレ
|
---|
感想
過去山行記録となります。
2023年8月25日~27日
週末は日本百名山92座目となる光岳を狙って来ました。
光小屋の予約開始初日からこの日のテント場を予約したのですが、台風2号直撃の影響で登山口のある芝沢ゲートから易老渡登山口間の林道が崩落して通行禁止となってしまったのです。
当初復旧見込みはないとのアナウンスだったため、急遽前泊で茶臼小屋テント場利用での沼平から入山する行程に変更。
こちらのルートもウソッコ沢の河原歩き区間が流されてしまい万事休すかと思いましたが素早い復旧にて通行可能となりまずは一安心といったところでした。
最終的に芝沢ゲート側も仮復旧を終えて歩行可能となりましたが、折角予約した茶臼小屋テント場ですから沼平からの往復で歩くことにしました。
8月24日(木)
業後に例によって移動。
新東名利用にて静岡SAにあるスマートICで高速を出ました。
付近のガソリンスタンドもコンビニも営業してませんので注意が必要と思われます。
(反対方向の静岡市街に向かえばあります)
東京方面からですと通常ならば新清水ICで降りて県道27号→県道189号→県道60号を利用して畑薙第一ダム方面へ向かうのが近道なのですが、現在20:00〜08:00の時間通行止が実施されている区間があるため通れませんので注意が必要です。Google mapでは時間通行止を考慮してなさそうなのでメインで使ってる方は気をつけましょう。
現在の状況ですと静岡スマートIC→県道207号→国道362号→県道77号→県道388号→県道60号となります。
丁度大井川沿いを進む道と言ったところでしょうか。
中々遠回りさせられるため高速降りてから2時間近く要しました。沼平の登山口駐車場へは0時40分到着。
トイレがないと覚悟してましたが、簡易トイレが男女一つづつ併設されており大変助かりました。
8月25日(金)
2時間程仮眠して登山開始です。
事前に調査したところ光岳はヤマビル生息地とのことであらかじめ対策を講じてきました。
芝沢ゲートからの易老岳登りだけでなく、沼平からのウソッコ沢近辺および茶臼岳〜希望峰区間にもいるという情報があったため、ジョニーはもちろん今回は飽和食塩水に漬け込んだ使い古しのソックス🧦を切ったものを導入。
靴も雨や泥の山の時に活躍してくれるどうにでもなぁ〜れ♪な革靴にて登ります。
沼平からは40分ほど舗装路歩きしたのち東洋一?の畑薙大吊橋を渡って対岸へ。長さ181mあるのだそう。
高いのが苦手なワタクシには中々厳しい吊橋でした💦
対岸へ渡るといきなり登り始めます。
鉄塔が見えるところからトラバース道になりますがココが何気に一番ヤバい所と思ってます。
かなり崩落が進んでおり、ザレた道幅の狭いトラバース道で遥か下にダムの湖面が見えます。
ここは落ちたら木に引っかからない限り下まで転がると思います。
無事にトラバース道抜けるとそこはヤレヤレ峠です。
話によると行きの登りがヤレヤレではなくて帰りの登り返しでヤレヤレなんだとか。これは帰りに思い知ることになります。
ヤレヤレ峠からは先ほどよりはマシなれどやっぱり滑落したら下まで落ちちゃうような斜面を歩いてウソッコ沢へ出ます。
ウソッコ沢からは短めの吊橋4本を渡ってウソッコ沢避難小屋へ。
ウソッコ沢区間も前述の台風2号の影響でだいぶ崩れて危ない所も多かったです。
ウソッコ沢避難小屋で休憩して次はいよいよ恐怖の丸太橋!と覚悟して来たのですが、どうやら2年くらい前に頑丈な鉄橋に架け替えられてたらしく、この登山一番の懸念は不意に取り払われて2人してほっと胸を撫で下ろしました。
しかしそこから先は鬼急登の始まりでした。
おそらく自分達にとって過去一の急登だったと思います。
真面目にキツすぎて心がポキポキ何度も折れましたから。
頭のおかしいレベルの急登を登ると横窪沢小屋です。
ここは営業小屋なのですが、今年度は休業してて避難小屋として開放しているようです。
