天城山縦走(縦走登山口から)
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- GPS
- 05:18
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 969m
- 下り
- 1,440m
コースタイム
- 山行
- 4:49
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 5:18
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
🚄07:13 熱海駅 着 🚋07:23 熱海駅 伊東線(伊東行) 🚋07:49 伊東駅 着 🚌07:55 伊東駅バス停 天城東急リゾートシャトルバス 🚌08:50 天城縦走登山口 着 登山 🚌14:16 二階滝バス停(修善寺行) 🚌14:32 浄蓮の滝 着 浄蓮の滝見学 🚌15:07 浄蓮の滝バス停(修善寺行) 🚌15:42 修善寺 着 ※修善寺駅手前が渋滞し時刻表通りに到着しなかった 🚋16:05 修善寺駅 伊豆箱根鉄道駿豆線(三島行) ※現金のみ 🚋16:40 三島着 🚄16:54 三島駅 新幹線 こだま732号 🚄17:48 東京駅 着 |
写真
感想
東京での用事にかこつけて東京から日帰りが出来る百名山、天城山へ行ってきた。
天城山も八甲田や蔵王同様、天城山という名前の山はなく最高峰の万三郎岳を登頂することで天城山登頂ということになるようだ。
普段は車で移動して山歩きしているのでピストンや周回ばかりであるが、この日は公共交通機関利用なのでロングコースの縦走が可能となった。トッピングとして「天城越え」の歌詞に出て来る場所巡りも追加し少しでも楽しんでやろうというのが今回の目的である。
深夜バス、新幹線、在来線、バスとほぼ半日乗り継ぎ登山口に到着する。途中、バスの車窓から見えていた山には雲が掛かっていたので覚悟はしていたがやはりガスっていた。まぁ梅雨が近い時期であるだけに雨が降っていないだけでもありがたいところではある。
登山道は至る所が苔だらけで実に趣がある。緑の世界でヒメシャラの光沢ある樹皮がなんとも相対的で目を惹いた。至る所にコース外を歩かないでくださいとの看板があり、それがあるということはコース外を歩く人が居るわけで、元の道が荒れ段差が大きくなったりで歩き憎くなると別の場所を歩くようになり、結果あちこちに道ができているようだ。歩き憎くても極力正規のコースを歩くように努めていたのだがいつの間にかコースから外れてしまうことがままあった。
アマギシャクナゲも事前の情報では既に咲いていないようであったし、その他目ぼしい花も咲いておらずおまけに景色は期待できずであまり足を止めて眺めるものもなかったので黙々と進み万三郎岳に到着した。そこは木々に囲まれ眺望のある場所ではなかったが、まずは目的のひとつである山頂登頂達成ということで満足した。
縦走コースへと直進し、お次はトッピングの回収に向かう。縦走路はシャクナゲコースの周回路と違って道は荒れておらずブナ林と苔の景色が今まで以上に雰囲気良く、とても気持ちが良かった。苔をモフったりヒメシャラの木を触ったりしながらも縦走路をどんどん進む。距離こそ長いがほぼ下り道なので疲労感は少なく歩けたが予定していたコースタイムから遅れ始めていたためバスの時間が気がかりで少々速足で歩いた。
八丁池に到着したが曇天のせいか感動はいまひとつ。久しぶりに樹林帯から空の下に出られたのも束の間直ぐに樹林帯に逆戻りし水生地へ向け下っていく。途中、左手からの沢音を聞きながら歩いていくと2番の歌詞に出て来る「ワサビ沢」を発見、まずは1つゲットだ。
水生地をもう少しゆっくり見学したいことではあったが如何せんバスに遅れそうだったので急いで先に進む。次は3番の歌詞にでてくる「天城隧道」に到着。流石は重要文化財だけあって歴史の重厚さを感じさせるトンネルだった。天城隧道は徒歩はもちろん車両も通行できるらしくトンネル内を歩いていたら向こうからバイクがやってきた。10m置き位にLED電球が点いているので真っ暗ではないができれば車とはすれ違いたくないものである。
天城隧道を通り抜け少し歩くとこちらも2番に出て来る「寒天橋」だ。目立った橋ではないのでここにあると知らなければ気付かず通り過ぎてしまいそうだ。歌詞にはでてこないが二階滝を探しながら歩いていたが二階滝駐車場まで来て見過ごしてきたことに気が付いた。完全に調査不足である。最初は戻ろうかとも思ったのだがその前にバスの出発時刻を確認しようとバス停の前に着いた瞬間に当初乗車しようと予定していたバスより1本早いバスが丁度到着しドアが開いてしまった。どうやら焦り過ぎて早く移動しすぎてしまったようだ。空気的に乗車しないわけにも行かず二階滝は諦めることにした。バスに揺られること15分程で一旦下車し1番の歌詞「浄蓮の滝」をわさびアイスを食べながら見学した。上からでも一応眺められるようになってはいたが全然迫力が違うので是非とも階段を降りて見学することをお勧めしたい。
あわよくば富士山が見られたら良いなとも思ってはいたが残念ながらそれは叶わなかった。しかしガスの中、幻想的な雰囲気の樹林帯歩きや終盤怒涛の天城越え巡り、普段あまり機会のない乗り物の乗り継ぎなど中々に充実した楽しい山行であった。
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