比良山/武奈ヶ岳@雪の造形美にほれぼれ
- GPS
- 06:30
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,129m
- 下り
- 1,120m
コースタイム
- 山行
- 5:35
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 6:23
天候 | くもりのち一時雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
週末は土日のどちらか一日3週間ぶりに休みが取れそう。雪も降ったので比良に行かなくては。以前は冬のシーズンいつ登っても雪と戯れられたが、近年はそういうわけにいかない。冬に忙しいわたしにとっては気象条件と休暇を合わせるのが年々難しくなってきている。体調は良くないけれど今シーズンはもしかしたらこの週末しかないのではないかと思うと、行かずにはいられない。
冬用タイヤは履いていないので土曜日はイン谷口まで車で行けるかどうかわからないというわけで日曜日に。それでも時間が早ければ凍っていてスリップするのではないかとやや遅れて出発。その予想がピッタリ、イン谷口手前の駐車スペース残り2台に滑り込み。
さて、いつものことだけれど、どこを登ろうかと思案。今はちょっと体力に自信がないので、まずはノーマルにいこうと金糞峠方面に。正面谷駐車場で早くもチェーンスパイク装着。上着も脱ぎ肌着と薄手の長袖シャツに。
寒がりでここ数年は特に寒さに弱くなったなぁと実感するのだが、体を動かすとすぐ暑くなる。何故か山では寒さはあまり気にならない。
でも指先は冷える。12月初旬から既にシモヤケができて、足指のひどいところは紫色になり痛む。歩くのが苦痛かなと心配していたがどうやら大丈夫そう。
さらに五十肩でザックを背負う時に一苦労するわ、8年前の肘の骨折跡がこの冬は痛み出すわ、持病の手首より先の関節痛もあるわ。ボロボロですが山には登りたい。
隠れ滝に寄り道ご挨拶。雪はまだ解け出していないようで水量は少ない。
第一ルンゼは多くの人が入っていそう。しっかりとした踏み固められたルートができている。金糞滝へのご挨拶は帰りにしようと通過。堰堤のツララも帰りに。
金糞峠直下では一時青空が覗くがまたすぐに雲に覆われる。日射がない影響もあって雪は程よく締まっている。樹上の積雪の落下もなさそう。午後は一時雨という天気予報なので、本降りにならない限り、下りもシャーベット雪に悩まされることはなさそう。
金糞峠からの眺望はイマイチ。風は弱い。武奈ヶ岳方面はガスに閉ざされている。
ヨキトウゲ谷から中峠経由でコヤマノ岳に行こうと思う。ところが、上林新道との分岐から先の谷筋はノントレース。ワカンは持ってきているが中峠までは雪深く、ちょっときょうのわたしには体力的にキツいかも。
どこかでワカンを履きたいので武奈ヶ岳北稜か東稜にしようと思い、ここは上林新道経由でコヤマノ岳に行くことにする。
上林新道も上部のスギには新雪がいっぱい積もって重そう。重みでしなっている枝もある。風もほとんどなく日差しもないので吹き飛ばされもしないし解けもしない。もうしばらく辛抱してください。
スギがなくなるといよいよブナ林。霧氷がどの木にもできている。あまり発達はしていないもののコヤマノ岳山頂付近ではあたり一面白銀の世界。青空なく青と白の美しいコントラストは見られなかったもののモノトーンの世界も幻想的で素晴らしい。
武奈ヶ岳への最後の登りにかかると山頂方面からすう〜っと灰色のガスが降りてきた。視界が閉ざされ、山頂では20〜30m先が見えない。
風なく寒くはないが眺望は皆無なので居ていても仕方がない。
北稜の雪庇を見てみたかったが、この濃いガスでは楽しさは半減。体力面の心配もあって急にテンション下がってしまう。
まずは八雲ヶ原まで下りて昼飯としよう。再び霧氷のブナ林を通って旧ゲレンデを下って八雲ヶ原へ。大勢の人が休んでいる。
きょうはステンレスボトルに熱湯を入れ保温剤で幾重にも包んできたが、昼飯時間が遅くなったこともあって、随分と冷めてしまっていた。カップラーメンに注ぎ倍の時間をおいたが完全に麺は解れず。ガスコンロ持ってくればいいんですけど、何分に邪魔くさがり極まりないのでダメですね。まあ極度の猫舌でもあるのでいいのですけど。
さて北稜に行かなかったので十分に時間はある。奥の深谷のモコモコ渓谷をゆっくり写真に収めつつ金糞峠へと向かう。
この間誰にも会わず。イン谷口にたくさんの車が止まっていたことを思うと、道中たくさんに人とすれ違うかなと思っていたが、登りの正面谷で2人、その後コヤマノ岳までは誰にも会わず、武奈ヶ岳山頂や八雲ヶ原は別としても、奥の深谷でも誰にも会わず。みなさんどんなルートを辿っているのだろうか。
金糞峠からは、登りに通過した堰堤のツララ群に寄り道し、さらに金糞滝にもご挨拶して下ってゆく。
行き慣れたエリアなのに、エイチび〜さんのレコを見て新しい発見(というほどでもないけど??)がありました。
ノーマルでイン谷口手前まで行けてよかったですね。先日kol-yosiokaさんのレコを見て湖西道路下も雪がいっぱいで高架下に止めないと駄目状態に近いな〜って思っていたんですよ。あの辺りは駐禁で捕まった登山者もおられるよう。
トップの写真の駐車場って前からありました? 気がつかなかったです。Googleで見てみたら「P」マークもついていますね。いままでイン谷口で駐車には困ったことが無いのでチェックしてなかったみたいです。
コヤマノ岳の南尾根ルートは「上林新道」って言うんですか? これも知らなかったです。
眺望は無かったルートですが積雪期には助かるルートかと。以前の地理院地形図には登山道明記が無くて自分で追記していたのですが、いつの間にかルートが表記されてる〜
積雪期にヨキトウゲ谷で中峠へ行こうと考えられてたんですか? 残雪期近くに通ったことがありますが、エライ苦労した記憶があります。冠雪だと登りやすいのかな?? でもラッセルするのは、このロングルートでは後半が大変そうですね。
堰堤のツララって面白いですね。2段のカットはエレクトーンが頭に浮かびましたけど下段は白鍵ばっかりだな…
それにしても積雪期のこのルートはロングですよね。健脚でございます。お疲れさまでした。
比良は以前なら冬季にはいつ行っても雪があったのですが、近年は本当に少なくなったと感じますね。
ずっとノーマルタイヤなので冬季は電車で行くことが多かったのですが最近は車で行けるようになりました。
イン谷口の橋の手前には7台程度置けるスペースがあります。手前数台は大丈夫なのですが橋寄りの数台はアスファルトとの段差があるので、底は擦らないものの積雪時は出る時にスタックしてしまいます。
上林新道は上林さんが整備された新道っていう認識です(違ってたらごめんなさい)。登ってすぐの峠状のところは上林四辻とも呼ばれているみたいですよ。
ヨキトウゲ谷は狭いところもあって川にはまると抜け出しにくいのでルート選択に気を遣います。
最上の堰堤のツララは結構暖かい日でもあまり解けずに残っているんです。
脚はもうちょっと頑張れそうですが、腕がへたってきているのでこの先難ルートは控えておいた方が良さそうかなと思っています。
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