プチ遭難 八甲田大岳 冬道大岳環状ルート 読図とGPSロガーで復活
- GPS
- 05:41
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 717m
- 下り
- 706m
コースタイム
10:04 毛無岱
11:20 大岳避難小屋 到着
昼食・休憩
12:20 大岳避難小屋 出発
12:45 大岳山頂 到着
記念撮影
12:48 大岳山頂 出発
13:26 辰五郎清水
13:47 地獄湯ノ沢
14:22 酸ヶ湯駐車場 到着
天候 | 曇→霧→曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
このルート上には登山ポストは有りませんので、各自それなりの対応をして下さい。 2月を過ぎると、八甲田の山中には主要ツアーコースにはポールが立てられますが、 さすがにこの時期になると、ポールが倒れていたりしていますので、ポールだけを目印にすると少々危険です。 (一応出来る限り立て直して来ましたが・・・また倒れるでしょう) 尚、酸ヶ湯周辺のポールは既に撤去されていました。 大岳山頂から標高で-100mの範囲と地獄湯ノ沢上部は、既に雪が無くなっています。 それ以外は全てマダマダ雪の量は十分あります。 踏み跡やスキーの滑走跡は有るには有りますが、気温の上昇で直ぐに消えると思います。 特に酸ヶ湯の隣の急斜面周辺から大岳避難小屋間は、踏み跡そのものも非常に少なく、ホボ無いと言っても過言では有りません。 こちらのコースはツアーコースが数本有るので、間違ったコースのポールを頼りに進むと 全く思惑と違う方向に進んでしまいますので注意して下さい! (実際に私やりました ^^)ゞ・・・幸い地図とコンパスで間違いに気付きました) 大岳避難小屋周辺は視界が悪いと小屋の発見が困難になりますので、十分注意して下さい! (これも私、気付かず1回通り過ぎて戻りました・・・GPS様々) トイレと駐車場は酸ケ湯温泉の少し上にタップリ有ります 酸ケ湯にも駐車場はありますが、宿泊客等のため停めないようにした方が良いと思います。 |
写真
感想
37登目
2010年14登目
八甲田大岳3登目
※歌詞を十分噛み締めて下さいね!
ちょっとBGMのボリュームが低かったかな ^^)ゞ
今回は、GWで放電しきってしまった「気合い」を、無理矢理急速充電させて登ってしまいました(笑)
前日には車のタイヤ交換とスキー道具の片付けをし、冬季登山を気分的に終了させたのですが・・・
今回の山行目的は、まだ使った事のない軽アイゼンの使用が目的でしたので、
あえて雪の残っている八甲田に出掛けたのですが、予想を遥かに超える雪の量!
場所を選べば今月いっぱい山滑走は十分楽しめそうですね
・・・・・ちょっと複雑な心境。。。(笑)
肝心の軽アイゼンはと言うと、比較的平坦な所では装着すると安心感が違いますね
でも、ちょっと急斜面になると6本爪とは言え、爪先に刃が無いため滑ります
残雪期に使う事を前提とすれば、この程度で十分なのでしょうが・・・
先日の鳥海山では、やはり6本だと無理だったと思います
まさか冬山に登るなんて、思ってもいなかったから6本を買ったんですが・・・
ちきしょ〜、ハンパな物を買ってしまった。。。12本が欲しいぞ〜(笑)
最近の私達には、山に関しての「絶対に無い」は禁句になってきてますからね(大笑い)
※【読図・コンパス】
先日の湯殿山と今回の山行では、実を言うと・・・迷ってます ^^)ゞ
今回のルートを見ればわかると思いますが、酸ケ湯の上部でフラフラ歩きまわってます
これはツアースキー用のポールを過信して、違うコースに続いているポールについて行ったためです
おかしい!と思い引き返しましたが・・・逆に向かってますよね(笑)
最初間違えに気付いた時に地図を見れば良かったんですが、その時は見ませんでした
逆に向かって歩いて行き、何かおかしいと思った時に、ようやく地図とコンパスを出し
必死になって現在位置の特定を試みました
これまで何とか出来そうだと軽く考えていた読図ですが、
地形図の等高線と目視で確認できる地形のにらめっこ・・・
持参した地形図に書き込んでいた磁北線に合わせてのコンパスワーク・・・
頭の中には「遭難」の2文字が渦を巻き・・・超必死(大汗)
自分なりに現在位置を何とか特定させ、逆方向に向かっている事を確認し、
踏み跡も無い雪上の林間を一人で恐怖に怯えながら歩いて行くと・・・
何とか無事に目論見通りのポイントに出る事が出来ました!
