ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 6196968
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

霊石山 ~晩秋の里山をゆっくり歩く~

2023年11月19日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
05:10
距離
8.4km
登り
336m
下り
332m
歩くペース
ゆっくり
1.81.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:53
休憩
1:15
合計
5:08
距離 8.4km 登り 336m 下り 343m
11:02
56
スタート地点:県道脇緩衝地
11:58
12:03
20
最勝寺奥の院
12:23
12:27
12
伊勢ヶ平
12:39
12:42
28
三角点
13:10
13:58
26
14:24
61
林業試験場内舗装道路
15:25
15:40
30
林業試験場トッキーノ館
16:10
ゴール地点:県道脇緩衝地
天候
過去天気図(気象庁) 2023年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
八東川沿いの県道脇に車を置ける場所があったのでそこに車を停めました。
コース状況/
危険箇所等
上りに使った南面のコースは道の痕跡はあるものの現在は使われておらず、倒木や灌木で歩き難くなっています。伊勢ヶ平から三角点までの間も道は無く笹の茂みの中を歩かなければならない所もあります。伊勢ヶ平から下山した林業試験場までは道が明瞭で歩き易いです。
千代川沿い、北側から望んだ霊石山。
2023年11月19日 10:35撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 10:35
千代川沿い、北側から望んだ霊石山。
南側の川沿いに駐車できる場所がありました。
2023年11月19日 11:04撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 11:04
南側の川沿いに駐車できる場所がありました。
国英神社に今日の安全を祈願しました。
2023年11月19日 11:12撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 11:12
国英神社に今日の安全を祈願しました。
地図によると、ここから山へ向かう道が伸びているようです。
2023年11月19日 11:20撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 11:20
地図によると、ここから山へ向かう道が伸びているようです。
地蔵があるということはやはり旧参道でしょうか。
2023年11月19日 11:21撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 11:21
地蔵があるということはやはり旧参道でしょうか。
しばらく山の方へ向かう道を進みます。
2023年11月19日 11:24撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 11:24
しばらく山の方へ向かう道を進みます。
ここから道がわからなくなりました。
2023年11月19日 11:25撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 11:25
ここから道がわからなくなりました。
左手の竹林の中の道へ入ってみました。
2023年11月19日 11:28撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 11:28
左手の竹林の中の道へ入ってみました。
地蔵様があるということは、ここが道かな。
2023年11月19日 11:38撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 11:38
地蔵様があるということは、ここが道かな。
不明瞭ですが、道のような。
2023年11月19日 11:44撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 11:44
不明瞭ですが、道のような。
ここにも地蔵が。
2023年11月19日 11:47撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 11:47
ここにも地蔵が。
ドクササコかな。
2023年11月19日 11:53撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 11:53
ドクササコかな。
瓦の欠片、かつては何か建物があったということですね。
2023年11月19日 11:54撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 11:54
瓦の欠片、かつては何か建物があったということですね。
古そうな石垣の前へ出ました。右へ迂回します。
2023年11月19日 11:57撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 11:57
古そうな石垣の前へ出ました。右へ迂回します。
最勝寺奥の院跡です。
2023年11月19日 11:58撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 11:58
最勝寺奥の院跡です。
古い石塔だけが残っています。
2023年11月19日 11:59撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 11:59
古い石塔だけが残っています。
車道を横切って登山道へ入ります。
2023年11月19日 12:04撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 12:04
車道を横切って登山道へ入ります。
荒れていますが、階段がつけられています。
2023年11月19日 12:05撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 12:05
荒れていますが、階段がつけられています。
お堂があります。
2023年11月19日 12:06撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 12:06
お堂があります。
右側の森の中に入りました。道があるのかどうかよくわかりません。
