記録ID: 6137075
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰
【藪山】毛無森
2023年11月03日(金) [日帰り]
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 10:45
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,167m
- 下り
- 1,165m
コースタイム
天候 | 晴れ 山頂付近は10時頃までガスに包まれていた |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※このレコを参考にする方へ。 このルートには藪漕ぎを強いられる登山道がない区間が含まれています。 計画を立てる場合、不明な点がある場合はできる限りお答えしますので、遠慮なくメッセージやコメント欄でご質問ください。 ⚫︎鶏頭山まで しっかりと整備されていて歩きやすい道。 急登が続いてキツい場所もあって歩きごたえもある。 前鶏頭山手前からは岩場が続くが、梯子が設置されていて危険箇所は特にない。 ⚫︎鶏頭山~毛無森 登山道なし、時速600m。 まずコルに向かって下る。最初は腰から胸くらいの笹で、下りなので踏みながら歩けば、それほどキツくない。ただ、笹は滑る。 コルに近づいてくると、オオシラビソなどの針葉樹が出てくる。その下は笹が育たないので、大きな針葉樹を繋いで歩くと楽だが、その外の笹が次第に高く太くなってくる。 コル手前に一服岩。毛無森を眺めながら休憩するならここ。 コルに降りると笹藪。高さは腰くらい。時々、膝くらいのところもあって、順調に進むが、小ピークまで来ると再び針葉樹と高く太い笹藪。さっきと違って登りなのでキツくなる。 そこでなるべく針葉樹を繋いで歩くが、次第に稜線から外れていく。 ここまでかなというところで笹藪に突入して稜線を目指す。その笹は胸から頭くらいの高さだけど、全てこちらを向いているのでかき分けるのがキツい。抱えたり、かき分けたりきながら稜線に出て、さらにかき分け続ける。 すると鹿道発見。どうやら稜線からは外れるが、巻くように上に向かっている。行けるところまで鹿道を使って楽をする。 もうすぐ頂上というところは膝下の笹藪なので、鹿道から逸れてまっすぐ目指して無事登頂。 三角点は山頂プレートから南西に5~10mくらい。踏み跡の脇のシャクナゲの下にある。 ⚫︎毛無森~1176P ネットに情報が見つけられなかった南西の尾根を選択。 まずはダケカンバの灌木に笹藪。鹿道があるから歩きやすいけど、ダケカンバの灌木が低いので、避けながら歩くのが多少厄介。 ダケカンバが終わったと思ったらハイマツの海。 高さが中途半端でちょっと歩きづらいけど、ほぼ空中戦で進む。落ちるとかき分けるのが大変。進むスピードがかなり落ちてくる。 斜面を見下ろすと笹が見える。このまま行くより、笹藪をトラバースした方が良さそうに見えて思い切って稜線から脇に逸れてみると、なんと立派な鹿道がトラバースで続いていた。 しばらく鹿道を使い、不明瞭になった辺りで稜線に復帰。するとそこは針葉樹とハイマツにツゲ、その間に高くて太い笹。 前が見えないので頻繁にGPSで確認しながら方向を定める。なかなか進まない。ここが藪漕ぎで一番キツいところだった。 とにかく1100mあたりになれば、笹藪がまばらになると信じて進む。 そして地図に岩マークがある1176Pに到着。 ⚫︎1176P~作業林道跡 11176Pの岩マークが心配だったが、大したことはなく、2ヶ所とも脇から巻けば問題なかった。ただ、急斜面なので要注意。 そこからしばらく緩やかな尾根筋を歩く。笹はだいぶ密ではなくなってきた。 あとは楽勝かと思ったら、標高1050mあたりから下の等高線が詰まったところが今回のキモだった。 稜線に岩が現れてそのまま降りることができない。 巻こうとしたらかなりの急斜面。何かに掴まらないと滑り落ちる。 念の為に持ってきた6mmロープを出そうか迷ったが、ルートが見えたので、枝や笹を掴んで降りる。 岩は3ヶ所くらい出てきて、そのたびに右に左に巻いたので、ここの軌跡は九十九折りのようになっている。 時間をかけて慎重に降り切るとブナの森になり、笹はもう藪とは言えないくらい低く少なくなっていた。 尾根には道のような踏み跡があって歩きやすいくらいだった。 818のピークに近づくと、おそらく作業用の踏み跡が斜め下に向かっていて、辿ると作業林道跡に出た。 ⚫︎作業林道跡~岳駐車場 平らな場所で踏み跡を見失うが、ほぼ歩きやすい状態。この辺りはもう人が頻繁に入っていそう。 カラマツ林が続き、傾いた陽に輝く。 折合沢に到着すると、そのまま林道を歩く予定だったけど、暗くなりそうなので沢沿いの道で車道に出た。 これは正解だったと思うが、車道は登り返しになる。 |
写真
撮影機器:
感想
BHはブッシュハイクの略。まぁ、藪漕ぎです。
花のシーズンに早池峰山から鶏頭山に縦走した時に見た毛無森。
山頂の下は笹藪だし、毛無ってくらいだから大した藪じゃないイメージで突入したけど、ちゃんと毛がありました。
鶏頭山~毛無森は2時間40分。時速約600m。藪漕ぎ中級でしょうか。
むしろ、帰りに使った尾根の方がキツい。登りに使わなくて良かった。
灌木、ハイマツの海、岩場などバラエティに富んでいて、そのたびに判断を問われて楽しめた。
今回は登りで登山道を使ったので、標高ごとの藪の様子が予想できて判断に役だった。それでも予想外はあったけど。
今年はこれでBHは終わりかなー。
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