宮島弥山(紅葉谷〜弥山〜奥の院〜駒ヶ林〜大元公園)【瀬戸内、広島県】
- GPS
- 06:42
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 762m
- 下り
- 760m
コースタイム
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 6:50
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宮島桟橋前 757 ― 海岸線入口 802 ― 御笠浜 808 ― 岩惣本店前 816 ― 奥紅葉谷公園入口 827 ― 石段始まり 839 ― 頂稜合流 930/937 ― 弥山本堂・霊火堂前 950/958 ― 三鬼堂 959 ― くぐり岩 1006 ― 山頂直下展望点 1007 ― 弥山山頂 1010/1030 ― 干満岩 1037 ― 弥山周回路と頂稜道の合流点 1041 ― 御山神社 1046/1049 ― 仁王門下の分岐 1054 ― 奥の院 1110/1118 ― 仁王門下の分岐 1131/1143 ― 駒ヶ林分岐 1149 ― 駒ヶ林 1152/1159 ― 駒ヶ林分岐 1202 ― 大元公園 1245 ―公園入口、国民宿舎 1254
昼食、温泉1254/1400
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国民宿舎 1400 ― 西松原から干潟へ 1404 ― 嚴島神社大鳥居 1407 ― 御笠浜へ 1411 ― 海岸線入口 1416 ― 宮島桟橋 1420
●行動時間 椨=4:57+0:20=5:17
天候 | 晴れ、曇り、ぽつり雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
船
(広島家=宮島口、宮島口港=<JR西日本フェリー>=宮島港) 宮島桟橋―紅葉谷公園―弥山―御山神社―仁王門―奥の院―駒ヶ林―大元公園―宮島桟橋 (宮島港=<JR西日本フェリー>=宮島口港、宮島口=広島家) ●登山口へのアクセス ○宮島桟橋、宮島口 ・宮島桟橋へは宮島口港よりフェリーで10分。フェリーは松大汽船、JR西日本宮島フェリーの2社による運航。どちらも昼間帯15分間隔、場合によっては臨時増便等の措置もあるようだ。運賃は片道200円。行きには入島税100円も運賃に合わせて徴収される ・宮島には、上記のほかにも広島港や呉港からの便もある。広島港からは日中毎時1本、呉港からは一日2本 (2023.11現在) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○宮島桟橋〜奥紅葉谷公園入口、大元公園〜厳島神社〜宮島桟橋 ・舗装路を行く。海岸線(海岸沿いの道)を異なる時間帯に歩くと、干満の差を実感することができる ○奥紅葉谷公園入口〜頂稜合流点〜弥山本堂前 ・舗装路から分岐し、山道を進む。途中から段付けが現れ、それが最後まで続く。段付けは結構アバウトに造られており、段差、段幅がバラバラ。歩きにくい ・道標は頻繁に現れる ・頂稜部は緩やかなアップダウンの道。当該の頂稜部はロープウェイからの観光客も通るからか、紅葉谷よりは整っている ○弥山本堂前〜弥山〜下降の頂稜合流点 ・頂稜部から弥山山頂へと向かうと、山頂直下の岩稜帯で岩くぐりを含め岩を登っていくことになる ・下りも途中までは岩の下りだが、途中からは段付けのある急坂となる ・標示もある ○下降の頂稜合流点〜御山神社〜仁王門〜駒ヶ林分岐点〜三剣山分岐 ・石の段付けによる昇降が混ざる道。三剣山分岐を過ぎると大元公園への下降路となるが、分岐が不明瞭なので、突然下降路に変わってしまうように感じられる ・三剣山方面へと進む場合は、GPS等で進路を確認しながら見極めるべきかと思う ○三剣山分岐〜大元公園 ・上り同様の石の段付けのある下降路。途中の標示はないが、ルートは明瞭 ・こちらは巨石の道。道脇に何度も巨石が現れる (いずれの記述も2023.11現在) |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ○コンビニエンスストア ・宮島島内にもコンビニはある。宮島桟橋内、周辺にある。24時間営業ではないので注意 ○飲食店 ・島内には多数の飲食店があるが、観光地でもあるため、価格帯あるいは観光客の集中による所要時間の増大には注意 ●日帰り温泉 ・宮島島内では、国民宿舎「みやじま杜の宿」では日帰り入浴可。大人500円 (いずれの記述も2023.11現在) |
写真
感想
会社の山仲間らと宮島に向かった。
早朝の宮島口港は予想外に混雑しており、7時台の便は立ち席が出るくらい。まだ観光客が動き出すには早い時間のはずだが、勤め姿の人や島の学校へ通う生徒などでいっぱいだ。海から大鳥居を拝み、背後に屏風のようにそそり立つ弥山を見上げる。なかなかの急崖だ。
宮島桟橋から歩き出し、ここをよく知るメンバーの薦めもあって海岸線経由で行く津島神社方面へ。。満潮に近い時間でもあり大鳥居は海水に囲まれている。
大鳥居を過ぎた辺りから山側へと進み、岩惣の前を通り過ぎる。先のG7サミットのとき外相会合ワーキングディナーの場として使われた高級旅館だ。さすがに貫禄がある。残念ながら今日は通り過ごし、奥紅葉谷公園を経て紅葉谷コースへと進んだ。
名前は紅葉谷だが、モミジの景観は芳しくない。今年は紅葉の旬が逃げてしまったらしい。色づきも今ひとつで、そのまま冬になったらしい。
紅葉谷コースは途中から石段になる。整った石段であればまだしも、石が無造作に並べられており、段差もばらばらだ。勾配も明らかに急で、歩きにくいことこの上ない。船から見た想像の通り、弥山は急峻な山であった。急崖のわずか先に500mを越える峰が居並んでいる。そこを目がけて登っているのだから、これくらいの急坂にはなるだろう。
坂を登り切り頂稜部に出ると、いくぶん穏やかな道取りになる。ロープウェイで上がってきた観光客も加わり、人通りが一気に増えた。一登りすると、弥山本堂前に出た。
本堂前は小さな広場になっており、不消霊火堂(きえずれいかどう)が向かい合っている。室内には大茶釜が消えずの霊火にかけてある。沸かした湯は万病に効くとのこと。ちょうど人が絶えた暇を狙って湯をいただいた。果たしてなにか効用があるであろうか。
最後の登りは岩の道。岩くぐりも経て山頂に至った。山頂にも巨石がある。三角点は529mだが最高点は535m。どうやら巨石の分がその差のようだ。
山頂には展望台もある。登ってみると、青空の下に瀬戸内海が一望できる。まさに多島美。間近の江田島だけではなく、遠く周防大島や四国も薄く見えている。
山頂から下って、御山神社(みやまじんじゃ)にも立ち寄る。ここは厳島神社の奥宮にあたり、それと同じく宗像三女神を祀っているとのこと。小さいながら立派な祠が3宇ある。
戻って仁王門から引き返すように奥の院へ。結構下っていく。あとで登り返すことになるかと思うと、石段が嫌みに映る。たどりついた奥の院も、残念ながら紅葉盛りというにはほど遠い。
仁王門まで登り返して駒ヶ林へ。こちらも山頂部は巨石だ。しかも大きな一枚岩のようだ。弥山同様に見渡しの利く展望台だ。再びたっぷりと多島美を味わった後に下山。下りは大元公園へと向かう。
途中に三剣山方面への分岐があるはずだが、それを見落としてそのまま道は下降路になった。こちらも上りと同様に石段が延々と続く。こちらの道のほうが森の懐が広く感じられる。巨石もたびたび現れ、深山の感が漂う。
今日はこの季節にしても寒かった。山行きで冷え切った体も恢復し、気分良く帰路へ。
帰りには、フェリーは1本待ちとなった。平日というのになんということか。どうやら観光客の回復は結構進んでいるようだ。世の中じわりと快方に向かっているような気がした。
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