2023年11月19日 12:08撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 12:08
右側の森の中に入りました。道があるのかどうかよくわかりません。
再び車道を横切り、標識に従って細い道に入ります。
2023年11月19日 12:15撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 12:15
再び車道を横切り、標識に従って細い道に入ります。
ここからは道がわかります。
2023年11月19日 12:18撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 12:18
ここからは道がわかります。
向こう側が明るくなってきた。
2023年11月19日 12:21撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 12:21
向こう側が明るくなってきた。
広場に出ました。ここが「伊勢ヶ平」です。
2023年11月19日 12:22撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 12:22
広場に出ました。ここが「伊勢ヶ平」です。
下草が刈ってあります。何か目的があるのか、謎の広場です。
2023年11月19日 12:24撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 12:24
下草が刈ってあります。何か目的があるのか、謎の広場です。
柿の実る季節ですね。
2023年11月19日 12:25撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 12:25
柿の実る季節ですね。
これは、ミズナラですね。
2023年11月19日 12:27撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 12:27
これは、ミズナラですね。
三角点を探して先へ進んでみました。
2023年11月19日 12:36撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 12:36
三角点を探して先へ進んでみました。
二等三角点「米岡」
北緯 35°24′49″.7438
東経 134°13′19″.0652
標高(m) 333.52
2023年11月19日 12:41撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 12:41
二等三角点「米岡」
北緯 35°24′49″.7438
東経 134°13′19″.0652
標高(m) 333.52
木立の向こうに周囲の山や遠くの風景が少しだけ見えます。
2023年11月19日 12:47撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 12:47
木立の向こうに周囲の山や遠くの風景が少しだけ見えます。
数少ない紅葉
2023年11月19日 12:49撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 12:49
数少ない紅葉
伊勢ヶ平の方へ戻ります。この辺りは下草が刈ってありません。
2023年11月19日 12:54撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 12:54
伊勢ヶ平の方へ戻ります。この辺りは下草が刈ってありません。
伊勢ヶ平の北側の縁までやってきました。
2023年11月19日 12:58撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 12:58
伊勢ヶ平の北側の縁までやってきました。
ここからは道が整備されています。
2023年11月19日 13:00撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 13:00
ここからは道が整備されています。
休憩舎もありました。
2023年11月19日 13:01撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 13:01
休憩舎もありました。
山頂広場へ向かいます。
2023年11月19日 13:06撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 13:06
山頂広場へ向かいます。
灌木の林と笹の中に道があります。
2023年11月19日 13:08撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 13:08
灌木の林と笹の中に道があります。
青空が見えた。
2023年11月19日 13:09撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 13:09
青空が見えた。
山頂広場(駐車場)に出てきました。
2023年11月19日 13:10撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 13:10
山頂広場(駐車場)に出てきました。
簡易トイレも設置されています。
2023年11月19日 13:10撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 13:10
簡易トイレも設置されています。
この山はアンテナ基地になっています。
2023年11月19日 13:11撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 13:11
この山はアンテナ基地になっています。
北側にパラグライダー用の離陸基地が整備されています。
2023年11月19日 13:15撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 13:15
北側にパラグライダー用の離陸基地が整備されています。
北へ伸びる千代川がよく見えます。
2023年11月19日 13:17撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 13:17
北へ伸びる千代川がよく見えます。
ここでドローン(Mavic Mini)を飛ばしてみました。
2023年11月19日 13:21撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 13:21
ここでドローン(Mavic Mini)を飛ばしてみました。
《ドローン撮影》北西側から山頂を望む。
《ドローン撮影》北西側から山頂を望む。
