いきなり冬、荒船山で冬の陽だまりハイキングの始まり



- GPS
- 04:10
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 641m
- 下り
- 630m
コースタイム
- 山行
- 3:15
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 4:10
天候 | 曇ときどき晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
八王子発:国道16号(東京環状)・国道407号(日光脇往還) 鶴ヶ島IC(関越自動車道) 下仁田IC(上信越自動車道) 内山峠 復路: 国道254号(姫街道)・国道141号(佐久甲州街道) 韮崎IC(中央自動車道) 談合坂スマートIC 山梨県道30号(旧甲州街道)・国道20号(甲州街道) |
写真
感想
職場の先輩からどこか行きたい場所があるか聞かれ、前から一度は行ってみたかった荒船山に行ってみることにした。
関越道からその特徴的な山容を何回か見たことがあったが、先月長野駅へ向かう時、北陸新幹線からもその姿を見てちょうど行きたいと思っていたのだ。
先週末の夏日から一転、今週末はこの時季にしては強い寒気が南下しているとのことで冬の寒さになるとのこと。
冬の陽だまりハイキングにちょうどいいコースタイムの山だと思っていたのだが、天気予報は微妙に悪い。
強い寒気の南下というので冬型の気圧配置になるかと思っていたのだが、本州の上に弱い低気圧があるようで日本海側だけではなく関東地方も全般的に天気が悪いようだった。
中止でもいいかなと思っていたのだが、先輩から行けそうだとの連絡があり途中で降られても仕方がないかなと思いつつ行くことにした。
八王子から登山口となる内山峠までは圏央道・関越道経由と中央道・国道141号佐久甲州街道経由とがあるが、前者の方が多少は距離が短いので行きはそちらにする。
先輩は圏央道・関越道を利用する場合、朝は交通量が少ないのでなるべく下道を通り入間ICを使うことが多いのだが、今回は次の狭山日高ICまで行くのかなあと思いつつうとうととしていると、いつの間にか鶴ヶ島ICまで到着していた。
今回は圏央道を全く使わなくて済んだわけだ。
低い雲は垂れ込めているものの、関越道からは周囲の北関東の山が思いのほか見えていた。
思っていたよりは天気は良さそうだ。
下仁田ICから中山道の脇往還でもある国道254号線を進むと荒船山の特徴的な山容をところどころで垣間見ることができた。
旧道の内山峠にある駐車場に8時前に到着するとほぼ満車状態で驚いた。
紅葉ももう終わっているので空いているかと思っていたのだが、こんな寒い日はコースタイムが短い山を歩こうということで、皆考えることは同じなのかもしれない。
車の車外気温の表示は3℃だった。
登山口にある「クマ出没注意」の看板がいつもの年以上にこの秋は気になる。
ブナの実が大凶作とのことで、秋田県のクマによる人的被害は今年は例年の10倍以上らしい。
駐車場の位置でかなり標高を稼いでいるので、ちょっとしたアップダウンはあるものの全体的には緩やかなハイキングコースだ。
紅葉はほとんど残っておらず、ただ樹々に葉がないので特徴的な岩壁や岩峰を眺めながら歩くことができる。
右手に隣の兜岩山が見える。
提案した時は兜岩山まで歩こうかと思っていたのだが、大して展望がいいわけでもないようなので今回は行くのをやめた。
そしてその隣には荒船山の最高峰である経塚山が見え、白いのはどうやら霧氷のようだ。
途中に大きな岩壁があり、円礫がたくさん入った堆積岩だったので、あれ?荒船山は溶岩ではなかったのなと不思議だった。
後で調べてみたところ、荒船山は艫岩など山頂部はガラス質安山岩でできているが、その下部には湖成層があるとのことで、あの円礫の多い岩壁(鋏岩)の謎が解けた。
確かに、その後の急登のあたりから面白い節理の入ったツルツルした岩が増え、それがガラス質安山岩だったのだろう。
艫岩の上部の避難小屋に到着すると、目の前には浅間山。
ただ山頂部はかなり雲が被ってしまっていた。
その東側には雪で白くなった山があり、おそらく草津白根山や岩菅山だろう。
暑い暑いと思っていたがいつの間にか11月も中旬になっていて、これらの標高の山の冠雪なんてこの時季なら当たり前なのに、なぜか不思議な気持ちがする。
山頂部に向かう方向とは別に踏み跡があり、そちらに行くと北東部の展望が開け妙義山の向こうに雲を被った榛名山まで見ることができた。
もうここで大満足なわけであるが、せっかくなので一応最高峰の経塚山まで行く。
平らな山頂部にはミズナラの大木が目立つ。
経塚山山頂部は狭くすぐに折り返したが、団体さんが次々に登ってくる。
この山はコースタイムが短いので登り始めがゆっくり目の人が多いのだろう。
艫岩の避難小屋のところまで戻ると小1時間前とは打って変わって大混雑の観光地になっていた。
目の前の浅間山はさっきより雲が取れて、黒斑山が雪か霧氷かで白くなっているのが見えた。
大展望に満足し、内山峠の駐車場まで戻るとほぼ正午。
少し陽が射す時間もあり、陽が射してくるとその温もりが気持ちよく、冬の陽だまりハイキングの季節がきたなあと思った。
車の車外気温の表示は10℃だったがそれでも暖かく感じる。
帰りは関越道が渋滞すると下道の抜け道もよく分からないので、走り慣れた中央道方面で帰ることにした。
ただ中央道は日曜日は14時になると小仏トンネルの渋滞が始まる。
昼食を摂ったり温泉に入っていると渋滞に巻き込まれてしまうので真っ直ぐに帰ることにする。
この辺りの感覚が一緒に人たちだから長続きするんだろうなと思う。
7月に御座山↓の帰りに国道141号(佐久甲州街道)から韮崎ICに抜ける「茅ヶ岳広域農道」を見つけたので、今回もそれで行く。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5727089.html
そして、中央道大月ICを過ぎるころには上野原ICから小仏トンネルの渋滞が始まってしまったので先輩が教えてもらったという談合坂スマートICで降りた北側にある抜け道を行くことにした。
地図を見ながらナビゲートすると、その北側の道というのは扇山の帰りに通った犬目宿や権現山の帰りに通った鶴川宿↓がある山梨県道30号(旧甲州街道)だった。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3686123.html
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