小塩山・大暑山 紅葉の成れの果て
- GPS
- 04:43
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 690m
- 下り
- 707m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
●洛西バスターミナルバス停乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●小塩山 南春日町のバス停から王城の滝へは、樫本神社の先の分岐をどちらに進んでも行けますが、今回は右手を進みました。道なりに進み、高速道路を潜っていくと、ゲートがあり、入ってすぐ左手を進んでいきます。 王城の滝への道は木段などが設置されており問題ありません。王城の滝から、小塩山への分岐まで引き返さなくても、堰堤の左手から整備された山道があります。この山道は案内表示がありません。 舗装路に合流しては、山道を進むことを繰り返すしながら小塩山山頂に至りますが、案内表示がなく、別の道に進んでしまいかねない所がありますから、注意が必要です。私も以前に間違えたことがあります。山道自体ははっきりとしています。 ●大暑山 小塩山から大暑山までは問題ありません。大暑山山頂から少し戻って、破線ルートを下ります。案内表示はまったくありませんが、通行には問題ありません。途中で破線ルートが少し途切れていますが、鉄塔まで巡視路ですから問題ありません。 鉄塔からは、また破線ルートですが、道幅が広く問題ありません。砂防の堰堤に下りた後、谷を渡るために、奥の方の橋を渡って折り返してこないといけません。この折り返し道の途中が崩落しており危険です。崩落地のすぐ側を通るのは、5mぐらいの短い距離ですが、滑落すると大けがをするでしょう。 (kumakumo追記) 全体を通して山道には枯葉が積もり、その下で地面がすべりやすかったり段差のあるところも。特に下りは注意。 勾配の急な数カ所では、はじめからすべり台のようにお尻ですべり下りてみたが、 これがなかなか愉快であった。ただし、手足等で勢いを制御できる速度に限る。 |
その他周辺情報 | ●新林センターバス停の近くにコンビニがあります。出発地点がコンビニです。 ●しばらく改装休業していた洛西バスターミナルの商業施設「ラクセーヌ」が営業再開しましたが、飲食店が2店舗だけになってしまいました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
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感想
village-greenさんの紅葉のレコを拝見して小塩山に。
さすがに2週間後でしたので、紅葉はほんの名残程度で残念でした。
小塩山からは、どちらに下ろうかと考えましたが、新装開店した洛西ニュータウンのラクセーヌが気になっていましたので、そちらの方面を目指しました。
下界からは小塩山のアンテナ群と大暑の鉄塔がよく見えていて、目印となっています。小塩山のアンテナ群のそばも通った事ですし、大暑山の山頂すぐ側の鉄塔と、そのすぐ下方の鉄塔を巡り、地形図の破線ルートを下りて行くことにしました。破線ルートは、何度か通ったことがあり、良いルートだと思うのですが、最後の崩落地点が危険で、お勧めできないのが残念です。
滝へ向かうらしい木段。手前に「王城の滝↑」と手作りの道標。そ
の右隅に、二又の鹿の角が頭部の骨ごと飾られていた。若い鹿。
上がってみれば、まず滝かと思う流れの横に金属の橋が渡してあり、
渡ってすぐのところに木製の祠があった。その向こうに激しい水し
ぶきが見える。あちらが王城の滝か。滝から少し下りたところから
見上げると、落差10m程度ではあるが、水が若干二俣に分かれて勢
いよく落ちていた。
王城の「王」とは淳和天皇ではないのか? その名の由来を求めて
帰宅後に調べてみると、どうやら王城の滝は、祠を挟んだ二本の流
れが既に一つの川の分岐になっているらしい。つまりは、金属の橋
を渡した側も含めて王城の滝なのだ。このとき、手作りの道標に飾
られていた二又の鹿の角が、脳裏をよぎった。
さて、今回のルートは概ね枯葉の海というか枯葉の川。先月にはさ
ぞかし紅葉が見事だったに違いない。
特に大暑山からの下りは深い枯葉の急斜面。抜き足差し足で枯葉の
底の地面を探りながら一歩一歩進むのも面倒になり、思い切ってす
べり台よろしくお尻ですべってみた。これがなかなか愉快痛快。芝
すべりで使うようなスライダーかダンボールでも持ってくればよかっ
た。
後ろで同行者が「わかった! 熊がこうやって熊階段を作ってるん
や。熊すべりや〜」みたいなことをつぶやいていた気がする。実際
に熊が上からすべってきたら、事件だ。
最後の堰堤迂回は、谷底まで大きなブルーシートで覆われた崩落地
があり、そんなところに足をすべらそうものなら、つかむところも
引っかかるところもなく危険極まりない蟻地獄。
そこを慎重に通り抜けた後、待っていたのは長葉紅葉苺(モワモワ)の
群生地。その実は美味しいらしいが、実がない時季にはただの煩わ
しい棘樹。秋らしい色合いでおしゃれな小紋の光景を成しているが、
誤って足を踏み入れてしまえば、彼らは牙をむく、否、棘をさす。
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