《ドローン撮影》南西側から。左奥の風車のある山が空山。
《ドローン撮影》南西側から。左奥の風車のある山が空山。
南側に見える、用瀬の洗足山。
2023年11月19日 13:52撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 13:52
南側に見える、用瀬の洗足山。
北側の林業試験場へ向かう道を下ることにしました。
2023年11月19日 14:00撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 14:00
北側の林業試験場へ向かう道を下ることにしました。
ここは右折して山腹を下ります。
2023年11月19日 14:06撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 14:06
ここは右折して山腹を下ります。
灌木の混ざる杉林。
2023年11月19日 14:15撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 14:15
灌木の混ざる杉林。
この道には標識があります。
2023年11月19日 14:16撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 14:16
この道には標識があります。
ここは右へ下ります。
2023年11月19日 14:18撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 14:18
ここは右へ下ります。
クリの木があるようです。
2023年11月19日 14:20撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 14:20
クリの木があるようです。
落ち葉のコレクション。これが全部わかるようになると楽しいだろうな。
2023年11月19日 14:29撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 14:29
落ち葉のコレクション。これが全部わかるようになると楽しいだろうな。
黄葉の樹が並んでいます。
2023年11月19日 14:31撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 14:31
黄葉の樹が並んでいます。
整備された森、林業試験場の管理地になったようです。
2023年11月19日 14:33撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 14:33
整備された森、林業試験場の管理地になったようです。
さっき見えていた黄葉は葉の形からユリノキ(ハンテンボク)のようです。
2023年11月19日 14:37撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 14:37
さっき見えていた黄葉は葉の形からユリノキ(ハンテンボク)のようです。
いろいろな樹が育てられています。
2023年11月19日 14:38撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 14:38
いろいろな樹が育てられています。
杉はどこにでもあるよね。
2023年11月19日 14:39撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 14:39
杉はどこにでもあるよね。
案内図がありました。
2023年11月19日 14:42撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 14:42
案内図がありました。
木に標識がついていて、勉強になります。
2023年11月19日 14:43撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 14:43
木に標識がついていて、勉強になります。
これはイチョウです。
2023年11月19日 14:44撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 14:44
これはイチョウです。
イヌシデ
2023年11月19日 14:49撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 14:49
イヌシデ
シラカシ
2023年11月19日 14:51撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 14:51
シラカシ
シロダモ
2023年11月19日 14:53撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 14:53
シロダモ
クリの木かな。だいぶ下りてきましたね。
2023年11月19日 15:00撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 15:00
クリの木かな。だいぶ下りてきましたね。
休憩舎もあって、ゆっくり過ごせそうです。
2023年11月19日 15:01撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 15:01
休憩舎もあって、ゆっくり過ごせそうです。
山茶花(さざんか)の花が綺麗。
2023年11月19日 15:03撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 15:03
山茶花(さざんか)の花が綺麗。
イヌブナだったと思う。
2023年11月19日 15:18撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 15:18
イヌブナだったと思う。
林業試験場の体験学習施設「トッキーノ館」に立ち寄ってみました。
2023年11月19日 15:27撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 15:27
林業試験場の体験学習施設「トッキーノ館」に立ち寄ってみました。
林業試験場を後にします。
2023年11月19日 15:47撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 15:47
林業試験場を後にします。
国道脇の農道を歩きます。
2023年11月19日 15:52撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 15:52
国道脇の農道を歩きます。
上は霊石山とハンググライダー、三滝渓の吊り橋。下はしゃんしゃん傘。
