240203の(1) まるで鋸の刃渡 笹郷山、三郡山、請雨山、安房高山 細かいアップダウンが太ももに来る
- GPS
- 05:26
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 712m
- 下り
- 710m
コースタイム
天候 | 晴れ、早朝風強い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 松屋木更津店 次の記録に続く |
写真
感想
このコース、「房州低名山」や「県別リスト千葉県の山」に取り組むならば避けて通れないコースである。それは、小刻みなアップダウンを繰り返し、ロープば多く、巻道が崩れかかっている場所もあるという。かつてこのコースを行ったことがあるというtanamariさんやanoyama−getさんに聞いても、結構きついコースだという話であった。
もちろん、ヤマレコの中にある記録を読んでも、「キツくて難しいコースなんだなあ」という印象は離れなかったが、この冬のうちに行っておかなければ先に進むことができないという思いもあり、本日決行することとなった。
金曜日には道の駅「保田小学校」で車中泊を住まえて現地入り、実はその前に木更津の松屋で朝食をとっている。このコースに挑むにはしっかりと腹にエネルギーをためておかねばならぬ。かくして、6時台に駐車場を出発した。出発してから気づいたが、水分を500mlしか持っていない。駐車場の近くの自動販売機で買っておけばよかったと思ったが後の祭り・・・結局その500mlにも手を付けることはなかったのである。
一度川まで下り、そこからまた登り始める。体がまだ温まらないため、息がすぐに上がる、一番大変な時間帯だ。10呼吸を入れながら登り、40分程度で最初のピークにたどり着く。ここで298mなので、ここから先はずっと、250m〜350mの間で細かいアップダウンを繰り返していくことになる。
とりあえず笹郷山までのピストンを入れる。この尾根は先は高宕山まで繋がっているという。高宕山は関東百名山にも選ばれている山ですでに登ったことはある。いくつかのピークの巻き道を歩いたり、岩尾根の上を歩いたりして徐々に近づいていく。最後の急登りを登れば到着、三角点を撮影する。この時点で1.8kmしか歩いていないのに1時間40分経っている。このコース、11.5kmと想定しているが、一体どのくらいの時間がかかるのだろうか。そして、高宕山と言えば猿というイメージがあるのだが、隣の山であるここで猿の姿や鳴き声はなかった。
次の目的地は三郡山、この尾根の終点にある。そして、ここからの尾根がまたいやらしいのだ。アップダウンを繰り返し、ロープ場多数、細尾根多数、本日は風がそんなになく、乾いていたので安心して通ることができたが、濡れていたり凍っていたり、風が強かったら・・・。
そして、ピークを通るか巻き道を通るかでも悩む、数か所、巻き道っぽい踏み跡を進み途中で道がなくなり戻ってきた。ピークから数方面に踏み跡があり、進んだ方で踏み跡が消えたのでGPSで確認し復帰したこともあった。GPS必須、道がなくなったら迷ったと思いGPSを確認する。その慎重さが必要なコースだった。
10時三郡山と想定していたが、想定より早く到着した。休憩はとらず、先を急ぐ。
赤テープに導かれるように林道に出る。軽トラかバイクでないと走れなさそうな林道、GPSを見ながら歩く。次の目標の請雨山に向かっているのだ。V字状に折り返して登っていく、そこは崩れやすい斜面でした。足を置けば崩れ、手で触れば崩れる斜面、これを横断して登って行かねばなりません。上へ上へ登るのですが、その瞬間はやってきました。両足の土砂が崩れ腹ばいになって滑落、途中でひっくり帰り両かかとに力を入れて止まりました。10mほどでしょうか。ケガはなく、下ったところにはお助けロープがあり、それをたどって斜面の向こうにたどりつきました。
そして、ヤマレコマップ上の「請雨山」に向かってアタックします。山頂を示している所には石でできたポールのようなものがあるだけでした。まあ、携帯電話のヤマレコマップではここが山頂という表示になっているからと信じ、下っていきました。
レコにしてから、違う場所が「請雨山」として登録されていました。私の記録には「近くまではたどり着いているので」山頂マークがついています。それにしても、WEB版ヤマレコとヤマレコマップで山頂の位置が違うとか、初めての経験でした。まあ、とりあえずはそのままにしておきたいと思います。
林道に戻り、最後の山「安房高山」への道にとりつきます。ここも、表示を見つけられなくて行き過ぎてしまいました。戻って尾根にとりつきまして20分弱で山頂、364mは本日の最高峰になります。そして、国道方面に下っていきます。林道登山口で本日初めてのアベックハイカーに出会いました。そう、本日のほとんどをだれにも会わないで一人で戦っていたわけです。
あとは、鼻歌交じりの下り道、もうレッドカーペット、凱旋道のようです。そして、このころもう筋肉痛が出始めていました。ああ、恐るべしコースです。しかし、千葉屈指の名コースということもできると思います。
「俺はやったぜ、俺はやったぜ!!」そう思いながら車に積んであるズボンとトレーナーを新しくしました。滑落の時に埃だらけになっていたのです。
車を少々走らせ、セブンイレブンで補給。もう足ががくがく言っているのでほんのちょこっと歩いて一座稼ぐことにし、山頂近くの駐車スペースに向かったのです。
移動で聞いたクラシック
・幻想交響曲 デュトワ モントリオール
・組曲「ハーリ・ヤーノシュ」 カラヤン ベルリン
・アルプス交響曲 アラン・ギルバート 北ドイツ放響
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