小辺路 3泊4日 高野山から熊野本宮

2023年12月07日(木) ~ 2023年12月10日(日)

• GPS: 26:27
• 距離: 70.4km
• 登り: 4,235m
• 下り: 4,968m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:12
• 休憩: 0:38
• 合計: 5:50

9:47 千手院橋
10:08 10:08 大滝口女人堂跡
10:44 10:44 薄峠
11:43 12:19 大滝集落東屋
13:30 13:31 水ヶ峰分岐
14:09 14:10 東屋
15:37 大股登山口

2日目

• 山行: 6:19
• 休憩: 1:16
• 合計: 7:35

8:05 大股登山口
8:53 9:06 萱小屋
10:06 10:07 桧峠
10:49 11:39 伯母子峠
11:58 12:09 伯母子岳
13:01 13:01 上西旅籠跡
15:23 15:24 三田谷バス停
15:40 三浦口バス停

3日目

• 山行: 7:15
• 休憩: 0:22
• 合計: 7:37

8:28 三浦口バス停
8:31 8:31 船渡橋
9:06 9:09 吉村家跡防風林
9:53 10:00 三十丁の水
10:58 11:09 三浦峠
13:49 13:49 西中バス停
13:53 13:53 西中の公衆電話
14:15 14:15 河合神社
15:38 15:39 十津川温泉 昴の郷
16:05 十津川温泉（バス停）

4日目

• 山行: 6:43
• 休憩: 1:10
• 合計: 7:53

8:05 十津川温泉（バス停）
8:27 8:37 十津川温泉 昴の郷
8:51 8:58 果無登山口
9:30 9:30 果無集落
11:00 11:10 観音堂
11:43 12:20 果無峠
13:33 13:33 七色分岐
14:25 14:25 八木尾バス停
14:39 14:39 三里橋
14:45 14:45 道の駅 奥熊野古道ほんぐう
15:04 15:09 三軒茶屋跡
15:57 15:58 熊野本宮大社
15:58 ゴール地点

天候

1日目　朝方は曇り　他ほぼ好天

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

コース状況／危険箇所等

全般に整備された道で案内も多数あり。ただ、崖地の登山道で道幅が狭い箇所があり、通行に注意が必要。

写真

12/7 9:26

事前に小倉屋さんでハイキング弁当を調達。事前に電話で予約をして小学校裏の事務所で9時頃から受けとり可能とのこと。

12/7 9:42

いよいよスタートです。

12/7 9:46

普通の路地で小辺路のスタート地点とは思えないほどです。

12/7 10:05

ろくろ峠にて小休止。

12/7 10:11

緩やかな林道を登って行きます。

12/7 10:25

小辺路最初の有名スポット。滑落しかけた廃車。

12/7 10:46

薄峠から林道から山道となります。

12/7 11:21

このようなお地蔵さんが道沿いに点在しています。左右方向の行き先が彫られている場合もあり目印、道標の役割りもあったのかもしれないです。

12/7 11:33

登山道から大滝集落に向かう車道に合流します。

12/7 11:46

民家の隣に東屋付きの休憩スポット。昼食にします。

12/7 11:46

民家の庭先にトイレがありました。住人の方が掃除もしていらっしゃるとのことで頭が下がります。綺麗なウォシュレット付きのトイレでした。

12/7 11:53

小倉屋さんのハイキング弁当。持参したお椀で食べるカップヌードルと一緒にいただきます。お椀で食べるシリーズは六種類あり、私の場合、弁当だけで足りないので味変で昼食時に食べました。