2023年11月19日 15:57撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 15:57
上は霊石山とハンググライダー、三滝渓の吊り橋。下はしゃんしゃん傘。
国道の高架をくぐります。
2023年11月19日 16:04撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 16:04
国道の高架をくぐります。
車の場所まで帰ってきました。
2023年11月19日 16:15撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
11/19 16:15
車の場所まで帰ってきました。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ジャンパー ズボン 靴下 グローブ 日よけ帽子(キャップ) 登山靴 サブザック(19L) 行動食(飴) 予備食(シリアルバー他) 飲料(お茶600mL) スマートホン(GPS+ナビ) iPad mini(GPS+ログ) ドローン(MavicMini) サブバッテリー カメラ 腕時計 ラジオ ヘッドライト 手拭い ティシューペーパー

感想

 先日の山での転倒から10日ほど経ち、唇の腫れもひいてきた。左腕はまだ力が入らないし、歩く時にもやや腰に負担を感じるが、それでも何とか快方に向かいつつある。日曜日は良い天気だという予報なので、リハビリを兼ねて近くの山を歩いてみようと思った。近くの山で最近歩いていない山ということでいくつか候補を挙げてみたが、今回は河原町の霊石山へ行ってみることにした。
 霊石山は5年ほど前に歩いたことがある。→「霊石山 ~車道を使わずに三角点を目指す~」( https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1598257.html ) けれども、道はずいぶん荒れていたので今でも歩けるものかどうか気になっている。前回同様できれば車の通れる舗装道路は歩きたくないので、上りは前回と同じコースを辿り、下りは林業試験場へ続く道を歩いてみることにした。上り口は前回の国英神社ではなく地図に実線の記してある民家の脇から入ってみた。
 しばらくは山道があったが、そのうち倒木(竹)と背の高い雑草で道がわからなくなった。谷筋は草が多くて歩行が困難なので、竹林や杉林の下草の少ないところの尾根を登ってみた。しばらく歩くと,枯れ枝や落ち葉の積もった作業道らしきものが見えてきたが歩きにくそうだったので、堆積物の少ない尾根を歩いてみた。しかし、廃道脇の高まりに石地蔵を見つけて、そこが旧参道らしいことが伺えたため、なるべくその道を歩いてみることにした。ジグザグの廃道を上っていくと見覚えのある古い石垣に出くわした。石垣を巻いて進むと石段が現れ、広場と小屋と石塔のある廃寺に着いた。地図にはここの名称は記してないが雑草も少なく、それなりに手入れはされているようだ。地蔵や古く大きな墓石もあるので,何らかの由緒のある所なのだろうが、説明版や標識がないのでこれが何なのかはその時はわからなかった。後で調べたら,麓にある最勝寺が昭和30年までここにあったのだそうだ。
 この先には「登山道」の標識があったので、それに従って階段を上っていった。階段の先にはお堂があったが、その先の道はよくわからない。方向的に、右方向だろうと踏んで、右の林の中に入った。杉林の中にうっすらと踏み跡があるような気がする。下草は少ないのでどこでも歩けるのだが、なるべく道の痕跡が伺える場所を探して歩く。そのうち車道を横切り、「伊勢ヶ平」の標識の立った道に入った。そこからは明瞭な道で、更に杉林の中の道を進むと、広い盆地状の場所に出た、伊勢ヶ平だ。前回訪れた時には腰より高い草が生い茂っていたが、今回はどうも草刈りがしてあるようだ。周囲には腰高の草が茂っているが、中心部はせいぜい踝(くるぶし)丈の草しか残っておらず、シートを敷いて日向ぼっこでもするのにうってつけの場所だ。せっかくここまで来たのだから、その少し先にあるはずの三角点を訪ねてみた。道なき森の中をGPS
を頼りに進むと、アップダウンを経て三角点へ辿り着いた。あまり人が訪れた形跡はない。写真を撮ってから山頂広場方向へ引き返した。伊勢ヶ平から先は下草の刈られた明瞭な道があり、不安なく進むことができた。
 三角点から20分ほど歩くと山頂広場に着く。ここが舗装された自動車道の終点で、駐車場と休憩舎がある。ジオパークの説明板もある。テレビの中継施設等のアンテナもいくつかみられる。西側が開けていて以前はそこがハンググライダーの滑空施設だったのだが、現在はロープが架けられており使われていないようだ。その代わりに,そこから少し北側に進んだ場所が切り拓かれており、新しいハンググライダー・パラグライダー滑空場所として整備されている。日曜日なのに人はいない。そういえば最近、ハンググライダーやパラグライダーが飛んでいるのをほとんど見ることがないなぁ。せっかく開けた広場があるので,ここで少しドローンを飛ばしてみた。高度を上げると強風警報が出るのは、さすがハンググライダー飛行に適した場所なんだと実感できる。

ドローン映像(2分29秒)
 下りは林業試験場へ向かう,北側の道を下りた。こちらの道は林の中を九十九折りに下っていく,歩きやすい道だ。標識はあまりないが、大体の方向が分かれば迷うことなく進むことができる。時々色付いた広葉樹がみられるが、この季節にしては少し寂しい感じだ。そのうち、林業試験場の裏山に入った。様々な樹木があり,それぞれに説明板が取り付けられている。山を歩いていてもそこにあるのが何の木なのかわからず寂しい思いをすることが多いので、これは勉強になる。春になったらまた訪れて樹木の名前をだんだん覚えていきたい。名前がわかるということは記憶だけでなく理解が深まるということで、何の変哲もない山歩きを充実した自然探索に変えることができる。説明を読んだり写真を撮ったりしていたら,ここで思いの外時間を費やしてしまった。最後に山林の自然と林業について子どもたちが楽しみながら学べる施設、「トッキーノ館」に立ち寄り見学と休憩をした。そこから先は舗装道路を歩いて霊石山の西~南の縁をなぞって出発点まで戻った。
 一度歩いたことのある山でも、少しコースを変えたり視点を変えて見てみることで新たな発見ができ、楽しく歩くことができることがわかった。樹の名前がわかればもっと楽しめるんだろうなぁとも思う。距離や標高を競うばかりではなく、自然を楽しむことも山歩きの醍醐味だ。身近な場所で様々な視点で山を楽しむこともどんどん行えるようにしていきたい。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:134人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら