【奥美濃】冠山スキー行 in 坊主尾根
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 967m
- 下り
- 967m
コースタイム
天候 | 雪のち曇り,午後3時ごろから晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・ 尾根の下部から積雪はしっかりあり,駐車スペースから直接スキーを履いて尾根に取りつける。沈み込みはスキーでブーツ程度で,大雪後にしては大したことがない。冠山トンネル南口に下りている支尾根〜坊主尾根(シタ谷左岸尾根)主脈はスキーでの登行に特に支障なし。マーキングが埋まり始めているので,尾根の分岐(分かりにくいところが2箇所あり)では十分読図が必要。 ・ 越美国境稜線から冠山までの区間は,冠山手前の南側に岩記号の記されている箇所がやや痩せており,雪庇が発達している。ワカンorスノーシューなら問題ないが,スキーの場合は尾根通しの通過が難しい。行きはシートラ&ツボ足で通過したが,帰りは雪庇と逆側の北斜面をスキーでトラバースして通過した。北斜面もなかなかの急斜面であり要注意。(ただ,この箇所,2年前にも通過したはずだが全く記憶がない。今回は視界不良のせいで実際よりも悪く感じただけかもしれない。その場合はすみません…) ・ 冠山は,スキーなので北側斜面の直登は避け,西側へトラバースののち,北西尾根に登り上げて頂上に至った。トラバースは急斜面なので滑落や雪崩注意。北西尾根上もかなり狭く南壁側に雪庇が張り出しているので注意。 ・ 坊主尾根上部のCa1220mピークからシールを剥がし滑降。尾根上部は尾根細め&ヤブ濃いめのためまともに滑れないが,1100mくらいから断続的に良い斜面が現れ,ブナのツリーランを楽しめる。車の目の前まで滑り込めるのが好ポイント。ただし全体的にヤブっぽさは否めないので,あまり過度な期待はしないでください。あと1〜2回大雪が降るともっと灌木が埋まってもう少し快適になるかも。 |
写真
装備
備考 | スキー使用。アイゼン・ピッケルは現在のところ不要だが,それなりに急斜面もあるので,雪の硬い残雪期は持っていたほうが無難。 |
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感想
冠山峠道路開通で,新雪が豊富な時期にも徳山ダム周辺へのアクセスが容易になったので,徳山のお山をスキーで歩いたり,滑ったりしたいなぁ,と思っていた。
ヤブが多いこの山域のこと,本当は谷でいくつか候補を作っていたのだが,さすがにこの大雪のあとでは雪崩のリスクが大きすぎる。ということで,坊主尾根(シタ谷左岸尾根)と冠山トンネルに降りる支尾根を滑ってみることにした。この尾根は下り一方で,斜度も結構あるし,極端に狭い箇所もないので,もしかしたらスキー向きなのではないだろうか。ヤブの状態は気になるが,大雪のおかげで大半埋まっているのでは。そう期待して,見違えるほど雪深くなった冠山トンネルの南口に車を停めた。
数日間の大雪が続いた直後ということで,いつぞやの猿ヶ馬場山のときのように,スキーでも腰ラッセルであえなく敗退,ということも覚悟していたのだが,なぜかラッセルはそれほどでもなくて助かった。シールも良く効いて,リズミカルなキックターンで調子よく登っていく。冠山のすぐ手前のプチ痩せ尾根では一時スキーを脱がされたが(帰りはトラバースでスキーのままクリアできた),冠山にも首尾よくご挨拶できた。期待に反してガスが取れず,厳冬期の美しい冠山の雄姿を再び眺められなかったのは残念だったが…。
そしてお楽しみの坊主尾根滑降は,思ったとおりいくつか良いブナの斜面があり,パウダーと呼ぶにはいささか重すぎる雪質だったが,それでも束の間の浮遊感のあるツリーランを楽しめた。当然のことながら灌木のヤブは濃いものがあり,先週の大雪をもってしてもまだ埋まり切っておらず,特に尾根の上部は苦労したが,藪山滑降に心臓を捧げた紳士淑女の皆様であれば何ら痛痒を感じない(むしろ痛みがいつしか快楽に変わる?)と信ずるものであります。最後の斜面を滑り降りたところがちょうど車の目の前,というのも良い。野谷荘司山ばりのドアツードア。あと,今回は視界が悪かったので敬遠したが,雪の状態がよければ,冠山頂上から北斜面を滑り降りてもきっと楽しいと思う。
坊主尾根(冠ヶ峠道)といえば,「おまわり」の僧侶がはるばる越前鯖江から徳山村まで通った歴史の道。そのような奥美濃・徳山のクラシック尾根を,(今回辿ったのはその一部区間だけとはいえ)新雪たっぷりな時期にスキーで味わえるというのは,心にじんわり沁みるものがある。うまくんさんにもお会いできたし,良い一日になりました。
コメント
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ありがとうございました!
終始、2対2の合コンのようでした(笑)
ひえー💦 相当ばたばたしたシュプールでお恥ずかしい限りです…。早く雪が降って隠れないかな笑
真冬の冠山はやっぱり良いですね〜
追伸
わお、ブラックさんとレイさんもご一緒されてたんですね! 豪華なパーティーですね〜。晴れた厳冬の冠山、うらやましいです。
あの天候で行かれたhillwandererさんとUMAさんは凄い凄い、を連発されていました
僕もそう思います
上でガスったら、尾根が丸くて白いぶん、なかなか難しいですね〜
あの稜線はけっこう樹林があるので、ガスってても割と歩けてしまうんですよね〜。もし無木立の雪稜だったら、完全なホワイトアウトで早々におうちに帰っていたと思います😅
しかし、晴れると別世界ですね。また晴れた日に越美国境を歩いてみたいな〜
あの天気の中元気づけられました。
hillwandererさんと分かるや否やスゴイ山行する人が目の前にいる!と感動してしまいました。
もうちょっとお話してみたかったですが、寒かったので早々と失礼しました。
こちらこそ、ありがとうございました!
いえいえ、私はしがない藪山徘徊者でございますよ。うまくんさんこそ、あの視界の中で冠山の急な北斜面をガンガン降って行かれたので、すごいな〜と思いました。
また山でお会いしましたら、よろしくお願いいたします!
まさかまさかもんりさんとお会いできるとは、、、 このミラクルバッタリのお陰で私とreiさんも雪の冠山に行くことができました。hillwandererさんとUMA君さんのトレースがあると思っていましたが、2日経ってもんりさんにトレース作っていただいてもズルズル滑って大変なところも。。。
それなのに大雪降りたてで登頂されたんですもんね、、、(お天気も悪いのにー)
私もシタ谷の路肩に通い詰めてたらいつかお会いできるでしょうか!?
気になるピークもやっぱり気になるのでいつか行きたいと思います。
しかし雪が降ってくれないと全然根雪にならないですね、、、
冠山、行かれたんですね! 記録も拝見しました。もんりさんとばったりはびっくりですね〜(私もうまくんさんとばったりでびっくりしましたが笑)。テルくんがかわいすぎる…。
私が2日前に残念ながら見られなかった風景の数々、うらやましく拝見しました。やっぱり晴天の越美国境は天国ですね〜。
この冬は塚Pと冠山トンネル南口Pでの出没率は異様に高いと思います笑 本当は山手Pや櫨原など各望郷広場も除雪が入るとめちゃ嬉しいのですが…
気になるピーク、気になりますよね〜。数回の大雪を経てどんな姿になってるか、またまた気になってます。
これまでなかなか入れなかった厳冬のこのエリア、もう少し楽しみたいですね。
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