12/7 12:21

連日このような民家の軒先を通過していきます。

12/7 12:52

龍神スカイラインとの合流地点です。速い車が多いので気を付けましょう。

12/7 13:03

スカイラインは時々開けた場所があるので景色はいいです。

12/7 13:19

再び登山道に戻ります。

12/7 13:36

水ヶ峰集落跡に到着。歴史的な説明がわかるので楽しめながら歩いていきます。

12/7 14:09

林道脇の東屋に到着。休憩に良さそうな場所です。

12/7 14:09

開けていて景色はいいです。

12/7 14:31

林道の記念碑。凹凸もなくよく整備されていました。

12/7 14:44

平辻のお地蔵さん。

12/7 14:45

平辻から再度、登山道に入ります。

12/7 15:16

車道、山道と交互に進みます。

12/7 15:37

下りきったところで宿泊地の大股に到着。

12/7 15:37

小辺路の案内板もあります。

12/7 15:38

12/7 15:47

きれいなウオシュレット付きの公衆トイレがあります。

12/7 15:46

公衆電話から宿に電話しようとすると。

12/7 15:41

なぜか呪いの人形とお賽銭が！

12/7 17:57

本日の宿はかわらび荘さん。近くのホテルまで送っていただき温泉に入った後に食事。

12/7 18:00

牡丹鍋をいただきます。

12/7 18:09

12/8 6:59

朝食もしっかりいただきます。

12/8 7:43

翌朝、大股まで送っていただきました。

12/8 7:43

宿の前は川が流れ夏もよさそうです。

12/8 8:05

2日目を歩き始めます。

12/8 8:06

ここから急登が始まります。

12/8 8:12

谷あいの集落なので霜が降りました。

12/8 8:58

萱小屋に到着。

12/8 8:58

ビール、ジュースが買えます。

12/8 8:59

きれいに整頓されています。

12/8 10:01

桧峠を通過、伯母子峠まで急登は終わりです。

12/8 10:24

なだらかな道を進みます。

12/8 10:31

伯母子峠。

12/8 10:51

伯母子峠の避難小屋の中で昼食。寒い日や風が強い日は休息に良さそうです。

12/8 10:51

隣のトイレは冬季閉鎖中。

12/8 10:55

かわらび荘のお弁当と

12/8 11:04

カプヌいかまみれ。

12/8 11:41

伯母子峠から直進は閉鎖中のため伯母子岳山頂に向かいます。

12/8 12:00

峠から厳しい急登の末、登頂。

12/8 12:00

しばし眺めを楽しみます。

12/8 12:44

伯母子岳からの上西家跡までの下りも急なので注意。

12/8 13:00

上西家跡は広場になっています。

12/8 13:50

さらに水ヶ元へ。丸太式のベンチがあります。

12/8 14:21

道しるべが多く親切です。

12/8 15:21

集落に下りてきました。

12/8 15:22

橋を渡り三浦口に向かいます。

12/8 15:22

12/8 15:24

公衆電話とトイレが民家脇にあります。宿泊先に電話をして三浦口バス停まで送迎を依頼。

12/8 15:33

鄙びた雰囲気がいいです。

12/8 15:34

看板を見ながら進むと時間がかかります。

12/8 16:35

三浦口まで送迎に来ていただき宿である農家民宿山本に到着。

12/8 16:42

田舎に帰ったみたいです。

12/8 17:18

ご飯も丁寧な造りで大変美味しかったです。

12/9 6:59

朝食も豪勢です。

12/9 6:59

自家飼育の烏骨鶏の卵。

12/9 8:28

翌朝、三浦口バス停まで送迎してもらいスタート。足元に道しるべ。

12/9 8:29

つり橋を渡ります。

12/9 8:37

二日目も頑張ります。

12/9 9:02

登っていくと巨木が出現。

12/9 9:04

吉村家の跡地だそうです。家系ラーメンを思い出しました。

12/9 9:05

広場で往時をしのびます。

12/9 9:53

水場への標識。小学生の標語が所々にあります。「無理をしない」

12/9 9:54

水場はちょろちょろと水が出ています。

12/9 10:17

ほぼ樹林帯ですが所々、開けたところもあります。

12/9 10:22

12/9 10:33

狭い巻き道を登ります。

12/9 10:58

三浦峠。東屋で休憩。

12/9 11:01

ここでは、さすがにウオッシュレットではないですがトイレもあります。

12/9 11:27

古矢倉跡。丸太ベンチがあり、ハイカーさんが休んでいました。

12/9 11:44

出店跡。登山道わきから奥へ登れば広場になってそうでした。

12/9 12:38

矢倉観音堂。

12/9 12:39

お堂の前に小さい丸太ベンチがあるので昼食。

12/9 12:42

農家民宿山本さんのおにぎり弁当。

12/9 12:54

プラスのお椀で食べるどん兵衛。

12/9 13:23

林道まで出てきました。

12/9 13:29

林道を100メートルほどルートと逆に行くとおがくず撹拌式のトイレあり。

12/9 13:36

一回見逃しましたが、途中林道から山道に入ります。

12/9 13:50

山道から公道に出てきたところ。このあたりヤマレコルートでは公道に誘導をされる感じがします。

12/9 13:50

西中バス停に向かいます。

12/9 13:53

西中バス停。この時点で13時53分、十津川温泉行最終バスが14時2分なのでゆっくりペースのハイカーの方でバスに乗りたい方は早めに三浦口を出られた方がいいのかもしれないです。私はバスに乗らず進みます。