水場からは潤沢に出ており、ここで水補給しても良いのですが、茶臼小屋までまだまだあるので重くなりたくないということでそのまま進みました。
茶臼小屋へはコースタイムより45分遅く8時間で到着。
テント受付をしてもらいのんびり過ごしました。
テン場は公表値で10張りという認識でしたが実際のところはおそらく25張り行ける感じに見えました。
サイトは小屋の周りに点在するようにあり、適度な距離感があってかなり快適な時間を過ごせます。
飲み物を冷やしてる水はそのまま飲料水としても使えるようになっており、この日の時点では潤沢に流れておりました。
トイレは小屋、水場より下段にあります。
ヘリの荷上げ荷下ろしの関係で使用した紙は持ち帰りとの事でした。個室には匂いを抑える袋が準備されているので思った以上に不快感はありません。
17時くらいに夕食にして翌日のために19時には就寝しました。
8月26日(土)
この日はいよいよ稜線に上がり光岳まで歩きます。
上河内岳との分岐となる鞍部までの登りもいきなり大変ですが、登るとそこは絶景が待ってました。
茶臼岳の山頂はもちろん南アルプス南部の山が一望できて感動しました。
稜線上がると一気に景色が変わります。
20分ほどで茶臼岳山頂到着。
300名山のこの山からの景色は素晴らしく聖岳の肩から赤石岳、悪沢岳も見え、この後向かう光岳もここに来てやっと見ることが出来ました。
茶臼岳からは一度降って希望峰までの区間は二重山陵と呼ばれる凹地地形になっている所を通過。
事前情報ではこの辺にヤマビルいると思ってましたが一匹も会う事なく歩くことが出来ました。
希望峰からは一度大きく下降してから易老岳へはじわじわと登ります。
芝沢ゲートからの登山者との合流となる易老岳から先は人通りがやや増えました。
易老岳からも一度降ってからイザルガ岳への谷筋を登っていきました。
ここが結構な急登でヘロヘロになりながら何度も休憩しつつ登りました。
上にあがったところが静高平で清らかな水が流れている素敵な場所でした。
光小屋にも水場があるようですが、100mくらい斜面を下ったところにあるようですので静高平で水を補充するのが良いと思います。
この日の時点では安定した水の量が得られる水量ありました。
光小屋でテント受付を済ませまずはテント張りました。
テン場は小屋の横に約10張、静高平寄りの小屋前に15張くらいは張れる感じです。
この日は夜に雷雨予報のためキャンセルが出たとの事で自分達の張った横側で5張、小屋前が2張という状況でした。
テント張った後は軽い装備で山頂を目指します。
小屋から山頂まではほんのひと登りで到着。
長いこと懸案だった光岳やっと登ることが出来ました。
この山の由来となった光石が少し先にあるとの事で行きましたが、そこそこ降るので帰りの登り返しがちょっと面倒でした。
テントに戻って昼寝したり晩酌したりとまったりタイムを過ごして19時就寝したものの、予報通りの激しい雷雨に目が覚めてしまい睡眠が浅くなってしまいました。
8月27日(日)
2時半起床の4時出発で今日は沼平まで一気に降ります。
予想通りに易老岳への登り返しと希望峰への登り返しがキツくてなかなかつらかったです。
ヘロヘロになりながらもなんとか歩いて予定通りに9時ちょっと前に茶臼小屋に到着。
ここで水補給して休憩してから今度は一気に降ります。
登りであんなに苦戦した急登も降りはあっという間でした。
しかし斜面がきつくスリップ等で転倒すると滑落するようなところも多いため慎重に歩きました。
ウソッコ沢からヤレヤレ峠への登り返しは本当にヤレヤレな最後の登りでもうヘロヘロでした。
畑薙大吊橋から沼平への舗装路も長くて暑くて大変だった💦
下山後はお風呂入りたかったですが、まだまだ家まで時間かかるので食事だけして帰宅。
例によって東名大渋滞で迂回迂回で家に着いたのは日の変わる直前の23時40分でした。
大変な山行でしたが充実した百名山92座目となる登山になったと思います。
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