岡山市&玉野市 金甲山〜東光寺山+渋川海岸 海展望&市境界ルート
- GPS
- 04:02
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 568m
- 下り
- 552m
コースタイム
- 山行
- 3:47
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 4:00
歩行距離10.5km、歩行時間4時間、歩行数16,500歩、消費カロリー1,150Kcal
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
328m峰<写真33>の東でヤブコギし、すぐに舗装道路に下りました。ここ以外はかき分けずに歩けますが、金甲山(きんこうざん)西は一部、最近伐採されたようで崩れやすくなっています。こまめにつけられているピンクテープを頼りに、状況に応じてルート変更が必要になってくるでしょう。この日も周辺で伐採作業が行われていたので、作業中につき通行不可能な箇所も出てくるかもしれません。 駐車場の北端にある金甲山展望所<写真18〜23>から舗装道路を西に下り、金甲山西南西尾根経由で金甲山頂上<写真05〜16>までは、一部、ルートから逸れた箇所や伐採により崩れやすい箇所があります。 金甲山展望所<写真18〜23>から細い土道を辿って北に進み舗装道路に出ると、玉野市八浜町方面に延びる舗装道路を下りました。 送電線を越えた辺りで鉄塔巡視路に入ると、落ち葉が積もっているものの、きれいでなんとか滑らずに歩ける道が続きました。標高235m辺りは分岐で、255m峰西の鞍部にある鉄塔巡視路入口に向かって延びている道がありました。 鉄塔<写真26>から金甲山西の舗装道路まではピンクテープが2〜3mおきにある道を歩きました。途中からは滑りやすい急斜面でたまに木を掴みながら登りました。 舗装道路に出合うと、すぐ北向いにロープが設置されており、掴んで上がると細いトラバース道からすぐに歩きやすくなりました。こちらの道もピンクテープを見ながら歩きましたが、標高360m辺りにある赤白の鉄塔辺りでうっかりそちらへよじ登ってしまいました。連れが南側を巻く細い踏み跡とピンクテープを見つけたので、すぐに戻りました。ヤブ気味でしたが、鉄塔に出たほうが歩きやすかったかもしれません。 細い踏み跡は標高360m辺りをキープしていましたが、急に伐採された木々が積まれた箇所に出ました。歩きにくかったのですが、ピンクテープに従い北東に登り始め、標高370m辺りに設置してあったロープを掴んでさらに登りました。テープがつけられた木も切られて転がっていました。おそらく、この日も周辺で行われていた伐採作業の一環でしょう。開けていますが崩れやすい斜面の登りがしばらく続きました。 標高395m辺りで平坦になりほっと一息、ここからすぐに東に進み、金甲山展望台<写真05〜16>を目指すのが正規ルートだったようです。そのまま北東に進んでしまい、謎の窯<写真27>を見つけました。もうこの辺りから南側にはフェンスがあり、金甲山展望台<写真05〜16>へは無理だったように思います。そのまま崩れやすい斜面をトラバース、ヤブはなく北東へさらに歩けそうでしたが、北側の舗装道路に下りました。 金甲山(きんこうざん)頂上<写真05〜16>から328m峰<写真33>を経て東光寺山(とうこうじやま)<写真35>までは、一部、不要なヤブコギをしました。 金甲山(きんこうざん)頂上<写真05〜16>から舗装道路を東方面に向かい、途中で328m峰<写真33>の南西尾根が歩けそうだったので、適当に樹林帯に入りました。木の間をどこでも歩けそうでしたが、標高310m辺りから高さ数十cmのササヤブの中を進みました。連れは左(北西)側に逸れてササヤブを回避、ピカソのモンキー岩⁉<写真32>を過ぎるとササはいったんなくなりました。さらに進むと、再び低いササがまばらに生えていましたが、3〜4mですみました。 328m峰<写真33>まではかき分けずに歩けましたが、過ぎるとすぐにヤブ気味になり歩きやすい所を選んで進みました。 標高280mを切ると高さ2mちかいササヤブが出てきました。突っ込むと、すぐになぜか1m四方の開けた場所<写真34>に出ました。周辺は背丈を超えるササと蔓のヤブでした。突破すると周囲は再び背丈を超えるササの上に覆いかぶさる蔓の屋根でした。しゃがんで突破しましたが、諦めて北にある舗装道路を目指しました。幸い、すぐにササヤブは抜けられ、木の間を選んで歩き無事に舗装道路に下りられました。 そのまま東光寺山<写真35>近くまで舗装道路を歩きました。東光寺山南西から南にかけてはササヤブでしたが、東にはササはなく歩けそうだったので、崩れやすい斜面に取り付きました。木を掴んで上がるとすぐに歩きやすくなり、木の間をどこでも歩けました。頂上<写真35>から北に抜ける踏み跡はよくわからなかったので、引き返しました。往路よりも北側を歩きましたが、ここもどこでも歩けました。 後は舗装道路を歩き、金甲山大師<写真37>の参道?に入りました。一部、低いササが生えていますが、前方に東屋が見えているので迷うことはないでしょう。最後に石段を上って阿州立江寺地蔵菩薩像<写真02>を過ぎて駐車場に戻りました。 |
