残雪期の裏越後 荒沢岳（蛇子沢左岸尾根）

2015年04月18日(土) ~ 2015年04月19日(日)

• GPS: 13:11
• 距離: 10.8km
• 登り: 1,258m
• 下り: 1,259m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:26
• 休憩: 0:20
• 合計: 4:46

距離 3.7km 登り 858m 下り 9m

8:51 スタート地点
10:37 10:46 標高1256m
12:31 12:42 標高1510m
13:37 標高1630mコル

2日目

• 山行: 4:47
• 休憩: 2:28
• 合計: 7:15

距離 7.1km 登り 408m 下り 1,250m

7:02 標高1630mコル
8:23 9:43 荒沢岳
10:33 11:26 標高1630mコル
12:40 12:46 標高1380m
13:26 13:35 標高1240m
14:17 ゴール地点

天候

2日とも晴れのち曇り、2日目は午後から小雨。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

4/18 9:04

シルバーラインを出ると・・。

4/18 9:08

銀山平からはこのような広がりが。

4/18 9:34

初め適当に蛇子沢の左岸尾根に乗ります。

4/18 9:42

石抱橋が尾根の末端ですが、銀山平から近道をして登りました。トレースはありません。

4/18 9:48

蛇子沢左岸尾根に乗るとこのように眼前に荒沢岳が・・。イケメン過ぎます。

4/18 9:49

なんと1km先には先行者がおりました。この方がこの後何処へ向かったかは謎に包まれておりますが。

4/18 10:10

標高1200m辺りまではこのような快適な雪山ハイク。この時期の越後の山々はワカンいらず？

4/18 10:19

荒沢岳、素晴らしすぎでしょう。しかし、この左岸尾根の先に目をやると標高1200mより上は藪？な上に急峻で本当に登っていけるのか！？といった様子。

4/18 10:26

標高1200m辺りからスキーヤーのPTが滑り降りていきました。ここまで来られる方はいるようで。

4/18 10:30

なんと標高1200m辺りにワカンがデポされていました。

4/18 10:34

標高1200mからは標高差20m程度の雪の壁。

4/18 10:50

壁を登ると更にワカンがデポされていました。ここからはしばらくの間藪漕ぎです。

4/18 11:39

と見せかけて雪壁登りも。ここは要アイゼン・ピッケル。しかし、この先また藪漕ぎでアイゼンは藪に引っかかり非常に邪魔となったため、かなり大変な山行でした。

4/18 12:11

これが見えたところからこちらの斜面を登って行くと藪漕ぎをスルーできますが、登りはともかく下りは精神が削られるくらい慎重さを要するほど急な斜面なので、どちらを取るかは悩みます。

4/18 12:26

大分藪尾根を登ってきましたね。人の気配は少しありますが、藪は全く刈り払われておりません。

4/18 12:30

隣の尾根、坪倉沢左岸尾根も登れそうな気がしました。

4/18 12:30

この尾根、結構だるいですよ。

4/18 12:35

まぁ荒沢岳の荒々しいお姿を見ながら登れるのでよしとします。

4/18 12:35

やぶやぶ。

4/18 13:08

標高1550m辺りから雪稜歩きに変わりました。アイゼン・ピッケル装備！

4/18 13:10

守門岳・未丈ヶ岳方面。

4/18 13:14

なんとトレースが続いております。上部に目をやると・・。

4/18 13:19

先ほどの登山者らしき単独の方が登っておりました。

4/18 13:20

荒沢岳はところどころで小規模雪崩が発生していました。

4/18 13:27

雪面のトラバース。下をみると結構怖いところです。トラバースしないとまた藪に突っ込みます。

4/18 13:39

標高1649m小ピークまで来ました。

4/18 14:36

小ピーク先のコルにテントを張ります。

4/18 15:01

一杯いきましょう！山頂からご夫婦が降りてきましたが、「この山で人に会うとは！更にはこんなルートで！」と驚かれました。ただやはり下山時に登りにはなかったトレースができていたらしく、不思議がっていました。あの方はどこへ・・？

4/18 17:42

いやー、眼前に荒沢岳の素晴らしいテン場です！

4/18 18:20

越後三山の裏に日は沈みゆく。

4/18 18:24

ううむ。渋い。

4/19 6:16

ちょっと寝坊しましたが、テントを出てみると快晴でいい気持ちでした！

4/19 7:20

早速歩き出すと越後三山が出迎えてくれました。越後駒ヶ岳、中ノ岳、荒沢岳はどうみても百名山。

4/19 7:23

ガンガン登っていきます。風は初め強かったが、徐々に穏やかに。

4/19 7:24

4/19 7:26

4/19 7:27

4/19 7:42

4/19 7:49

4/19 7:51

4/19 7:55

4/19 8:04

4/19 8:20

カッコいいです、荒沢岳。

4/19 8:29

4/19 8:44

燧ヶ岳と平ヶ岳。いつか平ヶ岳まで縦走したいものです。奥白根山も見えていますね。

4/19 8:44

灰ノ又山は美味しそう。

4/19 8:46

越後三山最高峰「中ノ岳」

4/19 8:46

大勢の山スキーヤーが訪れる「越後駒ヶ岳」

4/19 8:50

荒沢岳から続く稜線と、遠く会津駒ヶ岳。

4/19 8:55

丹後山〜越後沢山〜下津川山と続く稜線。白銀の世界。

4/19 8:55

越後駒ヶ岳、荒沢岳、平ヶ岳、巻機山の分岐路「兎岳」

4/19 9:04

よいテント場でした。

4/19 9:08

会津朝日岳方面。

4/19 9:08

裏越後縦走路。来年はここを歩くぞ！

4/19 9:09

完全にアルプスの山並みでは。

4/19 9:14

この時期は人を殆ど寄せ付けない平ヶ岳。

4/19 9:16

夏山ルートですねぇ。

4/19 9:26

荒沢岳山頂にて。

4/19 10:19

4/19 12:00

4/19 13:58

4/19 14:12

撮影機器：

DMC-TZ40 Panasonic

感想

Evergreen

2015年4月18、19日。

荒沢岳は越後随一の鋭鋒で憧れの山でした。
その残雪期の荒沢岳を蛇子沢右俣の左岸尾根を忠実に辿って登ってきました。このルートの記録はネット上にはあまり出ていないため、手探りでの山行となりましたが、雪山ハイクからの藪漕ぎに雪稜歩き、雪上テント泊と久しぶりに充実感のある山行となりました。
荒沢岳は会津〜尾瀬〜越後の山々が見渡せる山で、その展望は越後一といっても過言ではないと思いました。特に裏越後三山の山並みから、平ヶ岳、巻機山方面に続く稜線を眺めることができるのは感涙の極みでした。深田久弥も登っていれば確実に百名山に入れたであろうなと感じた荒沢岳でした。