自分で自分を褒め称えましたよ(笑)
これからはコマメに地図を確認します ^^)ゞ
※【GPSロガー】
私が最近購入したGPSロガーは「TripMate850」と言う機種で、緯度経度の表示ができます。
これを選んだ決め手は、目視で現在位置の確定が出来ない時の非常手段です。
今回これもさっそく活躍してしまいました ^^)ゞ
ルートを見ると、大岳避難小屋周辺でまたしても不思議な行動をしています
これは霧により視界を失い、地図上では方向の確認しか出来なかったため
避難小屋を通り過ぎてしまった結果です。
おかしい!と気が付いたんですが、視界が悪く現在位置が特定できません・・・
そこで最終兵器のGPSロガー登場!
ロガーで現在位置の緯度経度を確認、持参した地形図には予め緯度経度を印刷してあります
一発で簡単に現在位置を特定できました!
さすが文明の利器!使える所では何でも使おう(笑)
とにかく山に入る時は、それなりの準備が必要な事を痛感した、貴重な山行になりました。
私も愛して(爆)って、言われないようにねっ
さすがの八甲田。すてきに雪がまだありますねっ。
いいなぁ。
でも、雪の中から春がのぞいていますね。
ちょっとコノ曲好きなんです
ちなみに、男以外だったら常時受け付けてます(笑)
雪は予想以上に多かったですね
昨日スキーを片付けたのが悔やまれますよ
避難小屋で、例の日記をアップしてる酸ヶ湯のガイドさんと一緒になったんですが
この調子だと場所を選べば今月いっぱいはイケル!って言ってましたよ
いや〜サスガkomadoriちゃん!
全て見て欲しい所を見てくれてる
花はマダマダですが、春は着実に近づいてきてました
あっ!相談ルームにレス付けられなくてゴメンなさい
どれどれ記録は一時休止で、メインイベントだな!
雪山4つ、全部見ましたが、天気は今一つ?あの期間の秋田山形って微妙な天気でしたね。でも達成感あったのではと思います。八甲田も後半青空が見えてよかったですね。用具選びとかアウター選び、4月まではとても悩みましたし、昨日もアイゼン持って行きました。でもいくらなんでもそろそろ夏用に切り替えだなと思ってたら、この写真とかminoさんの真昼岳とか…やはり北の春はもう少しかな。
天気はですね、鳥海山と月山は天気は良い物の風が強かった
湯殿山と昨日の八甲田はガスガスで上部は冷や汗物でしたね
おかげ様で、読図がソコソコレベルにある事を確認できました(笑)
今の時期の装備は衣類を含めて微妙ですよね
やはり奥羽山脈の背骨地帯はマダマダ冬のようです
ちょっと気持ちの切換が早かったです
「いまはあなたしか愛せない」で「そう、山が大好き」
で終わり。
shunさんもかなり山に惚れこんでいるとみましたが。
私は、岩木山や八甲田の雪がもう少し溶けるまで低山の花めぐりです。
この曲の歌詞が、全て今の私の山に対する気持ちにかぶるんですよ!
去年の今頃は、全然山に登るだなんて思ってもいませんでしたからね
ましてや雪山だなんて、危険極まりない場所だと思ってましたから(笑)
ほんとに去年山に出会っていなかったら、今頃何をしてるのかな?
citrusさんの低山は、私の感覚と違いますからね・・・内容も濃いし
ちょろっとしたトラックがかわいいですね♪
地獄沢とか踏み抜きなかったですか?