その他周辺情報 | 金甲山(きんこうざん)南南西の渋川海岸付近国道430号線沿いにダイヤモンド瀬戸内マリンホテルがあります。2024年3月3日(日)まで土日・祝日限定でランチバイキング<写真39〜43>開催中です。時間は11時半〜14時半(ラストオーダー13時半)です。大人一人2,200円(税込み)、ただし、正月1・2・3日は2,500円(税込み)となります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
防寒具
手袋(防水加工)
軍手
雨具
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
サブザック
ザックカバー
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
タオルハンカチ
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(地図アプリ使用)
eTrex22x(GPSナビゲーター)
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感想
【オーシャンビューが楽しめる金甲山(きんこうざん)頂上】
本日の山行の主な目的はオーシャン(瀬戸内海)ビューです。児島半島にある山の多くで楽しめますが、今回はその中で最高峰といわれる標高403.1mの金甲山(きんこうざん)とその付近を散策することにしました。金甲山の名前の由来は、坂上田村麻呂が倉敷市の由加山(ゆがさん)の鬼退治に向かう際に戦勝を祈願して金の甲を山中に埋めたとか、由加山麓の円通寺の竜王様に戦勝御礼として金の甲を奉納したとかいう伝説からきています。
自動車で標高370m辺りにある駐車場までアプローチしました。これは頂上にある展望台から朝のオーシャンビューを楽しむためでした。期待通り、瀬戸内海や四国の山、瀬戸大橋など見事な景観<写真05〜14>が目の前に広がり、いきなりテンションが上がりました😍
頂上には「神籬(ひもろぎ)」または「神籠石」、「いわさか」などと呼ばれる祭祀遺跡、金甲山遺跡<写真15,16>があります。神峯(こうのみね)神社が祀られている岩を取り巻くように直径4m程の環状に小石が人為的に置かれています。
さらに、この岩から東南へ20m程下りたところに幅1m、長さ2m程の拝石といわれる平坦な石があり、その下手は20人程が集まれる広さの平地となっているそうです。これは、国生み神話に登場する吉備児島こと建日方別(たてひかたわけ)を迎えて祀ったという原始信仰の名残りです。
残念ながら、今回も拝石はわかりませんでしたが、金甲山の頂上はこうしたパワースポットとして信仰され続けています。もっとも、金甲山展望台は金甲山遺跡の上に建てられた元レストハウスの屋上なのですが😱2010年に100周年記念事業の一環として改修を行った両備グループは、遺跡を傷つけないため、1961年に建てられた元レストハウスの撤去を諦めたのだそうです。
【金甲山(きんこうざん)西南西尾根から頂上へ】
さて、頂上からの山行ルートですが、登山を楽しむ方の多くが北西尾根でつながっている怒塚山(いかづかやま)方面に向かいます。一方、我々は金甲山の西南西尾根を歩きたいと考えました。
駐車場の北端にある金甲山展望所<写真18〜23>でさらに展望を楽しみ、細い土道を辿って舗装道路に出ると、玉野市八浜町方面に延びる舗装道路を下りました。送電線を越えた辺りで鉄塔巡視路に入ると、落ち葉が積もっているものの、きれいでなんとか滑らずに歩ける道が続きました。
鉄塔<写真26>から金甲山西の舗装道路まではピンクテープが2〜3mおきにある道を歩きました。一部、どこでも歩ける広い箇所で連れが微妙に逸れてしまいましたが大丈夫でした。途中からは滑りやすい急斜面でたまに木を掴みながら登りました。
