西穂高岳 西尾根(敗退)&山頂直下まで
- GPS
- 30:14
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 2,335m
- 下り
- 1,267m
コースタイム
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 8:01
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 6:49
天候 | 2023/12/23(土)高曇り 2023/12/24(日)晴れのち高曇り(下界は晴れていた模様) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(夏はam6:00まで開かなかったのに、冬は24時間開放のようです。) |
その他周辺情報 | ●新穂高ロープウェイ JAF割ありますが、カード提示ではダメでアプリ必要。荷物は6kg以上で300円。 ●お風呂 中崎山荘 奥飛騨の湯(山荘で割引券もらえます、JAF割もあり) https://www.kankou-gifu.jp/spot/detail_3176.html ●スープカリー メラ(松本市) https://tabelog.com/nagano/A2002/A200201/20024323/ |
写真
感想
「年末に5日かかった」と友人に聞いていた西穂西尾根。
冬の西穂には何度か行っていたが、まだ西尾根には行ったことがなかったので、ダメ元、この時期にどれくらい行けるかと、行ってみることに。
(haruko-happyさんも、冬の西穂には行ったことがあったので。)
2023/12/23
●西穂西尾根
穂高山荘の柵近くの尾根と、穂高平側の尾根、どちらも登っている記録がある。
柵近くの尾根から取付くも、まだ雪は少なくサラサラ。
急斜面を木や笹を掴みながらのラッセルとなる。(これはこれで楽しい!)
「抜けられなくても、稜線上で幕営してピストン下山かな」と思っていたが甘かった。
11時の段階で標高1500m。
うーん、これはとても1946mに到達できないと、撤退を決意。
ロープウェイで上がり、西穂山荘からの西穂ピストンに転進を決定。
●転進
一旦車に戻り、わかん等を置き、ぬくぬくとロープウェイ駅で遅い昼食。
午後にも関わらず、ぞくぞくと観光バスが上がってくる。
大勢の観光客に混じり、ロープウェイで上がる。
雪の樹林帯をモフモフ進み、小一時間で西穂山荘到着。
(後で聞いたところによると、宿泊客は200名超だったとのこと。)
雪はサラサラなので、足で踏み固める(固まらない)だけの整地(スコップ不要)。
山荘でクリスマスイベントを開催する音や、周囲のテントからジングルベルの歌が聞こえる中、小さいチーズケーキでプチクリスマス気分。
月と星が綺麗だったので、明日の天気は良いだろう!と就寝。
2023/12/24
●西穂に向け出発
テントは12時までに撤収しなければならないが、荷物はデポ可とのこと。
テント撤収&不要装備をデポし、予定より30分ほど押して出発。
●丸山〜独標〜ピラミッドピーク〜西穂高岳
丸山までは行列。
サラサラの雪が付いているので、独標への登りの難易度が少し上がっている。
独標まで来る登山者は多かったが、その先に進むパーティーは少ない。
いくつかの岩峰の上り下り後、ピラミッドピークへ。
ピラミッドピークより先は2名ほど先行が見えるが、岩肌の露出が多くトレースはあったり無かったり(クラストで付かないか、風で消えるか)。
岩峰毎に巻くか登るか見極めながら西穂に近づく。
雪が少なく、あっても全くしまっていないので、下るのがやっかいそう。
「登ったら、コレ降りれる?」と確認しながら、前へ進む。
@山頂直下
足の速い先行のお2人が山頂からの下山に難儀しているのを眺める。
自分の予想ではルンゼ通しなのだが、それを諦めたってことはどうなっているんだ?
(後で聞いたところ、スラブの1枚岩だったので、降りれなかったとのこと。)
蹴りこめない雪の斜面を降りるのも厳しそうだったが、お2人は無事に降りて来られた。
さて、自分達は行けるか?
登れても降りるのは厳しそうだなぁと、ここまでとする。
●下山
独標までは気が抜けなかった。
岩の露出が多く、全くしまっていない雪がつく西穂は、
西穂山荘からのピストンでもなかなか登りごたえのあるルートでした。
山頂には到達できませんでしたが、北アルプスの雪山の景色を堪能♪
楽しい雪山納めとなりました(^-^)。
haruko-happyさん、お付き合頂き、ありがとうございました!
西尾根は状態のよい3月頃に、いつかリベンジです。
西穂西尾根ヤブ敗退からの、ロープウェイから西穂高岳登頂を目指すも、山頂直下で敗退。
おそらく、通算4回目。
初敗退。
今までで一番難しかった。。
初冬の西穂高岳。
雪岩ミックスで、逆層がヤバい。
雪が乗り切ってなくて、岩がかなり出た状態。
天気が良いのでかなりの人出だが、独標から先を目指す人は僅か。
それも、ピラミッドピークで引き返してきた。
先を行くのは2人。山頂に見えた。
自分たちも、逆層やトラバースにドキドキしながら進むも、山頂から降りてくる人が、かなり苦労してるのを見て、山頂直下で引き返す事を決断。
自分では英断だったと思う。
登頂した2人に話を聞くも、逆層の一枚岩がこなせず回り込んだ先も悪く、ギリギリ降りられたとのこと。
下で見てる私たちは、滑落しないように祈るばかり。
登頂より、良い判断が出来た自分にハナマル山行でした。
そして、やっぱり北アルプスが好き。
12月の北アルプスは、
バリルートはヤブ率高し
岩はむき出し率高し
同じ山に色んなシーズンに行くことにより、良い経験が出来た。
山と、お声がけ下さったヤチ先輩に感謝。
ありがとうございました。
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