剣立山訪問6回目 奧大日岳 快晴絶景の大日稜線を称名滝・立山駅へ縦走
- GPS
- 32:00
- 距離
- 24.5km
- 登り
- 760m
- 下り
- 2,724m
コースタイム
- 山行
- 4:47
- 休憩
- 2:25
- 合計
- 7:12
- 山行
- 4:54
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 5:57
1日目:6時間30分 2日目:4時間50分(+車道2時間)
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
今回は室堂から称名滝までの縦走で下山地が異なりますので、称名滝駐車場に車を駐め、タクシーで立山駅まで移動しました。 立山駅から室堂までは、ケーブルカーとバスになります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
室堂〜雷鳥沢 地獄谷が臭気が濃いので通行止めのため、こちらのルートを余儀なくされます。。 延々バスにゆられてきた体にはこのアップダウンは結構堪えます。 雷鳥沢〜新室堂乗越 こちらは雷鳥沢から大日岳方面へのメインルートになりますので、よく整備されています。最初は石の登山道ですが、下部は木道になっています。 新室堂乗越〜奧大日岳 最初は稜線に向けて中腹の登山道を登っていきますが、斜面が雪に覆われていて、少し直登になりますが、踏み跡はしっかりしていますのでアイゼンはなくても登れます。その後は稜線上をゆったり歩きます。 時折、雪渓も現れますが、全く問題なく歩け、軽いアップダウンを超えると、奥大日岳への急な登りが始まります。 奧大日岳〜大日山荘・大日岳 いったん急な坂道を下らされ、途中にはハシゴも出てきます。さらに下るとアップダウンがあり、大日小屋の手前のピークへの急な登りが始まります。ピークの頂上部は岩場や平坦な木道などバラエティに富んでいて、意外に距離があります。 この区間も全体的に雪はほとんどありません。 大日岳への道は半分くらいが雪渓に埋まっていて、雪渓に埋まっていなくてもすぐ横に雪渓があり、登るのは石の道と雪渓を適宜選ぶことになります。下りは雪渓を滑って下りると一気に下ることができました。 大日山荘〜大日平山荘 段差の大きな石の多い急な坂道を下っていきます。また、何度か沢を越えることになります。小屋が近づくと木道が多くなり、草の中の細い道を進みます。 雪はほとんどなく、問題なく歩けました。 大日平山荘〜猿渡・称名滝・称名滝駐車場 牛首の手前までは、木道のなだらかな道を下っていきます。その後は木の階段や土が崩れた部分の多い、歩きにくい急な坂道を称名滝の方へ向かって一気に下っていきます。ほんの少しだけ雪が残っているところがありましたが、アイゼンなどは不要でした。 称名滝駐車場〜立山駅 称名川沿いの車道を延々と歩きます。歩道はないので車に注意が必要です。 |
その他周辺情報 | 立山駅前のグリーンビュー立山を初めて使いました。10時半から立ち寄り入浴可能です。600円です。 |
写真
感想
今を去ること3年間、2012年の海の日の3連休の前週にこのコースを計画していました。しかし悪天候と強風により、残念ながら中止して代わりに氷ノ山に登りました。(こちらも天気はいまいちでしたが。。。)
その後なかなか実行に移すことが無く時間が経っていましたが、今回やっとの事で数年来の願望である大日稜線を縦走することが出来ました。
混雑を避けて3連休の前週に来るため、翌週以降より室堂の歩き出しが1時間遅くなります。いつものことですが、バスを降りてすぐの雷鳥沢へのアップダウンはなかなかに厳しいです。ただ、その途中でいきなりのサプライズがあり、遊歩道の工事地点でメスの雷鳥が砂浴びをしていました。まだ室堂の喧噪も抜けきらぬところで、歩行開始直後に今年初めての雷鳥遭遇はラッキーでした。
雷鳥沢からは時折雪の残る雷鳥沢を新室堂乗越へ登りますが、今回も閉鎖されている硫黄の煙を上げる地獄谷を見下ろします。
その後はいよいよ大日の稜線に上がります。新室堂乗越を少し過ぎたところからは剣御前でまったく見えなかった劔岳がその雄大な岩峰を表し、ずっと右手に見ながらの歩行になります。
新室堂乗越への登りで少し雪渓登りがありましたが、今年は全体的に雪解けが早く、稜線上で数カ所雪渓歩きがありましたが、ほぼアイゼンなどはいらない状態で気分よく歩けました。
稜線ではずっと右手の剱岳とともに軽いアップダウンを越え、奥大日岳への上り坂を登っていきます。自分は最高地点に向かいましたが、向かわなかったメンバーによると、分岐点近くで雷鳥の雛達に遭遇したそうです。
最高地点からは、深い谷の上にそびえる剱岳と立山の稜線がよく見え、かなり素晴らしい場所でした。
奥大日岳を出ると、ハシゴを含む急な下り、アップダウン、急な登り、岩場、木道などバリエーションに富んだ山道を進み、ピークを越えると大日小屋に到着です。
小屋はやはり空いていて、この時期の訪問は大正解でした。
小屋で荷物を整理して軽量化した後は、大日岳に登ります。この斜面は雪が多かったですが、その分グリセードで滑れるので、帰りはとても楽でした。
山頂からはかなり遠くなった雄山などよりも、薬師岳の東側がよく見えました。
小屋に戻ると女性陣の手による素晴らしいお料理の準備をして、さっそく宴会となりました。どのメニューもとてもおいしくお腹にがっつりたまり、とても幸せな夕食となりました。
夕食後外に出てみましたが、この日は天候がとてもよく、星空がきれいな反面、空に雲が少なくて朝焼け・夕焼けはそれほどではありませんでした。
翌朝は、称名滝から立山駅まで徒歩で向かうチームと、称名滝までのチームに分かれて時間差での出発としました。
私は当然のごとく長距離を歩く先発チームということで、朝4時50分に大日小屋を出発し、称名滝・立山駅へ向かいました。
大日小屋から大日平小屋までの間は石が大きめとはいえ一般的な登山道、大日平小屋から牛首までは木道中心のなだらかな道でしたが、牛首から先は荒れて歩きにくい箇所の多い急な道でした。
称名滝は滝壺からの細かな水しぶきが予想より遙かに豪快で、やはり一度は間近まで行ってみるべきだと思います。
称名滝からは立山駅まで下りの多い車道なので、予想よりも遙かに速く走破することができ、後続グループとの時間のロスが少なくてよかったです。
参加メンバーの皆さんのおかげで、素晴らしい景色に美味しい食事、楽しい時間を満喫出来てよかったです。
今回初の立山エリアの登山となりました。
一週間前に急遽参加をお願いしたものの、何を用意していいものかさっぱり分からず、ほぼほぼいつもの装備と変わらず出かけてしまいました。
初日、二日目共にとても天気が良く、立山、剱岳、アルプスの山々の雄大さが伝わる最高の眺望を楽しみながら歩く事ができました。
小屋ではメンバーの豪華な手料理を楽しみ、キレイな星空を眺め、美しい日の出を堪能。
何も言うこと無しの最高な山行となりました。
機会があればまた訪れたいと思います
コメント
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タイミングよく梅雨の中休みの山行となり、雪渓歩きにライチョウの遭遇、豪華な山ごはんまでこりゃテンション上がりますね〜
写真の撮れ具合も変わらず見事です!!
syousan、こんばんはー
この週末はどこもほんと好天 でしたね 数日前の天気予報からある程度は予測出来ていましたが、前日くらいに快晴間違いなしと確信出来る状況になり、その予想通り見事な絶景を堪能することができました。
そしてお料理の方も、女性陣 の見事な工夫と頑張りで、本当にお腹を満足させてもらいました
syousanともまたご一緒して楽しみたいです
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