舗装道路に出合うと、すぐ北向いにロープが設置されており、掴んで上がると細いトラバース道からすぐに歩きやすくなりました。こちらの道もピンクテープを見ながら歩きましたが、標高360m辺りにある赤白の鉄塔辺りでうっかりそちらへよじ登ってしまいました。連れが南側を巻く細い踏み跡とピンクテープを見つけたと言うので、すぐに戻りました。ヤブ気味でしたが、鉄塔に出たほうが歩きやすかったかもしれません。
細い踏み跡は標高360m辺りをキープしていましたが、急に伐採された木々が積まれた箇所に出ました。歩きにくかったのですが、ピンクテープに従い北東に登り始め、標高370m辺りに設置してあったロープを掴んでさらに登りました。後でわかったのですが、テープ設置者と伐採者は別人だったようです。テープがつけられた木も切られて転がっていました。おそらく、この日も周辺で行われていた伐採作業の一環でしょう。開けていますが崩れやすい斜面の登りがしばらく続きました。
標高395m辺りで平坦になりほっと一息、ここからすぐに東に進み、金甲山展望台<写真05〜16>を目指すのが正規ルートだったようです。そのまま北東に進んでしまい、謎の窯<写真27>を見つけました。もうこの辺りから南側にはフェンスがあり、金甲山展望台<写真05〜16>へは無理だったように思います。そのまま崩れやすい斜面をトラバース、ヤブはなく北東へさらに歩けそうでしたが、北側の舗装道路に下りました。
【金甲山頂上から東光寺山(とうこうじやま)頂上へ】
再び、駐車場近くまで戻ってくると、次は行きがけに自動車でも走った舗装道路を東方面に向かって歩きました。途中で328m峰<写真33>の南西尾根が歩けそうだったので、岡山市と玉野市の境沿いにある尾根を登ることにしました。木の間をどこでも歩けそうでしたが、標高310m辺りから高さ数十cmのササヤブの中を進みました。連れは左(北西)側に逸れてササヤブを回避、ピカソのモンキー岩⁉<写真32>を過ぎるとササはいったんなくなりました。さらに進むと、再び低いササがまばらに生えていましたが、3〜4mですみました。
328m峰<写真33>まではかき分けずに歩けたので、そのまま、東光寺山(とうこうじやま)<写真35>まで境界尾根歩きを試みたところ、すぐにヤブ気味になり歩きやすい所を選んで進みました。
標高280mを切ると高さ2mちかいササヤブが出てきました。突っ込むと、すぐになぜか1m四方の開けた場所<写真34>に出ました。周辺はこんな感じの背丈を超えるササと蔓のヤブでしたが、突破するとまた歩けそうな気がしました。しかし、突っ込んだ途端、トゲトゲ包囲網😫見ていた連れ、
「引き返すも地獄よなあ?じゃあ、地獄のお供します。」
蔓を下へ引っ張り、頼もしいサポート。突破すると周囲は背丈を超えるササの上に覆いかぶさる蔓の屋根。しかし、なんとなくすぐ向こうは見渡せそうなので、道を信じてしゃがみ込み、なんとかトンネルをこさえてくぐり抜けると・・・ま〜ぼ〜ろ〜しぃ〜😭このままでは体力を消耗するばかりと悟り、北にある舗装道路を目指しました。幸い、すぐにササヤブは抜けられ、木の間を選んで歩き無事に舗装道路に下りられました。不要でしたが、久々の強烈なヤブコギになぜか二人ともテンションアップ😅そのまま東光寺山近くまで舗装道路を歩きました。
読図では境界尾根を歩いて東光寺山頂上に進むのが最短距離でしたが、南西から南にかけてはどう見ても突破できそうにないササヤブが立ちはだかっていました。東光寺山の東まで来ると、ササはなく歩けそうだったので、崩れやすい斜面に取り付きました。木を掴んで上がるとすぐに歩きやすくなり、木の間をどこでも歩けました。東光寺山(とうこうじやま)頂上<写真35>は展望は効きません。北に抜ける踏み跡はよくわからなかったので、引き返すことにしました。往路よりも北側を歩きましたが、ここもどこでも歩けました。
後はひたすら安全な舗装道路を歩き、金甲山大師<写真37>の参道?に入りました。一部、低いササが生えていますが、前方に東屋が見えているので迷うことはないでしょう。最後に石段を上って阿州立江寺地蔵菩薩像<写真02>にご挨拶、無事にゴールしました。
【ダイヤモンド瀬戸内マリンホテルでオーシャンビューとランチバイキング】
山行を終えた後、玉野市渋川にあるダイヤモンド瀬戸内マリンホテルで土日・祝日限定の「冬のランチバイキング」を楽しむことにしました。ラストオーダーの10分前だったためか空いており、オーシャンビューを楽しめる席に案内されました。窓越しに見える景色<写真44>は料理<写真39〜43>をよりいっそうおいしく感じさせてくれました。
食後、久しぶりに渋川海岸に立ち、王子が岳周辺やオーシャンビュー<写真45〜50>を楽しみました。一足早いクリスマス気分を味わい、充実した一日となりました😊
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