ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 62136
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白山

笈ヶ岳

2010年04月24日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
12.6km
登り
1,630m
下り
1,630m

コースタイム

5:40白山自然センター〜9:10冬瓜山〜11:20笈ヶ岳12:10〜16:20白山自然センター
天候 晴れのち雪
過去天気図(気象庁) 2010年04月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
野猿広場から標高1200mまでが道が悪く滑落の危険があります。慣れていない方はロープ持参が望ましい。
2010年04月24日 05:55撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
4/24 5:55
2010年04月24日 08:42撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
4/24 8:42
2010年04月24日 09:12撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
4/24 9:12
2010年04月24日 10:06撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
4/24 10:06
2010年04月25日 23:11撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
4/25 23:11
2010年04月24日 10:51撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
4/24 10:51
2010年04月25日 23:12撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
4/25 23:12
2010年04月24日 11:11撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
4/24 11:11
2010年04月24日 11:20撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
4/24 11:20
2010年04月24日 15:20撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
4/24 15:20
撮影機器:

感想

いつかは登ろうと思っていてなかなか行けなかった山。ついに登頂。

登山道が無いので、一年のうちヤブが残雪で埋もれている4月から5月上旬までしか登ることの出来ない、非常にチャンスの限られた山。GWに登ろうかと思っていたが、先週末が2日とも晴れの予報になったので、急遽行くことに。

金曜は仕事も落ち着いていたので午後半休をとって、14時に小田原を出発し東名を西進、名神、北陸道と進み、石川県に入ったところ、尼御前SAで仮眠。


翌4/24.。
30分以上も寝坊し、大急ぎで出発する。なんと天気は予想に反し小雨である。登るのをあきらめようかと思ったが、とりあえず登山口までは行くことに。小松ICで降り、白山スーパー林道の入り口にある自然センターに着いた頃には空は晴れ渡っていた。

今日登るジライ谷からのルートは笈ヶ岳の唯一の日帰り可能なルートとして最近認知されてきつつある。今日も3パーティがすでに出発しようとしていた。自然センターから野猿広場というところまでは尾添川沿いの遊歩道である。野猿広場でジライ沢を渡渉。水量は少なく、靴は濡らさずに渡れる。それにしても物騒な名前だ、ジライ谷。これからの難路が思いやられる。

さて、このジライ谷であるが、実に危険なルートであった。結論から言うととても一般には進められない。自分の経験上、こんな危険なコースをビレイなしで登ったのは初めてである。慣れている人でないとかなり厳しいと思われる。それでも多数の人が何の気なしに登っている。笈の人気に高さには驚くばかりだが、やはりテントを背負ってでも安全なブナオ山から行くべきだと思った。

それはともかく、異常に急なルートのため見る見るうちに標高は上がる。傾斜が緩くなると雪がついてくる。なんとか無事に冬瓜山に到着。ここで頂上から戻ってきた単独行のおじいさんに遭遇。なんと長靴で、アイゼンもピッケルも無し。あまりに無謀な装備で驚いたが、すごいつわもので、なんと昨日から登りはじめて道に迷ってしまい、国境稜線(石川/岐阜)でビバークして今日登ってきたそうだ。すごい方がいるもんだ。

冬瓜山からはほぼ安全なルート。今シーズンは雪も多いせいかヤブもほとんど無く快調である。国境稜線の直下だけは少々悪く、十分注意。稜線上は完全なる冬山であった。たかだか1848mの山であるがもうすぐ5月なのにこの寒さ。今年の天候はやはりちょっと異常かも。正午を目標にしていたが11時 20分に笈ヶ岳山頂に到着。かなりへばったが、時間的には順調であった。

山頂で群馬から来られた単独行の方と一緒になり、一緒に下山することにした。山頂で飯を食っていると天候が崩れ、なんと雪になった。大急ぎで出発する。幸い、視界はまだある。国境稜線からの下降は慎重に行くが、ここは12本爪+ピッケルでないと厳しかった。群馬の方は軽アイゼンとストックだったのだが、滑って少し危ないことになってしまった。やはりこの山なめてかかれない。

冬瓜山まで戻ると天候も落ち着いてきた。でも風花は常に舞っている。やっぱこの日は相当寒かったのだろう。ジライ谷の下降点を誤らないように注意しながら下り、何とか尾根に乗った。最後の最後まで気が抜けない岩場が続くので気が気でない。無事に渡渉点について本当にホッとした。

(行動時間: 10時間40分)

翌日が完璧な晴れの予報だったので、これで帰るのももったいなく、近くの越前の荒島岳を登りに行くことにした。

途中、白山白峰の田舎料理屋に立ち寄る。堅豆腐のチャーハンとうどん、味噌汁がとても美味しかった。堅豆腐も味噌も自家製だそうだ。おかみさんも一見さんの私にとても親切でした。地元の方が飲み会で大いに盛り上がっており、自分も一緒にビールを飲みたくなった。。。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1804人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら