【高尾山〜景信山】春爛漫の城山でお昼寝
- GPS
- 07:46
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,106m
- 下り
- 1,091m
コースタイム
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 7:38
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:JR中央線相模湖駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース全体良く整備され、特に危険箇所無し。 【稲荷山登山口〜高尾山山頂】 ・前々日の雨でもコースはほぼ乾燥路の尾根コース。 【高尾山山頂〜小仏城山】 ・桜の花びら舞い散る桜街道。 ・一丁平付近の遊歩道の整備工事も完了。 ・登山道というより、遊歩道コース、泥濘も無くなった。 【小仏城山〜景信山〜小仏峠〜明王峠】 ・所々に小さな泥濘はあるが問題なし。 ・植生の養生のため一部コースが狭まっている箇所あり。 【明王峠〜与瀬神社〜JR相模湖駅】 ※このコースは初めて、「姫街道」と称されている。 ・明王峠茶屋前からの急な段々を降る。 ・直ぐに舗装の林道に出るがクロスして直進。 ・しばらく林間の登山道が続く。 ・登山道をジグザクに降ったところに、休憩小屋があり、 小屋の手前の右へ下る分岐の樹木に「駅→」と彫ってあり、 一瞬悩むが、小屋のわきの標識には直進方向に「与瀬」と 表示があったのでその方向へ進む。「駅→」はJR藤野駅? ・またしばらく林間の登山道が続き、次の分岐では、 直進の昇りが「小原宿」、右折が「与瀬神社」とあり、右へ。 ・急な下りが続き、「与瀬神社まで500m」付近に、 テーブルとベンチがあり、相模湖方面の眺望がある。 ・ここからが結構急な降りで長く感じた。 ・与瀬神社の本殿前の階段はかなりの急こう配、 階段の幅も狭いので慎重に降りる。 ・階段を降り切ったところが慈眼寺 ・慈眼寺前は中央自動車で、歩道橋で中央自動車を渡る。 ・歩道橋の階段を降りたら、直ぐに左折して線路わきの小路を進む。 ・小路を道なりに進むとJR相模湖駅に到着。 |
その他周辺情報 | ○京王高尾山口駅一部改装中、トイレは駅構内及び改札出た左手に新装トイレ ○稲荷山の見晴のトイレは消滅 ○高尾山頂のビジターセンターの改装工事はほ終了 |
写真
装備
個人装備 |
iPhone地図アプリ
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感想
休みと天候のタイミングがなかなか合わずに
一か月ぶりの山行となった。
久々に雲取山のテン泊山行を構想するものの、
ここのところの仕事疲れの蓄積で気後れして断念。
昨年同時期に小仏城山で満喫した春爛漫を思い出し、
高尾山へ向かうことにした。
いろいろとコース取りに迷ったが、
稲荷山コースからのアプローチに決定。
午前8時半の清滝駅付近は大勢の人出で賑わっていた。
稲荷山コースの登山口も人の列が続いていた。
その列に続いて登り始めるが、
わずか15分足らずで息があがった。
一か月ぶりとは言え、何度も来たことのあるコース、
こんなことは初めて、自身でもビックリ。
やはり、仕事疲れのストレスが相当に溜まっている。
昨年の人事異動以来10か月で2〜3キロ体重が増えた、
ストレス太りってヤツかと思う。
長時間にわたる会議続きで、不規則な食事と運動不足、
想像以上に体力が落ちている。
こんな状態では、20Kgの荷を背負ってのテン泊など
到底、無理ではないか。
気温も上がってきていたので、
稲荷山の見晴しで、長袖を脱ぎ、半袖シャツとなり、
腕時計の心拍計の数値を確認しながら、
ゆっくりペースで歩く。
休み休み写真を撮りながら、コースタイムで山頂に到着。
山頂は大勢の人で賑わっている、
きょうは富士山も顔出してくれていた。
桜は満開を過ぎ、
ひらひらと花びらが散り始めているが見頃である。
ビジターセンターの大々的な改装工事もほぼ完了し、
新装オープンしている。
ひと汗かき、山頂に辿り着いた
小さな達成感で体力は回復していた。
もみじ台の桜はまだまだ見頃であった。
富士山は少し霞み雲が掛り始めていた。
もみじ台も花見のハイカーで賑わっていた。
そんな中、ベンチわきに何故かテントが一張りあった。
もみじ台からの下り階段わきの桜はとても見事であった。
三月中旬には、枝先のまだまだ固い蕾も見事に咲いていた。
そよ風に舞う桜の花びらの中を気持ちよく歩く。
この調子なら、陣馬山まで行ける気になってきた。
一丁平裏のミツバツツジも綺麗に咲き誇っていたが、
見頃はすこし過ぎていたようだ。
それでも、薄いピンクの桜とミツバツツジのピンクの
色合いが全体的に春色の若葉の中に映えて美しい。
一丁平裏は桜の花びらのトンネルがしばらく続く。
一丁平付近の遊歩道の整備工事は完了していた。