昨年、がっつり踏み抜いてずぶ濡れになりましたw
かわいいでしょ?(笑)
実はカナリ恐怖におびえてましたがね
やっぱりアッチのルートは誰もいないし・・・
山はガスで見えないし・・・
遭難記事を見ているヤマレコの皆さんの姿(私が勝手に作った姿)が
脳裏をグルグル回ってましたよ(爆)
今回は結局、小屋の手前で3組のパーティーと会っただけで
歩いてる時は、前後左右に歩いてる人が見えなかったんですよ
酸ケ湯から仙人岱ルートで登り出してる人は、数人いたんだけど
みんな仙人岱で引き返したみたいです
地獄沢・・・私は気を付けたも〜〜〜ん!
抜けてる跡は上部に少しありましたよ
あの流れに落ちるとずぶ濡れだわな〜(笑)
アイゼンを洗ったんだけど、アッと言う間にピカピカでした〜
読図もできない、GPSも持ってない私としては、やっぱり「こわい !! 」
もし自分だったらと思うと、生きた心地がしない。
冬山はもう少し考えた方がよさそうな気が・・・。
正直に言って、私自身生きた心地がしませんでしたよ
人間はあのような場面で一回不安を感じると
自分で自分を精神的に窮地に追い込みますね・・・特に一人の場合
皆が皆そうだとは思いませんが、私は追い込みましたね〜
でも、これも経験だと思いますよ!
一回でもこんな経験をすると、次は違うと思います
今回よりは冷静に、その場に則した対応が出来るような気がしますよ
今回は雪上での事で、通常の夏とは違い自由に歩きまわった結果ですし
極端に人通りが少ないルートに入りこんだ事も原因ですが ^^)ゞ
道迷いは冬だけの事ではないと思います
(私も夏に経験してますし、たしかsirotenguさんも経験してますよね(笑))
山に入ってスグの時なら引き返す事も比較的容易ですが、中盤での事であれば難しいですよね
特に私達みたいな東北のマイナー好きであれば可能性は大きいですよね
そんな時に対応できるように、読図は日々心がけて行けば良いと思います
私も読図経験はマダマダのヒヨッコですよ ^^)ゞ
それでもホンノ数回の経験でココまで来てますからネ!
山を安全に楽しく歩くために、強く皆さんにお伝えしたい事は
是非とも山行の際には地形図・コンパスを持参して
徐々にでも使い方に慣れて行く事が大切だと思います。
地形図はとりあえずヤマレコの「地図プリで印刷」でしょうか
自分の計画ルートと磁北線も印刷できますからナカナカ良いですよ
あと個人的にお勧めなのは Trekking Map Editer と言うフリーソフトです
これは磁北線や緯度経度も印刷できるし、印刷品質も最高です!
検索すると一発ですよ〜
皆で安全で楽しい登山を楽しみましょうね!
まだまだ登ってない山もイッパイあるんだから
遭難記事になるのは勘弁してくれ〜
けどこうやって記録見てると・・・・
もうちょっと雪山滑りに・・・・・(笑)
冗談はさておき、もっともっと読図の経験を増やしながら
山登りしていきましょうね・・・お互いに・・・
あやうく有名人になる所でした ^^)ゞ
湯殿山では二人だったからソコソコ平静を保てたけど
今回は単身だったから来たぞぉ〜
でも、やっぱり経験の積み重ねだね!
全てを打ち明けるとね
「この前も出来た!最悪はロガーと無線が有る!
ツェルトだって有るしスコップも有る!
非常食も有るから 超最悪1泊覚悟〜!
落ち着け!落ち着くんだぁ〜!やれば出来る子だろ(笑)
でも・・・イグルー作り練習しとけばよかった。。。」
と、必死に自分に暗示を掛けて頑張ったのよ(笑)
その結果、幸いにも2回とも成功したんだけど
いや〜〜〜〜〜充実感・達成感ともにパンパンよ!
お互い切磋琢磨して、これからも頑張ろうね〜
よかったですね・・・
実は、家の者には今回の事は一切言ってません
行くな!って言うのが目に見えてるもん
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