12/9 13:58

公道ですが休憩スポット＆水場。

12/9 14:07

ひたすら公道を行きます。知らない土地の道歩きは嫌いではないです。

12/9 14:14

神社の前にトイレあり。

12/9 15:10

途中、獣の声がすると思って上を見たらサルが2匹ほどいました。電子ホイッスルで追い払おうとしても平然として食事を続けていました。人慣れしているのかなあ。

12/9 15:40

西中から一時間半ほどで昴の郷に到着。小辺路はここから右手ですが、宿泊地の十津川温泉中心部までまだ進みます。

12/9 15:52

十津川温泉の看板が出てきました。

12/9 15:56

JRのCMとかに出てきそうないい景色。

12/9 16:05

十津川温泉バス停車場に到着。

12/9 16:14

この日はゑびす荘さんに宿泊。

12/9 18:53

かけ流し温泉入湯後に夕ご飯。キノコ野菜とみかん鶏の鍋。

12/9 18:54

その他、地の野菜を洋風に仕上げたものが多かったです。

12/9 18:54

12/9 18:56

12/9 19:04

かかっているエリンギのソースが美味。

12/9 19:07

豆乳グラタンだったかな

12/10 7:03

翌朝の朝食。ヘルシーな感じです。

12/10 8:37

翌朝、宿を発ち昴の郷まで戻り小辺路をたどります。奥に見えるトンネルの先を進みます。

12/10 8:37

その前にこの先の果無峠はトイレ無しなので、昴の郷でトイレ休憩。

12/10 8:42

つり橋を渡ります。結構な恐怖感。

12/10 8:51

果無峠まで急登です。

12/10 8:54

果無峠の登り下りとも石畳が多くあり好みが分かれそうなルートです。私はあまり石畳は好きではないので苦労しました。

12/10 9:05

昔の人はわらじや馬でで山越えをするので石畳の方が便利だったのでしょう。

12/10 9:21

いい景色の場所にベンチがあったので、ハードシェルを脱ぎます。

12/10 9:29

果無集落に到着。

12/10 9:34

有名な石碑。ガスっていたのと写真の腕が悪く、なんとなく陰鬱とした感じに。

12/10 9:48

完全に民家の庭先ですが小辺路です。

12/10 10:22

天水田立札周辺から晴れてきました。

12/10 11:09

観音堂に到着。整備作業中でした。

12/10 11:09

水場あり。

12/10 11:23

12/10 12:20

果無峠に到着。

12/10 11:51

眺望も何もないですが昼近いのでご飯休憩にします。

12/10 11:51

えびす荘さんのお弁当。

12/10 12:20

食事を終え、観音様に見守られながら出発。

12/10 12:58

二十丁石。

12/10 13:13

やっと本宮町が見えてきました。

12/10 13:13

三十丁石。なぜかサンマのかば焼きの缶詰をお供えが？

12/10 14:24

長かった登山道の下りから公道へ。看板が劣化して小辺路が小刀路になってしまった。

12/10 14:24

12/10 14:26

川沿いをラストスパート。

12/10 15:04

公道を進み、最後はちょっとだけ登山道。

12/10 15:06

三軒茶屋跡、トイレもあります。

12/10 15:15

最後の山道となります。

12/10 15:48

公道に出て本宮大社はすぐそこです。

12/10 15:50

祓殿王子で身だしなみを整えます。

12/10 15:54

熊野本宮に到着。

12/10 16:03

社殿にお参りします。

12/10 16:29

参拝道を降りてバス停は目の前です。

12/10 17:01

この日は湯の峰温泉のゆの里さんに宿泊。疲れをいやします。本宮周辺で一泊して帰るのもお勧めです。

撮影機器：

Galaxy S23 SC-51D docomo サムスン

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 毛帽子 靴 ザック アイゼン 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 携帯 時計 タオル ツェルト

感想

hoover66

熊野古道小辺路は江戸時代の庶民の巡礼ルートおよび近隣集落をむすぶ生活道として機能していたようです。小辺路は明治に入り急速に廃れてしまったのですが往時の旅籠、茶屋の跡や集落のど真ん中や民家の庭先を横断するルート、昭和から平成にかけ無人化していったであろう廃屋など興味や想像力を掻き立てられ、旅情をしのばせるルートだと思います。ゆっくり3泊4日かけ楽しみながら歩くのがおすすめです。ハイカーさんによりますが沿道で呼び止められお茶をふるまわれる場合もあるそうでゆっくりした行程を組まれた方がいいと思います。
難点は宿泊の問題で特に三浦口は2軒の民宿のみで場合によっては満室のこともあると思います。テント泊という手段もありますが折角なら民宿で宿泊して宿の主人と交流していただければと考えます。また、冬の時期の降雪です。古道ということで歩きやすい幅広の道を想像していましたが、意外と片側が切り立った肩幅ほどの幅の巻き道も多く降雪して踏み跡が無い状態だと危険が予想されます。有名な古道でありますがハイカーは少ないため天気に要注意です。
歴史を感じながら歩くルートとしてはおすすめのコースとなります。お時間のある方はいかがでしょうか。