もみじ台下から城山小仏までの間は、
春先によく泥濘で難儀していた箇所は無くなった。
城山に着くかなり手前より、紅色の花が目に入ってくる。
小仏城山は、桜・モクレン・桃の花と、
色とりどりでとても鮮やかである。
とても大勢の人出で賑わっている、茶屋も大繁盛である。
城山からの富士山は居なかった。
茶屋前の芝生の広場もところ狭しと、大勢の人が寛いでいた。
平坦な良い場所は既には空きスペースが無く、
斜面の緩やかのところに腰を降ろし、ランチタイム。
食後のカフェオレで一息つくと、ポカポカ陽気の春爛漫。
眩しすぎる陽射し、帽子で顔を覆い、横になると、
いつの間にかに眠っていた。
気が付くと小一時間経っていた。
半袖姿の腕は日焼けし、腕時計のあとが白くなっていた。
城山茶屋の周りは若者の団体でごった返していた。
予定より30分ほど長居し、相当な賑わいの城山をあとにした。
小仏までの林間コースを少し足早に歩き出すと、
木々の間を南西からの風が強く吹き抜けて行く、
日焼けで火照っている腕には心地よく感じる。
小仏峠に着くころには風が更に強くなる、
ここで立ち止まり、行く手を一度思案、
右に降りて小仏BSへ、左か降りて相模湖へ・・・、
結局、取敢えず直進して景信山を目指して進む。
途中、更に風が強くなり、
陽射しは感じるが、気圧の変化で天候が変わった気がする。
登り歩きなので汗ばむが、風で直ぐに汗が引き、寒くなる。
景信山でザックからゴアの雨具を取り出し、
半袖シャツの上からウィンドブレーカーとして着込む。
時間的にも体力的にも、まだ陣馬山まで行けそうである。
ゴアの上着で冷えた体も温まり、軽快に歩き出す。
一時間ほどで明王峠に着いた。
気が付けば、強風もおさまり穏やかになっていた。
休業中の茶屋前のベンチに座り、
緩んだシューズの紐を結び直して、
腰を降ろしたまま、顔を上げると
「武田 姫街道」の標識が目に入ってきた。
ここで、iPhoneの地図アプリで位置を確認すると、
ここから降りると、与瀬神社を経由してJR相模湖駅に出る。
標識にも相模湖駅5.4Kmと記されている、
陣馬山経由で陣馬高原下バス停5.6Kmとほぼ同じくらい。
きょうは、この初めてのコースで相模湖駅へ降りことにする。
茶屋前から、すぐに急な階段を降る、
一段一段の段差があり、結構、膝にくる。
一度、舗装林道に出るが、そこを横切り直進する。
しばらく、林間のなだらかな登山道が続き、
やや急な斜面をジグザクに降りたところで小屋跡に出た。
おそらく「大平小屋跡」かと思う。
この小屋の直前に、右に降りて行く分岐点があり、
直彫りで「駅→」と印した木が立っていて、一瞬悩む。
小屋のベンチで、再びiPhoneの地図アプリで確認、
与瀬神社方面は直進で、相模湖駅はその直ぐ近くであった。
この「駅→」は、おそらく、
JR藤野駅を差しているかも知れない。
それにしても、中途半端な目印で紛らわしい。
直進すると、またしばらく林間の登山道が続く。
次の分岐は、直進の急登方面が「小原宿」、
右の巻道方面が「与瀬神社」とあり、右へ進む。
そのまま進むと、急な降りの階段となる、
段差もあり、またまた膝に答える。
しばらく降り続けると、
相模湖方面の眺望が開けた見晴しに出る。
ここから、与瀬神社までが500mという標識ある。
この500mの下りが疲れてきた足腰には長く感じる。
今年、小仏峠では未だ一つも咲いていなかった
シャガの花の群生を目にすると、
間もなく与瀬神社の境内に出た。
初めての与瀬神社は想像以上に立派な神社であった。
境内の張り紙によると、先週が祭事だったようだが、
きょうは人影が全く無く静まり返っていた。
本殿前の急な、幅の狭い石段を一段づつ慎重に降りる。
石段を降り切ると、慈眼寺の前に出た。
そこは、中央自動車道に面していた。
中央自動車道に蓋をした恰好の歩道橋を渡ると、
相模湖が一望できる展望となっている。
歩道橋の階段を降りて、左折して小路を進むと、
JRの線路沿いに位置していて、
道なりに住宅地中を進むとJR相模湖駅に着いた。
駅に着くと、ちょうど、
特急の通過待ちをしている高尾行きの各駅停車が
停まっていたので、飛び乗ると直ぐ発車した。
16時台の上り列車の車内は、
山梨方面からの帰りの登山者で混雑していた。
車内で、ホッと一息ついたら、
足腰の筋肉痛が始まっているのに気が付いた。
体力の衰えも情けないところであるが、
明王峠からの「姫街道」、名前からの想像とは逆に
かなり厳しいコースであったかと思う。
体力の衰えを思いっきり知らされ、
とてもショックな一日でもあったが、
春爛漫の城山の昼寝は、とても心地よく、
贅沢な時間を過ごせた気分であった。
普段気遣いの毎日、
自身のための充実した時間を持てる山歩きは、
体力維持のためにも必要な行動あることを再認識。
やはり、近いうちに沢山の充電飲料とテント担いで
山に泊りに行くことにしよう!
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