霊仙山 - 西南尾根〜最高点峰〜山頂〜経塚山〜柏原道
- GPS
- 08:24
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 1,376m
- 下り
- 1,435m
コースタイム
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 8:24
ゴール地点が別表記されていますが、柏原駅でゴールしています。
天候 | 晴れ/薄曇り/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
乗車には、予約が必要。 停留所や時刻表が設定されており、コミュニティバスのような存在ですが、タクシー車両で運用されているため、その中間的な感じでしょうか。 これまでと同様、上記のカテゴリーも両者の併記としました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■山女原停留所〜今畑登山口〜笹峠〜西南尾根〜最高点峰 山女原停留所から今畑登山口までは舗装路歩き。 少し登ると廃村の今畑があり、明瞭な道が続きます。 今回は一般ルートから逸れ、P712に寄り道しています。 笹峠を経て少し進むと樹林帯は途切れ、岩肌の露出した急斜面区間になります。 前半は砂地も目立ち、下りだと滑りやすそうに感じるけど、登りだと気にならない。 踏み跡は分散しており、自分なりの判断で進みます。 他に歩いている人がいる場合、場所によっては落石を起こさないように注意しておきたいですね。 傾斜がやや緩み、登り切ると近江展望台に到着です。 ここからは石灰岩が露出した尾根を主に歩きます。 雨水で浸食された石灰岩は独特の形状をしており、転倒して倒れ込むとケガに繋がりそうなので、注意して歩きましょう。 浮石も少なくなさそうです。 まあ、普通に歩いていれば問題のない区間が大半だと思われますが。 尾根芯が歩きにくい辺りなど、少し下の位置に巻き道があるけれど、そちらを歩いた事はなく、詳細は分かりません。 砂地がむき出しの辺りを経ると、通常の道という感じになり、最高点峰へ至ります。 ■山頂一帯 ゆったりした道が大半で、岩が露出している所もあるけど、特に問題なし。 今回は一般の登山道以外も歩いており、そちらも特に危険な箇所はありませんが、西南尾根と同様に石灰岩が露出していて、転倒しないように注意して歩く必要があります。 ■経塚山〜柏原道〜柏原駅 標識に従って進み、まずは石灰岩の露出した斜面を下ります。 山頂一帯の一般ルートでは、ここが最も岩っぽいかな。 避難小屋を経て、少し先はザレた斜面で滑りやすそう。 やや歩きにくい区間では、左側に道が付け替えられていて、そちらを歩く方が良い。 八合目からはトラバース道が多くなり、道幅は全般的に狭めという印象。 P920に寄るなど、一般のルートから逸れている区間があります。 五合目の辺りは道が湿っている。 二本杉のある二合目からは谷ルートです。 山道は一合目までで、その後は林道歩きとなり、落石が多そうな所もあります。 名神高速の手前に登山道入口があり、程なくして柏原駅へ至ります。 今回は何度となく一般のルートから逸れているので、あまり参考にしないのが無難でしょう。 柏原道では、何合目かは『新』と『旧』が混在していてややこしい状況でしたが、『旧』の標識のいくつかは撤去されているようで、以前よりも分かりやすくなっています。 |
写真
感想
歩くのに適した時期なのに、左足の裏に不具合が生じ、少し山行の間隔が開いてしまいました。
深刻な状態ではないけど、無理して悪化するのは避けたかったので。
まだ完治はしていないものの、それなりに良化したし、秋を感じられる間に歩いておきたく、今回は霊仙山へ。
今回も愛のりタクシーたがを利用して、山女原停留所へ。
これまでと違い、他にも利用者がおられ、同乗しての到着となりました。
昨年までと同様、川沿いの舗装路を歩いている間に何台かの車が抜き去って行くけれど、今年は少なめだったかな?
今畑登山口に到着、前回の山行でクマに遭遇したし、昨今のクマ関連の話題もあり、小型のツールナイフをザックから取り出し、ポケットに忍ばせます。
少し登って行くと、廃村の今畑の集落跡があり、辺りはトチノキの黄葉が見られ、寂しげな風景にささやかな華やぎを添えている。
その先で4人組の団体さんに道を譲ってもらう。
ブナの群生地では良い感じで色付いているし、その後も紅葉が楽しませてくれる。
今回も途中で一般のルートから逸れ、P712を通る尾根へ。
傾斜が緩み、南西からの尾根と出合うと、その先は石灰岩が露出していて、霊仙山らしさを感じさせる風景となる。
写真6の辺りからは西南尾根の斜面を望む事ができ、気分が盛り上がる。
笹峠の辺りでは、アケボノソウの具合をチェック。
この辺りの木々はすでに葉を落としているのが多く、紅葉は程々ぐらい。
樹林帯を抜け、急斜面へ。
少し登ると岩っぽくなり、楽しさが増して来る。
遠くには御池岳などが見えているけど、曇りがちだし、すっきりとしない感じ。
標高が上がって来ると、琵琶湖側も見えるようになり、どうやら雲海が出ているよう。
何度も振り返っては、風景を楽しんだり、同じような写真を撮ったり。
楽しい時間が過ぎるのは早く、もう近江展望台に到着してしまう。
空腹を満たすべく、琵琶湖側の風景を眺めつつ、パンを食べておく。
いつものように巻き道を通らず、尾根芯にこだわって歩きます。
大きめの岩でも浮石となっていたりするので、注意が必要で、慎重に歩を進めて行くのだけど、所々で足の運びが怪しくなってしまう。
いずれは巻き道のお世話になる日が来るのでしょう。
掲載した写真のような風景が広がっていて、楽しい尾根歩きなのです。
でも、薄日が射したりするものの、曇り基調となっていて、残念。
いつものように似たような写真を大量生産しつつ進んで行き、最高点峰に到着です。
少し薄れつつあるようだけど、きれいに雲海が見えている。
今回も東側のピークに寄っておきます。
次は霊仙山の山頂、三角点峰へ。
鞍部から見る三角点峰と隣のピークは相変わらず絵になる風景で、表情が緩む。
今回は一般のルートから逸れずに進み、霊仙山山頂に到着です。
やはり西側の小ピークに寄り、山頂以上かもと思われる風景を眺めながらの昼食にします。
三角点峰に戻り、次は経塚山へ。
どちらを向いても、素晴らしい風景となっていて、とても良い感じ。
経塚山から少し榑ヶ畑道を辿り、今回も一般のルートから逸れ、市町境の尾根へ。
もう何度も通っており、新鮮さは薄れたものの、静かな中を歩くのは楽しく、西南尾根を歩いている時に負けないぐらいの至福の時間ですね。
この区間の終わりに近づいた頃、憩い中の方がおられ、丁寧にご挨拶。
ここの良さを解する方なんだろうなと淡く親近感を抱きました。
その先で榑ヶ畑道に合流、そのまま七合目まで進みます。
その先の道は付け替えられていて、写真80の池の横を通るルートと合流して、六合目へと至るよう。
機会があれば、またそちらを歩いてみよう。
引き返して行き、八合目のお池へ。
この前後の時間ぐらいが最も天気が良かったはずで、風景も少し華やかな色合いとなっていて、良い感じ。
心地良い疲れの中、経塚山に到着です。
逆光の下、最高点峰と三角点峰が誘いかけるような感じで鎮座しています。
名残惜しいけど、柏原道での下山の途に就きます。
岩っぽい急斜面を下り、経塚山を振り返って、撮影。
逆光なので、うまく撮影できない。
避難小屋の前に到着、また山頂一帯の方向を振り返る。
以前であれば、去り難い気持ちが本当に強く湧いたのだけど、回数を重ねたせいか、どこか冷めてしまったのか、かつてほどの感傷的な気分にはならない。
何かが自分の心から失われてしまったのでしょうか?
その後は安全に歩く事に集中して進んで行きます。
いつものように、旧八合目の先で一般のルートから逸れ、その先のP920にも寄り道。
この付近からも山頂方面が見え、あの風景とはここでお別れ。
どの辺りでだったか、15時55分発の電車に間に合いそうかなと気付き、少しペースを上げて進んで行きます。
途中、まずまず良い感じで色付いている木もあったけど、特筆するほどではない。
二本杉のある二合目の先からは谷筋の道となり、注意しつつ。
一合目を経て、アケボノソウを軽く探しながら進むものの、当然ながら花期は終わっていて、また来年という感じ。
案内板の先で重機が入って作業しており、どうやら一帯の間伐が行われているよう。
その先の登山道入口に『通行不可』の掲示があったし、この作業によるものかな。
思っていたよりも時間の余裕がなく、それなりの区間を走って行き、何とか時間内に柏原駅に到着し、今回も無事にゴールです。
普段の行動範囲の山の中では、霊仙山が最も好きな山なのです。
なのに、今年もこれが最初で最後の訪問ですね。
天気が予報よりも悪く、主に薄曇りぐらいで推移して、期待していたような鮮やかな風景ではなかったけれど、ここならではの景観はやはり素晴らしく、楽しく歩かせてもらいました。
ここ数年は秋の訪問だけになってしまっているので、また春の花の季節に歩きたいし、何とか積雪期にも訪れてみたいですね。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する