天城山縦走
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- GPS
- 07:52
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 870m
- 下り
- 1,272m
コースタイム
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 7:52
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り)天城峠BS⇒修善寺駅(東海バス)、⇒JR/三島駅(伊豆箱根鉄道) |
コース状況/ 危険箇所等 |
距離は多少長いが、随所に案内標識が整備され、全体に起伏が少なく歩きやすいコースと言える。 注意箇所としては、急な登り下りに設けられた階段下の土が流され、えぐれている所がある。 展望にはあまり恵まれないが、万二郎岳と万三郎間稜線上や万三郎岳では木々の枝越しに眺望可能、また八丁池展望台がコース随一の展望ポイントとなる。 トイレは天城縦走登山口バス停付近駐車場内、八丁池展望台入口、旧天城トンネル入口園地にある。 |
写真
感想
伊豆の山、百名山の天城山に出かけた。
サクラやツツジなど例年より早い開花便りがあってアマギシャクナゲもと思っていたが、やはり少し早かったようだ。でもシーズン前で静かな山歩きを楽しめたのではないだろうか。
さて、東京発朝6時半の新幹線で登山口到着は9時前。台風一過で好天だが少々風が強い。しかし樹林帯の中を行くので風は気にならない。1時間余で万二郎岳へ。頂上では風がまともに吹き付ける、展望もないので昼食の下ごしらえだけして先を急ぐ。
頂上下の岩場あたりで枝越しに富士山が顔をのぞかせている。そのうちに風も下火になり、開けた所から大室山や南側、相模湾が望めるのがうれしい。
稜線の新緑の中のトウゴクミツバツツジの紫が鮮やかだ、馬の背付近からのアセビのトンネルが続くが花は終わっている。
石楠立からのシャクナゲの群生地はまだこれからの感じだが、ここではアセビの白い花が残っていた。
また万三郎岳にかかるころにシャクナゲの蕾がちらほらと見られ一安心の気分になる。
直登を登ると伊豆の最高峰、万三郎岳に着く。ベンチがあり、ここで昼食をとる。
南側の展望が開け、相模湾が光っている、また木立の間から富士山が顔を覗かせている。
万三郎岳から西は広大なブナの森を歩くことになる。
小岳を越えたところで縦走路をわずかに外れてヘビブナへ向かう。見れば見るほど、どうしてこんな形になったのかと思ってしまう。
縦走路に戻り先を急ぐ。八丁池まで大きなブナ、ブナ、ブナ、時折ヒメシャラも。でも同じような景色で少々倦怠感も。そのためか八丁池を見るとホッとし、静かな池畔の石段で小休止する。
八丁池の周りを登って行くと新緑の中のアセビの紅葉が印象的だ。
トイレの横から縦走路を外れて展望台に向かう。立派な鉄製の展望台に登ると八丁池の回りに緑のグラディエーション豊かな森が広がっているのが見て取れる。いつもの山の展望とはひと味違った景観が素晴らしい。
そのあとは下山ムード、バスの時間を気にしてまだまだ続くブナの森を天城峠まで、そしてここから下りにかかり旧天城トンネルから天城峠バス停まで下った。
時はもう夕方5時、一日かけて広大なブナの森を歩いた充実した山行だった。
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